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赤ちゃんの誤飲・応急処置と対処

赤ちゃんの誤飲の応急処置と受診目安&誤飲しやすいもの

赤ちゃんの誤飲は本当にいつでも起こり得ることです!赤ちゃんは好奇心旺盛なので、何でも口に入れてしまいます。特にハイハイやつかまり立ちができるようになると、行動範囲も広がり、危険度はアップ。赤ちゃんが誤飲しやすいモノともし飲んでしまったときの応急処置、受診目安を説明します。

赤ちゃんの誤飲の応急処置と受診目安&誤飲しやすいもの

誤飲したときは早急な手当てが必要!誤飲物別応急処置

どんなに気をつけていても予期せぬ事故が起こることはあります。そんな時に運命を左右するのは、適切な処置。そして適切な処置をするためには予備知識が必要です。

誤飲してしまったときは、どのように対処すべきか。赤ちゃんが誤飲したことに気付いてから、すぐに実施できる、家庭でもできる処置を知っておきましょう。

すぐに受診?応急処置をしてから受診?誤飲物別受診の目安

毒性の強いものや危険物を飲み込んだときは、誤飲したものによって応急処置をするかしないかが決まります。

溶ける可能性があるものは、水を大量に飲ませて吐かせる

誤飲しぐったりしている赤ちゃん

口内あるいは体内でとける可能性があるものは、水を大量に飲ませてから吐かせ、毒性を薄めましょう。水を大量に飲ませても吐かないときはそのままで、きちんと吐けたときは吐いてから、病院を受診して専門的な処置を受けるようにします。慌てずに、医師に誤飲したものと応急処置の内容について説明しましょう。

・乾燥剤
・防虫剤
・医薬品
・化粧品

タバコは何も飲ませず、喉に手を入れて吐かせる

毒性の強いものを誤飲したときは、いつでも大量の水を飲ませて吐かせれば良いというわけではありません。例えば、タバコや灰、灰皿の水などを飲み込んでしまったときに水を飲ませると、胃酸の分泌が弱まってしまい、結果的にニコチンの吸収が高くなってしまいます。

タバコや灰、灰皿の水を赤ちゃんが飲み込んでしまったときは、喉に手を入れて吐かせ、すぐに病院に連れて行って適切な処置を受けるようにしましょう。飲み込んだタバコ等の量にもよりますが、上手に吐けない場合は、顔色が黒ずんできたり、ぐったりとした様子を見せたりすることもあります。

・タバコやタバコの灰
・灰皿の水

気道や食道を傷つける可能性があるものは吐かせない

夏のプールで水を飲んでしまった赤ちゃん

先がとがったものや固形物は、吐かせようとせずにすぐに病院に連れて行きましょう。無理に吐かせようとすると、気道や喉を傷つけてしまいます。

また、ボタンや硬貨などは消化されませんので、上手に胃や腸に流れて、便と一緒に排泄される可能性が高いです。しかしながら、喉や気道にひっかかってしまう可能性もありますので、病院を受診し、検査を受けましょう。

ボタン型の電池は、食道内にひっかかってしまうと、金属部分が溶けて炎症を起こす可能性があります。
赤ちゃんが痛みを感じていないときも、必ず病院を受診し、検査を受けるようにしましょう。水を飲ませてしまうと奥に入り込んでしまい処置が難しくなることがありますので、何も飲ませたり吐かせたりしないで、そのままの状態で病院に行くようにしてください。

・画鋲やピアス、針、ピンなどとがっている部分があるもの
・ボタン型電池
・ガソリンや灯油

置き方に工夫しよう!赤ちゃんが誤飲しやすいものリスト

赤ちゃんがハイハイするようになると、行動範囲が一気に広がります。赤ちゃんは好奇心旺盛ですので、とんでもないものを誤飲してしまうことも少なくありません。そのため、赤ちゃんのハイハイが始まるころは、特に、誤飲しそうなものを置かないような注意が必要です。赤ちゃんが誤飲しやすい物はどんなものなのか具体的に見ていきましょう。

防虫剤

おうちのノートに夢中な赤ちゃん

床置き型の防虫剤や衣装箪笥に入れる防虫剤は、ハイハイする赤ちゃんにとっては興味の対象となりますよね。置かないのが最善ですが、どうしても置く必要があるときは、赤ちゃんの手に届かない場所か赤ちゃんの口に入らない大きさのものを選ぶようにしましょう。

乾燥剤

お菓子などに入っている乾燥剤も、赤ちゃんにとっては気になるものです。大抵の乾燥剤が、赤ちゃんの口に入るサイズとなっていますので、取り扱いには注意が必要です。お菓子や海苔などの袋を開けるときは、乾燥剤をきちんと処分したか必ず確認するようにしましょう。

シャンプーやリンス、石鹸

赤ちゃんはどこでもハイハイして進んで行きます。お風呂場に入って、シャンプーやリンス、石鹸などを口に入れたり、洗面所等の買い置きの品物を誤飲する可能性もあります。固形物の場合は苦しそうにすると誤飲したことに気付けますが、液体の場合は飲んだかどうか、どの程度飲んだのかが分かりにくいです。「もしかして飲んだ!?」と心配しなくて済むように、赤ちゃんの手が届かないところに管理しましょう。

タバコや灰

赤ちゃんが誤飲すると危険なタバコ

うっかりローテーブルに置き忘れたタバコを赤ちゃんが口にいれたり、灰皿の吸い殻をなめたり、灰皿に入れた水を飲んでしまったりしたらたいへんです。すべての誤飲に気をつける必要がありますが、タバコは1本で乳幼児の致死量に相当するぐらい毒性が高いにもかかわらず、大人はポケット等に入れて持ち運んでいるため、「ついうっかり」が起こりやすいのです。

赤ちゃんがいるときはタバコを吸わないのが鉄則ですが、どうしても吸う場合は、ベランダなど赤ちゃんが出歩かない場所に制限して吸うようにしてください。

指輪などのアクセサリー

指輪やイヤリングなどの小さくてきらきらしたものは、赤ちゃんの興味を充分に引きつけます。アクセサリーケースにしっかりとしまっておくこと、ケースは鍵がかかるようにしておくこと、床に落とした場合はすぐに拾い、他に失くしたものがないか確認してください。

硬貨やボタン型の電池、ボタン

硬貨やボタン型電池は小さく、大人の目からは見落としがち。洋服などについているボタンも、気付かない間に落ちて、赤ちゃんが口に入れてしまうかもしれません。テーブルの下や棚と棚の間に落ちてないか注意しましょう。赤ちゃんの手が届く棚などにボタン電池の入ったデジタル機器がないかも確認してください。赤ちゃんが一生懸命いじっているうちに、ふたが外れてしまう可能性もあります。

何か落としたときは、すぐに探して収納することが基本です。また、床にはあまりものを置かず、掃除がしやすい環境を整えましょう。

ほこり

外で砂遊びをする兄弟

毎日、きちんと掃除をしても出てくるほこり。リビングの床や部屋につながる廊下などはほこりがないように掃除ができても、ベッドの下やテレビ・パソコンの裏、玄関などに、ほこりが残っていることも少なくありません。ほこりはほこり同士が固まって、大きなほこりになる習性があります。また、固まる際にバイ菌なども吸着してしまいます。ほこりの球を赤ちゃんが口に入れる…なんてことにならないように、きちんと隅々まで掃除をしておきましょうね。

画鋲やシャーペンの芯などの先のとがったもの

画鋲やピン、シャーペンの芯、針などの先のとがったものも、赤ちゃんが誤飲してしまいやすいものです。そのまま気管を通ることもありますが、喉や口内を傷つけてしまうこともありますので、慌てずに様子を確認するようにしましょう。
誤飲だけでなく、こうした先端のとがったものはハイハイやつかまり立ち、寝返りで赤ちゃんに刺さる危険もあります。床がきれいに見える状態にしておくことを心がけ、画鋲はできるだけ赤ちゃんのいるスペースでは使わないようにしましょう。壁紙を傷めずポスターなどを貼れるテープが100均にも売っているはずです。

油や除光液、シンナー

シンナーなどの薬品類、除光液、食用以外の油やガソリンなどは非常に毒性が高いものです。赤ちゃんにとってはまったく無用なものですし、大人にとっても使用頻度は低いでしょうから、赤ちゃんが入れない部屋や手が届かない場所、鍵付きの棚などに厳重に管理しましょう。

化粧品

小さな赤ちゃんが誤飲する可能性がある化粧品

赤ちゃんが大人の行動に興味を持つのは自然なこと。特に毎朝ママが行っているスキンケアやお化粧には興味津々です。
化粧水や乳液、クリームなどの液体、鮮やかな色が興味をひく口紅やチークなどの固形物を口にすることは十分考えられます。鏡台の上に赤ちゃんの手が届くときは、口に入れて良いものと悪いものの違いが分かるまで、化粧品を別の場所に保管した方がよさそうです。

医薬品

錠剤の内服薬やチューブに入った外用薬なども、赤ちゃんが口にしやすいものとなります。サプリメントや磁気タイプの湿布剤も、赤ちゃんが誤飲しやすいものです。床に落としたりしないように、適切に管理するようにしてくださいね。

紙、ティッシュペーパー

チラシや新聞紙などの切れ端やティッシュペーパーは赤ちゃんが誤飲しやすいものです。紙は毒性や危険性は低く、切れ端程度ならうんちとして出てくるでしょう。ティッシュペーパーは少量の場合、口の中で溶けてしまいますので、食べたことにすら気が付かないかもしれません。

しかし、紙を丸めたものを食べた場合は、喉に詰まる危険もあります。赤ちゃんが紙を食べているのを見つけた時は、そっと近づいて指で取り出してあげてください。大きな声をあげると赤ちゃんが驚き、気管に入ってしまい危険です。

輪ゴム、紐

赤ちゃんの誤飲に注意したいカラフルな輪ゴム

輪ゴムも、赤ちゃんの好奇心を刺激する触感・食感のようです。くちゃくちゃと噛んでいるつもりが、いつの間にか飲み込んでしまったというケースが多発しています。また、紐も赤ちゃんが咥えるうちに飲み込んでしまいやすいので要注意。輪ゴムや紐が床に落ちていないように、また、赤ちゃんの手が届くところに置かないように気をつけましょう。

赤ちゃんの誤飲対策、誤飲しにくい環境づくり

食べてもそこまで心配のいらないものもありますが、やはり赤ちゃんが誤飲しない環境を作るのが最善策であり大前提。どうすれば赤ちゃんが誤飲しにくい環境を作ることができるのでしょうか。

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床掃除は念入りに

赤ちゃんの誤飲を防ぐために床掃除をするママ

やはり1番赤ちゃんが手に取り、口に入れるのは床に落ちているもの。床にモノを置かないのは当然として、異物が落ちていないかチェックし、紙くずやほこりも散らばらないよう掃除機やモップがけを欠かさないようにしましょう。

机やベッドの脚が高い場合は、赤ちゃんが家具の下に入りこんでしまいます。柄の長いモップを使ってほこりが溜まらないように気をつけて下さい。

兄弟に誤飲の危険性を説明する

赤ちゃんに兄弟がいる場合、細かなおもちゃを口にいれてしまう可能性があります。上の子に誤飲の危険性を説明し理解してもらいましょう。

ビーズや小さなブロックなど誤飲しやいおもちゃは、赤ちゃんと遊ぶ時はなるべく使わない。遊んだ後は口が閉じられる袋にしっかり収納するなど約束事を決めましょう。ただし、上の子にとっては好きな時に好きなおもちゃで遊べず、赤ちゃんのために我慢しているわけですから、精神的なフォローは忘れないでくださいね。

毛足の長い絨毯を敷かない

毛足の長い絨毯の中に小さな異物が入り込んでしまうと、掃除機でも上手く吸い取れないことがあります。赤ちゃんは掃除機が吸い逃したものでも、ハイハイしたり、コロコロ寝返りを打っている最中に見つけてしまいます。

赤ちゃんスペースに毛足の長い絨毯を敷いている方は、誤飲の危険性がある時期だけでよいので、毛足の短いカーペットやスポンジ製のマットに取り換えるのはいかがでしょうか。

タバコは吸わない

パパの喫煙を止めるママ

赤ちゃんが誤飲で特に危険なのがタバコやタバコの灰です。タバコは喫煙者だけでなく周りの人の健康も損ないますので、赤ちゃんの健康のためにもいっそ禁煙するのはいかがでしょうか。

「ベランダ等の隔離された場所なら吸っても赤ちゃんに影響がないのでは?」と考える方もいらっしゃいますが、服などにしみこんだ煙を赤ちゃんが吸い込めば、例え微量であっても害となります。

禁煙しない場合は、タバコや灰皿、ライターの管理は最大限気を遣い、絶対に気を抜かないようにしましょう。

「コレだけは危険」家族みんなが危機意識を持とう!

赤ちゃんの誤飲は、大人にとってまったく想定外の出来事です。普段は気をつけていたのに「ついうっかり」の時に起こってしまい、激しく落ち込んだ方もいるでしょう。

でも誤飲は紙なら喉に詰まらせない限り、ほとんど害はありませんし、うんちと一緒に出てくるものも多いです。ほこりを食べるのはおすすめできませんが、ほこりを食べたからといって、すぐに病気になる訳でもありません。誤飲がまったくないのが理想ですが、万が一飲んでしまったときは適切な対処を行いましょう。

ただし、タバコ、漂白剤など有毒性の高いものは赤ちゃんの命に直結しますので、「うっかり」では済みません。本当に後先考えず口に入れるのは、赤ちゃんのうちのごくわずかな間です。危険度が高いものは、どんなに忙しくても絶対に手の届かない場所に置くように徹底してください。