年子妊娠のメリットとデメリット

年子妊娠のメリットとデメリット~授乳に関する疑問も解決

年子妊娠を希望したいけれど、不安もいっぱい…というママへ、年子妊娠のメリットとデメリット、授乳など年子妊娠中の育児について解説します。年子妊娠は母体へのリスクもありますが、上の子と下の子がとっても仲良く成長しますし、母乳育児を諦める必要もありません。疑問や不安を解消しましょう!

年子妊娠のメリットとデメリット~授乳に関する疑問も解決

年子妊娠は大変?授乳はどうするの?年子にまつわる疑問を解決

まだ小さい赤ちゃんと二人目を妊娠しているママ

家族によってライフプランはさまざまですが、「生まれたての赤ちゃんが可愛い」「自分の年齢や職場復帰を考えて」といった理由から、「すぐにもう一人子供を持ちたい」と考えるパパママは、少なからずいるでしょう。

しかし、上の子と下の子が1つ差になる「年子妊娠」は、ママの負担が大きい・育児が大変というマイナスのイメージを持っている人が多く、疑問や不安の声を多く耳にします。

そこで今回は、年子妊娠について詳しく解説すると共に、「年子妊娠はママの負担になる?」「年子の場合授乳はどうすれば?」といった疑問にお答えします。

年子妊娠はデメリットばかりが目立ってしまいますが、悪いことばかりではありません。メリット・デメリットを理解し、安心して妊娠・出産に望みたいですね。

年子とは?年子の妊娠のメリットとデメリット

年子とは、1つ違いで生まれた子供のことです。もちろん、同じ母親から生まれた兄弟姉妹を指します。ただし「年子」は、数え年で年齢を数えていた頃から使われていた言葉であり、人により解釈が違うこともあります。

一般的には、生まれた年が続いた兄弟姉妹のことを指し、学年が違っても年子と認識されます。つまり、上の子が何月に生まれようと、翌年の12月31日までに下の子が生まれれば、年子ということです。例えば、2015年3月に生まれた第1子と、2016年12月に生まれた第2子では、年齢は1歳、学年は2つ違いますが年子になります。

年子妊娠のメリット

大変なことばかりのように感じる年子妊娠ですが、育児中のメリットも含め、良い面もたくさんあります。年子妊娠のメリットをまとめてみました。

  • 上の子が小さいうちに下の子が生まれるので「赤ちゃん返り」しにくい
  • 出産・育児用品の使いまわしが可能
  • 手のかかる時期は大変でも、育児期間は短い
  • 少し大きくなると子供たちだけで遊ぶようになるのでママが楽になる
  • 学校や習い事など、生活のリズムが同じになるので、子守や送迎の負担が減る

ピアノを弾いてる姉弟

年子妊娠の大きなメリットは、育児期間が短いことです。自分の時間を使って何かにチャレンジしたい!仕事を再スタートしたい!と考えているママには嬉しいメリットです。

さらに、年子の兄弟姉妹は一緒に遊びやすいため、ママは子守が楽になります。下の子は上の子を見て学び、おしゃべりやトイレ、食事の仕方を覚えるのも早くなる傾向にあります。

年子妊娠のデメリット

「年子はとにかく大変…」とよく耳にしますが、実際どんな負担があるのでしょう。主なデメリットをまとめてみました。

  • 上の子のお世話のため、妊娠中も休めない
  • 抱っこや寝かしつけなど、大変な時期が重なる
  • 周囲からめずらしい目で見られることも
  • 入園入学や七五三、成人式など、経済的負担が一度に重なる

赤ちゃんを抱っこしながら疲れて寝ているママ

ママにとって大変なのは、妊娠中と出産直後。子育てをしながら、大きくなっていくお腹を抱え、自分の体調にも気を付けなければならないのですから当然です。出産後も、ダメージを受けた体で2人の赤ちゃんのお世話をしなければいけません。

ただし、妊娠・出産を経験したママは、1人目よりも気持ちに余裕ができています。上の子で身につけた知恵や経験を、そのまま下の子に活かせるため、年子だからといって大変さがすべて2倍になるわけではありません。

年子妊娠はいつから可能なの?

年子妊娠にはメリットもデメリットもありますが、自分の年齢や体力を考えて、早めの妊娠を希望するママも多いでしょう。産後の妊娠と、ママの身体の負担について考えていきましょう。

身体の負担を考慮すると、半年は待った方が良い

年子の妊娠は身体の負担を考慮すると、半年は待った方が良い

早く妊娠したいと思っていても、妊娠・出産によりママの体は大きなダメージを受けています。子宮は、産後6~8週間の産褥期を経て元の大きさに戻りますが、緩んだ骨盤や子宮周りの筋肉(骨盤底筋)が戻るまでには半年ほどかかります。

骨盤や骨盤底筋が回復しないうちに次の子を妊娠すると、将来、頻尿や子宮脱といったトラブルに悩まされるリスクが高まります。子宮を休ませるためにも、上の子の出産から半年~1年は、妊娠を避けることが望ましいでしょう。

ただ、個人差がありますから、半年経たなくても、元気な赤ちゃんを出産し、産後も問題ない方も大勢います。

帝王切開の場合、年子は無理?

上の子を帝王切開で出産した場合、傷が治る前に妊娠してしまうと、子宮の傷が開いてしまう(子宮破裂)ことがあるため、最低でも1年は空けるようにしましょう。赤ちゃんの命に関わることもあります。

1人目を帝王切開で出産した場合、年子は諦めるか、一度医師にじっくり相談する必要があります。

下の子は安産になりやすい?

経産婦は初産婦よりも安産になると言われているように、年子妊娠の場合も、産道が伸びているため、次の子は出産しやすいと考えられています。しかし、医学的根拠はありません。

年子妊娠を希望しているママは、子宮や骨盤底筋の回復を早めるためにも、産褥体操や骨盤底筋運動などを積極的に取り入れましょう。

妊娠を希望するなら、授乳はやめるべき?

ミルクを飲む赤ちゃん

一般的には、ミルク育児の場合2~3ヶ月、母乳育児の場合5~6ヶ月で生理が再開すると言われていますが、授乳を続けている場合は1年以上無月経になる人も珍しくありません。
そのため、すぐにでも次の妊娠を希望する場合は、断乳は効果の高い方法です。

ただし、母乳の出を抑えようと、水分の摂取を控えたり、食事量を減らすのはやめましょう。ミルクを与えながら授乳回数を徐々に減らし、赤ちゃんにもママにも負担のないようにしてください。出産の疲れを癒し、心身を整えなければ妊娠も難しくなります。

母乳育児をやめるか続けるかは複雑な問題

母乳育児を続けるか、次の妊娠のために断乳をするかは、年子希望するママにとっては複雑な問題です。最近では、妊娠中も授乳を続け、出産後も2人同時に授乳する「タンデム授乳」という考え方も広まっています。どちらにしても、医師やパパと相談しながら、ママが納得できる方法を選択しましょう

授乳中でも妊娠検査薬は使える?

授乳中は、母乳を生成するホルモンが多く分泌されているため、妊娠検査薬でしっかり判定できないのではないか?と心配するママもいますが、妊娠判定に必要なのは別のホルモンです。
授乳中でも授乳をしていなくても、妊娠検査薬の結果に変化はありません。

産後の生理が再開しなくても妊娠の可能性はあり

妊娠・出産を経験したママの体では、ホルモン環境が大きく変化しています。中でも、母乳を生成するホルモン「プロラクチン」には、排卵を抑制する作用があり、月経と授乳は密接に関わっています。

しかし、年子妊娠の場合、月経が再開する前に、次の妊娠が発覚するケースもあります。月経が再開していない=排卵していないとは限らないのです。

年子妊娠中の育児はどうなる?疑問を解決!

年子妊娠で心配なのは、上の子と下の子で大変な時期が重なる育児。特に上の子の授乳をどうするべきかは迷う方が多い問題です。年子育児のポイントをご紹介します。

授乳はどうすればいい?

ミルクを持つママ

妊娠中に授乳をすると、プロラクチンの作用でお腹が張りやすくなりますが、医師と相談して回数を減らすなどの工夫をすれば、無理にやめる必要はありません。

ただし、張りが強い場合には早産などの可能性も出てくるため、授乳を中止せざるを得ない場合があります。その点も踏まえ、下の子の妊娠が分かったら、上の子にはミルクや離乳食に慣れさせておきましょう。

上の子の断乳・卒乳はいつするの?

『タンデム授乳』という選択肢もありますが、上の子は、下の子を出産するまでに卒乳(断乳)しておいた方が産後の育児は楽です。妊娠中のトラブルで急遽入院する必要があれば、その間は授乳できませんし、無事出産しても数日間は自宅には戻れません。

ママがいなくても大丈夫な状態にしてあげることで、赤ちゃんはもちろん、ママの心と体への負担も軽くなります。

妊娠すると、赤ちゃんが母乳を嫌いなる!?

個人差はありますが、妊娠したことにより母乳の質が変わり、赤ちゃんが飲まなくなることがあります。また、妊娠すると分泌量が増えるホルモンの中に、母乳の出を抑える働きをするものがあるため、母乳が出にくくなる可能性もあります。

抱っこはしても大丈夫?

赤ちゃんを抱っこしてる妊娠してるママ

妊娠初期は重いものを持たないようにとよく言われますが、年子妊娠の場合、上の子を抱っこしないわけにはいきません。抱っこは、ママの体調が良ければ普通にしてあげても大丈夫ですが、無理は禁物です。後からお腹が張ってくる可能性もありますので、座って抱きしめてあげるなど、スキンシップを大切にしましょう。

保育園は?

職場復帰を考えているママは、年子の保育園事情も気になるはず。待機児童数の問題がある中、1人でも入るのが大変なのに、2人いたら預けることができないんじゃないかと不安になります。

しかし、年子の場合、保育園に入りやすいんです。さらに、保育園や幼稚園の補助金が出たり、兄弟姉妹の割引が適用される自治体もあります。

金銭面で助かるのはもちろん、同時に入園できれば負担も一気に軽くなります。保育園や幼稚園の行事もまとめて参加できるので、休みを取るのも少なくて済みます。

年子への周囲の反応は?先輩ママの体験談

義父母は戸惑ったようです。

藤井千佳 28歳


2人目の妊娠が分かったのは、1人目が6ヶ月の時でした。生理は産後3ヶ月で再開していましたが、まさか妊娠するなんてと私も主人もビックリ!でも素直に嬉しかったです。

ただ、周囲の反応は少し違っていました。特に露骨だったのが義父と義母。1人目の妊娠の時とは明らかに違った反応で「えっ!もう二人目?」という感じ。

産んだ後は十分に可愛がってもらえましたが、少し嫌な思いをするかもしれません。

職場復帰を考えて計画的に年子にしました。

成田舞 33歳


私は、できるだけ仕事に支障がでないように職場復帰しようと、計画的に年子を出産しました。最終的に、第1子の育休終了と同時に第2子の産休に入ったので、1年半で職場復帰できました。やはり職場では、ちょっと復帰してまた休んでというよりも、まとめて休んだ方が、周囲からの反応も良いように思います。

ただ、妊娠中の0歳児育児が体の負担になったのかは分かりませんが、第2子の時は切迫早産で入院。第1子よりも出産は苦労してしまったな。という感じです。

第2子が生まれたばかりの時は、年子育児ってやっぱり大変だな~と思いましたが、小さい子が2人並んでいるのを見ると、かわいくて幸せな気持ちになります。

私は仕事のキャリアもあきらめたくなかったし、子供も2人欲しかったので、年子にして良かったと思っています。

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