陣痛の兆候チェックリスト

陣痛の兆候10項目~出産のサインを見逃さない!

陣痛の兆候とは?前駆陣痛、おしるし、破水、胎動、お腹の張りやふくらみの位置の変化、腰痛、下痢・便秘、眠気や食欲増進など、出産を間近に控えた臨月・正産期の妊婦さんに起こる10の症状とその原因を紹介します。多くは本陣痛までまだまだかかりますが、前兆があったら何をすべきなのでしょうか?

陣痛の兆候10項目~出産のサインを見逃さない!

陣痛の兆候とは?一般的に見られる10の出産サイン

出産とは、非常に個人差が大きいものです。
正産期に入って、すぐに子宮口が開いていつ生まれてもおかしくない状態になる人もいれば、予定日当日にもまったく兆候がない人もいます。

しかし、正産期に入れば、前回の健診の結果によらず、陣痛はいつやってきてもおかしくないものです。一般的に陣痛の前に見られることが多い兆候を10項目紹介します。

もし以下のような兆候があった時は、「そろそろ出産が近い」と覚悟しておきましょう。
実際に病院に行くのは、初産で本陣痛が10分間隔、経産婦さんで15分間隔になった頃が目安ですが、産院まで遠かったり、上の子の預かり先の確保などが必要な人もいるでしょう。準備を早めに済ませておくのに越したことはありません。

1.前駆陣痛

不安そうな妊婦さん

本陣痛の前に、前駆陣痛(ぜんくじんつう)が起こります。本陣痛とは異なり、痛みが不規則な間隔で起こり、徐々に規則的な間隔で痛みを感じるようになっていって本陣痛へと移行します。

ただし、本陣痛はどんな女性にとっても痛いものですが、前駆陣痛は痛みを感じる人と感じない人の個人差が大きく、まったく何も感じないままに本陣痛を迎える人も少なくありません。

前駆陣痛から本陣痛までの間隔は人によって大きく異なります。前駆陣痛を感じてから当日中に本陣痛が来る方もいますが、数日間、中には臨月前後から1ヶ月近く前駆陣痛を感じて本陣痛と出産を迎える方もいます。
そのため、前駆陣痛を迎えたからと言ってすぐに「出産!」と慌てる必要はありません。ただし、いつでも出産できる準備をしておき、心の準備をしておきましょう。

前駆陣痛はいつから?初産と経産婦で始まる時期の違い
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2.おしるし

子宮口が開いてくると少量の出血が起こり、おりものがうっすらとピンクに見えることがあります。これをおしるしと言います。

ただおしるしの量には個人差があり、生理初日位の量が出た人は「おしるし」だと理解できますが、ごく少量だと見落としてしまうケースもあります。また、おしるしがないまま陣痛を迎える人も珍しくありません。

おしるしがあったとしても、すぐに陣痛が始まるわけではありません。最初のおしるしが見られてから数日~1週間後に陣痛が始まりやすいため、おしるしに気付いたら無理のない範囲で入院準備や赤ちゃんを迎える準備の最終点検をしておきましょう。

おしるしから出産までどう過ごす?病院に行くタイミングは
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3.破水

旦那さんに支えられてる陣痛が始まった妊婦さん

一般的には、「本陣痛→破水」という出産の流れが知られていますが、本陣痛の前に破水してしまう方も少なくありません。陣痛の前に破水してしまった場合、その後すぐに陣痛を迎えることが多いです。

しかしながら、破水が起こったにもかかわらず本陣痛・出産の流れに移行しない場合もあります。このようなケースでは、感染症罹患リスクが高まりますので、陣痛促進剤を投与するなど病院で人為的に陣痛を起こす処置を行います。

破水してしまった場合は、急いで病院へ行きましょう。入浴はNGです。

破水と尿漏れの見分けがつかないケースも

破水というと、羊水が大量に出るイメージを持つ人もいるかもしれませんが、少量の破水が起こり、尿漏れとの区別が難しいケースもあります。

尿漏れと破水の区別の方法としては、アンモニア臭の有無が挙げられますが、見分けがつかず破水の可能性がある場合は、念のため産院に連絡しましょう。

臨月や正産期の外出は、生理用ナプキンを必ず持参し、万が一の破水に備えるようにしてください。

臨月の外出を安全に!出産目前・破水や陣痛への備えと準備
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4.お腹のふくらみの位置が下がる

お腹のふくらみが下がってきてる妊婦さん

全身が映る鏡を見たときや着替えるときなどに、「なんとなくお腹のふくらんでいる位置が下がってきたかも」と気付いたら、陣痛が始まる
前兆です。

出産に向けて徐々にお腹の膨らみの位置は変わります。もっとも盛り上がっている部分がおへそ当たりやおへその上ではなく、おへその下の部分の方が盛り上がっているのは、出産に向けて赤ちゃんの準備が整った証拠でもあります。

ただし、実際に出産にいたるのは、当日中ではなく、数日~数週間にかけての可能性が高いため、まだ焦る必要はありません。

5.胎動を感じる回数が減ってくる

お腹の中で動き回っていた赤ちゃんも出産が近づくにつれて頭部が固定され、また、赤ちゃんの身体も大きくなりますので以前と比べると自由には動けなくなっていきます。もし胎動を感じる回数が減ってきたことに気が付いたら、陣痛兆候の可能性があります。

ただし、1日の間に1度も胎動を感じない場合は注意が必要です。赤ちゃんに異変が起こっている恐れもありますので、すぐにかかりつけの産婦人科医の診察を受けるようにしてください。

臨月に胎動が減る理由|胎動が激しいと出産はまだまだ?
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6.下痢もしくは便秘になる

お腹の調子が悪い妊婦さん

陣痛が近づくと突然、妊娠中の便秘から解消されたり、ほぼ下痢状態になってしまう方もいます。
また、反対に、今までは特に便秘ではなかったのに、陣痛が近づいてくると突然便秘になる人もいます。

消化・排泄器官はデリケートで、ホルモンバランスの影響を受けやすいため、身体の変化を敏感に感じ取っている証です。

また、前駆陣痛の痛みは下痢や生理痛の痛みとよく似ています。「下痢の時のようにお腹が痛いけれど、排便がない」場合は、前駆陣痛の疑いがあります。

7.腰痛がひどくなる

陣痛が近づくと赤ちゃんは骨盤にすっぽりと収まっていくようになりますから、骨盤部・腰部が圧迫されて、腰痛を感じやすくなります。
妊娠中から腰の痛みに悩まされていた人はもちろん、今まで腰痛を感じていなかった人でも、痛みが急に深刻になってきたら、出産の兆候の可能性が高いです。

8.お腹の張りを頻繁に感じる

臨月や正産期に入ってお腹の張りを感じるのは自然なことです。しかし、安静にしているにも関わらず、頻繁にお腹の張りを感じるようになってきたら、それは陣痛の兆候の可能性が高いです。

1日に数回お腹の張りを感じるようになり、その張りが徐々に痛みを伴うようになり、本格的な陣痛へとつながります。

臨月のお腹の張りや痛み・気をつけたい陣痛の特徴・対処法
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9.我慢できないほどの眠気に襲われる

妊娠中はホルモンの影響を受けて、眠気を感じやすくなります。陣痛が近づくと、眠気を感じる回数や眠気の強さが今まで以上に強くなりやすいため、日常生活ができないほどの眠気に襲われる可能性もあります。

臨月になったら自動車の運転や危険を伴う作業などはなるべく控えるようにしてください。

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10.食欲が旺盛になる

陣痛・出産が近づくと、急に食欲が旺盛になる方もいます。身体が本能的に、出産と言う一大イベントに備えようとしているといっても良いでしょう。

また、お腹のふくらみの位置が下がったことで、胃の圧迫感がなくなったのが原因の可能性もありますから、一度姿見でお腹の位置を確認してみましょう。

陣痛の兆候が表れたら何をすべき?

不安そうな妊婦さん

陣痛が始まる兆候が表れたからといって、すぐに本陣痛にならないケースもあります。

例えば、陣痛の前兆として見られることが多い『前駆陣痛』も、前駆陣痛が起こってから出産までに数日かかることもあります。では、前兆に気付いたら何をすればいいのでしょうか?

破水した場合は即病院へ

陣痛前に見られることが多い10の前兆のうち、もっとも注意が必要なものが3番で述べた『破水』です。破水したまま放置しておくと、細菌感染の恐れがありますので、すぐにかかりつけの病院で診察を受けるようにしてください。

それ以外の兆候が表れたときは慌てずに!

破水以外の陣痛の兆候が見られたときは、いつでも出産できるよう、入院の準備や赤ちゃんを家に迎える準備の最終チェックをしてください。

とはいっても、絶対に無理はしないでください。陣痛が本当に間近に迫っているのですから、身体をいたわり、家族や友人の協力も得るようにしましょう。

上の子のお世話をしてくれる人へは早めに連絡

安心して出産を迎えるためにも、お世話が必要な小さな子どもがいる場合は、あなたが入院した間のことをしっかり打ち合わせしておきましょう。

旦那さんが一緒にいられない時間、あなたの両親や義両親、友人などに家に来てもらうのか、預けるのか、「そろそろ入院になりそうだ」と伝え、お世話になる相手に最終的な段取りを調整し、注意事項を伝達してください。

余裕を持って出産2ヶ月前までには入院セットを揃えておこう

陣痛の兆候が表れてからの出産準備は、あまりオススメできません。兆候から陣痛までがどの程度の期間あるのかは未知数ですし、なによりも出産直前のできれば安静に過ごしたい時期に、かばんを持って家の中を行ったり来たりするのは体力を消耗します。

いつ入院しても大丈夫なように、できれば出産予定日の2ヶ月前までには『入院セット』と『赤ちゃんを家に迎える準備』を完成しておきましょう。兆候が表れてからは、普段使っているものを入院セットに詰めると同時に、最終確認をするための時間と心得ましょう。

入院セットの中身

入院中は病院で貸してもらう前開きの院内着を着用することになりますので、どうしても病院に持っていきたいものが別途ある場合以外は、2~3泊用の小型のボストンバッグ程度で充十分です。

入院の用意をする妊婦さん

母子手帳

母子手帳は必要です。ただし、入院セットを作ってからも妊婦健診を何度か受診するはずですので、母子手帳は小型のショルダーバッグに入れておき、ショルダーバッグごと入院用のボストンバッグに入れましょう。

財布

誰もいないときに陣痛が始まったら、タクシーで病院に行くという予定の人もいるはずです。病院まで行ける額は少なくとも入れておきましょう。また、入院中はなるべく病院に大金を持っていくのは防犯の観点からは避けたいもの。

入院中にお金が必要になったときは家族に頼むなどの方法もありますので、お母さん自身が持っていくのは2~3万円ほどで十分でしょう。
もちろん、お財布も母子手帳と同様、ショルダーバッグに入れておきます。

充電コード

病院の場所によっては禁止されていることもありますが、個室の場合は携帯電話の使用が許可されていることも多いです。ボストンバッグに充電コードを入れておきましょう。

着替え一式

入院中の服は病院で貸してもらえても、退院時の服は自分で用意しなくてはいけません。入院時の服で帰ってももちろん問題はありませんが、破水や出血などで汚れてしまう恐れもありますので、できれば洗濯した新しい服を一式持っていく方が良いでしょう。

赤ちゃんの退院服

赤ちゃんも入院中は病院で衣類を貸してもらえますが、退院するときは自前の服を着せることが一般的です(病院によっては退院服をプレゼントするサービスも実施しています)。

ベビードレスを用意しなくても、退院時には病院側が記念写真を撮ってくれることもありますから、カワイイとっておきの服を着せてあげることをおすすめします。

洗面具・化粧品

歯ブラシ・歯磨き粉、洗顔フォーム、ブラシ、化粧水や乳液、クリームなどの基礎化粧品等、旅行に持っていくサイズで構いませんので、ボストンバッグに入れておきましょう。また、身内以外のお見舞いに備えて、簡単なメイクアップ道具も持っていく方が良いでしょう。

赤ちゃんを迎える準備

出産予定日はあくまでも予定日ですから、場合によっては少し早まることもあります。出産予定日の2ヶ月前には、赤ちゃんがいつ家に来ても困らないように準備しておくようにしましょう。

ベッド

ベビーベッドもしくはベビー布団を準備しておくようにしましょう。いつでも使えるようにしっかりと乾燥させておき、ほこりよけのシーツなどを被せておきましょう。

衣類

下着を多めに、外出着は1~2着準備しておきましょう。

入浴用品

ベビーバスやボディーシャンプー、赤ちゃん用のバスタオルも準備しておきましょう。家に帰った日から入浴しますので、すぐに使えるようにセッティングして置く方が良いでしょう。

陣痛の兆候にドキドキしても、睡眠だけはしっかりと!

しっかり睡眠をとる妊婦

陣痛の兆候があってから出産まで、妊婦さんは非常にドキドキし、落ち着かない時間を過ごすことになるでしょう。また、下痢になったり、腰痛がひどかったり、お腹の張りが頻繁だと、日常生活への支障も懸念されます。

ただ、まったく兆候がなかったとしても、臨月の妊婦さんは、「もうすぐ生まれるかな?」とやっぱりドキドキしてしまうものです。また、初産に限らず、経産婦さんでも、やっぱり出産前はドキドキします。新しい命の誕生を控えているのですから、気持ちが昂るのはある意味では当然です。

ただ、出産は体力勝負ですから、「とにかく休めるうちに休む!」というのは心がけておきましょう。破水以外の兆候は、すぐに本陣痛に移行するとは限らないものばかりです。心の準備をして、安静に出産の時を待ちましょう。

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