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臨月の眠気の原因とその対策

臨月の眠気の理由は?知っておきたい原因と3つの対策

臨月の眠気に困っているママも多いでしょう。昼間に体がだるく家事が思うようにできず落ち込んでいる方は眠気の理由を知ることで、眠気対策をすることができます。臨月の眠気を解決するための方法を紹介します。

臨月の眠気の理由は?知っておきたい原因と3つの対策

臨月に眠いと感じるのはなぜ?

臨月に入り、自分でも戸惑う程の眠気に襲われるママは少なくありません。むしろ臨月に入って体を労るように気を付けていて無理などしていない筈だし、昼寝もしているのに、眠くて眠くて仕方ない…これってどうして?とお悩みの方もきっと沢山いらっしゃることと思います。

しかしこの時期の眠気には、理由があったのです!原因や対策といった役立つ記事を、まとめてみました。

臨月に眠いと感じる原因とは?出産兆候って本当?

通常眠気が起こるのは、疲れた脳や体を休ませるためであり、あとは体内時計で一定の時間に体が眠くなるようになっているため、と考えられています。
しかし、臨月のママが感じる強い眠気は、幾つもの要因があります。

臨月に眠いと感じる原因

妊娠前と比べ妊娠中は体が変化しますが、臨月ともなるとママの体は更に大きな変化を遂げています。それが臨月に感じる眠気と、密接に結びついているのです。それらをひとつひとつ、見てみましょう!

赤ちゃんの成長に伴う変化

お昼から眠くて思うように動けない妊婦

妊娠前の体と、赤ちゃんを身籠り臨月を迎えたママさんの体とを比べてみると、言うまでもなく大きな違いがあります。
赤ちゃんを育む子宮もまたかなり大きくなっており、妊娠前に比べ子宮の容積は大凡2,000~2,500倍ほどにもなっています。

また妊娠初期7週目くらいの時はさくらんぼ程の大きさだった赤ちゃんも、臨月ともなれば大凡カボチャ2個分の大きさになります。
目安ですが、臨月の赤ちゃんのサイズが3kg程として、子宮自体の重さが1kg、羊水が500mlくらいであり、胎盤が500g、血液量などの増加が1kg程です。

妊娠前から比べて、標準体重のママさんの体重増加は臨月の時点でプラス7~8kgであり、自分の体が重くなれば疲れも当然出やすくなります。ひとつの命を体に宿すということはそれ程、ママの体に劇的な変化をもたらすものなのですね!
疲労を感じれば自分の体を休ませようと眠気が襲ってくるのも、無理ない話かもしれませんね。

赤ちゃんの位置と食欲増加

ママの胎内で赤ちゃんがすくすくと大きくなるということは、ママの胎内にある胃を始めとする臓器を押しのけ、スペースを作ることでもあります。

おなかを抱えて眠気と戦う妊婦さん

臨月のママに起きる、もうひとつ大きな変化。それは赤ちゃんが子宮の下の方へと下がることで、圧迫されていた胃が楽になり、食欲が戻り食べられる量が増えるということです。
ただし別の要因があり食欲が減退するママもいますので、個人差がありそうです。

つわりの種類にもよりますが、妊娠中食欲がなく今迄きたママなどは特に、食欲が戻り美味しく食べられるようになると、ついつい食べ過ぎてしまいそうですね。

けれども過度な体重増加は、障りがあります。今迄順調に来た方の体重が一気に増えて、担当の先生に注意される…なんてこともありますので、注意が必要です。そして満腹を感じると、眠たくなるのは別に妊婦さんだけの話ではありません。
そういう意味でもある程度食べる量をセーブして、眠気を少しでも減らすようにするとよさそうですね。

ホルモンにも変化が起きている!?

ママの体の変化は、目に見えぬところでも起きています。
妊娠中の女性にかかわるのは二種類の女性ホルモン、プロゲステロンとエストロゲンの二種類です。

そのうちの一つであるエストロゲンが、臨月に入ると増加します。このエストロゲンは胎児に成長を促す大切なホルモンであると同時に、ママの睡眠を抑える働きをするホルモンであるとも知られています。
「眠気を抑制するならどうして眠くなってしまうの?」と疑問が湧きますが、このエストロゲンにより寝つきが悪くなること、眠りが浅くなってしまうことが原因と考えられるようですね。
エストロゲンの増加は一時的なもので、出産後は元に戻ります。

赤ちゃんの胎動の変化に伴う睡眠不足

一般的には赤ちゃんの胎動は、臨月に入ると落ち着くと言われています。『赤ちゃんの位置と食欲の増加』の項目でお話しましたが、出産を間近に控え子宮の下の方へと下がり骨盤に収まるので、赤ちゃんが自由に動き回り辛くなるためです。

臨月に胎動が減る理由|胎動が激しいと出産はまだまだ?
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しかし臨月といえども、胎動を全く感じなくなることはありません。また短時間で眠っては起きて…と繰り返していますので、眠くなったママが寝ようとベッドに体を横たえると丁度赤ちゃんが起きたところ…なんていうことも珍しくはないことです。
赤ちゃんの胎動を感じながらでも眠りにつければいいのですが、眠いのに全然眠れないと臨月の胎動による睡眠不足に悩まされるママさんも少なく無いようですね。

ホルモンの変化で夜の寝つきが悪くなっているママも、赤ちゃんの元気な胎動を感じて中々眠れない…といったママにおススメなのが、ハーブティーです。
安産のお守りと評判の、ラズベリーリーフティーを睡眠前に飲むことで、寝つきの悪さを改善させることができたママも多いようですし、おススメですよ。
ただしこちらは臨月のママ向けの飲み物ですので、臨月にまだ入っていないママはご注意ください!

臨月の眠気は出産兆候と考えられる理由

今迄述べさせていただいた通り、臨月に起きる様々な変化が、妊婦さんの睡眠と密接に関わり合っています。少しずつでも寝ている筈なのに、どうしてこんなに眠いのかしら…とお悩みの方、体では様々な変化が起きていたのです。

臨月の胎動で眠くても寝られない妊婦さん

睡眠不足が出産兆候と言われるのは、そういった理由があるためなんですね。

家事を始めやるべきことがあるのに、眠くて思うようにはかどらない…と落ち込んでしまいそうなママさんもいることでしょう。
それでもこの時期は眠くなるものなのだと割り切って、無理せず体を労りながらお過ごしくださいね。

出産に備えて寝ちゃうのもあり!お腹が楽な姿勢とは?

この時期は眠いものなのだから、できるだけ寝よう!と割り切ったら、気になるのは質の良い睡眠をどうすればとれるか、ということですね。
眠りが浅くなりがちなこの時期のママが、ゆっくり体を休めるためにはどういった体勢で寝ればいいのか、お教えします!

赤ちゃんも落ち着く、シムスの体位!

妊娠後期、さらに臨月ともなればかなりお腹が大きくなりますし、仰向けで寝るのは苦しさを感じるものです。また仰向けで無理して寝ていると、『仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群』という症状が出て、子宮が大静脈を圧迫し血の流れが滞ってしまうことも。そのため妊婦さんが眠る時は、赤ちゃんも落ち着くとされる、『シムスの体位』とよばれる姿勢をとることが推奨されています。

出典:www.youtube.com

これはまず体を横向きにし、下側の足を伸ばした後、上側の足を軽く曲げ、少しうつ伏せに近い感じで体を傾ける姿勢をいいます。その際には心臓のある左側を下にするのが、正しい姿勢とされています。仰向けと違って、かなり体が楽ですよ!足の間に抱き枕等を挟んだりするのも、良さそうですね。

臨月に眠い・だるいと感じた時はどうする?

食欲が止まらずピザをおかわりする食いしん坊の妊婦さん

様々な理由により臨月のママは眠くなるものだということをお話いたしましたが、それでも度重なる眠気も、だるさもまた辛いもの。この変化は妊婦さんなら自然に起こることではありますが、それでも、体を休めてばかりもいられないママさんも当然いますよね。

臨月の眠気を乗り越えるための3つの対策

「これって我慢するしかないの…?」そんなことはありません、大丈夫です!眠気を完全に消すことはできなくとも、和らげる方法はあります。ご紹介しますので、さっそく確認してみましょう!

1.運動をしたり体を動かしましょう!

体の負担になるような激しい運動ではなく、ウォーキングや雑巾がけ、といった簡単なもので結構です。筆者も臨月の時に産院で助産師さんに助言を受けたのですが、「適度に歩いたり運動したりしていないと、なかなか陣痛も起きないわよ~」とのことでした。

適度に体を動かすと眠気防止になりますし、予想以上の体重増加も防ぐことができ、なおかつスムーズに陣痛が来やすくなるとのことで、良い事づくめです。
ただしウォーキング等、外で運動をする時は水分補給もできるよう、飲み物の準備を忘れずに。また外で一人の時に陣痛が起きても大変ですので、スマートフォン等、ご家族と連絡がとれるよう準備を忘れずしておいてくださいね。

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2.ノンカフェインのコーヒー

コーヒーが好きだと、妊婦になってからカフェインをとることができなくて、残念に思っている方も少なくないかと思います。
けれど、ノンカフェインのものであればあまり心配しないで済みますし、口当たりは普通のコーヒーに近い、というものもだいぶ増えてきました。お気に入りのノンカフェインコーヒーを用意して、少しずつ飲んではいかがでしょうか。

こういったノンカフェインのコーヒーと甘さ控えめのお菓子などを準備して、お友達や誰かとお喋りをするのも楽しそうですね。女同士で話に花が咲けばいつしか時間など忘れてた…なんてことがあるように、感じていた眠気もまた気付いたら忘れているかもしれませんよ!

3.食べ過ぎに注意!

臨月の頃ともなると赤ちゃんが下がる為に胃が圧迫されることも減って食欲が戻る人もいるということは、既にお話した通りです。これまで順調に体重増加をしてきたママが、もう大丈夫だろうと気を抜いた頃にとても体重が増えてしまう…というのは、明らかに食べ過ぎが考えられます。

そして妊婦さんに限らずですが、お腹いっぱいご飯を食べますと、眠気が当然のように襲ってきます。そう、ただでさえ眠いこの時期の妊婦さんがお腹いっぱいご飯を食べたら、当然もっともっと眠くなってしまうわけですね。

食べ過ぎないようにするためには、どうすればいいでしょう?
腹八分目を心がけ、間食も控え、満腹でこれ以上食べることはできない…という程食べないことが大切です。そうすることで眠気を抑えられるだけでなく、体重増加を抑えることで産後に肥満が残ることを防ぎ、ママの体にとっても良いでしょう。

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それでもやっぱり眠い時…!

ご紹介した眠気対策で無事乗り切る事ができればいいのですが、完全に眠気をとることはできません。
少しずつでも眠ることができたら、例えその睡眠タイムが細切れのものあっても、幾分は体がマシだと思います。
けれども、この時期に限らずですが、妊娠中の女性の体に起きる変化はしんどいと感じるものが多いですよね。勿論愛しく大切な赤ちゃんを体で育んでいるという思いが、その辛さを上回るからママ達は頑張れるのですが、体調の変化で何も辛いことはなく疲れることも一切ない、というママはいないと思います。

眠くてベッドに顔を突っ伏している妊婦さん

けれどママひとりで、その大変さを抱える必要はありません!
まず極力家事は簡単に済ます、手を抜けることは抜く、など頑張りすぎないことが大切です。そして眠気であれだるさであれ、辛く大変だと思う時にたったひとりで乗り越えようとするのではなく、パパであったりご両親であったり、誰かを頼りましょう

出産後は、誰かの助けを借りながら育児ができると、心と体に余裕ができます。臨月は、いよいよ出産間近な時期。今のうちに手助けしてもらえるよう良好な関係を築いておけると、産後の安心に繋がりますね。

眠れるのは今のうち!?

前駆陣痛(偽陣痛)の時はやり過ごせた痛みも、本陣痛が始まれば眠気など吹っ飛びます。そして出産した後は、今度は待ったなしの赤ちゃんの日々のお世話が始まります。大変でも幸せを感じながらの充実した日々でしょうが、ゆっくり眠れることはまずなくなります

ママ達はほぼ例外なく睡眠不足になりながらも、愛しい我が子がすくすくと元気に育ってくれるように、授乳におむつ交換に…と育児に奮闘することになります。臨月の時にあれだけ眠かったのも、嬉しくも大変な日々を乗り越える為に今のうち寝ておきなさいと体が言っていたのかもしれませんね。

今迄ご紹介したようなことを試し、眠さが和らいだとしても、やはり眠気に負けてしまうこともあるでしょう。そういったとき、思うように家事ができなくて、何だか昼寝ばかりして自分がすごく怠けているような気分になる、真面目な性格の妊婦さんも罪悪感に苛まれる必要なんてありませんよ。

お腹の中で、ひとつの命を育てているのです。体には劇的な変化が起きており、命を育むことは容易いことではないのですから、まとまった時間ゆっくり休むことは無理でも、少しずつ睡眠をとり体を休めましょう。
そして大変な時は、周りを頼りましょう。

赤ちゃんと対面する日はすぐ近くまで、迫っています。体を労りながら残り少ないマタニティライフを楽しんでくださいね!