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臨月の気になる下痢症状

臨月の下痢の原因・出産兆候の可能性もあるってホント!?

臨月に下痢に悩む妊婦さんは多くいますが、多くはホルモンバランスの変化や大きくなった子宮が引き起こすものなので心配はいりません。ただし、下痢のような痛みが出産兆候であったり、嘔吐や吐き気を伴う下痢は危険な感染症の疑いもあります。臨月の下痢の原因や見分け方、対処法について解説します。

臨月の下痢の原因・出産兆候の可能性もあるってホント!?

臨月の下痢が不安…どんな意味があるの?

臨月になって、いよいよ赤ちゃんが生まれてくる!という楽しくてワクワクした気持ちとともにマイナートラブルに悩まされる妊婦さんも実は多くいるようです。臨月頃によく表れる症状の代表が、下痢や便秘などのお腹のトラブルです。

「何かの病気になってしまったのでは…?」

「赤ちゃんへの影響は?」

など、自分の身体の不調によって心配になることもたくさんありますよね。しかし、精神的な不安が与えるストレスの方が実はとっても身体に悪かったりします。
臨月に、下痢になったり便秘になったりというトラブルを抱えている妊婦さんは結構いるということをまずは覚えておきましょう。そして、きちんと原因を知り、対策を立てることで不安を解消していきましょう。

臨月に下痢になる原因

下痢の妊婦のお腹を診察する医師

臨月に下痢になるのはどうしてなのでしょうか?
臨月になると、妊婦さんの身体は出産のために色々と変化し始めます。それに伴い、トラブルも変化していきます。妊娠9ヶ月頃までは、子宮が最大に大きくなり、胃が圧迫されてなかなか食べられない、胃もたれするなどのトラブルがあった人も多いのではないでしょうか?

臨月になると、お腹が下がってきて胃もたれが少し楽になってきます。それによって、今度は食欲が増し、体重管理が難しくなったりします。このような臨月の一連の体調変化に伴い、下痢になる原因も様々ありますので、早速チェックしていきましょう。

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臨月に下痢になるのは自然なこと

臨月になって下痢をしてしまう原因というのはいくつかあります。
自身の体の不調が出産を控えた自然な症状であることが分かれば少しは不安も和らぐのではないでしょうか。臨月に下痢になる原因について説明します。

黄体ホルモンの分泌量が減少

妊娠中の女性の身体はどんどん変化していきます。
その中で女性ホルモンも変化するのですが、特徴としては臨月になると黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が減少していきます。黄体ホルモンは、腸の機能を弱らせるため、妊娠中の便秘が解消されたという人や、逆に正常だったのに下痢気味になってしまっていたという人がいるかもしれません。

普段便秘気味だった人が、快便になるということは、正常だった人は下痢になりやすくなってしまう傾向があると言えます。対処法といっても難しいですが、心配するような症状ではないということを覚えておきましょう。

大きくなった子宮が腸や膀胱を圧迫

女性ホルモンによる変化以外にも、臨月になると「お腹が下がる」と言って、子宮が下に降りてきます。
子宮が下に降りてくると、いよいよ出産の準備が整ってきたなということになります。今まで、胃もたれや胃のムカつき、食欲不振などに悩まされていた人にとっては、ちょっと胃がすっきりすることで、食欲が戻り、快調になるということもあります。

しかし、お腹が下がることに伴い、今度は膀胱や腸が圧迫されるようになってきます。それにより、頻尿や下痢になってしまうということがあるようです。
ただでさえ、妊婦さんは頻尿なのに、臨月になると更に頻尿になりやすくなります。そして、腸も押されて窮屈になるため、下痢になったり便秘になったりというお腹のトラブルとして表れくるのですね。

便秘になってしまう原因

下痢症状とは逆に、臨月になったら急に便秘になってしまった…という妊婦さんも少なくありません。
この場合も、同様に子宮が下がってきたことによって、腸が圧迫され、便通を阻害していることが考えられます。便秘の場合は、他にもストレスや疲労がたまり、自律神経が乱れることが原因の場合もあります。

ただでさえ、お腹がパンパンで苦しい状態なのに、腸の中に便が溜まっていてそれがなかなか排出されないとなると、お腹は更にキツくなります。下痢もツライですが、便秘も同じくらいツライですね。

臨月の下痢は出産兆候の可能性も!

下痢が止まらず産婦人科に連絡する妊婦

臨月といっても、臨月になったばかりと、出産予定日間近の場合とありますよね。出産予定日が近づいてきてからの下痢は、実は出産兆候であるという見方もあります。

出産の兆候といえば一番有名なのは、「おしるし」ですよね。少量の出血があるなんて話をよく聞きます。
しかし、これも個人差があり、おしるしがなかったという人も結構いるようです。
それ以外にも、お腹が頻繁に張るようになったり、陣痛のような下腹部痛があったり、色々な出産兆候が見られるようになってきます。実は、下痢や便秘も出産兆候の一つとして考えられています。

先述した通り、妊娠中はホルモンのバランスにより、お腹が緩くなったり、または、その逆で便秘気味になったりするのです。中には、おならが頻繁に出るようになったという妊婦さんもいます。

いずれにしても、いつもとは違う症状だなと感じたら、出産が近い合図かもしれません。

下痢の腹痛と陣痛の痛みは似ている?

陣痛を経験したことがない初産の方は、陣痛がどんな感じかわからないですよね。
陣痛は、生理痛のような鈍い下腹部痛だと言われていますが、陣痛は下痢の時の下腹部痛とよく似ていたなんていう意見もあります。

実際に、下痢の痛みと勘違いしてトイレに籠っていたら、だんだんと痛みが規則的になって陣痛に気がつき、出産後に「あの時の痛みは前駆陣痛だったのか」と思い起こす人もいます。

前駆陣痛とは本陣痛が起こる前の不規則な子宮の収縮による痛みのことで、出産の1ヶ月前から半日前に起こる人が多いといわれています。
こればかりは、経験してみないとわからないことですが、下痢の時のような痛みがあるのに、実際に下痢は起こらない…という時には前駆陣痛の可能性もありますので、気をつけて経過を観察するようにしましょう。

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下痢の腹痛と胎動の痛みの違いは?

出産が近くなると、胎動を感じにくくなるという話は聞いたことがあるのではないでしょうか?
胎動を感じるピークはだいたい妊娠30週前後と言われていて、そこからは赤ちゃんは徐々に出産へ向けて準備を始めます。頭が下に向いて、子宮が下がってくると同時に、赤ちゃんの頭が骨盤の間に入って、それまでのように頻繁に動かなくなります。

このことから、臨月になって出産間近になると胎動がなくなると考えている妊婦さんは多いようです。
しかし、赤ちゃんの手足は自由に動くため、お腹を蹴ったり、手を動かしていたり、あるいはしゃっくりのような規則的な動きをしたりすることは臨月でも頻繁にあります。

中には、生まれるまで頻繁に激しく動き続ける赤ちゃんもいて、時として激しい胎動を腹痛に感じたり、本当に腹痛の原因になることもあります。
胎動に伴ってお腹が規則的に張るようになってきた、という場合は、そのまま陣痛になることもありえますので、経過を見守りましょう。

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下痢による赤ちゃんへの影響はある?

お腹の赤ちゃんの様子を調べてもらう下痢続きの妊婦

妊娠中の下痢と聞くと、やはり赤ちゃんへの影響を心配される妊婦さんも多いと思います。しかし、臨月になってからの下痢は、そこまで神経質になることはありません。普通の下痢であれば、赤ちゃんに影響が及ぶことはまず考えられないので、安心してください。ただし、以下のような場合は注意が必要です。

食中毒による下痢

食中毒の場合、原因菌によっては危険なことがあります。妊娠すると、食べることを注意するように、と言われる食材がいくつかあります。代表例としてナチュラルチーズや生ハム、スモークサーモン、生野菜などがあげられますが、そういった食品の中にはリステリア菌という細菌が含まれています。通常の状態で食べる場合には問題ないものばかりですが、妊娠中は20倍も感染しやすいとも言われているので注意が必要です。

ナチュラルチーズは、カマンベールチーズなど加熱せずに作られているチーズのことで、チーズを買うときに裏の表示を見ると「ナチュラルチーズ」と書いてありますのでチェックしてみてください。
加熱するとリステリア菌は死滅しますので、生野菜もできれば温野菜サラダに変えるなど、最後まで油断せずに気をつけるようにしてください。

リステリア菌による食中毒の症状

リステリア菌に感染してしまったかな?と見極める方法は、まず、インフルエンザのような38℃以上の高熱がある、頭痛、嘔吐、関節痛、腹痛、腰痛などの症状です。もし少し前に疑われるような食材を食べたということであれば、病院を受診してください。

リステリア菌に感染して、母体が重篤化することは希ですが、感染を知らずにいて胎児に影響を及ぼしてしまうことがあります。
できるだけ、リステリア菌の疑われるものは食べないようにし、肉などが食べたい時は、きちんと中まで火が通るような調理をするなど工夫してください。

出産してからは好きなものが食べられるようになりますので、臨月の妊婦さんは、あと少しの辛抱です。赤ちゃんのために、もう少しだけ我慢してあげましょう。

その他、嘔吐や発熱を伴う場合は病院へ!

下痢は臨月の妊婦さんなら経験することが多く、出産兆候のひとつであれば心配することがないのですが、風邪や胃腸炎となるとまた別。嘔吐(吐き気)を伴う下痢や、発熱、普段と便の色が違う、水分量が多く排泄をコントロールできないほど激しい下痢の場合はウイルス性胃腸炎の可能性もあります。

ノロウイルスなどは、一度かかっても何度でも感染してしまうとても感染力の高いウイルスです。しかも、一年を通して流行しているため、いつかかるかわかりません。普通の下痢とは違い、以上の症状を伴う場合は楽観的に構えず、念のため病院を受診してください。

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臨月の下痢への対処法

お腹に優しいオクラのホットサラダ

臨月の下痢への対処法を細かく見ていきましょう。対処法を知るだけで、とても気持ちが楽になりますよね。自分の生活を見直して、改善していくことで、下痢がよくなっていくこともあります。

暖かいものを食べる、身体を温める

下痢の症状が気になる場合は、身体を温めることを考えてみましょう。
普段の下痢の時と同じように冷たいものばかりを飲んだり食べたりするのは避け、なるべく温かいものを食べるようにしてください。暑い時期になると、つい冷たいものが欲しくなります。妊婦さんは体温も高いので、尚更ですね。
しかし、下痢の時は腸を冷やさないようにすることが一番です。うどんやそばなら冷たいものより温かいものを選ぶ、飲み物も白湯やお茶など温かい飲み物を選んで飲むようにしてください。

腹巻などをして、身体を温めるのも効果的です。手首、首、足首を温めると身体全体が温まると言われているので、その部分を冷やさないように心がけることもポイントです。

食物繊維の豊富なものを控える

食物繊維が豊富な食事は下痢を誘発してしまいます。
下痢がひどい時はなるべく食物繊維の豊富なものを避けるようにしましょう。普段の下痢の時と同様に、消化にいい食事をするようにしてください。お粥、パンの白い部分、よく煮たうどんなどはお腹に優しいです。ぜひ、取り入れてみてください。

水分補給をしっかりする

下痢をしているときは、いつもよりも水分が体内から奪われているということを忘れないようにしましょう。
妊婦さんはそれでなくてもこまめな水分補給が必要です。下痢の時は、白湯や温かい麦茶など身体を温める飲み物を、少量ずつこまめにとるようにしてください。冷たい飲み物は、下痢を悪化させてしまいますので避けるようにしましょう。

臨月の便秘への対処法

便秘対策でミネラルウォーターを一気飲みする臨月の妊婦

ごく簡単にではありますが、下痢とともに起こる可能性の高い便秘の対処法についても紹介します。

食物繊維を摂り、水分補給をする

下痢とは逆に便秘に悩んでいる妊婦さんは、食物繊維を摂る食事を心がけましょう。
サラダはオススメですが、冷たいものは身体を冷やしますし、菌の心配もありますので、温サラダにしたりスープにしたりして摂るようにしましょう。スープなら、水溶性食物繊維が溶け出していても汁まで飲むことができますのでより効果的です。

水分補給もとても大切です。頻尿になるからと、水分を控えている妊婦さんは、積極的に摂るようにしてくださいね。

軽い運動を心がける

便秘の時は、軽い運動をすることも効果的です。座りっぱなしでいたり、寝転がったままでは腸は正常に動きません。リフレッシュも兼ねて、臨月でも軽い運動をするようにしてください。

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出産のときも下痢だったら…

下痢が続いていて、出産を迎えると「出産のとき、下痢してしまったら恥ずかしい…」なんて思ってしまいますよね。
自分では見えないから、なおさら恥ずかしいし気になります。しかし、医師や助産師さんにとっては見慣れた光景でもありますのでそれほど気にすることではありません。

それに、いざ出産となってしまったら、そんなこと考える余裕もありません。余計なことを考えると、それがストレスになってしまいます。ストレスは赤ちゃんに一番よくありませんので、なるべくマイナスなことは考えないようにしましょう。

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心配な下痢、大丈夫な下痢を見極めましょう

臨月になってからの下痢は、よくあることなので心配はいりませんが、嘔吐を伴ったり、発熱を伴うような時はちょっと注意が必要ですので、きちんと見極めるようにしてください。
妊娠中はピリピリして、それでなくても色々心配なことがあるという気持ちはわかります。しかし、自分の身体は自分が一番よくわかっているものなので、ちょっとした変化にも気づいてあげることが大切です。

日頃の色々な変化に気づけるようになると、赤ちゃんが生まれてからも赤ちゃんの変化に気づけるようになってきます。今から練習だと思って、自分を観察することをはじめてみてくださいね。