里帰り出産の手続きの流れ

里帰り出産の手続きはパパ大活躍!必要書類や期限を解説

里帰り出産の手続きは、ママとパパがいつどのように行動すると良いのか、産後の流れを解説。里帰り出産のために必須となる病院への手続きや入院中の持ち物、出産後に必要となる出生届、健康保険、児童手当、乳幼児医療費助成などの手続きと期限・提出先・必要書類一覧をご紹介します。

里帰り出産の手続きはパパ大活躍!必要書類や期限を解説

里帰り出産の手続きはパパの協力も必要になる!

子どもを産む時はやっぱり実家で産みたい方も多くいらっしゃいますよね。
しかし、問題になるのが出産や出産後の各種手続き。住民票のない実家での里帰り出産は、パパが協力してくれるととってもスムーズにいきます!

  • 里帰り先に必ず持って行くべき書類や持ち物なにか?
  • 里帰り出産をした後の手続きの流れや期限は?
  • 里帰り先の自治体で可能な手続き・不可能な手続きとは?

これらの情報をまとめました。
ママだけじゃなく、パパも一緒にやるべきことを確認して、安心して里帰り出産を迎えましょう!

里帰り出産する前に必要な手続き

手続きが不明な妊婦

「里帰り出産をする前に行う手続きはあるのか?」「どんな物を持っていくのか?」「パパの協力が必要な物はなんなのか?」。そんな疑問を確認してから実家に帰省しましょう。

里帰り出産をする際の分娩予約の手続き&必要書類

里帰り出産先の病院への分娩予約をする

まず里帰り出産をするには、出産する病院への分娩予約が必要になってきます。

可能なら妊娠12~20週あたりで一度帰省し、里帰り出産するための分娩予約を取ることをおすすめします。電話のみで里帰り出産を受けいれてくれる病院もありますが、予約前に診察(初診)が必要な産院もあります。

分娩予約が完了したら、妊娠30~35週頃までは住んでいる地域の病院で妊婦検診を行い、それ以降は実家に帰省して分娩予約を取った病院で妊婦検診を受けましょう。ただし、病院によっては、妊娠○週までに妊婦健診に来るよう指示されることもあります。

里帰り出産の移動時期は?飛行機で帰省するときの注意点
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分娩予約する際に必要な持ち物

  • 紹介状
  • 健康保険証
  • 母子手帳

母子健康手帳

分娩予約をする病院に必ず持っていく物や書類は上記3点。住んでいる地域の病院で書いてもらった紹介状と、ママの健康保険証。そして病院からもらった妊娠届出書を役所・役場に提出してもらえる母子手帳を持っていきましょう。

紹介状はとっても大事な書類で、妊娠高血圧症などの症状がある方の場合は、特に重要になっています。1,000円から5,000円ほど費用がかかってしまうので、紹介状を発行してもらう時は多めにお金を持っていきましょう。

妊娠健診の補助券は他県では使用不可!お金は多めに…

妊娠健診の補助券は他県では使用不可

住んでいる地域の役所・役場でもらった母子手帳と一緒に妊婦健診補助券があります。里帰り先の病院が同県内なら、妊婦健診は同様に補助券を使うことができます。しかし、他県の場合は、里帰り出産をする病院でその補助券が使えることはめったにありません。

里帰り出産中の妊婦健診は基本的には実費での支払いになります。ただし、産後に支払った費用の領収書を住民票のある自治体に届け出ると、受診にかかった費用は還付されます。

出産時・出産後に必要となる書類と持ち物一覧

里帰り出産をする前に一度パパと一緒に出産時と出産後に行う手続きをそれぞれ確認しましょう。必要となる物や書類をしっかり把握することでスムーズに手続きができるようになります!

出産時に必要となる物や書類をチェック!

  • 母子手帳
  • 印鑑(シャチハタ不可)
  • 筆記用具
  • 入院書類
  • 健康保険出産手当金支給申請書(産休中の方のみ)

印鑑と朱印

まず出産時に必要となる物や書類をまとめました。
母子手帳、印鑑は里帰り先へも絶対に忘れないようにしましょう。入院書類は里帰り先の病院から健診時に渡されたり、入院中の対応になることもあります。

産休中の方は、出産手当金をもらうために必要な申請書も忘れず持参しましょう。産院で『出産の証明欄』を記入してもらう必要があります。

出産後に必要となる物や書類をチェック!

  • 出生届
  • 健康保険の加入
  • 乳幼児医療費助成
  • 児童手当金
  • 出産育児一時金・付加金
  • 高額医療費(適応となる場合のみ)
  • 出産手当金(適応となる場合のみ)

出産後の必要な物、そして書類に手続きをまとめました。この点は、下記の出産後の流れに一覧として詳しく説明します。

ちなみに出産手当金は産休を取得した方のみが受け取り対象となる書類です。
高額医療費は、お産の状況によっては自然分娩でも適応される可能性がありますが、主に帝王切開をしたママに適応されることが多いでしょう。

里帰り出産の手続きの流れを解説!

それではママが里帰り出産を行った時の流れを確認しておきましょう。本当にパパの協力がないとうまく回らないので、帰省先のママを安心させるためにも、ちゃんと確認することが大切です。

以下の表は、産後1ヶ月以内に必要な手続きをまとめたものです。
基本的には、住民票のある役所への書類提出が必要なものはパパがやった方が効率的です。

 提出先期限

出生届

住民票のある役所
出生地の役所
本籍地のある役所

出生後14日以内

児童手当

住民票のある役所出生日翌日から15日以内

子供の健康保険

扶養者の勤務先

できるだけ早く
※乳児医療費助成のため

乳幼児医療費助成

住民票のある役所1ヶ月健診までに

出生届を提出する(出産後14日以内)

出生

出生届を提出は生まれてから出産日から14日以内に行う必要があります。14日を過ぎてしまった場合5万円以下の過料を受ける場合があるので、しっかりと出生届を提出しましょう。

出生届は、子どもの生まれた地域、すなわち里帰り先の役場でも提出が可能になっていますので、出生届はママでも対応することができます。海外での出産の場合は、3ヶ月以内に出生届を提出する決まりです。

出生届に必要な物や書類

  • 出生届
  • 出生証明書(医療期間発行)
  • 届出人の印鑑(シャチハタ不可)
  • 母子手帳
  • 身分証明書
  • 外国人登録証(子供の養育者が外国の方のみ)

出生届は、里帰り先の役所でも提出可能ですが、やはり生後まもない身体で直接出向くのは難しいもの。子供が産まれたら、母子手帳や出生証明書を一度パパに預け、提出してもらった方が安心です。

出生届の書き方は?赤ちゃん誕生時の必要書類の記入方法
出生届の書き方は?赤ちゃん誕生時の必要書類の記入方法

子どもの健康保険の申請をする(出生届後、できるだけ早く)

出生届の提出が終わったら、すぐに手続きするべきなのが、子どもの健康保険の申請です。子どもの健康保険証は申請後から10日ほど経たないと送られてきません。

乳幼児医療費助成の手続きにも必要となりますので、できるだけ早く健康保険の申請を行ってください。ママかパパが社会保険に加入している場合、年収の多い方の扶養に入るのが一般的です。

勤務先を通じて加入手続きをすればOKですので、出産後にパパかママ、扶養者となるどちらかが会社の総務など担当者に連絡しましょう。

健康保険の申請に必要なものや書類

  • 健康保険証
  • 母子健康手帳
  • 出生届のコピー
  • 印鑑

出生届と健康保険の加入が終了したら、パパはママへ母子手帳を返して大丈夫です。
ママの扶養に入る場合は、産前から会社の担当者と郵送での手続きなどを事前に打ち合わせておくと安心です。

児童手当の手続きをする(出生日翌日から15日以内)

役所で児童手当の手続きをする男性

出生日翌日から15日以内の重要な手続きが「児童手当の手続き」です。この手続きは15日を過ぎてしまうと1ヶ月分の児童手当を受け取ることができなくなります。その金額は15,000円、かなりの金額が1日過ぎるだけで受け取れなくなるので、しっかり15日以内に対応しましょう。

児童手当の手続きは、里帰り先の役所では手続きできません。そのため、これは主にパパの担当となるはずです。出生届は里帰り先OK、児童手当は里帰り先NGという点をよく覚えておきましょう。また、児童手当の届け出は、出生届が受理されてから行ってください。

ちなみに、児童手当は申請した月の翌月分からもらえます。2月~5月分を6月に、6月~9月分を10月に、10月~1月の分を2月にそれぞれまとめて受け取るようになっています。

児童手当の手続きに必要な物と書類

  • 申請書
  • 印鑑
  • 請求者名義の銀行口座が分かる物
  • 請求者の健康保険証のコピー
  • 所得証明書(必要な方のみ)

児童手当は、原則として児童と同居している方が請求者となり、その方の名義の銀行口座に振り込まれます。共働き家庭の場合は、年収の高い方(家計の中心)が請求者となります。

所得証明書は申請年の1月1日に申請する自治体に住んでいなかった場合に必要な書類となっています。児童手当の所得制限を確認するためのものなので、共働きの場合はパパとママ両方の分が必要です。

乳幼児医療費助成の申請の手続きをする(1ヶ月健診までに)

続いて「乳幼児医療費助成の申請手続き」です。「子ども医療費助成」という名前の自治体もあります。

この手続きは子どもの1ヶ月検診までに手続きを行わなくてはいけません。これも児童手当同様に、里帰り出産先の役所ではなく、住民票のある市町村区の役場での手続きが必要ですので、児童手当とともにパパが手続きをしてくれると安心です。

乳幼児医療費助成制度は、子供の医療費を一部~全額助成してくれる制度です。A市は中学生まで医療費無料だけれど、隣町のB市は高校生まで無料、その隣のC市は3歳以上は1割負担など、助成額は自治体で大きく異なります。

一度住んでいる地域の助成はどんなものか確認しておくと良いでしょう。

乳幼児医療費助成の申請の手続きに必要な物と書類

  • 子どもの健康保険証のコピー
  • 申請者の印鑑
  • 所得証明書(必要な方のみ)

子どもの健康保険証は出産してからすぐに手続きを行っているので、手元にあると思いますのでコピーをとって持っていましょう。また所得証明書に関しては、児童手当の時と同様に、出産した年の1月1日以降の転入者の方のみで構いません。

予防接種の実施依頼書の手続きをする(産後2ヶ月目までに)

予防接種を受ける赤ちゃん

2ヶ月以上の長期にわたって里帰りを予定している方向けの制度です。
赤ちゃんの予防接種は1番早いもので生後2ヶ月から接種可能です。初めは四種混合の予防接種が一般的ですが、こうした定期予防接種の費用は、本来は自治体から発行された補助券によって医療機関の窓口での支払いはありません。

しかし、長期にわたって里帰りをしている方の場合、里帰り先の他県の病院では補助券を使用できません。また、予防接種のためには、住民票のある市町村が発行する、里帰り先の自治体(または医療機関)宛ての『予防接種実施依頼表』が必要です。

予防接種の依頼書を病院へ持参しても、料金は全額自己負担が基本です。ただし、のちに還付金を受け取れます。

『実施依頼書』は申請から1週間ほどで指定して住所に郵送で届きます。希望するママは実家の住所を記入しましょう。自治体によって手続きの方法が違うので、まずは問い合わせることをおすすめします。

その他、産後に申請するべき手続き

里帰り出産中に行う必要はありませんが、産後に必要な手続き一覧です。
ただし、加入している健康組合や協会などに申請が必要なものは、郵送でも申請を受け付けてくれるのが一般的です。里帰り出産中の方が時間に余裕があると思う方は、早めに手続きしておいても良いでしょう。

妊娠検診費用の還付請求(健診後1年以内)

「妊娠健診費用の還付請求の手続き」です。里帰り出産する方にはとっては、必須の手続きともいえます。

出産する前に分娩予約している病院で検診を行っても、助成金が使えません。そのため、自己負担した費用を後から住んでいる地域の自治体に還付請求することができます。

妊婦検診費用の還付請求の手続きに必要な物と書類は、以下の通りです。

  • 母子手帳
  • 健診費用の領収書
  • 使っていない妊婦健診の助成券
  • 還付金を振り込む銀行口座が分かる物

出産育児一時金(出産翌日から2年以内)

病院の受付カウンター

国民健康保険や社会保険に加入していた方なら、出産時に42万円が支給される出産育児一時金制度。里帰り出産でも、直接支払い制度を利用すれば、入院中の書類記入で手続きは完了し、高額な医療費を窓口で支払う必要はありません。

ですが、もし直接支払い制度を利用しない、又は利用できない産院の場合は、一度は窓口で分娩費用・入院費用を全額支払い、その後に各保険組合への申請が必要です。申請期日は、出産翌日から2年間。必ず申請するようにしましょう。

出産育児一時金に必要な書類は以下の通りです。

  • 出産育児金支給申請書
  • 母子手帳
  • 産院から発行された領収書
  • 健康保険証
  • 印鑑
  • 一時金の振込先となる通帳
出産育児一時金で損をしない!制度や申請方法/支給額と時期
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高額療養費制度(診療費の翌月から2年以内)

自然分娩と異なり、帝王切開は健康保険が適応されます。しかし、健康保険を利用したとしても、3割は自己負担となり、帝王切開にかかる費用は平均40万~100万円。出産育児金の42万円では間に合わないケースも少なくありません。

ですが、健康保険が適応される帝王切開は、高額療養費制度の適応範囲です。高額療養費制度とは、1世帯において1ヶ月間の医療費が限度額を超えた場合、超過金額分を助成してくれる制度です。

詳しくは、加入している保険の組合や協会へ問い合わせる必要がありますが、病院での領収書は必要となりますので、なくなさないように保管してください。

一般的に必要な書類は以下の通りです。

  • 病院での領収書
  • 保険証
  • 印鑑
  • 振込口座の分かるもの
帝王切開にかかる費用と自己負担を減らす5つの制度
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出産手当金(産前産後休暇開始翌日から2年以内)

勤務先の健康保険に1年以上継続で加入しており、産前産後休暇を取得している女性がもらえるお金です。産前産後休暇をとる前に説明があったと思いますが、加入先の健康保険へ書類の提出が必要となります。医療機関の記入が必要な書類もありますので、忘れずに記入してもらってください。

申請そのものは、産休に入る産後56日~2年以内まで有効です。振り込みに2週間~2ヶ月かかります。

産休中の出産手当金給付条件|いつもらえる?いくらもらえる?
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里帰り出産でも夫婦のコミュニケーションが大事!

里帰り出産をする際に必要な手続きは、とっても多く不安になってしまいます。しかし夫婦のコミュニケーションがしっかり取れていれば、問題なく対応することができるはずです。ママが安心して里帰り出産することができるように、パパはぜひ活躍してください!

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