つわりが辛い時の緩和法

つわりが辛い!助けてほしい時の緩和方法

つわりが辛い、助けてほしいと感じているママさん向けに、さまざまなつわりの種類とつわりを緩和させるコツについて説明しています。つわりを緩和させる食べ物、生活習慣、リラックスできる環境作りなどちょっとした工夫で変えられるものを挙げています。

つわりが辛い!助けてほしい時の緩和方法

つわりが辛すぎるときの過ごし方やつわりを軽減する方法

赤ちゃんに会えるまでの辛抱だと自らに言い聞かせるも、つわりはある程度の期間辛い状態が続くため、ママ達が助けてほしいと酷く苦しんでしまう期間だと言えるでしょう。赤ちゃんがお腹にいることによって引き起こされるさまざまな体の不調を、少しでも軽減する方法はないのかと試行錯誤するママも多いはずです。今回は、つわりと呼ばれる症状のさまざまな種類、少しでも軽減できる解決策について解説してきます。

つわりとは

つわりで吐きそうになっている妊婦さん

つわりは、妊娠初期に見られる特有の症状です。妊婦さんを悩ます代表的な症状は、吐き気、胃がムカムカする、匂いに敏感になる、いくら寝ても眠い、頭痛など、個人差が大きいです。つわりが起こる原因は、一般的にホルモンバランスや環境の変化にママが上手に適応できないなどと言われていますが、現代医学を持ってもまだ詳しく分かっていません。人類が誕生して数百年たっていても、生命の誕生は謎に包まれているのですね。

辛すぎるつわり…いつ終わるの?つわりが引き起こされる時期

つわりは妊娠5週から6週くらいから始まり、妊娠12週から16週で落ち着くという方が多いです。しかしながら、赤ちゃんが産まれるまでつわりが継続したという方もおり、つわりの程度や時期には個人差があります。つわりのピークは妊娠7週から9週近辺と言われているので、産まれてくる赤ちゃんのことを思って、この時期を頑張って乗り越えていきたいですね。

辛いつわりは男の子?つわりと赤ちゃんの性別との関係

「つわりが辛いと男の子」「つわり中に甘いものが欲しくなると女の子」など、つわりの症状によって生まれてくる赤ちゃんの性別を判別するような噂を耳にすることがあります。本当なのでしょうか。もちろん、本当ではありません。つわりが起こる原因も解明されていないのですから、つわりの症状で性別が分かるはずがありません。

そんな噂を耳にした時は、「そうかもしれないね」と、会話を楽しむことに努めましょう。思うのは自由です。赤ちゃんが生まれた時に「やっぱりそうだったわ~」「違ってたわ~」とケラケラ笑ってその場を楽しく過ごすのがいいですね。

つわりの時期の食生活で注意すべきことは?

ゆったりと紅茶を飲んでいる妊婦さん

妊婦さんに気分不良を起こしてしまうつわりですが、具体的に緩和させる方法はあるのでしょうか。ここでは、食生活に焦点を当てて解説いたします。

つわりを軽減するビタミンB6を摂ろう

つわりを軽減する食べ物は、ビタミンB6・ビタミンB1・たんぱく質などを多く含む食材です。中でもビタミンB6(葉酸)は大切で、吐き気やだるさを緩和させる働きを持っています(注1)。具体的な食べ物として手軽に摂れるものとしてはバナナです。小分けにしておいて、空腹を感じたときに口にすると良いでしょう。他にも赤身の魚(マグロ、カツオなど)やレバーやピーナッツなどにビタミンB6が多く含まれています。

妊婦さんに生ものはおすすめ出来ないため、加熱調理などで火を通してから食べるようにしましょう。他、パンやシリアルやクラッカーなどの複合炭水化物は、消化吸収も良く、ゆっくりエネルギー供給して満腹感を維持してくれるという点でおすすめです。

つわりの時は栄養を摂ることが第一優先

つわり中は、食べ過ぎても空腹過ぎても気分が悪くなることが多いです。そのため、食べられるものを食べられる量だけ食べられるときに摂るよう、心がけると良いでしょう。この時期に限っては栄養バランスが多少偏食になっても構いませんので、栄養を摂ることを第一優先に考えます。

また、嘔吐をすることによって水分も体内から出ていき、脱水症状になってしまうこともあります。気分が悪くならない程度に水分も多めに補給することが大切です。

つわりを軽減させる生活習慣を実践してみよう!

辛いつわりを少しでも楽にするコツがあります。日常生活の中で無理なくできる方法です。つわりが辛いママはぜひ取り入れてみて下さい。

ゆっくり過ごす

安静にしてソファーで横になっている妊婦さん

つわりのときは、無理をしないでなるべく安静にゆっくりと過ごすことが大切です。仮眠が出来るときには眠いのを我慢しないで布団に入って睡眠を取るようにしましょう。ブラジャーや締めつけのきつい服は避けてください。

周りの力を借りる

体調が悪いときには、周りの力を借りることも必要です。パパや実家に協力をお願いするのもいいですが、意外にも便利なのは食材配達サービスです。今は、栄養バランスをしっかり考えたお弁当などを宅配でお願いすることが出来る時代です。カット済み野菜やレシピが付いている食事セットもあり、サービスが充実しています。つわりが辛くて食事の支度や家事ができない時は、無理をせず、周りに協力を求めましょう。

精神的にリラックスできる環境作り

精神的に不安やストレスを感じていたりするために、つわりの症状が酷くなるということがあります。自宅にいながら出来るネットショッピングで買い物をしたり、好きなテレビを見たり、赤ちゃんが産まれた日のことを想像して勉強をしたり、読書をしたり…少しでもご自身にとってリフレッシュできる環境が作れるように工夫しましょう。

ハーブやアロマの香りでリラックスできる方は、それを用いて落ち着くのも良い方法です。ただ、においに敏感になっている時期なので、あまり刺激が強いものは選択しないようにしてください。

こんなときはどうする?

つわりの症状が辛すぎる時はどうしたらいいのでしょうか。ここでは、つわりに悩む妊婦さんに知ってほしい「こんなときはどうする」をご紹介します。

つわりが辛いのに仕事を休めないとき

つわりが辛くて仕事を休みたいのに休みたいといいにくい時は、かかりつけ医に相談しましょう。かかりつけ医から仕事を休むように指導を受けたら、「母性健康管理指導事項連絡カード」にその旨を記載してもらい、勤務先に届けます。

「母性健康管理指導事項連絡カード」とは、かかりつけ医がママに指導したことを、勤務先に分かりやすいように伝えてくれる、働くママの力になってくれるカードです。「母性健康管理指導事項連絡カード」を提示された会社は、記載内容に応じて、男女雇用機会均等法第13条に基づく下記のような適切な措置をとる義務があります。

  • 通勤時間はラッシュ時を避ける
  • 休憩時間や休憩回数を増やす
  • 勤務時間を短縮する

「母性健康管理指導事項連絡カード」の記載様式は、厚生労働省のホームページ(注2)からダウンロードできるほか、母子手帳にも添付されています(注3)。

何をしてもしなくてもつらい…辛すぎるつわりは妊娠悪阻(にんしんおそ)かも

病院で産婦人科女医に母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらっている妊婦さん

つわりは時期が来ると落ち着くものですが、あまり症状が酷い場合は「妊娠悪阻」という病気の可能性があるため注意が必要です。1日に何回も吐く、体重が短期間に数キロも減った、尿の回数や量が減った、クラクラしてだるさがとれない(脱水症状)などの症状が見受けられる場合は、病院を受診し、医師の指示をあおぎましょう。

妊娠悪阻と診断された仕事をしているママなら、仕事ができる状態ではないはずなので、かかりつけ医に「母性健康管理指導事項連絡カード」の記入をお願いし、勤務先へ提出してください。すぐに仕事を休み、身体の回復に努めることが必要です。

ひどいつわりは我慢せず病院へ!入院が必要な場合も

妊娠悪阻は病気なので、ご自身が何か努力したところで良くはなりません。放っておくと入院が必要な状態になってしまうこともあります。あまりにもつわりの症状が酷い場合には、無理をしないようにしてください。

吐き気や嘔吐だけではない!つわりにはさまざまな種類がある

テレビなどで「妊娠したかも」と嘔吐している様子が写し出される影響もあり、つわりは嘔吐だけが症状だと認識しがちな部分があります。しかし実際のところ、それ以外にもつわりの症状と思われるものがあるのです。基礎知識として代表的な、つわりの種類をご紹介いたします。

吐きづわり

症状として、最もよく知られているつわりです。食事をした・していないに関わらず、一日中吐き気に悩まされてしまう症状を指します。そうは言っても全く食べ物を食べない訳にはいきません。嘔吐してしまった時は、なるべくのどに負担をかけないような、柔らかいものを食べると良いでしょう。

人によっては、ある時間帯だけ敏感になって嘔吐を繰り返してしまう方もいます。全く食事がとれない、ましてや水分も撮れない状態だった場合には、無理をしないで病院を受診し医師に相談してみることが必要です。

食べづわり

冷蔵庫を開けたままでハンバーガーを食べている妊婦さん

空腹になると気分が悪くなるのが、食べづわりです。常に何かを口にしていないと落ち着かないのですが、食べ過ぎると逆に気分が悪くなる傾向があります。空腹だと気分が悪くなるため食事を摂るが嘔吐してしまう…という食べづわりと吐きづわりの混合型の方もいらっしゃいます。

何か食べることができるだけ、栄養面は問題がないケースが多いですが、それによる体重増加には注意をする必要があります。食べられるものを小分けにして、少しずつ食べるのが良いでしょう。

においづわり

妊娠初期はにおいに敏感になることが多く、平気なにおいと苦手なにおいにはっきりと分かれます。煙草や生ごみなどの一般の人も不快に感じるようなにおいではなく、特定の香水の香りや、生活している際に自然に発生している、何気ないにおいに敏感に反応するようになります。

何のにおいが苦手になるのかは個人差がありますが、においが強烈なものは避けた方が良いでしょう。また、においに敏感になって嘔吐してしまう…という吐きつわりとの混合型が多いと言われています。

よだれづわり

マイナーなつわりの一種ですが、意外にも多くの方が経験されているつわりです。唾液の分泌量が増えるために、よだれが増えてだらだらと垂れてきます。自分の唾液の味に気分が悪くなり、吐き気を訴える方もいらっしゃいます。そのため、ペットボトルやバケツを身近に置いておき、唾液が溜まったら吐き出す作業を繰り返さなければなりません。

外出時には中身の見えないペットボトルの中に唾液を吐き、対処している方が多いです。飴やガムを口に入れることで唾液が気にならなくなる方もいるため、唾液の味を和らげる食べ物を探すと良いでしょう。

眠りづわり

いくら寝ても眠い…という症状を眠りづわりと言います。生理前に引き起こされる眠気より強烈な睡魔を感じ、無意識に寝てしまうことがしばしばあります。常に眠い状態で、判断力が鈍ってしまいます。車の運転をしていて無意識に寝てしまうことも考えられますので、長距離ドライブは避けた方が良いでしょう。

眠りづわりの場合は、いつも眠くて寝ているため、怠けているだけだとご家族に理解されにくい部分があるのが辛いところです。眠くなるのは妊娠超初期に、プロゲステロンの分泌量が過剰になるためであり、胎盤ができると逆に減少するため、眠気も落ち着いてきます。眠くなってしまう時期や理由を周囲に説明し、理解してもらう必要があります。

医師と相談の上投薬をすることもある

つわりに効く薬というのはありません。しかし、症状を和らげるための吐き気止めや妊婦さんも医師と相談の上飲める薬があります。こちらも人によって効果が見られる方と見られない方がいらっしゃり個人差があります。
また、妊娠中に不足しがちなビタミン類を補うために、嘔吐が酷い方などにビタミン剤を処方される例もあります。あまり症状が酷い場合には、医師と相談の上に特に影響のない薬を飲む、ということも必要です。

辛いつわりはわずか数か月、上手に乗り越えよう

つわりは数週間から数ヶ月の間続く症状なため、終わってみたら赤ちゃんを産む一瞬より辛かったと答えるママさんもいるくらい苦しいものです。しかし、何ヶ月か先に誕生する赤ちゃんのことを思って乗り越えなければいけない時期とも言えます。この記事を参考に、助けてほしいと思うくらいの辛いつわりと上手に付き合い、つわりが治まるまでしっかりと乗り越えていきましょう。

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