妊婦もシートベルト着用は必須?

妊婦はシートベルト免除は本当?妊娠中のシートベルトの付け方

妊婦さんはシートベルトの着用義務はどうなってるの?車に乗る人の安全を守るシートベルトが妊娠中は着用義務が免除されるのは本当でしょうか?妊娠中のシートベルトの着用についての真実や道路交通法の内容をチェックしてみましょう!妊娠中の女性とお腹の赤ちゃんを守るシートベルトの付け方も解説!

妊婦はシートベルト免除は本当?妊娠中のシートベルトの付け方

妊娠中の疑問!妊婦さんはシートベルト着用を免除される?

妊娠しても車は運転できますし、ご主人が運転をする車の助手席に乗る機会も多いでしょう。
ですが、大きくなるおなかにシートベルトを回すのはやや億劫ですし、なによりお腹の赤ちゃんを圧迫したりしないかしら?と、思うことありませんか?

「妊婦さんはシートベルトをしなくていい」と聞くこともあるでしょう。ですが、それは本当でしょうか?妊婦だからシートベルトをしなくていいと思っていたのに、警察に止められた!なんてことがあっては、ちょっとシャレになりませんよね。

そこで今回は、妊婦さんはシートベルトを着用義務が免除されているのか?や、シートベルトを着用する必要性について探っていきたいと思います!
妊娠中にはシートベルトの着用が免除されるのでしょうか?併せて正しいシートベルトの着用法や『マタニティシートベルト』の存在についてもお話していきます。

妊娠中でもシートベルトは大切!妊婦さんにも着用が見直されている理由

シートベルト着用義務について調べるママ

シートベルトは本来、車に乗る人の命を万が一の事故から守るために義務付けられています(道路交通法第71条3)。
妊婦さんはシートベルト着用義務が免除されている…という話は聞きますが、それはちょっと昔の認識。シートベルトの機能や目的は、妊娠中の女性に対しても変わらず、むしろシートベルト着用はお母さんとお腹の赤ちゃんの命を守るために大切なものです。
むしろ、妊婦だからこそシートベルトの着用が大切と見直されてきている理由を見ていきましょう。

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シートベルトは急ブレーキや万が一の事故の衝撃から守る

妊娠中は身動きが取り難い分、動作が鈍くなってしまいます。日常的にもとっさに我が身を守ることが難しくなってしまうのに、「車に乗っているときはシートベルトを着用しない」というのはちょっとおかしな話ですね。

運転者が何らかの原因で急ブレーキを踏んだとき、もしシートベルトをしていないとダッシュボードなどに身体を強打したり、エアバック作動の衝撃をもろにお腹に受けてしまう可能性は出てきてしまいます。また、妊婦さん自身が自分で車を運転する場合も要注意です。体調が不安定になりがちな妊娠中、思わぬタイミングで注意力・集中力が低下し、ブレーキを踏むのが遅くなってしまうこともないとは言えません。

シートベルトをしていないなら、急ブレーキや万が一の事故の衝撃をそのまま受けやすく、強いては妊婦さんだけでなくお腹の中の赤ちゃんの命に関わる事態に発展しかねないのです。
シートベルト着用で、このリスクを回避し、妊婦さん、胎児の身の安全を確保できる可能性は高い以上、基本的には妊婦さんといえどもシートベルトは着用すべきでしょう。

事故のときに、身体ごと外に放り出されないように

万一の事故について考えるママ

衝突の勢いが大きいとき、シートベルトをしていないのなら身体はそのまま事故の衝撃を受け、車内のあらゆる場所に身体を叩きつけられたり、車外に放り出されてしまうこともあります。

このようなレベルの事故になると、妊婦にかかわらず生死に関わる可能性が高いことが考えられます。シートベルト着用で守れるもの、シートベルトの非着用で失う可能性があるもの・・・いのちを天秤にかけるようなことは出来ませんが、ママの無事なくして赤ちゃんの無事はあり得ないのではないでしょうか?

三点式シートベルトは妊婦さんにも安全

現在の自動車は、運転席、助手席ともに3点式のシートベルトが標準となっています。
二点式が標準だったときは、二点式では事故や急ブレーキの衝撃を受けたときの妊婦さん自身の身体の屈折によってお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまうと指摘されていました。

ですが、現在主流となっている三点式のシートベルトでは、上半身をしっかり支えられるために、衝撃を受けて身体が屈折することはありません。つまり、2点式のシートベルトにあったリスクは3点式にはない、ということが出来ます。

つわりやお腹が大きくなったときのシートベルトは、確かに心地の良いものではありません。しかし、妊婦さんは自分自身の命と、お腹の赤ちゃんの命の2つの命を抱えていることをお忘れなく。

妊婦さんも正しくシートベルトを!妊娠中のシートベルト着用方法(三点式)

安心して車に乗車するためにも、妊婦さんのシートベルトの正しい着用方法をチェックしていきましょう!

1.腰ベルトはお腹のふくらみを避けて、腰骨の一番低い部分(両足の付け根)あたりに通します。
2.肩ベルトは首にかからないように胸の間を通し、お腹の膨らみを避けて脇腹の方向に通します。
3.運転者の場合は、お腹のふくらみとハンドルの間に隙間が出来るように、座席シートの位置や高さを調節しましょう。

ポイントは、子宮のふくらみにかけてシートベルトを通さないことです。骨の上にベルトを通すことを意識してみましょう。車種により、妊婦さんの身長に合わせてシートベルトの高さを調整できる車もあります。
なお、ベルトは緩んだり締め付けた状態ではなく、ピッタリと身体にフィットしていますか?シートベルトがちゃんと機能するかも確認しましょう。

妊婦のシートベルト着用免除は本当?道路交通法を読み解く

妊婦のシートベルト着用義務を調べるママ

まことしやかに囁かれるのは「妊婦はシートベルト着用が免除されている」という話。果たして本当なのでしょうか?道路交通法ではどのようになっているのかも確認してみました。

道路交通法でのシートベルトの取り決め

道路交通法第七十一条の三によると、車の運転者の遵守事項として・・・

『自動車の運転者は、座席ベルトを装着しないで自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため座席ベルト(※シートベルト)を装着することが療養上適当でない者が自動車を運転するとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない』
(道路交通法第七十一条の三、普通自動車等の運転者の遵守事項)

とあります。
わかりやすく言うなら、病気怪我でシートベルトを着用すると問題がある人以外は車を運転するときはシートベルトをしてくださいね!運転者の義務ですよ!ということです。

ちなみにその下には・・・

『自動車の運転者は、座席ベルトを装着しない者を運転者席以外の乗車装置に乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、幼児(適切に座席ベルトを装着させられる座高の子供を除く)を当該乗車装置に乗車させるとき、疾病のため座席ベルトを装着させることが療養上適当でない者を当該乗車装置に乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない』 (道路交通法第七十一条の三の2、普通自動車等の運転者の遵守事項)

と、あります。
話はややこしくなりますが、まず、シートベルトを正しく装着できない幼児はシートベルト着用が免除されているというよりもチャイルドシートが必須。次に病気ケガのある人は、運転者のケースと同じですね。やむを得ない理由があるときは着用義務を免除されうるようです。

不親切なことに、妊婦さんについての記述はありませんので、「妊婦さんも義務なの?」とも受け取れますが、警察では現状妊婦さんにもシートベルト着用を推進していますよ、ということなのだそう。

だからといってこれを逆手に取って、妊娠中だからと言ってシートベルトをしないでいい!ということにはなりません。免除されているいないにかかわらず、自分とお腹の胎児を守るためにシートベルトはしっかりとすべきでしょう。

通常、シートベルト着用義務を免除されうるときとは、どんなとき?

通常においてシートベルトの着用義務を免除されうる健康保持上適当ではないときとは、具体的にどのようなときのことを言うのでしょうか?
これの基本的な基準としては医師の確認が必要ですが、まさか比較的急ぎの事態で医師にシートベルトについて確認工程を踏んでから乗車―――というのも少々現実的ではないため、妊娠中は義務にはなっていないと考えられますが、先に説明したとおり安全を確保できる確率が高いことから妊婦さんもシートベルト着用は推奨されています。ですが、さすがにこんなときは安全にシートベルトを着用できる状況ではないと言える状況をまとめてみました。

  • 陣痛が強く起き上がっていられない。
  • 大量出血が起きている。
  • 破水している。
  • 他何らかのけが障害等により起き上がっていられる状態ではない。

上記のような緊急事態の場合は、健康上のトラブルが起きている状態とみなされますので、シートベルトの着用は免除されうる状況となるのではないでしょうか?
どういった場合が健康保持の上で妊婦さんのシートベルト着用が適当でないのか、双子の赤さんを妊娠している場合は…など、どうしても心配なことは迷わず医師に確認しましょう。

シートベルトが苦しいならマタニティシートベルトがおすすめ

お腹が苦しくて運転ができないママ

0歳と4歳の現役ママである私も、妊娠中のシートベルト着用には結構悩まされました。
妊娠7ヶ月ごろからお腹の張りに悩まされてきた私は、シートベルトの締め付けでお腹が張ってしまうような感覚があったので、できることなら外したいなぁと思っていました。というよりも、正直シートベルトは苦手すぎて、主人と一緒に奮闘した記憶があります。

シートベルトは運転者、助手席同乗車の義務ですし、もちろん妊娠前はシートベルトを不快に思ったことは1度もありません。だからこそ、妊娠すると身の回りの当たり前のことにもこんなにも不快に感じるんだなぁと思ったものです。

シートベルトの締め付けが苦しくて苦手な人には、マタニティシートベルトがおすすめです。ただでさえ体調が不安定になりがちな妊娠中ですので、車での移動が少しでも快適に出来るよう環境を整えていきましょう。

妊婦さんがシートベルトをしたくない理由

実際、現役のプレママ・ママ達は、妊娠中のシートベルト着用が苦手と感じているのでしょうか?リサーチしてみました。

理由1.つわりで締め付けが気持ち悪い

個人差が大きい妊娠中のつわり。何事もなく毎日を過ごすことが出来る人もいれば、気持ち悪くて辛い毎日を送る人もいます。つわりがひどくて車に乗っているだけでも辛いという人の中には、シートベルトの締め付けでつわりが助長させられていると感じる人も。
同じ妊娠中でも、つわりのときには特にデリケートで不快に感じてしまうことも多いものです。

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理由2.お腹周辺の圧迫が不安

妊娠中期~後期はお腹の赤ちゃんの成長とともに、お腹も目立ってくる時期。
お腹が大きくなるにつれて、シートベルトが窮屈になって、圧迫感を感じますし、何よりお腹の赤ちゃんが苦しくないかと思ってしまって、シートベルトの着用に抵抗を感じる妊婦さんは少なくありません。

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理由3.長時間同じ体勢でいるのがしんどい

特に妊娠後期は、大きなお腹を支えるために体のバランスが急激に変わり、腰が痛くなることも多い他、お腹が張ったりと体調により、長時間同じ姿勢を取り続けていることも辛くなってきてしまいます。シートベルトで身体が固定されてしまうと、辛いこともあるでしょう。

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オススメ!マタニティシートベルト

妊婦が乗る車のシートベルト

それでは最後に、マタニティシートベルトとはどのようなものなのかをご紹介していきます。

通常、シートベルトは妊婦さんの身長にもよってお腹の上にベルトがかかり、どうしてもお腹周りが苦しくなってしまうことも。
妊娠初期だとベルトの締め付けによって気持ち悪くなってしまう人もいますし、お腹が大きくなる妊娠後期は圧迫感がつらいと感じる妊婦さんも少なくありません。
そのような悩みを持つ妊婦さんも安全に車に乗るために、マタニティシートベルトがあります。

マタニティシートベルトは、妊娠中どんどん大きくなるお腹に合わせて、締め付けないように母体を固定するためのシートベルトで、役割は一般的なシートベルトと変わりませんが、大切なお腹に負荷や圧迫感を与えないための工夫がされています。

マタニティシートベルトの特徴

一般的なシートベルトは、腰の横にバックルがありますが、通常の状態ではベルトは腰の右と左の2点で止まっているため、ベルトがお腹にかかってしまうこともあります。
マタニティシートベルトは、お腹の下の部分のベルトをずれないように固定し、ベルトがお腹にかからないように支えるようになっているため、腰ベルトがお腹にかかり圧迫することがありません。お腹のでっぱりの下(もしくは、ふともも)を押さえるので、出産間近の大きなお腹でも締め付けを感じることなく、快適に乗車できます。

4,000~7,000円程で手に入れられ、使い方も座布団のようにシートに敷いて使う簡単なつくりなので、車に乗る機会が多い妊婦さんには安全のためにオススメです。

おすすめ商品2選

■Tummy Shield■

さまざまなマタニティシートベルトが販売されていますが、おすすめは「Tummy Shield」です。こちらはオーストラリアで開発されたマタニティシートベルトで、妊婦さん用のシートベルト装着補助アイテムとして人気です。装着の仕方は、とても簡単!

自分がよく座るシート(運転席でも助手席でも可)に金属フックを固定して、シートベルトの腰ベルトを通していき、足の付け根部分を固定する作りです。
ちなみに、本体を前席で用いる場合は、本体装着用ベルトを座席の後ろ側に回して、バックルでつないで固定していきましょう。後部座席で使用する場合は、置くだけで使用可能です。

■ZUWIT バンプベルト■

シートベルトがお腹ではなく、太ももに当たるように作られたのが「ZUWIT バンプベルト」です。装着も簡単ですし、乗り降りするたびに取り外す必要がないので、車に乗る機会が多い人にはオススメのアイテムです。

マタニティシートベルトはレンタルもお得!

マタニティシートベルトを購入するかどうかは正直迷うところだと思います。
ずっと使い続けられるものというよりは、妊娠中にのみに活躍するアイテムなので、数千円とはいえこの数ヶ月のために購入するか我慢するかという選択に思わず悩まされてしまう妊婦さんも少なくありません。買うには少しハードルがある人にオススメするのが、マタニティシートベルトのレンタルです。

妊娠中に使うと言っても、つわり期間~使い始める人もいれば、お腹が大きくなった妊娠後期になって使いたいと思う人など、使い始める時期は人それぞれです。
数ヶ月しか使わないだろうと思える状況に迷っても、レンタルであれば、自分が必要な期間のみを借りることが出来るので、無駄がありませんね。購入に迷ったら、ぜひマタニティシートベルトをレンタルしてみてはいかがでしょうか?

我が家のシートベルト奮闘記・クリップでシートベルトを止めていたけれど・・・

シートベルトの着用を免除された妊婦

妊娠中期~後期のとにかくお腹が大きくなってきたころ、正直日常の動作ひとつひとつに何らかの形で負担は生じ、それは車に乗るときにも同じでした。妊娠前にはほとんど気にならなかったのに、妊娠後のシートベルトは身体をキューっと締め付けられる気がしたこともあります。

そこで主人が提案してくれたのが、クリップでシートベルトを緩めに止めておく方法。
我が家では書類をまとめるときに使うクリップで、ほんの少したるませたシートベルトを止めて窮屈に感じないようにシートベルトを締めていましたが、ちょっと動くたびに「バチン!」とクリップが外れて、車内のどこかに飛んで行ってしまうのです。1度や2度ではなく、何度も飛んでいくので、その度に主人が頑張って探すという繰り返しでした(笑)。

実際に探すのは主人でしたが、私も正直面倒に感じましたし、何か良い方法はないかと思いましたが、あともう少しで出産でしたので我慢しましたが、出産後にママ友と妊娠中の思い出話をしているときにマタニティシートベルトを知り、主人と一緒に「便利なものがあるんだね~」としみじみ。

便利なものがあるなら、使うにこしたことはありません!特にシートベルトは妊婦さんにとってもおなかの赤ちゃんにとっても命綱となってくれるもの。
妊娠期間は決して短くはありませんし、車での移動は必須となっている現代、車の移動を安全に、かつ出来るだけ快適に過ごすことができるように環境を工夫していけると良いですよね。

シートベルトはママと赤ちゃんの安全を守る

今回は【妊婦とシートベルト】というテーマでお送りしました。
妊娠前はちゃんと「シートベルトは大切な義務!」と認識していたとしても、お腹に赤ちゃんを宿すと違和感を覚えたり、不快に感じてしまったり、何より締め付けで赤ちゃんが苦しくないかと思うと抵抗があるものです。
つわり中や臨月のシートベルトは、確かに辛いときもあるでしょう。しかしながら、シートベルトはお母さんとお腹の赤ちゃんの命を守る命綱。健康保持上問題がない場合は、シートベルトをきちんと着用しましょうね。

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