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妊婦が食べてはいけない食べ物

妊婦が食べてはいけない食べ物とは?妊娠中の食事の注意点

妊婦が食べてはいけないものは、どのような食べ物なのでしょうか?知らないで食べてしまうと、もしかしたらお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。そこで今回は、妊婦が食べてはいけない食べ物とその理由をまとめてみました。

妊婦が食べてはいけない食べ物とは?妊娠中の食事の注意点

妊婦が食べてはいけないものは?赤ちゃんに与える影響とは

妊娠すると自分一人の身体ではなくなるので、毎日の口にするものに注意しなければなりません。自分の食べたものや飲んだものが、お腹の中の赤ちゃんに成長だけではなく、何らかの悪影響も与えてしまう可能性があります。

実は、妊婦さんには食べてはいけない物があるため、妊娠中の食べ物に関しての知識もなく、妊娠前と同じような食事を摂っていてはいけないのです。妊娠中に安心して過ごすためには、どのような食べ物を避けるべきなのでしょう?

そこで、今回は【妊娠中に食べてはいけないもの】というテーマで、食べてはいけない食べ物とその理由について紹介していますので、一緒に確認していきましょう。

サルモネラ菌に感染する恐れのある食べ物

サルモネラ菌が発生しやすい生肉

サルモネラ菌とは、自然界のあらゆるところに存在する食中毒の原因に多い細菌で、牛や豚、鶏などの家畜の腸の常在菌としても知られています。

サルモネラ菌は、お腹の赤ちゃんの成長や発育に直接影響を与えることはありませんが、通常の大人に比べて、抵抗力が落ちている妊婦は感染症をおこしやすいため注意が必要なのです。

サルモネラ菌の感染を防ぐためには、次のような食べ物には注意しましょう。

避けたい食べ物

生卵や汚染された卵を使った卵製品、生肉、冷凍食品など

サルモネラ菌感染による症状

最初は吐き気や腹痛の症状から始まり、次に高熱がでて下痢を繰り返すようになります。サルモネラ菌に感染すると、症状は通常3~4日で治まりますが、重症化すると1週間以上続く恐れがあるため、気になる場合はかかりつけ医への相談が必要です。

タマゴは新鮮なものを食べましょう

日本の生卵は世界一安全だと言われますが、妊娠中は出来るだけ新鮮な卵を食べることを心がけましょう。卵かけご飯やすき焼きのような生食は避け、必ず火を通した状態で食べることをおすすめします。

リステリアに感染する恐れのある食べ物

リステリアの発症リスクがある生ハム

リステリア菌とは、河川や動物の腸管内に分布する細菌で、低温や塩分濃度が高い状態でも増殖するという特徴があります。(注1)

健康な大人が感染しても、症状がそれほど深刻化しないのに対して、妊婦が感染してしまうと、お腹の赤ちゃんには非常に深刻な影響を与えかねません。お腹の赤ちゃんが胎児敗血症になるほか、出産後に新生児髄膜炎や新生児敗血症などを発症する危険性があります。

リステリア菌の感染を防ぐためには、次のような食べ物には注意しましょう。

避けたい食べ物

生ハム、スモークサーモン、殺菌処理されていないチーズ類、明太子、たらこ、イクラ、筋子など

リステリア菌感染による症状

妊娠中は免疫力が低下していることから、リステリア菌に感染しやすいので十分に注意しなければなりません。リステリア菌に感染すると、倦怠感・頭痛・嘔吐などの症状が現れます。悪化すると髄膜炎を引き起こす恐れがあるほか、致死率が非常に高いことでも知られています。

リステリア菌対策は加熱あるのみ!

リステリア菌は、低温でも塩分の濃度が高い状態でも増殖する細菌ですが、加熱して食べることで感染を防ぐことができます。たらこや明太子などの魚卵やチーズは、加熱しても美味しく食べられますが、生ハムやスモークサーモンはあまり加熱調理向きの食材とはいえないため、妊娠中は食べない方がいいのかもしれません。

先輩ママの妊娠中の体験談

赤ちゃんのために我慢しました

ゆりりん(32歳)


私にとって、生ハムとスモークサーモン食べられないのが正直きつかったです。イタリアンレストランに行っても、大好きな生ハムシーザーサラダが注文できずにグリーンサラダで我慢し、大好物のスモークサーモンとクリームチーズのベーグルも控えました。
食べられなくなって、初めて自分がこんなにも多く生ハムやスモークサーモンを食べていることに気付かされました。大好きな食べ物ですが、お腹の赤ちゃんのためなら我慢することが出来ましたよ。もちろん、出産後は思いっきり食べまくりましたけど。

ノロウイルスに感染する恐れのある食べ物

ノロウイルスの感染に気を付けたいアサリ

ノロウイルスは、秋から春にかけて胃腸炎や食中毒の感染者が増えるウイルスで、感染力が強いため、家庭内だけでなく幼稚園や学校、病院などでの集団感染が起こりやすいことから、予防が難しい感染症だといわれています。

妊娠中のママがノロウイルスに感染しても、お腹の赤ちゃんへの直接の影響はありませんが、ひどい下痢や嘔吐によって脱水状態になりやすく、十分な栄養を摂ることができないことでお腹の赤ちゃんの発育に悪影響を与えかねません。

ノロウイルスの感染を防ぐためには、次のような食べ物には注意しましょう。

避けたい食べ物

非加熱状態のカキやアサリ、シジミなどの二枚貝

ノロウイルス感染による症状

ノロウイルスは、1~2日の潜伏期を経て下痢・腹痛・吐き気・嘔吐などを引き起こします。そのほかに、発熱や頭痛、のどの痛み、悪寒、倦怠感など、風邪のような症状が現れるため、感染に気づきにくい場合があります。特に、妊娠初期のつわりがひどい時期は、嘔吐を繰り返しても感染に気付かない恐れがあるので注意しましょう。

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ノロウイルスの経口感染に注意しましょう

ノロウイルスは二枚貝などによる食中毒のほかに、ウイルスが付着した食品や物を口にすることで感染する経口感染が起こりやすいため注意しましょう。流行期は手洗いをしっかり行うことを心がけ、家族に感染者がいる場合は、糞便や吐物に触れた後は手洗いを徹底し、二次感染を防ぐために汚れた衣類やシーツは塩素系の漂白剤で消毒する必要があります。

また、妊娠中はカキなどの二枚貝の生食は絶対に避け、しっかりと加熱調理してから食べることを心がけましょう。

トキソプラズマに感染する恐れのある食べ物

美味しそうなツヤのあるユッケ

トキソプラズマとは、ウイルスや細菌とは異なる「原虫」と呼ばれる寄生虫の一種で、多くは家畜やそれ以外の動物などの「中間宿主」に寄生していますが、最終的には「終宿主」である猫の腸内で増殖します。健康な人がトキソプラズマに感染しても、特に目立った症状はありません。

妊娠前に感染した場合は、抗体ができているので問題はありませんが、妊娠中に初めて感染した場合は胎盤を通して胎児に感染し、お腹の赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ症」を発症するため注意が必要なのです。

そのため、妊娠初期に抗体の有無を検査し、陽性の場合は、初感染が妊娠前なのか妊娠後なのかを調べる必要があります。また、もし陰性だった場合は、妊娠中に感染しないよう十分な注意が必要です。

トキソプラズマの感染を防ぐためには、次のような食べ物には注意しましょう。

避けたい食べ物

レバ刺し、牛肉のたたき、ユッケなどの生肉を使った料理

トキソプラズマ感染による症状

妊娠中にトキソプラズマに初めて感染した場合、お腹の赤ちゃんに大きな影響を与えますが、ママ自体は「風邪を引いたかしら?」という程度の症状か、または、自覚症状がないほど症状が軽い場合があります。そのため、感染に全く気づかない恐れがあるため、陰性の妊婦さんは感染しないようにしっかりと予防する必要があります。

猫のフンや土いじりに注意しましょう

トキソプラズマの感染を防ぐためには、生肉を食べないほかに、感染している可能性が高い動物との接触を避ける必要があります。特に、トキソプラズマは猫の腸内で増殖することから、飼っている猫や猫のフンに触れたら、手洗いを徹底する必要があります。また、猫がフンをしている可能性が高い庭の土や公園の砂場の砂などには、できるだけ触れないよう注意しましょう。

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先輩ママの妊娠中の体験談

猫のお世話には注意しました

モン吉(36歳)


私は猫を飼っているため、妊娠が分かった際に検査を受けることにしました。イヌの糞は心配なくて、ネコの糞には感染の危険性があるということを初めて知りました。
検査の結果は陰性でしたが、そのときに産科の担当医からトキソプラズマに関する説明が書かれた紙をもらいました。それには、妊娠中に感染しないように生ハムや生肉は食べるのを控えること、また猫の糞を片づけた後はよく手を洗うことと書かれていました。
お腹の赤ちゃんに何かあってからでは大変なので、妊娠中は主人に猫のトイレのお世話をお願いしました。

子宮の収縮を促す作用のある食べ物

様々な料理で使われるパセリ

妊婦が食べてはいけない食べ物の中には、細菌やウイルスによる食中毒を引き起こすもの以外に、食べることによって子宮の収縮が促進されてしまう食べ物があります。

妊娠37週以降の正産期は、赤ちゃんが生まれる準備ができている状態なので、いつ子宮が収縮しても構わないのですが、妊娠22週から36週の間に子宮が収縮してしまうと早産の恐れがあることから、注意が必要なのです。そのため、妊娠初期から中期にかけては、ここで紹介する食べ物は食べないほうがいいといえます。

子宮の収縮を防ぐためには、次のような食べ物には注意しましょう。

避けたい食べ物

・チコリ、パセリ、バジル、タイム、セージなどのハーブ類
・シナモン、ナツメグ、ターメリック(ウコン)などのスパイス類

アロエの葉の部分には、子宮の収縮を促す効果があるといわれていますが、ヨーグルトなどの材料として使われている「アロエベラ」は果肉部分のため、妊婦さんが食べても問題ありません。

胎児の発育に影響を与える恐れがある食べ物

水銀の量が多クロマグロ

お腹の赤ちゃんの発育を妨げる食べ物として特に注意が必要なのが、水銀を体内に蓄積している可能性が高い大型魚です。

基本的に水銀は、自然界に普通に存在している物質ですが、海の中の食物連鎖によって、魚の大きさが大きければ大きいほど、体に溜め込んでいる水銀の量が増えることから、妊娠中は大型魚をできるだけ食べない方がいいのです。(注2)

妊娠中に水銀を大量に摂取してしまうと、お腹の赤ちゃんに神経障害や発達障害を引き起こす可能性が高くなるため、魚好きの妊婦さんはできるだけ小さめの魚を食べるよう心がけましょう。

水銀中毒を防ぐためには、次のような食べ物には注意しましょう。

避けたい食べ物

キンメダイ、クロマグロ、アンコウ、メカジキ、ツチクジラ、メバチマグロ、ムツなど

先輩ママの妊娠中の体験談

魚選びのポイントは大きさ

ゆずママ(28歳)


妊娠中は水銀量を気にしていたので、大型魚ではなく、できるだけ小さなお魚を選ぶようにしました。そして、一番良く食べていたのが「シラス」です。
シラス丼や大根おろしとシラスの和え物、シラス納豆、シラスのかき揚げなど、小さいけれども旨味のあるシラスは重宝しました。ほかには、アジやイワシなどの青魚を食べるようにして、逆にクロマグロやメバチマグロ等は控えるようにしました。
妊娠中に一番残念だったのは、妊娠中の伊豆旅行で名物の金目鯛の煮つけを食べられなかったくらいで、それ以外は特に食べられなくて困ったという記憶はありません。

食べたい気持ちを我慢してお腹の赤ちゃんを守ろう!

今回は、【妊娠中に食べてはいけないもの】というテーマでお伝えしてきましたが、いかがでしたか?妊娠中は免疫力が低下しているので、どうしてもサルモネラ菌やノロウイルス、リステリア菌、トキソプラズマによる食中毒に感染しやすくなります。

お腹の赤ちゃんのためには、感染しないように日頃から予防することが重要となることから、食中毒の恐れがある食材については、必ず加熱して食べるなどの配慮が必要です。また、食べることによって妊娠や胎児に影響を与えてしまう食べ物は、出産までの我慢と自分に言い聞かせて、食べたい気持ちを抑えましょう。

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