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妊娠中に飛行機に乗った時の影響

妊娠中の飛行機、母体や胎児への影響は?空の旅8つのコツ

妊娠中の飛行機って母体や赤ちゃんへの影響はあるのでしょうか?出産予定日28日以内なら特に搭乗制限はありませんが、座席にずっと座りっぱなしで気圧の影響を受けると妊婦さんは体調不良を引き起こすこともあるので避けた方が良い時期もあります。飛行機に乗る際の注意点や快適に過ごすコツを紹介!

妊娠中の飛行機、母体や胎児への影響は?空の旅8つのコツ

妊娠中の飛行機、ママや赤ちゃんへの影響は?

妊娠中に飛行機に乗ることはNGなのでしょうか?
妊娠中というのは、夫婦二人で過ごせる最後の期間です。赤ちゃんが生まれてくるのは嬉しいですが、やっぱり夫婦二人きりの時間というのも大事にしたいですよね。そんな時、思い出作りにちょっと遠出したり、旅行に行こうと計画が出ることもあるのではないでしょうか?
また、お盆やお正月など、実家や義実家に家族で帰省している方もいるでしょう。他にも冠婚葬祭など、妊娠中といえども遠方へ行く用事がある方もいますよね。

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結論からいうと、妊娠中の飛行機搭乗は問題ありません。ただし、あまりおすすめできない時期や医師の許可がいることもあります。
妊娠中の飛行機移動はいつからいつまでなら負担が少ないのか、飛行機に乗る場合に気を付けるべきことなどを解説します。

妊娠中の飛行機、母体や胎児への影響&リスク

里帰り出産を夫に報告する妊婦

例え飛行機に慣れている方でも、妊娠中に飛行機に搭乗すると気分が悪くなるというのは珍しいことではありません。基本的に、医師の許可が下りて搭乗している妊婦さんに影響は少ないとされていますが、気圧の変化や酸素濃度の変化は特に妊娠初期でつわりがある妊婦さんには辛いでしょう。
ただでさえ体調が変わりやすい時期なので、飛行機搭乗は負担になりやすいというのが実状です。

同じ体制で座り続けるというのも、妊娠中はたいへんです。お腹が大きくなってくる妊娠後期はバランスを崩しやすく、機内は揺れるのでうかつに立ち上がるのも危険です。妊娠初期・後期に飛行機を使うときは十分に気を付けましょう。

妊娠中はエコノミー症候群になりやすい

飛行機に限らず、長時間の乗り物での移動は座ったまま・立ったままでいることが多いですよね。特に妊娠中であればどちらかといえば移動中は座ったままであることが多いと思います。

普通の人でもそうですが、長時間同じ座ったままの態勢だと、足の静脈に血栓ができ、立ち上がった時にその血栓が肺につまって呼吸困難になり、命に危険が及ぶ場合もあります。俗にいう『エコノミー症候群』です。妊娠中は血流が悪くなりがちですので、リスクは高まる傾向にあります。

事前の対策としてできることは、妊娠中の飛行機を利用する時はゆったりできるスペースが確保できる席をとるか、足に負担をかけないように時々立ち上がってみたり、横になったり、足首を回してみたりできる場所がベストです。

気圧の変化によって体調が悪化しやすいのが難点

妊娠中、飛行機に搭乗したときにおこりやすい症状、その対策をまとめてみました。

下半身に疲れがみられる

同じ体制でいることからエコノミー症候群になりやすい。足首を回したり立ったり座ったして血流を整えましょう。

息苦しくなる

地上より酸素が薄くなりがちな飛行機内、気圧の変化の影響もあって息苦しさを感じることがあります。落ち着いて深呼吸や機内の搭乗スタッフに声をかけて対処するなどをしましょう。

つわり症状が強くなりやすい

閉鎖空間で揺れを感じ、気圧の変化や酸素が薄くなるなどの悪条件から、つわりの症状が強くなりやすい傾向があります。エチケット袋を常備し、すぐ取り出せるようにしておきましょう。あまりにひどいときは搭乗スタッフに声をかけてトイレまで誘導をお願いしましょう。

飛行機内は地上と違って様々な影響が出やすいので、少しでも体調が悪いなと感じたら恥ずかしがらずにすぐに搭乗スタッフに声をかけましょう。

X線検査の胎児への放射能リスクは?

X線はおなかの赤ちゃんに影響はないとされています。とは言え、どうしても心配な場合はその場の係員に「妊娠しています」ということを告げると、検査機を通らずに、横から通してもらえる可能性もあります。

妊娠中の飛行機利用の搭乗制限は?おすすめの時期は?

安定期に入り少しだけ楽になった妊婦

妊娠中でも飛行機に乗られる時期について詳しくみてみましょう。

妊娠中の飛行機搭乗は安定期がおすすめ

妊娠中に飛行機に乗るのなら、一般的に妊娠16週~28週の安定期のころがおすすめです。理由は体調が安定しやすく、赤ちゃんも妊娠初期や後期にくらべて影響を受けにくいからです。旅行など日程を自分たちで決められるような場合は、この時期を選んで計画を立てた方が良いでしょう。

ですが、やはり機内というのは普段と環境が全然違うので、直前まで元気だったとしても急に体調が変化することもあります。事前に搭乗スタッフに妊娠中であることを伝えたり、トイレの場所を把握しておいたり、具合が悪くなったときのエチケット袋をすぐに取り出せるようにしておきましょう。

もちろん、飛行機に乗る前には妊婦検診をしっかり受け、医師と相談した方が良いでしょう。ママだけでなくおなかの赤ちゃんにも影響があるということをしっかり覚えておいてください。

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出産予定日28日以内は医師の診断書・同意書が必要

里帰り出産を考えている妊婦さんで、実家が飛行機必須な距離の場合は帰省するタイミングに注意が必要です。里帰り出産の場合は、検診を受ける病院と出産をする病院が違うわけですから、医院同士の連絡も必要ですし、紹介状の準備などもいりますので早めに行動しましょう。

出産予定日の28日前からは、どの航空会社でも医師の診断書・同意書を提出する必要があります。
里帰り出産で、飛行機を利用するときは体調やおなかの赤ちゃんへの影響を考えて、遅くとも妊娠36週(出産の1月前)には実家にいられるようにしましょう。

各航空会社の搭乗制限とサービス

出発の準備に入った飛行機

航空会社によっては妊婦さんの搭乗の際に制限がかかっていたり、妊婦さんにうれしいサービスがあったりします。各航空会社別妊婦さんへのサポートを確認してみましょう。

日本航空(JAL)

JALでは、妊娠中の方が登場する際、出産予定日を含め28日以内の妊婦さんには診断書の提出を。出産予定日7日前であれば医師の同伴が必要となっています。
電話やインターネット予約の際、「ママおでかけサポート」というサービスの利用を伝えておくと、当日の荷物運搬などの手伝いをしていただけます。

JAL公式サイト ママおでかけサポート

全日空(ANA)

ANAでは、まず出産予定日を含め28日以内の妊婦さんは「搭乗の7日以内に発行された医師の診断書」の提出の必要があります。また、出産7日以内になると医師の同伴が必要になるので気を付けましょう。
ANAでは、その他に以下のサービスを受けることも可能です。

  • 電動カートサービス…歩行が困難だったり、妊娠中の方が空港内の移動に使える電動カートです。座って移動できるので、おなかが張ったり体が疲れている妊婦さんは活用しましょう。
  • 自前改札サービス…3歳未満の子供をつれている、妊娠中のお客さんを先に機内へ案内するサービスです。
  • マタニティマークタグ…妊娠中の方にANAオリジナルのマタニティマークタグを配布しています。ANA空港カウンターでもらうことができます。

ANA公式サイト妊娠中のお客様【国内線】

スカイマーク

他の航空会社と同じく、出産予定日28日前~8日前までは医師の診断書が必要。出産7日前からは医師の同伴が必要となります。搭乗する日には診断書の原本が必要なので注意しましょう。

スターフライヤー

他の航空会社と同じく、出産予定日28日前~は医師の診断書が必要。7日前からは医師の同伴が必要です。優先的に機内へ案内してもらえるので、希望する場合は搭乗口のスタッフに声をかけてみましょう。

妊娠中の飛行機移動を快適にする8つの方法

飛行機を快適に過ごすために持ち込むお気に入りのぬいぐるみ

妊娠中も飛行機を利用するなら、事前にできる体調変化への対策や自分でできる対処法を知っておきましょう。飛行機以外の乗り物でも役立つことなので要チェックです!

1.できるだけエコノミー以上の席を選ぶ

予約で、飛行機の席を取る場合はなるべくエコノミーは避けたいところ。理由は狭い場所だと体調が悪化したときに対処するのが大変ですし、エコノミー症候群になりやすくなるという点も非常に心配だからです。ちょっとお金をかけてでも、妊娠中はなるべくゆったり座れる座席をチョイスすることがおすすめです。

2.座席は通路側を確保

エコノミー席になった場合は、トイレに出やすいように通路側の席をチョイスしましょう。気持ち悪くなったときにすぐにうごけますし、立って動くことができるのでエコノミー症候群予防にもなります。基本的に座席にはエチケット袋も常備されているので、具合が悪くなったらトイレやエチケット袋で対応しましょう。

3.お腹が大きい時は延長用のベルトを用意してもらう

妊娠中はおなかが大きいですよね、それだと通常のベルトというのはおなかや下腹部を締め付けてしまうので、あまりお勧めできません。そういう時は延長用のベルトというのがあるのでそれを搭乗スタッフに頼むようにしましょう。

4.炭酸飲料を飲むことは控える

口が乾きやすく、思わずシュワッとすっぱいものが欲しくなりがちな妊娠中ですが、飛行機の搭乗をする当日は飲まないようにしましょう。気圧の変化が激しい機内で飲んでしまうと、おなかの中でガスが膨張し、子宮や膀胱を圧迫しておなかが張りやすくなったり、具合が悪くなったりしやすくなります。

5.感染症予防のためにマスクを着用する

不特定多数の人が1つの閉鎖空間にあつまるわけですから、どんな菌が一緒になるかわかりませんよね。ただの風邪だったり、もっと重い病気だったり…。感染予防としてマスクを着用しておきましょう。妊娠中は通常時に比べて風邪などにもかかりやすい体質になっているので、おなかの赤ちゃんのためにも事前予防が大事です。

6.ゆったりした服装でリラックスする

乗り物にのる際は動きやすい服、なかでもゆったりした服を着ることが大事。妊娠中は特におなか周りがゆったりとした服を着ることで、圧迫感をなくし母子共にリラックスした状態になります。これは乗り物酔い対策の1つにもなるので、服装にもちょっと気を付けてみましょう。

7.母子手帳やマタニティマークは必ず携帯する

飛行機の移動に欠かせない母子手帳

妊娠初期はおなかがあまり出ていないために、妊婦であると気づいてもらいにくいことがあります。万が一何か事故に巻き込まれた場合、マタニティマークがついている人は優先して助けてもらえたり、誘導してもらうことができますので、恥ずかしがらずに活用しましょう。
妊娠中はもう1人の体ではありません。おなかの赤ちゃんを守れるのは妊娠しているママだけなのです。

8.アメやタブレットなどのちょっと口に入れられるお菓子を持っていく

妊娠中でつわりがある場合や、つわりが終わってても移動中に急に気持ち悪くなる方がいらっしゃいます。そういう場合にはアメやタブレットを口に入れるだけで症状が和らぐことがあります。妊娠中にいいとされる「葉酸入り」タブレットなどが販売されているので、それをもっていくのも手ではないでしょうか。

味はフルーツ系や、ヨーグルト系のさっぱりしたものがおすすめです。ミントやソーダ味、黒飴などのキャンディなどは少しクセがあるため、逆効果になることが多いようです。普段から乗り物酔いが激しいという方は、事前に病院で相談すると妊娠中でも服用可能な酔い止めを処方してもらえることもあるので、予防のためにも相談してみてはいかがでしょう?

妊娠中の飛行機は「体調しだい」で利用OK!

妊娠中の飛行機利用の注意点についてご紹介しました。
出産予定日28日以内の利用に関しては、医師の診断書・同意書が必要ですが、飛行機に乗ったからといって母体や胎児に悪影響が及ぶという事実はありませんし、搭乗制限もありません。ただ、気圧や環境によって、つわりが悪化して体調不良を引き起こしたり、エコノミー症候群のリスクが高まるということはありますので、結局は妊婦さんの体調しだいと言えるでしょう。

また、新幹線や電車を乗り継ぐと3時間以上かかる道のりでも、飛行機だと1時間で到着できたりもします。陸路は途中下車が可能というメリットはありますが、トータルで見ると飛行機移動の方が負担が少ないケースもありますので、一概には言えません。
旅行や帰省などで遠方へ行く用事のある方は、自分の体調を考慮し、できるだけ快適に過ごせるように工夫しながら飛行機を利用しましょう。