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薄い線の反応は陽性?陰性?

妊娠検査薬が薄い反応…薄い線の判定・妊娠の確率は?

妊娠検査薬で薄い線が出た…どう捉えてよいのか迷ってしまう妊娠検査薬の判定結果ですが、うっすらとした線の理由などを妊娠検査薬の反応の仕組みを考えながら考察。妊娠していないのに薄い反応が出る理由や異常妊娠と検査薬の反応の出かたの特徴、フライング検査のリスクについても解説していきます!

妊娠検査薬が薄い反応…薄い線の判定・妊娠の確率は?

妊娠検査薬の判定窓に薄い線…判定結果の捉え方迷ったら

妊娠しているかどうかを自分で手軽にチェックできる、とても便利な市販の妊娠検査薬。ほとんどの人が一度は使ってみたことがあると思いますが、判定窓に出た薄い線を結果が陽性なのか陰性なのか使用説明書と比べてにらめっこした経験はありませんか?

確かな判定が欲しくて試した妊娠検査薬ですから、その判定結果が陽性と捉えてよいのか陰性なのか曖昧になるほどの薄さだったら、「どう捉えてよいのか分からない!」と思ってしまって当然でしょう。今回は市販の妊娠検査薬で薄い線が出た場合について解説します。

妊娠判定の出かたのパターンと妊娠検査薬の線が薄くなる「理由」

妊娠検査薬のあいまいな薄い反応に困る女性

妊娠検査薬では、判定窓に線は表示されたが、使用説明書の図よりも色調が薄かった、ということがよくあります。それでは、薄い線が出たらどういったことが考えられるのでしょうか。また、薄い線が出る原因は何なのでしょうか?

妊娠検査薬の反応を正しく読み取る!検査薬が反応する仕組み

妊娠検査薬の判定結果を正しく読み取るには、まずは妊娠検査薬のしくみを知りましょう。また、妊娠検査薬の判定結果をより正確なものにするには、妊娠検査薬を正しく使うことも大切です。

妊娠検査薬は妊娠すると分泌される尿中のhCGを感知する

早く赤ちゃんが欲しい任活中の女性

一般的な市販の妊娠検査薬では、スティック状のサンプラーにおしっこをかけたり、紙コップに採取したおしっこの中に数秒ひたすと、数分で結果が出るようになっています。判定窓に線が表示されれば陽性(妊娠している)、線が出なければ陰性(妊娠していない)となります。

これは、検査薬が尿に含まれるhCGとよばれるホルモンに反応するため。hCGとは、絨毛性性腺刺激ホルモンという、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌を促すホルモンのことで、妊娠することで分泌されます。
hCGは生理予定日ごろから急激に増え始め、尿中のhCG濃度が50mIU/ml以上になると妊娠検査薬で反応が出るようになります。

通常、hCGは生理予定日の1週間後くらいに尿中濃度が50mIU/mlに達するので、妊娠検査薬の使用は生理予定日の1週間後から可能、という製品が多くなっています。
hCGの分泌には個人差もあるのでその前でも陽性反応が出ることもあるものの、使用時期以前に検査をして反応がなかった場合や反応が薄い場合…などは、結果を鵜呑みにはできません。
しかし、妊娠検査薬は正しく使用すれば精度は99%以上と言われています。

妊娠している?していない?薄い陽性反応のパターンをチェック

薄い陽性反応に喜ぶベビ待ちの女性

線が薄いといっても、実際にはいろいろなパターンがあります。主に、以下にあげる4つのパターンのいずれかであることが多いようです。

色のついた薄い線が浮き出る

判定窓に出た線が妊娠検査薬の説明書どおりの色である場合(例えば、ピンクやブルーなど)は、多少薄くても陽性の可能性が大きいとされます。この場合多くは検査をする時期が早すぎたために、尿中のhCGの量が十分な反応を示すに値する反応下限値に達しておらず色が薄くなると考えられるため、日にちを開けてもう一度再検査をしてみると良いでしょう。

グレーっぽい薄い線が浮き出る(蒸発線)

つぎに判定時間内(通常は1分~10分)に反応がでなかったが、時間がたつとうっすらとグレーの線が出た場合ですが、これは蒸発線と呼ばれるもので陽性反応を示す線ではありません。蒸発線は妊娠検査薬にしみ込んだ水分が蒸発する際に、濃縮された尿の成分が検査薬上に残り、誤反応を起こすことにより現れます。

蒸発線は、角度を変えて見たときにかろうじて確認できる程度の非常にぼんやりとした線で、色も何色かわからないような線であることが特徴です。妊娠検査薬のメーカーにより、蒸発線が出やすいタイプとそうでないものがあるようです。

薄い線が浮き出るが時間がたつと消える

妊娠するための勉強をする女性

検査時に、尿の水分が妊娠検査薬にしみ込んでいく過程で、一時的に薄い線が浮き出したように見えるが、所定の判定時間になると消えることもあります。これも陽性ではありません。

判定時間を過ぎたあとに薄い線が浮き出る

判定時間内には反応がなくても、時間をだいぶ過ぎてから薄い線が現れることもあります。判定時間内に反応がないということはhCGの量が基準値に達していないということなので、この時点で陰性と判断されます。

ただし、妊娠成立直後はhCGの量がまだ少ないため、時間が過ぎてから徐々に薄い線が現れるときはは1週間ほど日をあけてから再検査することをおすすめします。
基本的には、判定時間内に薄くても説明書どおりの色がついた線が出ているようなら陽性、それ以外だと陰性と考えるといいでしょう。

妊娠検査薬が薄い陽性反応を示す理由

妊娠検査薬の示す意味について解説する女性

妊娠しているのに妊娠検査薬では薄い線になってしまう原因には、以下が考えられます。

検査時期が早すぎた(フライング検査)

通常、市販の妊娠検査薬の使用可能時期は、生理予定日の1週間後からです。でも妊娠を待ち望んでいる人や、普段は正確に生理が来るのに1~2日遅れていて気になるという人は、待ちきれずに一日も早く検査したくなりますよね。
しかし、妊娠検査薬が反応するのに必要なhCG量になるのは生理予定日の1週間後くらいが普通なので、検査時期が早すぎるとhCGが反応下限値に達しておらず、薄い線しか出ない、または陰性反応が出る可能性は高いと言えます。

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また、規定どおりに検査したつもりでも、計算違いや排卵日がずれていたりして、実は検査時期が早すぎた、ということも考えられます。

尿が薄かった

妊娠検査薬のしくみを理解しようとする女性

妊娠成立直後はhCGの濃度がまだ低いため、水分を多くとった後などは尿が薄まりすぎてしまい、薄い線になったり陰性反応になることがあります。また、食事内容や発汗の状態でも尿中hCGの濃度に影響を与えることがあります。そのため、特に超初期に妊娠検査をするときには、摂取水分量や食事の影響を受けない朝一番の尿を使用したほうが正確な結果が出るようです。

hCGがピークの時期、または多胎

市販の妊娠検査薬は、妊娠4週~5週目くらいのhCGの量に最も反応するように作られています。これは、妊娠の可能性を疑う人は、だいたい生理が遅れて1週間くらいたった、4週~5週目くらいに検査をするだろうと想定しているから。

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しかし、妊娠初期はhCGの分泌が急激に増加し、妊娠10週目くらいでピークを迎えます。そのころに妊娠検査薬を使うとhCGの量が反応値の上限を超えてしまい、正しい反応が得られないこともあるようです。

また、双子など多胎妊娠の場合は、単胎とくらべhCGの分泌が多くなるので、この場合も反応に影響を与えることが考えられます。

妊娠検査薬で薄い反応が出たあとに生理が来たときは…?

妊娠検査薬の反応待ちの女性

妊娠検査薬で色のついた薄い線が出たのに生理が来た、という話もよく耳にします。この場合は、化学流産を起こした可能性が考えられます。

化学流産とは、一度受精卵が着床したのにもかかわらず、着床が続かず、胎嚢もできないために妊娠が成立しなかったことをいいます。流産という文字がつくものの化学流産は妊娠が確定する前に起こるので医学的には流産には入りません。
一度着床したとしても安定せずに化学流産を起こすと普通に生理がくるので、通常は妊娠していたことにすら気づかない人がほとんどです。

しかし、高精度の妊娠検査薬を使うと、時期によっては受精後に出る微量のhCGに反応して薄い線(陽性反応)が出る可能性があるので、その後に化学流産をすると、薄い反応が出たのに生理がきた、ということになるのです。

フライング検査のリスクでもある

フライング検査のリスクを考える女性

フライング検査は時期が早すぎて正しい反応が得られないリスクは高いと言えます。気になって何度もフライング検査をすることにより、妊娠検査薬をムダに使ってしまうのも、ありがちですよね。

またフライング検査最大のリスクが、知らなくていいはずの化学流産を知ってしまうことです。たとえ化学流産をしても、妊娠の自覚症状がないままほぼ予定日どおりに生理がくるため、ほとんどの人は妊娠していたのに化学流産をしたということに気が付きません。

健康なカップルでも30%~40%は化学流産を経験しているといわれるほど、化学流産はよくあることで、しかもその原因の多くは胎児側による物とされています。

フライング検査をすることで一度陽性反応が出てその後に生理がくると、期待した分、悲しくなりますよね。本来、知らなくていいはずのことで悲しむくらいなら、検査をするのはもう少し待ったほうがいいかもしれません。

フライング検査よりも早期妊娠検査薬がおすすめ!

早期妊娠検査薬を試したい女性

市販の妊娠検査薬を、生理予定日の1週間後より前(記載されている使用日以前)に使用することを「フライング検査」といいます。
フライング検査をすると、たとえ妊娠していても尿中のhCG量が反応下限値の50mIU/mlに満たないため、陰性反応となったり、線が薄くなったりすることが多くなります。

どうしても生理予定日の1週間後よりも前に検査をしたいという人のために、最近は早期妊娠検査薬という製品も販売されています。
通常の妊娠検査薬が尿中hCG量50mIU/ml以上で反応するのにくらべ、早期妊娠検査薬では半分の25mIU/mlで反応するようになっています。そのため、まだhCGの分泌が少ない、生理予定日の2~3日前から判定が可能になっています。

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早期妊娠検査薬は第一類医薬品に分類されるため、薬剤師が常駐する薬局か、通販でのみ購入が可能です。早期妊娠検査薬は少ない量のhCGを拾い上げて反応するものなので、精度では通常の妊娠検査薬に劣ります。
もし早期妊娠検査薬で結果が陰性でも、妊娠の可能性はゼロではないので、生理予定日の1週間後にもう一度、検査してみるといいでしょう。

薄い線が続く時の対処法、確認事項

薄い妊娠検査薬の反応を調べる女性

妊娠検査薬で薄い線が出た場合には、まずは検査時期が早すぎたことが考えられるので、2~3日間隔を空けて、再検査してみてください。何度やっても薄い線が続き、濃くならないようなら、前述の化学流産が考えられます。その場合は、しばらくすると出血があり生理が始まります。

また、生理が始まらずに薄い線が続く場合は、子宮外妊娠や胞状奇胎など、正常な妊娠ではない可能性も考えられます。

子宮外妊娠

子宮外妊娠の可能性を考える女性

子宮外妊娠とは、着床が子宮内以外の場所で起きてしまったことをいい、その多くは卵管に着床した卵管妊娠です。卵管妊娠に気づかずに処置が遅れると、育っていく胎嚢が卵管を圧迫し、ついには卵管の破裂を引き起こします。

卵管が破裂すると腹部の激痛とともに腹腔内で大量出血を起こし、処置が遅れると命を落としかねない、危険な症状です。

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胞状奇胎

胞状奇胎について調べる女性

胞状奇胎とは、着床したあと通常は胎児になる胎芽細胞と胎盤や卵膜になる絨毛細胞に分かれ成長していくはずが、絨毛細胞だけが子宮内で異常増殖する症状のことです。妊婦の400人~500人に1人の割合で発生するといわれ、妊娠の継続は望めません。放置すると絨毛ガンになるリスクもあるので、早急に対処が必要となります。

子宮外妊娠や胞状奇胎でも妊娠は成立しているので、妊娠検査薬では陽性反応が出ますが、検査薬の反応が薄いことがあります。妊娠検査薬で薄い線が続く場合には、これらの可能性も考え、早めに病院を受診しましょう。

検査薬の妊娠判定の捉え方

妊娠検査薬では薄い線が続いたために異常妊娠を心配していた場合でも、病院では無事に妊娠が確認され出産した、という人もたくさんいます。

使用説明書にもある通り検査薬の結果は99%の精度とはいえ「確定」とは言い難いもの。曖昧な検査結果が心配になることもありますが、時期が来たら病院へ足を運び、妊娠を確定してもらったほうがよさそうです。

妊娠検査薬の結果病院にはいつ行ったらいい?

妊娠を確定させるために病院でエコー検査を受ける女性

妊娠検査薬で薄い線が出た場合、病院には行ったほうがいいのか、いつごろ行くのがいいのか、迷ってしまいますよね。
妊娠検査薬で妊娠が確認できたら、病院に行くのはもう少しあとでもいいか、と思う人もいるかもしれません。

しかし、妊娠検査薬で陽性反応が出たということは、あくまでも体内の妊娠に関するホルモン量の変化を確認した、というだけで、お腹の赤ちゃんの状態はどうなっているかわかりません。
もし異常妊娠だったら適切な処置が必要だったり放置が命にかかわることもあるので、陽性反応が出たらなるべく早めに病院を受診しましょう。遅くとも妊娠8週目までには受診し、胎嚢や赤ちゃんの心音で妊娠を確認してもらいましょう。

薄くても結果が出ているなら妊娠5~6週頃病院へ!

妊娠検査薬の意味を調べる女性

妊娠検査薬の反応窓に示される選が薄くても一応色付きの線が出ているなら、基本的には妊娠していると考えられるので、早めに受診したほうがいいでしょう。

胎児の心拍を確認し妊娠確定の診断を貰えるのは6週頃とされますが、検査をしたのが生理予定日の1週間後であるなら、もし妊娠していればおよそ妊娠5週目になります。
この時期だと病院でも妊娠の有無の正確な診断ができ、超音波検査で赤ちゃんが入る袋である胎嚢を確認することもできます。

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フライング検査や早期妊娠検査薬はタイミングを見計らって

妊娠のタイミングを見計らう女性

フライング検査や早期妊娠検査薬での陽性だと、すぐに病院に行っても妊娠の診断は難しいことがあります。特にフライングの場合は正しい検査結果が得られているとは言い難いでしょう。

早期に検査薬で陽性反応が出たとしても病院で妊娠の確定診断が出来るのは胎児の心拍が確認できる妊娠6週目頃ということには変わりはありません。
早期に陽性反応が出た場合は待ち遠しいでしょうが、妊娠検査薬の使用時期が来たら再検査をする、病院受診は妊娠6週のタイミングまで待ってからにするようにしましょう。

妊娠検査薬は正しく使って上手に利用しましょう

妊娠検査薬を使い自分で手軽に妊娠をチェックすることができるようになりましたが、正しい使用方法を守ることが大切です。正しく使うことにより、検査の精度も上がるのです。
妊娠検査薬は妊娠検査薬が反応するしくみと特性を理解した上で、正しく使って上手に利用しましょう。

  • 使用説明書をよく読む
  • 適切な時期に使う
  • 判定時間を確認する
  • 特に超初期は、朝一番の尿を使う
  • 検査薬のサンプラーに直接かけるより、紙コップに採尿してひたしたほうが確実

たとえ判定結果が薄くても妊娠の可能性はあるので、妊娠検査薬の結果はあくまでも参考程度と考えて、病院でちゃんと検査を受けてくださいね。