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妊娠検査薬の妊娠以外の陽性反応

妊娠検査薬の陽性反応は本物?妊娠以外の陽性反応とは

妊娠検査薬が陽性反応を示したのは本当に妊娠しているからでしょうか。妊娠検査薬が陽性と陰性を検出するためのhCGについて、陽性後の生理や深刻な病気の可能性がある不正出血について、フライング検査や薄い陽性反応など曖昧な判定の原因や理由を解説します。

妊娠検査薬の陽性反応は本物?妊娠以外の陽性反応とは

妊娠検査薬が妊娠以外で陽性を示す原因

妊娠検査薬は妊娠していない場合でも陽性反応がでることがあります。それは妊娠検査薬が「ヒト絨毛ゴナドトロピン(hCG)」という糖タンパク質を検出して「陽性」と「陰性」の反応を示すからです。妊娠していない場合でもこのhCGが検出された場合に妊娠検査薬は陽性反応を示すと言う事になります。

妊娠していない場合の陽性反応の示す意味や原因、フライング検査で薄い陽性反応が出た場合の曖昧な判定について、陽性反応後の生理など、妊娠検査薬が陽性反応を示した時について解説します。また本当に妊娠している場合もあるので病院で受診するタイミングなども紹介します。

妊娠検査薬はhCGを検出して陽性陰性を判断

妊娠を待ちわびる妊活中の女性

妊娠検査薬は妊娠以外でも陽性反応を示すのですが、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。それは妊娠検査薬の仕組み理解することで原因がわかります。妊娠検査薬は胎盤の元になる絨毛から分泌されるhCGと呼ばれるタンパク質を尿から検出します。

尿の中のhCGの濃度が50mIU/mlを超えた時に陽性反応を示し、50mIU/ml以下では陰性反応を示します。妊娠検査薬が陽性反応を示すためのhCG濃度になるまでは個人差があるため、検出できる可能性が高いであろう時期が妊娠検査薬の使うタイミングの「生理開始予定日から1週間後」と言うことになります。

このことから間違った検査結果が出てしまう理由は

  • hCGの量が足りなかった
  • hCGを検出するための尿の量が足りなかった
  • フライング検査で正しい判定ができない

などの理由があります。

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しかし使用方法をしっかり守り検査した結果陽性であった場合、hCG濃度が高まっている可能性があります。hCG濃度が高くなっていること以外にも陽性を示す理由があるので紹介します。

不妊治療などでホルモン投与をしている

不妊治療でホルモン剤を使っている女性

不妊治療のホルモン投与では性腺刺激ホルモンと呼ばれるhCG注射を使用することがあります。その場合、妊娠検査薬は投与されたhCGを検出して陽性反応を示す可能性があります。

流産や中絶直後で胎盤が残っている

流産した場合や中絶した場合はまだ胎盤が残っているケースがあります。hCGは胎盤を作るための絨毛から分泌されるため、胎盤が残っているとhCG濃度が高くなり妊娠検査薬は陽性を示す可能性があります。

濃度の高い血尿や糖尿や尿蛋白

濃度の高い血尿や糖尿や尿蛋白はhCG濃度とは関係なく間違って陽性反応を示したということになります。

婦人科系の病気

卵巣、絨毛、子宮、などにガンがあるとhCGが分泌されることがあります。その場合も妊娠検査薬は陽性を示します。

妊娠検査薬はhCGを検出して陰性と陽性の反応を示すので、風邪薬やピル、飲酒などには影響しません。また朝の検査が良いと思っている方がいますが、朝昼晩の時間帯も関係ありません。検査時期や使い方など使用する妊娠検査薬の説明書通りに使用しましょう。

妊娠検査薬の基本的な使い方の動画を紹介します。

出典:www.youtube.com

フライング検査やするなら早期妊娠検査薬を使おう

フライング検診をするほど子供が欲しい夫婦

フライング検査とは妊娠を早く知りたいために妊娠検査薬の使い方である「生理開始予定日から1週間」より早めに検査することです。早く妊娠を知りたい気持ちもわかるのですが、フライング検査ではどうしても正しい結果を検出し難い傾向にあります。

一般的な妊娠検査薬はhCG濃度が50mIU/mlないと陽性反応を示しませんが、早期妊娠検査薬を使うことでフライング検査をしなくても正しい検査結果を知ることが出来ます。この早期妊娠検査薬はhCG濃度が通常の半分の25mIU/mlで判定できます。

そのため「生理開始予定日の2、3日前」から使用できます。一般的な妊娠検査薬でフライング検査するのであれば早期妊娠検査薬を使うことをおすすめします。

またフライング検査をすると薄い陽性反応がでることがあります。これは「蒸発線」と呼ばれるもので、蒸発線で陽性と判断するのは間違いです。

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薄い陽性の蒸発線はhCGの検出ミス

妊娠の有無を陽性と陰性で判断する妊娠検査薬

妊娠検査薬にうっすらと薄い陽性反応が出ることがあり、これを蒸発線と言います。蒸発線は間違った反応であり、フライング検査や尿の量が足りない場合に妊娠検査薬がうまくhCGを検出できないときに表れます。しかしhCGは低い濃度でも検出はされているので何かしらの理由があることが確認できます。

いつまでも蒸発線がでるようであれば妊娠、または胞状奇胎などの病気の可能性があるので産婦人科に受診するようにしましょう。

絨毛が異常増殖する胞状奇胎

胞状奇胎とは450人前後に1人の確立の異常妊娠で、胎盤の元になる絨毛が子宮の中で異常増殖します。放おっておくと絨毛ガンに移行する可能性があり、また大出血を起こす可能性もあることから早めに婦人科の病院に受診しましょう。
胞状奇胎になった場合は妊娠を継続することができないため、手術で胞状奇胎を取り除く必要があります。

陽性反応後の出血は生理?不正出血?

不正出血で落ち込む妊活中の女性

妊娠検査薬で陽性反応があった後に生理があり「妊娠していなかったの?」と驚く方もいます。このようなことが起きる原因を紹介します。

まず疑うべきは、その出血は生理なのかどうかです。一般的に使われる生理とは「生理的出血」という意味で医学的には「月経」と言われます。排卵があり妊娠が成立しない場合に「毎月子宮から正常な出血がある」ということになり、生理が起こります。

そのため妊娠している場合には生理が起こりません。しかし妊娠しているのに出血があるケースも存在し、着床や胞状奇胎が原因となる出血を「不正出血」と言います。不正出血の原因は多々あり、中には流産の危険性が伴う場合もあるので、妊娠検査薬が陽性反応を示したのに生理がきた、妊娠中なのに生理がきた、と思っている方は十分に注意しましょう。

基本的には生理以外の出血は全て「不正出血」なので産婦人科に受診し原因を調べる必要があります。それでは不正出血が起こる原因を解説します。

生理のような出血が起こる着床出血(月経様出血)

原因不明の出血がある女性

妊婦の100人に2人に該当するのが着床出血で、生理のような出血が起こるため医学的には「月経様出血」と言われています。着床出血は個人差があり、また1人目のときは出血が無かったのに2人目のときは着床出血があった、ということもあります。

着床出血は生理開始予定日に出血があることから「生理開始予定日から1週間後」に妊娠検査薬を使用して陽性反応を示したあとすぐに生理のような出血があった場合は着床出血の可能性が高いと言えます。

普段の生理より出血量が少なく、赤茶やピンクに近い色の出血が着床出血の特徴です。出血期間にも個人差があり、通常は2日から3日で出血が収まりますが中には1周間以上の長い期間に渡り出血が続くことがあります。

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妊娠の継続ができなくなる胞状奇胎

妊娠の継続ができなくなり落胆する女性

薄い妊娠線がでる原因でも解説した胞状奇胎は下腹部の痛みと不正出血を伴います。妊娠が継続できなくなり、病院での手術で取り除く必要があるため早めの処置が必要です。

胞状奇胎になる原因は染色体異常で、40代以上の高齢妊娠や20代以下の若年妊娠で発症する確立が高い傾向があります。

妊娠検査薬で陽性反応が出た後、妊娠2ヶ月から3ヶ月頃から症状が出始め、つわりやむくみが酷く、茶系の出血があった場合は疑うべきです。胞状奇胎は絨毛ガンや大出血の恐れがあるのですが、病院ではエコー検査で早期に発見できるので重症化する前に処置することが可能になりました。

卵管などに着床する子宮外妊娠

子宮外妊娠が疑われる女性

子宮内膜以外に着床した子宮外妊娠の98%は卵管に着床し、妊娠8週目から妊娠9週目までに卵管流産や卵管破裂を起こすため、処置が遅れると激しい腹痛と大出血を起こす可能性の高い不正出血です。子宮外に妊娠しているので胎児の成長は望めず、妊娠は継続することができません。

原因は卵巣手術を受けたことがある方、卵管に閉塞や癒着がある方、卵管に水腫がある方、など卵管に何らかの異常がある場合に子宮外妊娠の可能性高くなる傾向があります。

継続的な出血が子宮外妊娠の特徴で、初めはピンク色の少量の出血から始まるため着床出血と勘違いしやすいのですが、下腹部が徐々に激しい痛みになります。気づくのが遅いと手術が必要になるほど重症化する病気なので早期発見することが大切です。

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不正出血の可能性を疑い病院で受診しよう

妊娠検査薬はhCG濃度を検出するため、妊娠の有無に限らずhCG濃度が高まるなんらかの理由があるということになります。特に婦人科系の病気の場合は早期発見が重症化を避けるために必要なことです。

病院で妊娠がわかった後の不正出血についても胞状奇胎や子宮外妊娠など体にダメージの大きい病気の可能性があります。このように妊娠検査薬で陽性がでた後の出血は生理ではない可能性があります。これは生理だと、自己判断せずに必ず病院で受診しましょう。