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妊娠9週の体調の変化や症状

妊娠9週目の妊婦と胎児の変化、安定期に向けての注意事項

妊娠9週目には、妊婦と胎児の体にどのような変化が見られるでしょうか。妊娠3ヶ月目ならではのお腹の張りなどのつわり症状や出血、エコー検査、気をつけること、また胎児の心拍や胎嚢の大きさなどについても説明します。

妊娠9週目の妊婦と胎児の変化、安定期に向けての注意事項

妊娠9週目の妊婦と胎児の変化!過ごし方や気になること

妊娠9週目には、妊婦の体と胎児の体はどのように成長・変化していくでしょうか?気をつけることやお腹周り、そして、気になる赤ちゃんの性別判定について説明してまいります。

妊娠9週の体調の変化や症状

妊娠9週目の体の変化を調べる妊婦

妊娠9週目は、熱っぽさやだるさ、吐き気、特定のニオイや味に敏感に反応するといった、つわり症状が見られることも多いです。つわりは、妊娠8週目~11週目、妊娠月数で言うと妊娠3ヶ月目にひどくなる妊婦さんが多いのですが、妊娠中ずっと不快感に悩まされる人や、反対に普段よりも体調良く妊娠期間を乗り切る人もいますので、非常に個人差が大きいということを理解しておいてください。

モントゴメリー腺の発現

妊娠8週目ころから乳房がかゆくなったり、張って痛みを感じるようになったりすることがあります。それに加えて、妊娠9週目ころになると、乳輪部に『モントゴメリー腺』と呼ばれる白いブツブツとした突起が現れることがあります。

10~30個ほどのブツブツが現れますので「もしかして病気かも?」と思われるかもしれません。ですが、この『モントゴメリー腺』は、脂肪分を分泌してくれる大切な組織ですので、この時期に見られる正常な変化として受け入れていきましょう。

脂肪分が適度に分泌されると乳輪と乳頭が柔らかく保たれ、赤ちゃんがおっぱいを飲みやすくなります。実際に役に立つのは半年後となりますが、お母さんの体は出産・授乳に向けて着々と変化しているのです。

便秘になりやすくなる

子宮がどんどん大きくなり、妊娠9週目には握りこぶしよりも一回りほど大きくなります。今までも子宮が圧迫することで尿意を頻繁に感じる妊婦さんは多かったと思われますが、今後は大腸も圧迫するようになりますので、便がスムーズに出ない便秘状態になることが多くなります。

とは言うものの、市販の便秘薬のほとんどは妊娠中に使用できない処方となっています。激しく腸を刺激する成分が配合されていることが多いですので、腸の横に位置する子宮にも衝撃を与えることになるからです。

適度に体を動かすことや水分をしっかりと補給すること、食物繊維の多い食事を意識的に摂取することでも便秘解消が期待できますが、どうしてもすっきりできないときは病院で妊娠中でも使用できる便秘薬を処方してもらうようにしましょう。同じような悩みを抱えた妊婦さんは多いので、産婦人科の定期検診時に伝えても処方してもらうことができます。ただし、内科などの他科を受診する時は、必ず妊娠中であることを伝えるようにしましょう。

いつもと違う出血がみられるときは病院へ

微量の出血が見られることも減っていきますが、激しい腹痛を伴う出血がある場合や大量の出血(生理の2~3日目程度の量)、塊のような出血があるときは、自分で判断をするのではなく、すぐに病院に行って医師に診てもらうようにしましょう。

妊娠9週の胎児の成長について

友人とカフェで話をする妊婦

妊娠8週目の時点では、胎芽の大きさは13mm~20mm、胎嚢は50mmほどでしたが、妊娠9週目に入ると胎芽は20mm~40mmほどにまで成長します。また、この時期の体重は3~10gほどです。妊娠10週以降から胎児と呼ぶことが多いですので、妊娠9週は赤ちゃんが胎芽と呼ばれる最後の週ということができますね。

爪や手足など体の細部が作られ始める時期

妊娠9週目となると、爪や手足の指、耳、まぶたなどの体の細部が形成されていくようになります。頭と体が微妙にくびれている状態だったのも、徐々に首らしきものが作られ始め、頭と体の違いがよりはっきりしてきます。

臓器の働きも活発に

妊娠9週には心臓や腎臓、胃、肝臓といった主要な臓器はほぼ完成しており、完成した臓器は赤ちゃんの体内で活発に働くようになります。尿の排泄なども始まり、いよいよほぼ完全にお母さんの栄養で成長していく時期となりました。脳と筋肉も連動していますので、音や光などの刺激に反応することも始まります。

体調管理や食生活を改めて安定期に向けた過ごし方をしよう

妊娠中の過ごし方について話す妊婦

妊娠9週目は、どのように過ごしていくことができるでしょうか?望ましい過ごし方や体調管理の方法、食生活において気をつけるべき事柄などについて見ていきましょう。

安定期まではあと2ヶ月!

妊娠16週以降を『安定期』と呼び、お母さんの体調が良くなるだけでなく赤ちゃんの胎内での安定度も高まります。ですが、妊娠9週目以降はまだ安定期には入っていないとは言え、赤ちゃんの胎内での安定度が依然と比べると飛躍的に高まる時期なのです。もちろん、激しい運動や体に負担をかける行為は避けなくてはいけませんが、妊娠8週までよりは少し安心して生活することができるのです。

便秘とストレス解消のためにも軽い運動

医師に絶対安静を言い渡されている人以外は、自宅周りを散歩したり、軽いストレッチやヨガを行ったりなどの軽い運動を生活に組み込むようにしましょう。この時期に悩まされることが多い便秘の解消にもつながります。また、便秘がひどくなると肌荒れの原因になるだけでなく、ストレスにもなりますよね。気分転換を兼ねて、何か運動を始めてみるのはいかがでしょうか。

バランスの良い食生活

胎盤が完成し、お母さんの食べたものが赤ちゃんに届くようになります。いつも以上に栄養バランスに注意し、体に良いモノを適切な量食べていくようにしましょう。むかつきや吐き気が強い人は、野菜ジュースやグリーンスムージーなどで栄養補給をするのも良いですね。

葉酸サプリメント

赤ちゃんが神経管閉塞障害に罹患するリスクを低下させるためにも、毎日、食事以外からの葉酸摂取が望まれます。妊婦用のサプリメントなど、多数販売されていますので、一日に必要な量(葉酸400μg)がきちんと摂取できるものを選んで服用するようにしましょう。

つわりがひどくて固形物を飲み込むのが辛いという方のために、小粒のものや錠剤の表面を滑らかに加工したものもあります。飲みやすいサプリメントを選んで、毎日、きちんと飲む習慣をつけておきましょう。

つわりのピークを迎える

つわりが辛くてベッドから降りれない妊婦

つわりは、妊娠9週目前後がピークになることがあります。赤ちゃんに栄養を与えなきゃとあせる気持ちも生まれてきますが、無理をせず、食べられるときに食べられる量をしっかりと摂るように心がけましょう。

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マタニティ用の下着に代える時期

日に日に子宮が大きくなりますので、お腹の張りを強く感じるようになります。まだ、着衣の上からはお腹が大きくなっていることが分かりにくい時期ですが、触って見ると明らかにふくらみを感じ、下着がきつく感じるようになっていきます。

そろそろ、マタニティ用のショーツに替えるのも良いですね。感染症を防ぐためにもこまめに着替えることが勧められますので、できれば多めに買って備えておきましょう。伸縮性が高い素材のショーツは、妊娠後期や産後も使用できます。肌触りの良いモノを選びましょう。

食欲が増すがバランスの良い食生活を心がけよう

妊娠9週目の食欲も、個人差が非常に大きいです。飲み物しか受け付けない人やほとんどの食べ物のニオイで気分が悪くなる人、反対に食欲が増えて、何度食べてもお腹が空いてしまう人もいます。

食べることが辛い人も、赤ちゃんの発育を考えてバランスよく食べるように努力することが必要になりますが、食欲が強すぎる人も、急激に太ってしまうと、自分自身の体と赤ちゃんの体を圧迫してしまうことにもなりかねませんので、適切な食事を適切な量だけ食べるように努力することが必要になります。

エコー検査では心拍の確認ができる

赤ちゃんの心臓がしっかりと強く動くようになりますので、今まで心音が聞き取りにくかった場合も、エコー検査で心拍を確認してもらえるようになります。

ダウン症の検査には出生前診断を検討する

妊娠9週目ころから、頭部と胴部の間にわずかながら首が出てくるようになりますが、エコー検査で首の部分のくびれがはっきり確認できないときは、ダウン症を疑うことがあります。エコー検査では精密に調べることができませんので、ダウン症を含む先天性疾患をチェックする任意の『出生前診断』を受けるか医師から確認されることもあります。

妊娠9週目ころから受けられる出生前診断

出生前診断にはいくつかの種類があり、受けられる妊娠週数や実施している医療機関、費用なども種類によって異なります。妊娠9週目ころから受けられるのは、『絨毛検査』というお腹に直接針を刺す検査ですが、一定のリスクがありますので、よく考えてから検査を選択するようにしましょう。

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胎児ドックとは何か、どんな検査をして、どんなことがわかるのかをまとめました。また、医学のいう「リスク」と皆さんの想像する「確率」についての誤解がないかなども併せて解説します。

また、妊娠10週目ころからは、『新出生前診断(NIPT)』という母体の血液だけで調べられる検査を選択することもできます。血液だけですので身体的負担が少なく、赤ちゃんへのリスクも少ない検査方法ですが、実施している医療機関が少なく、自由診療の適用となりますので、こちらを選択する場合もよく考えてから実施するようにしましょう。

赤ちゃんの性別が分かるのは妊娠16週目以降

生まれてくる赤ちゃんの服をパソコンで購入する妊婦

超音波検査で赤ちゃんの性別がわかるようになるのは、個人差もありますが妊娠16週目以降がほとんどです。22週目ころにはほとんどのケースで分かるようになります。

赤ちゃんのための生活習慣を身に着ける

赤ちゃんの発育に合わせて、お母さんもお母さんとしての成長を遂げていかなくてはなりません。栄養バランスや生活習慣を見直し、赤ちゃんに最高の環境を提供できるようにしていきたいですね。

妊娠9週目!栄養を本格的に考える時期

胎盤を通して赤ちゃんに食べたものの栄養が伝わるようになる妊娠9週目。赤ちゃんと自分自身の健康のためにも、再度、食べるものや栄養素について考えてみるのはいかがでしょうか。母体が健康になると、出産も楽になるケースが多いです。半年後の大イベントのためにも、今から備えていきましょう。