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妊娠9ヶ月の体調の変化や症状

妊娠9ヶ月、出産に向け準備開始!ママと赤ちゃんの変化

妊娠9ヶ月(妊娠32週,妊娠33週,妊娠34週,妊娠35週)はママの身体が出産に向け本格的な準備を開始する時期です。ママは常に息苦しいような感覚に陥ったり、お腹の張りが気になったりもするでしょう。この時期のママと赤ちゃんの変化や気をつけること、過ごし方のコツをまとめました。

妊娠9ヶ月、出産に向け準備開始!ママと赤ちゃんの変化

妊娠9ヶ月、出産を控えるママと赤ちゃんの様子は?

妊娠9ヶ月目(妊娠32週,妊娠33週,妊娠34週,妊娠35週)に突入すると、体にも大きな変化が現れ、もうすぐお母さんになる準備が整ってまいります。

赤ちゃんの成長が日に日に楽しみな一方で、大きくなったお腹のせいで息苦しさを感じる方も多く、眠れないなどの悩みもあるでしょう。体重増加に悩んでいる方もいるかもしれませんね。
この時期に合わせた過ごし方や気になる体重増加、苦しいときや眠れないときの対処法などについても解説します!

ママの身体は出産に向けた最終準備へ。大きくなったお腹で辛い症状も…

出産に向けて大きなおなかを撫でる女性

妊娠9ヶ月目(妊娠32週,妊娠33週,妊娠34週,妊娠35週)の週ごとに見られる変化や症状について解説していきます。

妊娠32週の体調の変化や症状

妊娠32週ともなると、お腹が前にせり出すだけでなく、かなり上の方まで丸くなってきますので、妊娠初期のころのように食欲不振や吐き気などを感じやすくなります。横になる姿勢をとっても体が休まらないこともあり、辛い日が続くこともあります。

むかつきや吐き気があることも

子宮が下腹部だけでなく胃のあたりまで圧迫するようになりますので、腹痛や腰痛だけでなくむかつきや吐き気を常時感じる人もいます。食べようと思っても吐きそうで食べられなくなったり、少しだけ食べてもお腹がいっぱいになったりと、妊娠初期のころのようなつわりに似た感覚を感じることもあるのです。

体重のコントロールも最終段階に

妊娠32週までに平常時から5kg~8kgほど体重が増えているのが平均的ですが、あまりにも増えすぎている場合や、反対にあまりにも増えていない場合は、医師から食事指導を受けることもあります。赤ちゃんが生まれるまでもう少しです。
赤ちゃんとお母さんの両方にとって一番良い形になるように、体重コントロールを頑張っていきましょう。

お腹の張りが強くなる

お腹が強く張って生理のような痛みを感じ、「もう生まれてしまうの?」と焦ることもあるかもしれません。ですが、「前駆陣痛」という、赤ちゃんが生まれる前の「本陣痛」の1ヶ月前から数日前に起こる痛みや張りが、早めに訪れただけのことが多いですので心配には及びません。

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前駆陣痛は本陣痛とは異なり、痛みの間隔が不規則で破水や出血を伴いません。あまりにも張りや痛みが強いときには、受診して適切な処置を受けましょう。

妊娠33週の体調の変化や症状

妊娠33週目には、お腹の張りを頻繁に感じる妊婦さんも増えてきます。
お腹のふくらみもさらに大きくなりますので、長時間立っているだけでなく、座っていることも苦痛に感じるようになっていきます。

妊娠高血圧症候群

だんだん体を動かしにくくなってきますので、運動量が減り、ストレスから食事量が増えてしまうことがあります。
そのため、1ヶ月に数kg単位で急激に体重が増えてしまう人もいます。

急激な体重増は、腰や心臓に負担をかけるだけで張りません。
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクも増やしてしまいますので、栄養バランスのとれた低塩分・低脂肪の食事を適量取るように心がけましょう。

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夜に熟睡できないことも

妊娠33週目のころは、お腹のふくらみもかなり大きくなりますので、横を向いても仰向けでも苦しく、夜に熟睡できないことも少なくありません。
そのため、昼間、強い眠気を感じたり、集中力がなくなってしまったりすることもあります。運転する方は、特に注意をするようにしてください。

出産休暇・育児休暇の申請

仕事をしている方は、妊娠34週から産前休暇を取得することができますので、そろそろ産前産後の休暇や育児休暇の申請をしておきましょう。パートナーが育児休暇を取る場合にも、しっかりと打ち合わせをしておく必要があります。

予定日まであと2ヶ月弱ありますが、出産が早まる可能性を考慮し、何事も早めに体調が良いときに済ませておくようにしましょう。

妊娠34週の体調の変化や症状

妊娠34週には子宮底長は28cm~37cmほどになり、体重も1週間に400gほど増えていきます。胎児もどんどんと脂肪をつけて2,000gを超え、赤ちゃんらしいピンクの肌になっていきます。

胎動が減る

子宮内を自由に動き回っていた赤ちゃんも、体重が2,000gを超えると動くスペースがなくなるために動きが鈍くなってしまいます。
また、頭部が骨盤に固定されるようになると、さらに動きが減少して、胎動も感じにくくなってしまいます。

ですが、赤ちゃんは全く動かなくなってしまったので張りませんので、活発に動いていたころに比べると微弱ながらも胎動を感じることができます。全く感じられない場合は、異常が起きている可能性もありますので、病院に行くようにしましょう。

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逆子のときは、帝王切開も視野に

妊娠34週以降に逆子であると診断されると、帝王切開による出産も視野に入れていくことになります。もちろん、出産までにはあと1ヶ月ほどありますので、その間に自然に頭部が下に来ることもありますが、もしもの場合を考えて心づもりをしておきましょう。

逆子を直すエクササイズなどを病院から指導されることもあります。絶対に逆子が直るとは言えませんが、効果張りますので、毎日、時間を決めて取り組むようにしましょう。

妊娠35週の体調の変化や症状

妊娠9ヶ月目の最後の週は、体の重さや動きにくさから疲れも最高潮に達している苦しい時期とも言えます。お腹が前にも上にもせり出して動きにくくはなりますが、安産のためにも軽いエクササイズやウォーキングを毎日続けるように努力していきましょう。

貧血症状が出ることもある

妊娠35週目には、平常時と比べると1.5倍の血液量となりますが、その約6分の1が子宮に集まってしまいますので貧血症状が出ることも少なくありません。鉄分が豊富な食材を積極的に摂取したり、鉄分の吸収を高めるビタミンCや銅が含まれるフルーツやゴマなどを摂取したりするように心がけてください。

お腹の張りに注意

お腹の張りを感じる時期ですが、張りの感じ方や痛みの間隔、続き方などに注意をしてください。

張りが不規則な間隔で感じられるときや30分以上は継続しないとき、破水や出血を伴わないときは、特に心配する必要張りませんが、規則的な間隔で張りや痛みを感じるときや30分以上継続して感じられるとき、破水や出血を伴う場合は、何らかの異変が起こった可能性がありますので、なるべくすぐに病院に向かうようにしましょう。

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赤ちゃんは体重が2,000グラムを超え、外の世界に出る準備をはじめる

産婦人科で撮影された胎児のエコー写真

妊娠36週からはいよいよ臨月です。妊娠9ヶ月目、臨月直前の胎児は、どの程度まで成長しているのでしょうか?

胎児の体重がいよいよ2,000グラムを超える

妊娠9ヶ月目には、胎児の体長はあまり伸びません。妊娠32週の平均は42cm~45cmほどですが、妊娠35週の平均も43cm~46cmとあまり差張りません。体長の変化が少ないですが、体重は脂肪がついてしっかりと増えていく時期です。妊娠32週の平均体重は1,400~2,200gですが、妊娠35週には2,000~2,700gほどに成長します。

体の臓器器官がほぼ完成

妊娠9ヶ月の終わりには、消化器官と脳、目以外のほとんど全ての器官が完成します。体脂肪率も8%程度になり、丸みをおびた赤ちゃんらしい体型になっていきます。肺呼吸ができるようになりますので、赤ちゃんがしゃっくりをするのを感じることもありますよ。

腰痛・不眠などの不調を乗り切るための過ごし方

適度な運動をするために外にウォーキングに出かける妊婦

妊娠9ヶ月目は、妊婦はどのように日々を過ごすことができるでしょうか。お腹周りや呼吸が苦しいときや眠れないときの対処法などについても見ていきましょう。

妊娠9ヶ月の過ごし方の心得

妊娠生活もいよいよ終わりに近づいてきました。どのような過ごし方が望ましいと考えられるでしょうか。

無理をしないことが鉄則

腰痛や肩こりなどが辛いと感じる方も増えてきます。適度に運動をすることで、体の痛みやストレスを軽減することができますが、お腹が大きくなり、動きにくい時期ですので、エクササイズがおっくうになってしまうかもしれません。

「体のためには、何が何でも運動をしなくてはならない」と思い込むのではなく、「できるときは運動した方がよい」くらいに、気楽に考えるようにしましょう。どうしても運動しなくてはならないと考えてしまうと、運動できない状態が新たなストレスになってしまいます。気楽に無理をしないで、残りの1ヶ月強を過ごしていきましょう。

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昼寝や仮眠を取る

横になるのも辛い時期ですので、寝起きがすっきりしない日が続くこともあります。可能であるなら昼寝や仮眠を適度にとって、睡眠不足にならないようにしましょう。昼間、ぼうっとしてしまうことがあるかもしれません。集中力が続きそうにないときは、無理をしないで休憩をとるようにしてください。

周りに協力を呼びかける

家族だけでなく職場の人にも、可能であるなら協力を呼びかけましょう。うつむく作業や立ちっぱなしの仕事などは、代わってもらった方が良いかもしれません。周囲の人が気付いてくれるのを待つのではなく、丁寧に事情を説明して頼んでみましょう。

気になるときはこまめに受診

妊娠9ヶ月目は、2週間に1度のペースでエコー検査や問診、体重測定などの妊婦検診を受けます。お腹の張りが続く場合や腹痛・腰痛がひどい場合、なんとなく不安を感じる場合は、2週間に1度と決めずに、こまめに産婦人科を受診することが勧められます。1人で悩みや痛みを抱え込まないようにしましょう。

出産に向けて体重増加には引き続き注意する

食欲が止まらない食べ盛りの妊婦

1週間に200~300g増加していた体重も、妊娠9ヶ月目になると1週間に300~400gのペースで増加するようになります。その分、腰やひざ、心臓などに負担がかかってきますので、決して急激に体重が増えることのないように、食生活や運動などをよく考えてコントロールして行かねばなりません。

妊婦検診のときに体重測定があり、急激に増えている場合や増えなさすぎる場合には、食事指導をされることもあります。カルシウムや鉄分などのミネラル豊富なバランスの良い食事を適量摂るようにしていきましょう。

もちろん、家庭でもこまめに体重を測るようにします。毎日、時間を決めて測ることで、どのような生活をしていけばよいのかが分かりやすくなります。

苦しい時、眠れない時、貧血の対処法

仰向けよりは左側を下にして心臓を守るような姿勢で寝る方が、よく寝つけるという妊婦さんが多いです。眠りにくいときは左側を下にして、抱き枕などを利用して体を少し丸める姿勢を取って見るのはいかがでしょうか。

痛みや不眠、貧血が続くときは病院へ

痛みや不眠が続く場合に、市販の痛み止めや睡眠誘導剤を服用することは推奨できません。まずは医師に相談し、妊娠中でも服用できる医薬品を処方してもらうようにしましょう。

医薬品に頼りたくない場合は、アロマを焚いたり、脚のマッサージをしたり、ゆっくりと入浴したりして、リラックスできる時間を積極的に作るようにしてみましょう。「辛い」「眠れない」と悩むと、余計にストレスが増してしまいますので、映画を見たりカフェでお茶を飲んだりして気分転換を図ります。

里帰りは9ヶ月までに済ませておこう

実家の近くで出産する里帰り出産をする方は、妊娠9ヶ月のうちに里帰りするのが一般的です。実家が遠方にある場合は、途中で体調がすぐれなくなってしまうこともありますので、パートナーと一緒に実家に向かうようにします。

「臨月になると旅行に行けなくなるから・・・」といって、妊娠9ヶ月目に旅行に行く方もいらっしゃいますが、移動やしゃがんだりすることも辛い時期ですので、できれば妊娠8ヶ月目までにする方が良いでしょう。特に温泉宿などに宿泊する場合には、お風呂場や段差で滑ってしまう可能性もありますので、時期をずらす方が賢明と言えます。

腰痛・腹痛、お腹の張りを和らげるために気をつけること

おなかの張りを和らげるためにリラックスして過ごす妊婦

妊娠9ヶ月目も、引き続き腰痛や腹痛、お腹の張りなどの下半身の不調や症状に悩まされる時期と言えます。

冷えは禁物

血液量が増えていますので、血行不良になるとすぐに静脈瘤やむくみができてしまいます。冷房などが直接当たらないように、カーディガンや厚手のソックスなどを常備しておきましょう。特に腰回りが冷えると、腰痛が悪化することもあります。マタニティガードルやオーバーパンツなどを利用して、腰回りを冷やさないようにして下さい。

歩きやすい靴を選ぶ

お腹が前にせり出していますので、足元がクリアに見えないこともあります。ヒールのある靴やヒール部分が細いひっかけやすい靴を履かないことが望ましいでしょう。
ウォーキングシューズなどクッション性の高い靴が理想的ですが、かがむ体勢がしんどい時期ですので、紐靴は避けた方が良いかもしれません。スリッポンタイプの快適な靴を選ぶようにしましょう。

臨月まであと少し!体をいたわって妊娠9ヶ月を過ごしましょう

あと1ヶ月で長かった妊婦生活も終わりです。お腹も大きく息切れもしやすい大変な時期ですが、自分の体と赤ちゃんの健康を第一に考え、体をいたわって毎日を過ごしていきましょう。環境が許すのであれば、この時期は無理をせず、眠いなら寝てしまった方がいいかもしれません。

産休に入ることを楽しみにしている方もいるかもしれませんが、これまで仕事をしていた妊婦さんが陥りがちなのが、産休に入った途端の体重増加です。
今まで規則正しい生活ができていたのですから、産休に入っても、生活リズムはできるだけ崩さない方が産後の生活も楽になる可能性が大きいはずです。

臨月まであと少し!体調に気をつけながら、出産への心の準備をしていきましょう。