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妊娠6ヶ月のママと胎児の変化

妊娠6ヶ月・ママと赤ちゃんの健康のために気をつけること

妊娠6ヶ月(妊娠20週・妊娠21週・妊娠22週・妊娠23週)はママのお腹が大きくなり、体重管理にも特に気をつけないといけない時期です。この時期のママと赤ちゃんの体の変化、エコー検査の様子や胎動の感じ方について紹介し、体重管理の重要性やこの時期の過ごし方、気をつけることを解説します。

妊娠6ヶ月・ママと赤ちゃんの健康のために気をつけること

妊娠6ヶ月、妊娠生活後半の過ごし方や気をつけるべきことは?

いよいよ妊娠期間の後半に突入する妊娠6ヶ月目(妊娠20週,妊娠21週,妊娠22週,妊娠23週)。日々変化する体にも慣れ、体重のコントロール方法やバランスのとれた食生活なども板についてくる時期なのではないでしょうか。
妊娠6ヶ月目に見られる妊婦の体の変化や症状、胎児の成長や時期に合わせた妊婦の過ごし方について見ていきましょう。

妊娠高血圧症や妊娠糖尿病の危険。体重管理に注意!

体重管理に気を付ける妊娠6ヶ月の妊婦

妊娠6ヶ月目の体調の変化や症状を、妊娠20週,妊娠21週,妊娠22週,妊娠23週と週ごとに説明していきます。

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妊娠20週の体調の変化や症状

妊婦さんによっては体重増加が激しくなることもあるのが、妊娠20週から始まる妊娠6ヶ月目です。妊婦検診のときに、体重のコントロールについて説明を受ける人も増えてきます。

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妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の発現

妊娠していないときと比べると妊娠20週目の子宮は約3倍の大きさです。急成長する子宮の中で、羊水も胎児も確実に増えていきます。食欲も増えやすい時期ですので、高脂質・高塩分の食事を摂りすぎると「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」に罹患するリスクも急増します。

赤ちゃんとお母さん自身の健康を守るためにも、食事のバランスと量に気をつけなくてはなりません。特に妊娠中は血液量が増え、血流が悪くなって高血圧やむくみを生じることがありますので、普段よりも塩分と脂肪分を控えた食事に切り替えていく必要があるでしょう。

虫歯のリスクも高まる

活発に分泌されるエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの影響で、歯周病や虫歯の原因になる細菌の繁殖も促進されます。市販の痛み止めなどは妊娠中に服用できないものが多いですので、痛み止めを使用しなくても済むよう、虫歯がある場合は早めに治療をしておきましょう。

赤ちゃんの反応が多様になる

赤ちゃんの心拍が強くなりますので、聴診器などで手軽に心音を確認することができるようになります。体の動きも活発になり、蹴ったりする動きだけでなく、しゃっくりなどもするようになります。聴覚も発達してくる時期ですので、周囲の音やお腹の外側からの刺激にも反応することもあります。

妊娠21週の体調の変化や症状

お腹が前にせり出すように大きくなりますので、足元が見えづらくなることもあります。段差には注意をし、手すりを持つことを習慣づけるようにしましょう。

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尿中にタンパク質が検出されることもある

妊娠21週ころから、腎機能が低下してしまうこともあります。妊婦検診のときに尿蛋白が検出され、むくみや高血圧などの症状も見られるときは、妊娠高血圧症候群の可能性が高いと言えます。適度な運動と低塩分の食事療法で予防することができますので、健康な妊婦生活を送るためにも生活を見直していきましょう。

体重増加のペースが速くなる

妊娠5ヶ月目まではゆるやかに増えていた体重も、妊娠21週頃から急激なペースで増加することがあります。1週間に500g以上増えてしまうと腰痛や腹痛の原因にもなりますので、食事量と運動量に注意して自己管理して行かねばなりません。

通常時の体重から3~5kgほど増えているのが平均的ですが、あまりにも増えている場合や反対に全く増えていない場合は、医師の指導のもと生活の見直しを行いましょう。

妊娠22週の体調の変化や症状

日ごとにお腹が大きくなり、しゃがんだり前かがみになったりするのが辛くなってくる時期です。いつも足元に気をつけて、ローヒールかつ滑りにくいスニーカーなどを履くようにしましょう。

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胎動が規則的に感じられる

妊娠22週には、ほとんどの方が赤ちゃんの胎動を1日に1回以上感じるようになります。赤ちゃんによっては毎日同じような時間に激しく動くことがあり、睡眠や活動などのサイクルが出来てきていることが分かります。

体重管理を継続して行う

妊娠22週のころは、1週間に200~300g体重増加が見られるのが一般的です。赤ちゃんの成長に合わせて食欲も増えますが、1週間に500g以上体重が増加しないようにコントロールしていきましょう。

低カロリーかつ高栄養の食事を摂取して、適度に運動するのは基本ですが、こまめに体重を測ることも体重管理には効果的です。毎日、体重計に乗って、記録をつけておきましょう。

妊娠23週の体調の変化や症状

妊娠23週目には、大人の頭よりも子宮の方が大きくなります。体重も食欲も増えていく時期ですが、急激に体重が増えると妊娠線が出来てしまいますので注意が必要です。

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乳腺が開く

妊娠23週目ころから、乳腺が開いて乳頭から分泌液が出ることもあります。これは母乳の産出をうながすホルモンである「プロラクチン」の分泌が増えてきたことを意味します。分泌液がついたまま乳頭部分が乾燥すると、乳頭亀裂が起こる可能性がありますので、ブラにパットを当てたり、こまめに分泌液を拭いたりして、乳頭に分泌液がついたまま乾燥してしまわないように注意しましょう。

また、下着の締め付けがきついと、乳腺が発達しにくくなってしまい、産後の母乳の出に影響を与える恐れがあります。ゆったりとしたサイズのマタニティブラなどを着用するようにしてください。

臍帯過捻転の可能性も

妊娠6ヶ月ころから出産まで、へその緒がねじれすぎて赤ちゃんに届く血液量が不足する「臍帯過捻転(さいたいかねんてん)」が起こる可能性があります。妊婦検診をしっかり受けていれば、赤ちゃんの発育をチェックできますので早めに気付くことができますが、安定期だからと言って妊婦検診に行かずにいると、臍帯過捻転には出血などの症状があるわけではありませんので、なかなか気付くことができません。

担当医師の指示に従い、定期的に妊婦検診を受けるようにしましょう。また、胎動の強さや頻度でも、臍帯過捻転に気付くことができます。毎日1回は胎動が感じられるか、強さが急激に弱っていないかなどをチェックして見るようにしましょう。

エコー検査や胎動で、赤ちゃんの個性が感じられる

激しい胎動に手をかざす妊婦

妊娠6ヶ月目の初めのころは体長170~230mm、体重220~350gだった赤ちゃんも、妊娠23週になると体長250~300mm、体重450~700gと急激な成長を遂げます。体の器官のほとんどは完成し、骨も硬くなり、体脂肪もどんどんついて赤ちゃんらしいふっくらとした体型になっていきます。

妊娠20週頃からは赤ちゃんもハッキリ見えるサイズで、3Dエコーや4D撮影にも適しているのでエコー検査が楽しみになります。しかしだんだん大きくなっていきますので、エコー検査の際に、画像に体の全体が写らなくなってくるでしょう。また、このころから、お腹に手を当てると、胎動だけでなく赤ちゃんの位置を感じることができるようになります。

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話しかけると胎動で応えてくれるかも!?

妊娠6ヶ月目は、定期的に胎動が感じられる時期です。赤ちゃんの筋肉や骨も成長していきますので、動きもより活発に激しくなり、胎動も強く激しく感じられます。

このころには聴覚もほぼ完成していますので、赤ちゃんの耳に周囲の音やお母さんの声、血流や心臓の音、お腹をとんとんと叩く音も聞こえていますこちらの呼びかけに反応してくれることもありますので、お腹を通してコミュニケーションを取ってみるのはいかがでしょうか。

胎児の性別判定の精度がより高まる

妊娠4ヶ月目ころから性別が分かることもありますが、妊娠6ヶ月目になると赤ちゃんの外性器の形も充分に完成していますので判別精度がより高まります。ですが、エコー検査を行う度に背中の方を向けていたり、脚を閉じていたりすることもあり、性別がなかなか分からないこともあります。

「妊婦らしい」過ごし方を楽しんでみては!?

音楽を聞きながらマタニティライフを謳歌する女性

妊娠6ヶ月目には、どんな過ごし方が良いのでしょうか。体重コントロールや腰痛・便秘などの症状への対策、妊娠線の予防などについても見ていきましょう。

運動はマタニティ○○に挑戦!

お腹がどんどん大きくなりますので、妊婦さんによっては動きづらく感じられる時期です。とはいっても、しっかりと体を動かしていないと、急激に体重が増加したり、便秘や下痢などの不調が現れたりしますので、適度に運動することが勧められます。

妊婦の体を考えた運動がおすすめ

体調維持のためにも、また、多大な体力が必要な出産のためにも、定期的にエクササイズをする必要があります。お腹や腰に負荷をかけずに全身が動かせるヨガやウォーキングがオススメですが、ヨガにはお腹に圧力をかけるポーズもありますので、マタニティヨガやマタニティ体操など、妊婦の体を考えた運動を選択するようにしてください。

スイミングも全身が動かせる良い運動の1つです。お腹周りを圧迫しないマタニティのスイムウェアを着用し、しっかりと準備体操をしてからゆっくりと泳ぎましょう。

出産準備

性別が判明すると、洋服や雑貨、おもちゃなどを選ぶのも楽しくなります。妊娠7ヶ月、8ヶ月と進むにつれショッピングも大変になっていきますので、活発に動けるうちに出産と育児に必要なものをそろえていきましょう。

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体重増加には要注意!

妊娠6ヶ月目は赤ちゃんが大きく成長する時期ですので、お母さんの体重増加も著しくなる時期です。週に200~300g程度は理想的とも言えますが、1週間に500g以上増加すると、ひざや腰に負担が大きくなりますので、増えすぎないように体重管理する必要があります。

無理なダイエットは禁物

体重が増えすぎてしまうのはいけませんが、極端に食事の量を減らしたり、単一食品だけを食べたりするなどの無理なダイエットを行うことも、母体と胎児にとってはマイナスになります。

ミネラルとビタミンが豊富な食事をバランスよく適量食べるように心がけ、妊娠していないときよりも塩分量が少なくなるように調整していきましょう。特に妊娠6ヶ月目は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクが高い時期ですので、塩分と脂肪をできるだけ控えるように注意して下さい。

妊娠線の予防としてお腹のマッサージ

妊娠線予防のクリームを塗る女性

お腹が急激に大きくなると、皮膚の伸縮が追い付かずに「妊娠線」となって現れることがあります。普段からお腹周りの皮膚を柔らかくしておくことで、ある程度予防することができます。

クリームやオイルでマッサージ

妊娠線予防用のクリームやオイルもありますが、一般のボディクリームやボディオイルでも充分に効果を発揮します。保湿力が高く、低刺激のもので、できれば無添加・無香料のものが良いでしょう。妊娠前と香りの好みが変わっていることもありますので、手持ちのクリームやオイルの香りではちょっと合わないと感じるかもしれません。

マッサージをするときは、肌に負担をかけないように量をたっぷりと取って、ゆっくりと浸透させていくように塗っていきます。妊娠6ヶ月目は急激にお腹が大きくなりますので、1日に2回程度塗って、しっかりと皮膚を柔らかくしておくようにしましょう。

腰痛・便秘は運動と温めで症状の緩和

体重増加や子宮の成長により、腰痛や便秘がひどくなることがあります。軽い運動を毎日続けることや腰回りを温めることで、症状をある程度緩和することもできます。ウォーキングやストレッチを習慣づけ、体を冷やさない服装を選ぶようにしてください。

市販の膏薬や下剤はNG

市販の膏薬は強い成分が使われていることが多く、皮膚を通して成分が体内に浸透してしまいますので、貼ってはいけないことが多いです。また、下剤も同様です。妊娠中には使用しないように記載されていることがほとんどです。

腰の痛みや便秘がひどい場合には、産婦人科で検診のときに相談して見るようにしましょう。妊婦でも安心して服用・使用できる医薬品を処方してもらうことができます。

病気になったときに気をつけること

妊娠中でも服用できる薬を探す薬剤師

市販薬のほとんどは妊娠中に服用することが勧められていませんので、病気にかからないように、人ごみに行くときはマスクを着用するなどの対策を取るようにしましょう。また、手洗いとうがいも徹底し、衛生面にも気を配ることが必要です。

お腹が目立ってくる時期ですが、服装によっては妊娠していることに気付かれないこともあります。薬局で薬やサプリメントを購入する時は、薬剤師のスタッフに妊娠していることを告げ、服用可能かどうか尋ねるようにしてください。また、産婦人科以外の病院にかかるときも同様です。医師に妊娠中であることを告げ、適切な処置や投薬をしてもらえるようにしましょう。

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妊娠6ヶ月は体重管理と大きくなったお腹に気をつけよう

お腹が大きくなり、体重のコントロールもたいへんになってくる妊娠6ヶ月目。外出や運動をするのは大いに結構ですが、足元が見えづらくなりますので、階段などを歩くときは転倒・転落に十分注意して下さい。ヒールの無い安定した靴を選ぶようにしましょう。
また、腰回りや足元を冷やさないことが、体調維持にも不可欠です。職場の冷房が強い方は、カーディガンと厚めの靴下、ひざかけを使用するようにしましょう。

お腹が目立ってくると、歩き方や生活のペースも変わってきます。無理をせず、体調管理をしていきましょう。