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妊娠25週目の母体と胎児の変化

妊娠25週・母体と胎児の変化、赤ちゃんの脳は急成長中!

妊娠25週目(妊娠7ヶ月第2週)、出産予定日まであと100日ほどです!妊婦さんはお腹まわりの毛が濃くなったり、痔になったり、頻尿や尿漏れなど女性として辛い症状が出ますが、赤ちゃんは脳が発達し、記憶や感情が発達していきます。この時期に心配な早産の兆候、胎動や体重増加の目安を説明します。

妊娠25週・母体と胎児の変化、赤ちゃんの脳は急成長中!

妊娠25週目、予定日まで100日!赤ちゃんの脳も急成長!

妊娠25週目。妊娠7ヶ月の第2週です。およそ100日後の出産に向かって赤ちゃんは急成長していきます。この時期の母体に見られる変化や胎児の様子、気をつけることや知っておくべきことについて見ていきましょう。

妊娠25週の体調の変化や症状

妊娠25週の妊婦のお腹

妊娠25週目には、子宮底長は24~30cm、羊水が急増している時期ですので、お腹周りもかなり大きくなります。

体毛が濃くなる

個人差はありますが、女性ホルモンが活発に分泌されることでメラニン色素が沈着しやすい体質になり、体毛が一時的に濃くなることがあります。
出産後、徐々に薄くなっていきますので、気になってもシェイバーなどで過剰な処理をしないようにしましょう。皮膚が敏感になっていますので、安易に剃ると皮膚が黒くなったり、跡が残ったりすることもありますよ。

体毛が濃くなる部位は人によって異なりますが、よくあるのはお腹周り、おへそ周りの毛です。背中や腕、脚のすねも毛深くなることがあります。

就寝時に脚がつる

眠ろうと横になったときや夜中、朝の起床時などに突然、脚がつることがあります。原因としては、妊娠する前と比べて運動量が減ったことや子宮の成長により脚部に送られる血流量が減ってしまうこと、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの摂取量が足りないことが考えられます。

15~30分ほどのウォーキングを毎日続け、夜、くつろいでいる時間帯に脚を丁寧にマッサージしたり、乳製品や貝類などを積極的に摂ることで予防できます。
食事から充分なミネラル量を補給することが難しいと感じる場合は、マルチビタミンなどのサプリメントを利用して補給するのも良いですね。サプリメントを選ぶときは、必ず、妊娠中でも服用可能なのか確認するようにしてください。

頻尿や尿漏れ

妊娠中の頻尿や尿漏れに悩む女性

子宮がどんどん膀胱を圧迫しますので、少しお茶を飲んだだけでもトイレに行きたくなります。精神的な部分も影響するのか、なぜか電車やバスに乗るたびに強い尿意を感じる方もいます。
あまりにも尿意が頻繁に起こると水分摂取を控えたくなりますが、水分を控えると血流が悪くなり、のぼせやむくみの原因になりますのでオススメできません。妊娠中は、頻尿なのが当然ですから、我慢せずにトイレに通うのが1番の解決法です。

また、立ち上がった瞬間やくしゃみをした瞬間に尿漏れが起こることもあります。尿漏れは、女性ホルモンの一種である黄体ホルモンの分泌が増えることで、筋肉が弛緩しやすくなるために起こります。

尿漏れパッドや量が少ない日の生理用ナプキンを使用し、下着が汚れて不快な思いをしないように対策していきましょうね。

痔になる

便秘症状がひどく、いつも排便時に肛門に強い力をかけていると、痔になることもあります。また、便が硬いために痔になることもあります。

痔にはいくつかの種類がありますが、妊娠中になりやすいのは直腸あるいは肛門付近の皮膚に血管の一部がしこりとなって固まる『いぼ痔』です。直腸にできたときは、痛みはほとんど感じず、排便時に出血することで気付くことが多いです。皮膚にできたときは座るときに痛みを感じることもあります。

排便時に力を入れ過ぎて肛門の皮膚が切れてしまい、『切れ痔』になることもあります。切れ痔になると排便時に痛みを感じたり、トイレットペーパーに血が付いたりするようになります。

痔は妊婦さんにはよくある症状ですので、産婦人科医にとっては見慣れたものです。
軟膏や内服薬で治癒できる痔がほとんどですので、かかりつけの産婦人科医に恥ずかしからずに相談しましょう。

妊娠25週の胎児の成長

妊娠25週の胎児の様子を映したエコー写真

妊娠25週目の胎児の体長は320~360mm、体重は600~1,200gほどになります。
体長はあと1.5倍ほど成長しますが、体重は3~5倍ほど成長しますので、生まれるときに比べると丸みの少ない体型です。

記憶と感情が芽生え始める

出生後に覚えていることは少ないのですが、生まれたばかりの赤ちゃんにお母さんの心音をきかせると落ち着いてぐっすり眠ることから、胎児の間から記憶や感情が育っていると言われています。
妊娠25週目になると胎児は大脳皮質がほぼ完成間近まで発達しますので、感情が芽生えたり、音や匂いを覚えることができるのです。

赤ちゃんが幸せな気分で過ごすことができるよう、大きな怒鳴り声や泣き声のない、笑いで満ちた生活を感じさせてあげたいですね。

光を感じる

瞳のレンズ部分が完成していきますが、まだ物をはっきりと見ることはできません。ですが、光は感じられるようになりますので、お腹の外が明るいときや暗いときの違いが分かるようになります。

表情が豊かになる

眉毛やまつ毛が伸びるだけでも表情が豊かになりますが、妊娠25週目前後には表情筋の発達が著しくなりますので、4Dなどの高精度のエコー写真のタイミングによっては、おどろいている顔やふくれているような顔を見ることができます。
口周りの筋肉も発達し、おっぱいを飲むような口の動きをするようになります。

体重は1週間で200~300グラムの増加が理想

カフェでくつろぐ妊娠中の女性

ゆっくりと時間的・精神的余裕を持った過ごし方が望まれますが、あまりにも運動量が少ないと、体はどんどん脂肪を蓄えてしまいます。妊娠25週目は、引き続き、体重コントロールに悩まされる時期でもあるのです。

赤ちゃんは1週間に200gほど増えますので、お母さんの体重も1週間に200g~300gほど増えるのは正常の範囲内です。
1週間に500g以上増えてしまったり、妊娠前に普通体型だったにも関わらず7kg以上増えている方は、食事制限とエクササイズに本格的に取り組まなくてはなりません。

お腹や胸の妊娠線ケアは1日2回

妊娠線予防でオイルを塗る妊婦

お腹も大きくなっていきますが、胸もどんどん大きくなります。
急激な成長で妊娠線ができてしまわないように、起床後と入浴後の1日2回はお腹と胸にボディークリームをたっぷりと塗ってケアをしていきましょう。

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早産・切迫早産の兆候。絶対安静が必須!

安定期でリラックスして水を飲む妊婦

妊娠22週目~妊娠36週目に赤ちゃんが生まれることを『早産』と言います。また、この時期に子宮収縮が頻繁に起こったり、子宮口が開いたりして、赤ちゃんが生まれそうになることを『切迫早産』と言います。

妊娠25週目には、ほとんどの器官が完成していますので、赤ちゃんは無事に生活できる可能性が高いですが、1日でもお腹に長くいる方が赤ちゃんの生存率・機能完成率を向上させますので、切迫早産の疑いがあるときはすぐに病院に行って適切な処置を受ける必要があります。

切迫早産の兆候

お腹の強い張りや痛み、背中の痛み、不正出血などが見られたときは、切迫早産の可能性があります。ただし、おりものに少量の血が混ざる程度では、切迫早産と判断することはできません。ただし、痛みを伴うときは、自分で判断するのではなく、病院で詳しく検査をしてもらいましょう。

また、破水が起こった時は、1週間以内に出産する確率が高いです。すぐに病院に行き、検査を受けて、入院の手続きを行いましょう。

切迫早産と診断されたら

基本的には、絶対安静となりますので、治療薬を服用しながら入院することが多いです。症状にもよりますが、出産時まで2~3ヶ月入院することも少なくありません。

なお、切迫早産と診断されたときの治療や入院には健康保険が適用されますが、3割負担でも1日当たりの実費(医療費とベッド代、食費)が1~2.5万円ほどかかってしまいます。
高額医療費制度で一定額以上は返還されますが、予め長期入院することが分かっている場合は、加入している健康保険に問い合わせて『限度額認定書』を発行して提示すると、病院で支払いをするときに自己負担限度額以上は支払わなくても済みますよ。

母性健康管理指導事項連絡カード

『母性健康管理指導事項連絡カード』とは、切迫早産などで通勤緩和や休憩措置が必要と診断された妊婦が医師からの指導内容を的確に雇用者や勤務先に伝えるために発行されるカードです。

この母性健康管理指導事項連絡カードは妊産婦のかかりつけ医や担当医が発行しますが、雇用者や事業主は、カードに記載された内容を順守し、妊産婦を不当な状況で働かせないための対策を講じなくてはなりません。

母性健康管理指導事項連絡カードは、診断書と同じ効力を発揮しますので、雇用側に提示する際に別途、診断書を見せる必要はありません。
休業することが必要なときも母性健康管理指導事項連絡カードを提示し、勤務先の就業規則に従って、病気休暇の取得が可能です。

胎動が強くなり、パパもお腹を触って胎動が感じられる

ママの胎動を聞く笑顔のパパ

まだまだ子宮内には余裕がありますので、赤ちゃんは元気に動くことができます。筋肉や骨が発達して力強い動きができますので、胎動を感じにくい初産の方でもはっきりした胎動を感じられるでしょう。

この頃になると、パパがお腹を触っても、胎動を感じられるはずです。ただし、赤ちゃんによってはお母さん以外が触ると嫌がって動かなくなってしまう子もいます。
毎日、少しずつ話しかけながらお腹に触ると、赤ちゃんも慣れてきて、気にせず動いてくれるようになります。あきらめずに、夕食後のリラックスタイムに語りかけてみましょう。

逆子はまだまだ心配不要

赤ちゃんの手を引くママの未来図

妊娠25週目に逆子だと言われても、特に心配する必要はありません。これからどんどん頭が大きく重くなっていきますので、自然に頭部が子宮底部に下がっていくと考えられます。

ヒールのある靴は避けよう!安定期でも無理はしないこと

お腹が大きくなりますので、ヒールのある靴は避けるようにしましょう。また、脚がむくみやすい時期ですので、普段履き慣れている靴でも痛みを感じるかもしれません。いつもより5mmほど大きめの心地よい靴を探してみるのはいかがでしょうか。

安定期ですので、体調がよく、つい無理をしてしまうかもしれません。ですが、1日ごとに体が出産に向かって大きく変化していることを理解し、無理をしないよう、体に負担をかけないように気をつけて過ごしていきましょう。

そろそろ出産について具体的に考えよう

胎動を感じ、ほとんどのケースで性別が判明している妊娠25週目。
そろそろ具体的に出産について考える必要があります。立会出産にするのか、実家の両親に来てもらうのか、仕事はどの程度で復帰するつもりなのか等、計画を立てておきましょう。