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妊娠20週目の母体と胎児の変化

妊娠20週目の変化!お腹の様子や過ごし方、胎児の成長

妊娠20週目は妊娠6ヶ月目に突入する時期。妊婦さんは体重管理とお腹の張りに要注意ですが、胎児のしゃっくりを胎動として感じたり、聴診器で心音が聞けたりと胎児の成長を強く感じられます。耳も聞こえていますので、話しかけてあげましょう!この時期の過ごし方や気をつけることを紹介します。

妊娠20週目の変化!お腹の様子や過ごし方、胎児の成長

妊娠20週は赤ちゃんにどんどん話しかけて!

妊娠20週目は、妊娠6ヶ月目の第1週です。長い妊娠期間もいよいよ折り返し地点を超え、お母さんの体も赤ちゃんの体も出産に向かって大きく変化していきます。
この時期に見られる特筆すべき変化や成長、知っておきたい事柄や心構えについて説明します。

妊娠20週の体調の変化や症状

つわりが長く続いた人も、妊娠20週になると体調も気分も晴れやかになり、食欲も戻ってくることが多いです。
子宮の大きさも妊娠していないときと比べて3倍ほどになり、着衣の上からでもお腹周りがふっくらとしているのが分かるようになります。

妊娠20週の胎児の成長

妊娠20週目の胎児のエコー写真

妊娠20週目の胎児の体長は180~230mm、体重は230~350gほどです。手のひらにぎりぎり乗せられるほどの大きさにまで成長したことになりますね。妊娠前期と比べると胴体の部分が大きくなっていますので、大きさには違いがあるものの新生児と同じようなプロポーションとなっています。

器官や筋肉・骨の強化

成長しているのは大きさだけではありません。それぞれの器官や部分の強度が増していますので、一つ一つの動きに力を感じるようになります。例えば、心臓の拍動も力を増しますので、聴診器を使ってドクッドクッと力強く動く赤ちゃんの鼓動を聞くことができます

また、筋肉や骨の丈夫さも増しますので、手足の動きを今まで以上に感じられます。静かな環境で落ち着いて胎内に意識を集中させると、赤ちゃんが活発に動いていることを感じられます。

頭髪が生えてくる

産毛ではなく、ちゃんとした頭髪が生えてくるようになります。とはいうものの、この頭髪は生後2週間ほどでほとんどが抜け落ちてしまいます。

内耳の完成

内耳は妊娠20週前後に完成します。内耳が完成すると、赤ちゃんの聴力も大きく向上します。お母さんの体内の音だけでなく、外界の音、お母さんやお父さんの呼びかけもはっきりと聞こえるようになりますので、時間を作って赤ちゃんに語りかけるのはいかがでしょうか。

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生活リズムがついてくる

胎内で暮らす赤ちゃんには昼も夜も分かりませんが、妊娠20週頃になると、活発に動く時間と寝ている時間がはっきりと分かれてくるようになります。胎動を激しく感じる時間帯も、だんだんと決まってきます。

体重管理に注意!脂肪・塩分は控えめに、ビタミン補給

お菓子をつまみ食いする妊婦

体調が落ち着き、健やかに過ごせるようになる妊娠20週目。どのように過ごしていくのが理想的でしょうか。また、体調や体重の管理、食生活についても見ていきましょう。

体重が増えやすい時期

この時期は体重が増えてしまいやすくなります。赤ちゃんの成長を考えると無理なダイエットは禁物ですので、タンパク質やビタミン・ミネラルをしっかりと摂取しながら、体重の増え方によって量を加減していきましょう。

妊娠20週目頃は、非妊娠時と比べて3~6kgほど増えているのが平均的です。個人差がありますので、あまり増えていなくても心配する必要はありませんが、妊娠前よりも8kg以上増えているときは、食生活を見直し、適度にエクササイズをするなどして、増えすぎないように管理するようにしましょう。

妊娠高血圧症候群

高脂肪・高塩分の食事を行うと『妊娠高血圧症候群』や『妊娠糖尿病』になってしまい、母体にも胎児にも負担がかかってきてしまいます。妊娠していないときよりも、脂肪分と塩分が少ない薄味の食事を摂るように心がけてくださいね。

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グリーンスムージーなどでビタミン補給

つわり症状は治まったとはいえ、妊娠20週目ともなると、ちょっと動くだけでも疲れやすくなってしまいます。そんな時期に、1日3食バランスの良い食事を摂るのは難しいですよね。

手軽にビタミンやミネラルを補給する方法として、朝1杯のグリーンスムージーはいかがでしょうか。材料は葉野菜や緑黄色野菜、バナナなどの甘みの強いフルーツなど何でも良いでしょう。

野菜やフルーツをそろえたり洗ったりするのも面倒な時は、妊娠時でも服用できるマルチビタミンや葉酸入りビタミン剤などのサプリメントを利用するのも良いですね。気負わず、毎日の習慣として続けて下さい。

お腹の張りを強く感じることが増える

妊娠20週に入った妊婦のお腹

妊娠20週目には、子宮底長は20~25cm、子宮上部が母体のおへその辺りまで成長しています。赤ちゃんもどんどん大きくなりますが、赤ちゃんを取り囲む羊水の量もどんどん増えていき、出産まで1週間に1cmほどの割合で子宮底長が成長していきます。

羊水の量

妊娠20週目の羊水の量は、およそ350mlほどです。羊水には赤ちゃんを外的衝撃から守る以外にも、赤ちゃんの消化管や肺を発達させたり、赤ちゃんを感染症から守る役割がありますので、適正な量の羊水があることは、赤ちゃんの発育上、たいへん重要なことです。

妊婦検診時にエコーで羊水の量についても検査してもらえますが、羊水の量が適性より少ない『羊水過少症』や羊水の量が適性より多い『羊水過多症』と診断されたときは、適切な治療を受けなくてはなりません。

羊水の量が少ないときに、胎児へのリスクを増大させるのが『喫煙』です。妊娠が分かったら、お母さんはもちろん家族にも禁煙を徹底させ、赤ちゃんが健やかに生まれて来られる環境を作るようにしましょうね。

お腹の張り

妊娠20週目前後には、お腹の張りを強く感じるお母さんが増えてきます。週数に比べてお腹が大きくならない場合でも、お腹の張りや胃への圧迫感を強く感じるケースが多いです。

あまりにもお腹の張りが強くて辛いときは、妊婦検診時に医師に相談してみるようにしましょう。張り感が緩和する医薬品もありますので、処方してもらうのも良いかもしれません。

性別は判明するが、医師のポリシーによっては教えてくれない

仲良く手を繋いで散歩する兄妹

赤ちゃんの体が大きくなってきますので、ほとんどの場合において、性別が判明するでしょう。ただし、出産時まで性別を知りたくない方は、医師にその旨を伝えておく方が良いでしょう
医師には、性別を知りたいかどうかのお母さんの意向を尋ねてから性別を知らせることが望まれますが、中には「あ、男の子ね」「女の子だね」と不用意に伝えてしまう医師もいるからです。

反対に、性別は絶対に知らせないというポリシーを持っている医師もいます。どうしても知りたいのに性別を教えてくれない産婦人科に通っている方は、赤ちゃんの性別を知るのは出産時のお楽しみに取っておきましょう。

妊娠20週を過ぎてからは新規に受けつけない産婦人科も多く、今までの経緯を全て知っている病院の方が安心ですので、性別を知るためだけに転院することはおすすめできません。

靴や衣類で気をつけること

新しく買ったマタニティウエアでおでかけする妊婦

妊娠20週目には、どんなことに気をつけて生活していくことが望まれるでしょうか。

安定感のある靴を履く

お腹が前にもせり出してきますので、妊娠する前と比べて足元が見えにくくなっています。ちょっとした段差や溝などでひっかからないように、ヒールのない靴を履く方が良いでしょう。
ヒールが低い靴でも極端に厚底になっているものや、ストラップや靴紐などが複雑で、脱ぎ履きが手間取る靴も避ける方が良いでしょう。

骨盤ベルトやガードルの着用

お腹が大きく重くなってきていますので、無意識のうちに腰を反らす姿勢になっています。腰を反らす姿勢が腰痛の原因にもなりますので、骨盤ベルトやガードルを着用して、骨盤や腰部に負担がかからないように配慮します。

骨盤ベルトやガードルを選ぶときは、必ずマタニティ用を選択するようにしてください。骨盤や腰部を守ることは大切ですが、お腹周りを強く圧迫することは、胎児の成長を妨げることにもなってしまいます。
妊娠中の腰部保護だけでなく、産後の骨盤引き締めにも利用できるものもありますので、用途をしっかりと確認してから購入しましょう。

胎動として赤ちゃんのしゃっくりを感じる!

赤ちゃんの胎動を感じている妊婦

すでに胎動を感じているお母さんも多いと思われますが、妊娠20週前後からは、さらに力強い動きを感じることができます。また、この時期に赤ちゃんのしゃっくりを感じる人も増えてきます。
お母さんによって感じ方は少々異なりますが、普段の胎動とは異なり、おへその真下くらいがぴくぴくと痙攣するような震えを感じるときは、赤ちゃんがしゃっくりをしていることが多いです。

胎児のしゃっくりの原因|多いと苦しい?位置や胎動の特徴
胎児のしゃっくりの原因|多いと苦しい?位置や胎動の特徴
胎児のしゃっくりが多い・少ない・しない、これって普通?ピクッピクッと規則的な胎動を起こすしゃっくりは、赤ちゃんが生まれてくるための大切な準備です。しゃっくりの原因や感じる位置、障害との関係を解説。

新生児もしゃっくりをよくしますが、胎児もしゃっくりをたくさんします。胎児のしゃっくりは、羊水と一緒に飲み込んでしまった異物を吐き出すためといわれていますが、詳しいことは分かっていません。
ですが、しゃっくりをたくさんしていることで病気になったり苦しかったりするわけではありませんので、心配する必要はありませんよ。

妊娠20週の心構え「今のうちに準備!」

生まれてくる赤ちゃんの服を探している妊婦

安定期の暮らしにも慣れてきましたが、油断は禁物。冷えや転倒を招くようなファッションは控えましょう。
妊娠週数が進むに従い、さらに体は動きにくくなっていきますので、忙しくない日を見計らい、赤ちゃんを迎えるための出産準備を進めていきましょう。

下着や洋服、おもちゃやベッドなど、生まれてきてすぐに必要となるものはそろっているでしょうか。また、仕事をしている人は、おおよその出産休暇・育児休暇の日取りをスケジュール帳に書きこんで行くのも良いかもしれませんね。

産後すぐの復帰を考えていたり、待機児童が多い地域にお住いの場合は、保育園の下見や相談も行い、出産に関わる不安材料を少しでも減らすように行動しましょう。

体重管理に注意して、安定期を楽しんで行きましょう!

つわりが長かった方にとっては、久々の清々しい時期となりますが、体重が増えやすい時期でもありますので、食べ過ぎに注意して健康的な生活を心がけて行きましょう。
体重の増加や運動不足が気になる方は、1週間に1~3度ほど、マタニティビクスやマタニティヨガなどをしてみるのはいかがでしょうか。腰痛や便秘に効くポーズなどもありますので、無理のない程度に汗をかきましょう。