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妊娠1ヶ月のママの体の変化

妊娠1ヶ月の体の変化や超初期症状と妊娠中の過ごし方

妊娠1ヶ月のママに起こる体の変化について妊娠0週から3週までの詳細と生理が遅れる前に現れる妊娠超初期症状や検査薬の使用時期について解説します。妊娠中は避けたい食品や摂取したい栄養素など食事面を中心に触れながら妊娠中気をつけたいことも詳しくご紹介。

妊娠1ヶ月の体の変化や超初期症状と妊娠中の過ごし方

妊娠1ヶ月!ママの体では何が起こっている?

妊娠の日数は、前回の月経開始日を0週0日として計算をはじめます。これは、まだ妊娠は成立していなくても、卵子は細胞として働き始めているからなのだそう。まだ影も形もない赤ちゃん。妊娠1ヶ月にはママの体でどんなことが起こっているのでしょうか?

妊娠している可能性を考える女性

妊娠0週の時期

妊娠0週とは、多くの人が前の生理中にあたります。つまり、まだ妊娠していない状態ですから、妊娠特有の症状などもありません。どちらかといえば、腹痛・頭痛・だるさなどといった不調は、月経によるものだと考えられます。月経が起こっているこの時期は胎児もまだ存在しないので、「妊娠」と言われてもピンときませんが、実はここから卵子は排卵に向けてすこしずつ大きくなっているのです。

0週0日では卵子の大きさは0.1ミリ、それを包む卵胞を合わせても4〜5ミリ程度ですが、排卵期には20ミリ前後になります。といってもまだ妊娠には至っていないので、ママは普段通りの生活をしていることになります。

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妊娠1週の時期

一般的な月経周期にあてはめると、妊娠1週は排卵の準備期と排卵期です。まだ妊娠はしていない状態ですが、ママの体は大忙しの時期。月経が終わってから一週間くらいのこの時期には、次の排卵に向けての準備がされています。まず一つは、排卵に備えて卵子が大きく成熟していきます。卵子を包む卵胞を合わせると2センチくらいの大きさになります。

もう一つは、ホルモンの変化です。排卵期には卵胞ホルモン(エストロゲン)が盛んに出されます。これは子宮の内膜を厚くして赤ちゃんのベッドを作り、妊娠しやすい状態にしてくれるホルモンです。そして排卵が起こると今度は妊娠に不可欠な黄体ホルモン(プロゲステロン)が出されます。こういったホルモンの影響で、いつもよりヒステリックになったり、少し太りやすくなったりすることがあります。

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妊娠2週の時期

妊娠2週でもまだ、妊娠している状態とは言えません。排卵が起こっている時期なので、基礎体温を測っている場合、低温期から0.3℃上がった高温期に入ったことがわかるでしょう。ママの体にはまだ妊娠を思わせる症状はほとんど出ませんし、検査薬にもまだ反応しません。いつもと変わりなく過ごしていることがほとんどでしょう。

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妊娠3週の時期

前の生理から3週間後にあたります。この頃から体は妊娠によって劇的に変化していきます。中には3週目後半に着床出血がある場合があります。これは子宮内膜に受精卵が入り込む時に毛細血管を刺激して出血するもので、全体の約2~20%(諸説あります)にみられるようです。次の生理の時期と近いため区別がつきにくいのですが、生理の時の出血より少なく、色もピンクや茶色の場合がほとんどなので、生理だと思ったら少量で止まったという時には着床出血である可能性が高いでしょう。

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また、着床が起こるとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という妊娠特有のホルモンが盛んに分泌されるようになります。妊娠検査薬はこのホルモンを利用して妊娠判定しているため、少々フライングではあるものの、この時期から陽性反応が出ることがあります
ママの体の変化としては、下腹部が疼く感覚があったり、高温期が続くことで微熱のような症状が出たりする人もいます。

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妊娠1ヶ月の妊娠超初期症状とは?

妊娠1ヶ月はまだ生理が遅れている時期ではありませんが、敏感な人の中にはいつもと何か違う「妊娠の予兆」が現れることがあります。3週以降身体が妊娠している状態に入ると、そのあたりから生理予定日1週間後くらいまでに妊娠超初期症状としての体の変化が見られるようになります。妊娠超初期症状は妊娠によってホルモン分泌に変化が出だしたことによって起こるといわれています。

妊娠超初期症状に困惑している女性

身体に現れる様々な妊娠初期症状

  • 微熱・頭痛・倦怠感など風邪に似た症状

高温期が続くことで微熱があったり、倦怠感・頭痛があったりと風邪と間違うような症状が起こります。この時期の薬の影響は少ないとは言われていますが、妊娠を意識している方であれば、頭の隅に置いてむやみやたらに薬を飲まない方が良いかもしれませんね。

  • お腹の張り・下腹部痛

妊娠によりホルモンバランスが変化することで、お腹が張ったりシクシク疼いたりすることがあります。子宮の筋肉の伸びや子宮周辺の水分量、血液循環量が多くなることでもお腹が張ります。突っ張るような感覚です。

  • 足の付け根に違和感

子宮が大きくなることで子宮周辺の靭帯が引っ張られて、足の付け根にチクチクとした違和感を感じることがあります。

  • 眠気

妊娠中は眠気を感じやすくなりますが、超初期から現れる人もいます。眠気の正体は黄体ホルモン(プロゲステロン)。このホルモンは妊娠を継続させるホルモンで、母体を休ませようとする働きがあるので異様な眠気が起こってくるわけですね。

  • 着床出血

区別がつきにくい出血。生理と着床出血の見分け方は、量と生理痛の有無です。着床出血である場合ほとんどが少量で色も薄く、痛みも伴いません。

  • 胃がムカムカ

早くもつわりに似た症状が出るママもいます。プロゲステロンは胃腸の働きを悪くするため、胃に不快感を感じます。

  • 唾液や鼻水が増える

唾液が増えるのは「唾液悪阻」と一般に言われます。妊娠すると水分代謝が悪くなり、ドロドロした水のようなものが溜まっていきます。それが溢れて口から過剰に出てくるのがよだれ悪阻です。また風邪でもないのに鼻水がたくさん出るというのは「妊娠性鼻炎」というもの。一時的にアレルギーや花粉症、ハウスダストによる鼻炎などがひどくなるようです。

  • 肌荒れ

ホルモンバランスの変化で起こります。妊娠中を通して肌は乾燥しやすい状態なので、普段使っている洗顔料や化粧品が沁みる場合は、低刺激なものに変更するのも良いでしょう。

  • トイレが近くなる

ホルモンバランスの変化によって体内の水分量に変化がおこるため、尿の回数が多くなることがあります。1時間に1回はトイレに行きたくなる人もいるようです。

  • 基礎体温のグラフがいつもとは違う波形になる

通常生理が来ると基礎体温は低温期に入りますが、妊娠すると妊娠維持ホルモンであるプロゲステロンの影響で高温期が続きます。

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精神的な妊娠初期症状はPMSに似ている!

妊娠初期の精神的な症状として、「イライラ」「理由もないのに不安になる」など情緒的に不安定になることがあげられます。これは妊娠によって黄体ホルモンが急激に増加することで起こります。
でもちょっと待ってください、俗に言う「生理前のイライラ」PMSの症状とも似通っていませんか?それもそのはず、こちらも黄体ホルモンの増減の影響なので、区別は難しいと言えます。

まだ生理が来ていない状態でそれが妊娠によるものかPMSかという判断は残念ながらつきませんが、生理予定日を大幅に過ぎてもなおイライラや不安な気持ちが抑えられない場合は初期症状かもしれませんね。「ああ、あれは妊娠によるものだったんだ」と後から思う場合がほどんどです。

妊娠検査薬はいつ使う?検査薬の原理と使用できる時期を解説

ドラマでもよく見かける妊娠検査薬を薬局で買うシーン。一体いつ頃から検査できるのでしょうか。検査薬で何を調べているのかと使える時期を解説します。

妊娠の可否を確かめるための妊娠検査薬

妊娠ホルモンhCGに反応して陽性反応が出ます

妊娠すると、さっそく赤ちゃんを守る胎盤を急ピッチで作ろうとする働きがはじまります。それがhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という妊娠特有のホルモンの分泌です。このホルモンは妊娠2〜3ヶ月をピークにして、胎盤を維持するために妊娠期間中を通してずっと分泌されます。妊娠すると3〜4日で尿から排出されるようになりますが、最初はごく微量なので、検査の確実性を上げるには、生理予定日から1週間後が目安です。

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生理予定日から使える検査薬も

普通の妊娠検査薬は、国の基準でhCGの濃度が50mlU/ml以上で測定可能と定められていますが、早期妊娠検査薬と言って、半分のhCG濃度で調べられるものもあります。ただこれは第一類医薬品に分類されているので、薬剤師のいる薬局でないと購入できず、値段も少しお高めになっています。

妊娠かな?と思ったら…気を付けるべきことと過ごし方

妊娠はとてもおめでたいことです。そしてここから、ママと赤ちゃんとの10ヶ月の共同生活が始まりますね。かわいい赤ちゃんの健やかな成長のために、ママは少しずつ胎内環境を整えていきましょう!妊娠かなと思ったら、まずママが気をつけるべきことをまとめました。

風邪に似た妊娠超初期症状

ストレスは最大の敵!

妊娠するとママの体には本当にたくさんの変化が起こります。ホルモンの影響で訳もなく悲しくなったり、ボディラインが徐々に崩れていくことを受け入れられなかったりと、気持ちの面でも変化があります。また、優れない体調や動きづらい体のせいで、ナーバスになってしまうこともあります。でも今、ママは命を生み出すという大役を果たしているのです。それだけで十分すごいことなのですよ。

妊娠中のストレスが胎児に及ぼす影響についてはまだはっきりとした研究結果は出ていません。しかし、ストレスは血管を収縮させる働きがあるので、子宮に十分な血液が送りづらくなり、結果的に早産や赤ちゃんの発育不全につながるケースもあると言われています。また極度なストレスは体内のコルチゾール値を上げ、それが胎盤を通して赤ちゃんにまで届いてしまいます。ママの心の健康は、イコール赤ちゃんの健康!と考えて、穏やかに過ごしたいですね。妊娠中は何かと制約も多いですが、割り切ってしまうことも大切です。

タバコは厳禁!アルコールは控えましょう!

研究結果として、赤ちゃんに悪影響が出るとはっきりしているのがこの二つです。
タバコに含まれるニコチンは血管収縮作用があります。それによって臍帯の血流量は減り、お腹の赤ちゃんに十分な酸素や栄養素がいかなくなります。加えてタバコに含まれる一酸化炭素はさらに血液中の酸素量を減らしてしまいます。産まれてからも、家庭内に喫煙者がいるとSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが高くなるなど、喫煙に関しては赤ちゃんにとって良いことはないですね。

また、アルコールに関しては、一般的に男性より女性の方が分解能力は低いのだそう。飲酒をするともちろん赤ちゃんにもアルコールが回ってしまうことになります。仮にママ本人は酔っていなくても、体も小さくお腹の中で発達中の赤ちゃんにとっては高濃度になり、依存性は高くなってしまいます。アルコールもぐっと我慢しましょう。

薬は慎重に。まず医者に相談を

妊娠中であれば薬の服用が胎児に影響がでる可能性があるとよく言われます。特に4〜7週の時期は胎児の神経系や主要器官の形成期に当たるため注意が必要です。と言っても、妊娠中であれども風邪をひいてしまうことも、つわりで胃が荒れて痛くて眠れないこともあるでしょう。妊娠中を通して飲まないに越したことはありませんが、どうしても薬が必要な時は、まずお医者さんに相談しましょう。産婦人科で出される薬は、長年の臨床で安全が確認されているものですから、市販薬を飲むよりはずっと安心できます。

また持病の薬がある方は特に気をつけたいところです。妊娠したからと言って勝手に服用を中止せず、かかりつけのお医者さんと、これからの薬との付き合い方を相談してくださいね。

コーヒーや紅茶などのカフェインはほどほどに

カフェインは神経系に働きかけ、興奮させる働きを持っています。よく眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、徹夜のときには高カフェイン飲料を飲んだりしますよね。このようにカフェインには興奮作用があり、また依存性も高い飲み物です。カフェインも胎盤を通して赤ちゃんに届くので、多量摂取は赤ちゃんへの影響も心配です。
はっきりとした研究結果はまだ出ていませんが、日本では1日に150~200mg(1杯~2杯)程度なら大丈夫と言われています。カフェインに関しては極度に制限する必要はないが多量摂取はダメ、といったところでしょうか。

ちなみに「妊娠中はコーヒーは控えて!」とよくコーヒーがカフェインの代表格として挙げられますが、実は玉露のカフェイン含有量がコーヒーの倍ほどあり、その他緑茶や紅茶にもカフェインは含まれています。日本人は習慣的にお茶を飲む文化にありますので、少し注意したいですね。

妊娠中は避けたい食べ物

大人一人の体では気軽に好きなものを食べることができますが、小さな小さな赤ちゃんをお腹の中で育てているママにとっては気をつけたい食品もあります。基本的には、食中毒が心配される食品と、赤ちゃんの発育にとって心配のある食品に分かれます。

妊娠中にあまりとってはいけない生カキ

ノロなどの食虫毒は胎児に直接作用して内的に影響があるわけではありませんが、ママが食事を取れなくなりますし、胃腸の動きが過剰になることで子宮収縮が促されてしまうということもあります。
食べ物に関しては厳密に言えば本当にたくさんあるのですが、ここではその代表格を紹介します。

  • 生肉

生肉はO-157による食中毒に注意が必要です。下痢・腹痛・発熱・嘔吐・血便・だるさなどが症状として挙げられます。また生肉には「トキソプラズマ」という菌による感染症もあります。感染した本人には症状が見られることは少ないようです。感染すると10〜70%の確率で胎児の発育に影響が出るので、どちらにせよユッケなどの生肉は妊娠中絶対控えておくべき食べ物ですね。

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  • マグロ(体の大きい魚)

日本人にとって馴染みのある魚の一つで、DHAやカルシウムなどの栄養素が豊富な魚ですが、一方でマグロにはわずかながら「メチル水銀」が含まれています。通常であれば、摂取しても尿と一緒に排出されますが、胎児はそれができないので体内に溜め込むことになります。聴覚機能に問題が起こる可能性のある成分なので、過剰摂取には気をつけたい食品です。

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  • ナチュラルチーズ・生ハム・スモークサーモン

パーティーでいわゆるオードブルとしてよく出てくる料理です。これらには「リステリア菌」と呼ばれる菌への感染の可能性があります。通常なら食べてもほとんどの場合問題ありませんが、妊婦さんはリステリア菌への感染率がなんと通常時の約20倍。早産や胎児の病気のリスクが上がってしまうので、是非とも避けたい食品です。

  • 生牡蠣・生卵

これらは食中毒に気をつけたい食品です。時に牡蠣は妊娠中かそうでないかに関わらずノロウィルスによる胃腸炎が心配される食品ですから、免疫力の低い妊婦さんは控えておくべきでしょう。

  • 昆布・昆布だし・外食

これらには「ヨード」と言われるものが含まれており、取りすぎは甲状腺機能発達への影響があるとされています。日本は特に海藻類が豊富に採れる国ですので、これらが欠乏することはまずないでしょう。妊娠中お出汁を取るなら、カツオやいりこが良いですね。

  • ひじき

これはとても意外な事実かもしれません。ひじきといえば、鉄分豊富で妊婦さんならたくさん炊いて常備菜にしている人も多いのではないでしょうか。イギリスの勧告によると、ひじきにはヒ素が含まれており摂取を控えた方が良いとのこと。鉄分やカルシウムが豊富な食べ物ではありますが、こればかり食べずに他のものからも栄養素を摂取した方が良さそうですね。

赤ちゃんのために積極的に取りたい栄養素

  • 葉酸

特に14週くらいまでの妊娠初期に積極的に取りたい栄養素です。葉酸は初期に発達する神経管の先天性異常を防ぐ効果があり、厚労省からも摂取が進められています。妊婦さんの推奨摂取量は普段の倍、400μgなのですが、葉酸は水溶性ビタミン群なので、加熱するとその半分が流れてしまうという弱点があります。ですので、不足しないためにはできるだけ毎日摂取すること。スープなど汁ごと取れる調理法もいいですね。葉酸は緑黄色野菜や豆類、レバーに多く含まれています。

  • カルシウム

カルシウムは骨の形成に働く栄養素ですので、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素の一つです。体内のカルシウムの99%は骨や歯に蓄積されているのですが、妊娠中血中のカルシウム量が足りないと、なんとママの体から吸収してしまいます。ママは一人出産するごとに体の5%のカルシウムが減るということも言われています。
将来、ママの骨粗鬆症の可能性が上がりますので、妊娠中はママと赤ちゃん両方のためにカルシウムを摂りたいですね。

普段の推奨摂取量600mgに対し、妊娠中は1.5倍の900mgが必要です。牛乳はもとより、アミエビや小魚、モロヘイヤや小松菜によく含まれています。ただしカルシウムは過剰摂取すると皮膚のかゆみや便秘、吐き気などが起こる場合があるので、推奨量を目安に摂取してくださいね。

  • 鉄分

鉄分も言わずと知れた、妊娠中には特に必須の栄養素です。妊娠中は赤ちゃんにも血液を送るので、体内の血液量が増加します。しかし全体のヘモグロビン量(鉄分)が変わらないとシャバシャバの薄い血液になってしまいます。これが妊娠すると貧血になりやすい原因です。

貧血になるとママは疲れやすくなったりだるさが続きますし、分娩時に出血が多かったりしますので、いかに鉄分が重要かがわかりますね。推奨摂取量は、通常時の1.7倍、20mgです。
レバーやひじき、納豆、小松菜やがんもどきに多く含まれていますが、鉄分の吸収率は5〜20%前後と、実はよくありません。吸収率をあげるためにも、植物性の食品の場合はたんぱく質やビタミンCと一緒に摂りましょう。

食事は「まごわやさしい」でバランスよく!

食事は妊娠中を通してとても大事なものです。赤ちゃんがお腹の中で元気に育ってくれるように、ママはバランスよい食事を心がけたいですね。日本人の健康に一番の食事は何と言っても和食です。一汁三菜を基本とする和食は日本人の体質にあった食事です。また比較的低カロリーで満腹感が得やすいので、妊婦さんの体重管理にも一役買います。バランスのよい和食の合言葉は「まごわやさしい」です。(下記参照)

妊娠中も積極的に摂取したい生魚

…豆(豆類):豆・豆腐・納豆など
…ごま:ナッツ類も含みます
…わかめ(海藻類):わかめ・ひじき・めかぶなど
…野菜:いろいろな野菜を摂りましょう
…魚
…しいたけ(きのこ類):しいたけ・えのき・しめじなど
…芋(いも類):じゃがいも・さつまいも・長芋など

無理に毎回の食事で揃えることはかえって負担になることもあるので、1日のトータルで考え、「ご」が最近足りないなと思ったら、「ご飯にごま塩を振る」「ほうれん草は胡麻和えにしてみる」など小さなことから始めてみてもよいでしょう。

妊娠1ヶ月はホルモンの変化で体は大忙し!ママは穏やかに妊娠の喜びを味わいましょう。

妊娠1ヶ月は、まだ生理が遅れている時期ではないので、検査薬で早めに陽性反応が出た場合もありますが、多くのママは妊娠には気づかない時。ですが体の中では、赤ちゃんを迎えるために様々な変化が日々起こっています。ホルモンの急激な変化に伴って、体調がなんだかすぐれない時もありますが、まずは赤ちゃんがママのお腹に宿ってくれたことを喜びましょう。これから10ヶ月のママと赤ちゃんの共同生活が始まります。楽しみですね。