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妊娠12週の体調の変化や症状

妊娠12週の妊婦と胎児の変化、体調管理や食生活のポイント

妊娠12週目に入り、母体と胎児にはどのような変化が現れてくるでしょうか。気をつけるべきことや過ごし方、出血や胎動、性別判断などの知っておきたい事柄について説明します。

妊娠12週の妊婦と胎児の変化、体調管理や食生活のポイント

妊娠12週目!妊婦と胎児の変化、気をつけること、過ごし方

いよいよ妊娠4ヶ月目に突入です。妊娠初期最後の月を迎えることになりますが、急激に激しい運動を行うことや無理なスケジュールを組むことは禁物です。妊娠12週の母体の変化や症状、胎児の成長などをしっかりと把握し、安全かつ健康なマタニティライフを送っていきましょう。

妊娠12週の体調の変化や症状

ノートパソコンで妊娠中の体の変化を調べる女性

妊娠12週目に入ると、子宮の大きさは妊娠10週目ころの約2倍(握りこぶし2個分)に成長するので、スカートやパンツのウエスト部分がかなりきつく感じるようになります。

ですが、お腹のふくらみは、着衣の上からはまだまだ妊娠しているとは気付かれない程度です。電車やバスに乗るときは、なるべく混雑時を避けるようにし、優先席に座るようにしましょう。優先席に座りたいと言いにくい場合は、主要駅や市区町村の役場の窓口で受け取ることができるマタニティマークを見せるのも良いかもしれません。

胎盤の完成と血液量の増加

妊娠12~16週の間に胎盤が完成し、お母さんが食べたものが血液となり、胎盤を通して赤ちゃんに届くようになります。胎盤はフィルターの役目も果たしますので分子量が多いものは赤ちゃんに届きませんが、アルコールやニコチンなどは分子量が少ないですので赤ちゃんにダイレクトに届いてしまいます。授乳が終わるまで、お酒やタバコは控えましょう。

また、ニコチンには血管を収縮する効果があります。胎盤を完成し、血液量が増えている状態になっているこの時期に血管を収縮してしまうと、赤ちゃんに充分な酸素と栄養が送られなくなってしまいます。赤ちゃんの健やかな成長を妨げる一因となってしまいますので、タバコは絶対にやめましょう。

妊娠12週の胎児の成長について

お腹の中の胎児の成長をノートに書き込む女性

妊娠12週目の胎児の体長は60~70mm、体重は15~20gほどになります。体長は1週間で10mm以上成長しますが、体重の増加スピードは少し緩やかになります。

産毛や顔を構成する毛が生える

顔や顔の周りに産毛が生え、眉毛やまつ毛などの顔を構成する毛も生えてきます。エコー写真ではあまりはっきりとは見えませんが、赤ちゃんの眉毛やまつ毛などを想像してみるのも楽しいですね。

乳歯の元ができる

赤ちゃんには歯は生えていませんが、歯茎の中には乳歯の元となる骨がすでにあります。その乳歯の元となる骨は、妊娠12週目前後に作られることが多いです。

腸が体内に収まる

へその緒として体の外部にあった赤ちゃんの腸が、妊娠10週目ころから赤ちゃんの体内に収まっていきますが、妊娠12週目になるとほぼ完全に腸の全てが体内に入り、腸壁には絨毛が生え、消化活動も活発になります。

つわりが終わったら体重増加に注意

つわりが終わり大好きなサンドイッチを頬張る女性

妊娠初期のつわりに苦しんでいた方も、妊娠12週目ともなるとほとんどの方が解放されます。今まで吐き気やむかつきに悩まされていた反動で、食欲が急増してしまう妊婦さんも少なくありません。この時期の体調管理や食生活は何に注意する必要があるでしょうか。

こまめな体重管理が大切

こまめに体重を測って、体重管理を行うことが大切です。妊娠15週までは、妊娠する前より2kg以上増えないことが理想的ですので、ハイペースで体重が増えている人は、食事量を減らしたり、脂肪分が少ないローカロリーの食事に切り替えたりして調整するようにしましょう。

体重増加が著しいと、膝や腰にも負担がかかり、腰痛や腹痛の原因にもなってしまいます。臓器が圧迫されますので、消化不良や便秘を引き起こすこともあります。また、体重が急激に増えると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病に罹患するリスクも高くなり、胎児の正常な発育を妨げ、最悪の場合には生命にも影響を及ぼすことがあります。

栄養は量より質を重視

すでに胎盤が完成しているため、食べたものが赤ちゃんの栄養になりますので、体に摂り入れるものに注意することが大切ですが、量よりも質、栄養素に気を配るようにしましょう。食事の際に注意するべきポイントをいくつか紹介します。

食事の際に注意すべきポイント

・塩分や脂肪分を控えた食事をする
・カルシウムや鉄分、ビタミンCが豊富な食材を積極的に摂り入れる
・1日1L以上は水分を補給する

カルシウムや鉄分はサプリメントからでも補給することができます。妊娠中に摂取することが望ましい葉酸サプリと一緒に、毎日の健康のためにもサプリメント習慣を身につけていきましょう。

つわりから解放される時期

安定期に入り外で買い物をする女性

ほとんどの妊婦さんにおいて、つわりは終わりを迎えます。まだつわりが続いている方も、あと少しすれば不快感から解放されます。楽に過ごせるようになったら、マタニティウエアやマタニティランジェリーなどを買って、オシャレに楽しく妊娠生活を送っていきましょう。

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お腹が目立ってくる

そろそろお腹周りが大きくなっていきますので、ゆったりとした服やウエスト部分がマタニティ仕様になっている服の出番です。最近はかわいいデザインのものも多くありますので、好みに合うものを選んで身につけましょう。

お腹を冷やさないように注意

つわりが楽になったとしても、赤ちゃんはお腹にいますので妊婦さんらしい慎重さを持って行動して行かなくてはなりません。気温が高くても腹部や腰部を冷やす装いは避け、お腹をすっぽりと包むショーツを履くようにしましょう

プールに行くのも良いですが、冷たい水に長時間つかったりすることは止めましょう。お腹周りはいつでも温めておくのが妊娠中の鉄則です。

出血も落ち着いてくる

妊娠12週~35週は、正常に胎児が発育している場合はほとんど出血が起こらない時期です。もし、生理のような量の出血があったり、腹部に激しい痛みを伴う出血があったりする場合は、すぐに病院に行って診察を受けるようにしましょう。

不正出血しやすくなる場合

正常時には不正出血はほとんど起こりませんが、妊婦さんに子宮頸管ポリープがあったり、子宮膣部びらんがあったりする場合は、出血が起こることがあります。妊娠前に子宮の検査をしておくなら慌てることはありませんが、検査で分からなかった場合も、これらの疾患による出血は痛みを伴わないので胎児の発育異常や妊娠継続が困難になって起こる出血と見分けることが可能です。

いずれの理由で出血する場合も、母体や胎児に何らかの変化が起こったことは間違いありません。すぐに病院に行って、専門家に診断・処置をしてもらうようにしましょうね。

ベビーウェアの購入はもう少し待って

早い場合は妊娠10週目ころから、性別が判明することがあります。ですが、この時期はまだまだ胎児も小さく、器官も小さいですので、医師が見間違えることも充分に考えられます。妊娠20週までは、明らかに性別がわかるベビーウェアなどを購入しない方が良いかもしれませんね

肌荒れ、日焼けにも要注意

妊娠12週前後は皮脂の分泌が活発になる時期で、ニキビができやすくなったり肌荒れを起こすことがあります。体がだるいときは仕方がありませんが、毎日しっかりとお風呂に入って腰回りをあたため、皮脂をしっかりと落とすようにしましょう。

また、女性ホルモンの分泌も活発になります。女性ホルモンの分泌が活発になると、メラニン色素を生成するメラノサイトを刺激して、シミやほくろ、そばかすなどができやすくなります。それに加えて、腕の関節部分や脇の下、乳頭部などが黒ずんでしまうこともあります。

出産後、女性ホルモンの分泌量が正常に戻ると徐々に黒ずみは解消されていきますが、濃いシミやそばかすなどが出来てしまわないように、UVケアを普段以上に念入りに行うようにしてくださいね。一日中外出しない場合も、太陽の光は家の中に入ってきますのでUVケアは必要です。

先天性症候群のダウン症について

出生前診断について考えている看護師

ダウン症とは、染色体の21番目が1本多い先天性症候群です。通常は2本ある染色体が3本ありますので、『21トリソミー』と呼ばれることもあります。

ダウン症の外見的特徴

ダウン症の新生児に見られる外見的特徴をいくつか列挙します。

  • 目と目の間隔が広いことが多い。
  • 生まれつきくっきりとした二重であることが多い。
  • 鼻が低いことが多い。
  • 耳が内側に丸まっている。耳が折れているように見える。耳が顔の下方についている。
  • 首が短くて太いことが多い。
  • 指が短いことが多い。指の関節が少ないことがある。
  • 後頭部が平らなことが多い。

もちろんこれらの特徴があっても身体的に何の問題もないこともありますが、ダウン症の新生児にはこれらの特徴が複数見られることが多くあります。

出生前診断を受けるという選択肢

ダウン症の子どもたちは心臓や目などに障害を持つことが多く、生まれてからも何度も手術を繰り返して行わなければならないケースや、平均寿命ほどには長生きできないケースも少なくありません。母体が高齢であればあるほどダウン症の子どもが生まれる確率が高くなりますので、高齢出産(出産時の母体の年齢が35歳以上)やハイリスクと思われる場合に、胎児がダウン症かどうかを調べる『出生前診断』を行うことがあります

出生前診断の費用や実施時期と具体的な検査内容や問題点
出生前診断の費用や実施時期と具体的な検査内容や問題点
出生前診断の費用や実施時期、染色体異常を検出するための非確定的検査や確定的検査など詳しい検査内容を解説し、出生前診断後の人工中絶など「倫理的な問題」についても触れていきます。

出生前診断を受けようかと考えている方は、以下の事柄に留意する必要があるでしょう。

出生前診断を理解するポイント

・出生前診断には、羊水検査や母体血清マーカーテストなどのいくつかの方法があるが、検査できる妊娠週数が決まっているので、時期に合っているか選ばなくてはなりません。
・出生前診断は自己負担で受けます。費用は2~20万円ほどかかります。
・新型出生前診断もしくは母体血清マーカーテストを受けて陽性判定が出た場合、正確さを期すために羊水検査も受けなくてはなりません。

胎動について

胎動を感じるのは一般的には妊娠15週以降ですので、妊娠12週に胎動を感じることは難しいと言えます。ですが、赤ちゃんのことを一日中考えていると、動いたような気になるお母さんは多いようですね。

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妊娠12週目!体も心もお母さんに近づくとき

つわりがだんだんと治まると、赤ちゃんのことやこれからのことをゆっくりと考える時間が増えていきます。体も心もお母さんになる準備をする時期でもあります。無理をしない程度にアクティブに生活し、健康的に暮らしていきましょう。