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前駆陣痛の時期と症状

前駆陣痛の時期は?間隔や痛み、気をつけたい危険な症状

前駆陣痛の始まる時期や症状・特徴について解説。臨月の出産兆候としてあらわれる前駆陣痛には、産道や子宮口を柔らかくする役割があり、前駆陣痛が起こることは自然なことですが、中には注意するべき症状もあります。前駆陣痛と子宮口の開きとの関係、陣痛の測定方法を理解し、出産に備えましょう。

前駆陣痛の時期は?間隔や痛み、気をつけたい危険な症状

前駆陣痛が始まる時期と症状は?

臨月が近いママであれば、どこかで「前駆陣痛」という言葉を耳にしていることでしょう。前駆陣痛は、実際のお産に向けての体の準備だと言います。陣痛(本陣痛)はテレビドラマの出産シーンなんかでよく見るので想像がつきますが、前駆陣痛はわかりづらいのでは?

陣痛の前に前駆陣痛というものがあるなんて、妊娠して初めて知った…というママも少なくはないのではないでしょうか?そこで今回は、前駆陣痛の始まる時期とその症状について詳しく解説します。

前駆陣痛が来る時期は妊娠37週の正期産あたりから

おなかを抱える正産期の妊婦さん

前駆陣痛の開始時期は、人それぞれ違うのですが、だいたい37週前後から始まる方が多いようです。37週前後になると絶対始まるかというとそうでもなく、39週になって始まる人もいれば、出産直前まで全く自覚しなかった人もいます。
要するに、お産が一人一人全く違うのと同じように、前駆陣痛に関しても個人差が大きいということです。

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早いと妊娠28〜32週?前駆陣痛が早い時期に来たら注意すること

中には28週くらいから、前駆陣痛のようなものを感じる方もいるようです。実際には、赤ちゃんが1000gを越して大きくなってきたことでお腹が張りやすくなっていて、それが不規則な張りにつながっているということもあります。

前駆陣痛が早い時期に始まった場合、注意しなければならないのは、切迫早産。もしかするとその張りは、前駆陣痛によるものではなくて、切迫早産によるものかもしれません。正期産に入って発育が安全に保証されるまでは、赤ちゃんは1日でも長くママのお腹にいるほうが良いとされています。

もし切迫早産と診断された場合、投薬や点滴をしたり、安静にしたりする必要があります。切迫早産は子宮頸管が短くなっているかどうかが判断材料の一つとなります。
臨月に入る前に前駆陣痛のような症状が続いて出ている場合は、お医者さんに相談しましょう。

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前駆陣痛の症状・気を付けたいこと

前駆陣痛の正体は、子宮の不規則的な収縮です。子宮は収縮を繰り返すことで、産道や子宮口を柔らかくして、赤ちゃんが通りやすくしています。これが「前駆陣痛はお産の予行演習だ」と言われる所以です。

特に気を付けたい出産間近の臨月の妊婦

前駆陣痛や本陣痛の起こるメカニズムについては、まだ医学的にはっきりとは解明されていません。ですが最近の定説では、どうやらホルモンが関係しているのだそう。

臨月に入ると、胎盤の寿命が近いということで、これまで妊娠を維持させてきた黄体ホルモンが減少します。そして代わりに、子宮収縮を促す卵胞ホルモンの分泌が盛んになりだします。それによって起こるのが、前駆陣痛なのです。

そしてスイッチが切り替わるように、卵胞ホルモンの分泌が急激に行われ、子宮がさらにぎゅうぎゅう収縮するようになります。
これが、本陣痛です。一説では、この卵胞ホルモンを急激に分泌させるのは、ママではなく赤ちゃん本人だと言われています。

前駆陣痛から本陣痛、本陣痛から出産までの流れ
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つまり前駆陣痛は、卵胞ホルモンが徐々に増え始めることによって起こる子宮の収縮ということになります。子宮が収縮することで張りや痛みを感じるのですが、症状の出方はこれもまた人それぞれです。

前駆陣痛の症状

・おなかが張る
・子宮あたりが痛む
・生理痛のような下腹部痛
・吐き気
・腰痛
・おなかを壊した時のような痛み

これだけ挙げただけでも、痛みの出方が人それぞれだということがわかります。
強さも人それぞれです。普通に日常生活を送れるくらいの方や、少し張りが気になるくらいの方もいれば、逆にずっと横になっていないと辛い(でもお腹が大きくて寝ているのもしんどい…)方やとにかく長時間にわたって何度も何度も痛みがくるので精神的に参ってしまうという方もいます。

しかし、共通する部分もあります。それは、痛みの出る間隔と痛みの強さです。前駆陣痛は「偽陣痛」と言われるくらい本陣痛と似ているのですが、陣痛とは違う点は、この「痛みの間隔」と「痛みの強さ」。実際の陣痛と比較しながら、しっかり確認しておきましょう。

前駆陣痛の間隔の特徴:前駆陣痛の痛みは不規則的

陣痛が「規則的な」子宮収縮による痛みであるのに対して、前駆陣痛は「不規則的」です。陣痛の始まりである「間隔10分」を何回か切ることがあっても、次の痛みは30分後だったという場合、まだ前駆陣痛の段階であることが多いです。

実際の陣痛(本陣痛)は、卵胞ホルモンが一気に分泌されて陣痛スイッチが入ることで起きるため、スイッチが入れば驚くほど規則的に痛みの周期がやってきます。間隔がバラバラであることが、前駆陣痛の特徴です。

前駆陣痛の痛みの特徴:前駆陣痛は弱い・強いを繰り返す

前駆陣痛の痛みは、一定であるか、弱まったり強まったりを繰り返します。それに対して陣痛は徐々に痛みが増していきます。
そして前駆陣痛はママが安静にしている夜間に起こる場合が多いと言われています。夜になると毎晩起こるという声もあります。

夜間痛みが続いて起こっていても、痛みのうちにいつの間にか寝てしまっていて、朝起きたらおさまっていたという場合もあります。
判断が難しいのですが、ある程度規則的に痛みが来ていても、何時間も痛みの強さが変わらず一定であるか、強弱を繰り返している場合も、前駆陣痛である可能性が高いです。

こんな前駆陣痛は注意!

前駆陣痛の痛みに絶えられずベッドに横たわる妊婦さん

前駆陣痛はお産の兆候の一つですので基本的には焦る必要はありませんが、同時に起こる症状によっては受診が必要です。

あまりに時期が早い

先ほども解説しましたが、あまりにも早く始まる前駆陣痛の中には、切迫早産によるおなかの張りである可能性もあります。
おなかの張りは妊娠中どの時期もある程度起こっていますが、あまりに頻繁な場合には安静が必要になることもあります。

出血がある

おしるしといって、臨月に入ると血の混じったおりものや少量の鮮血が約2〜3割の妊婦さんにみられます。それとは違って、もっと出血がある、何日も止まらないというときには受診をおすすめします。

腹部の強い張り、痛みを伴う

あまりにも強い張り、痛みがあるときには、もうお産がスタートしているのかもしれません。
痛みが強いときには、フライングでも構わないので病院に電話して判断してもらいましょう。

破水

破水した場合も同じ、お産がスタートを切っています。たいていの場合、破水があってからしばらくすると陣痛も起こってお産になるのですが、起きてこない場合には細菌感染してしまってはいけないので24時間を目安に陣痛促進剤を使います。

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痛みの間隔が不規則でも違和感を感じたら我慢しないこと!

「痛みの間隔が不規則だから、これは本陣痛ではない」…これがたまに、そうではないこともあるんです。お産は本当に人それぞれ。陣痛の間隔は終始バラバラのまま、その不規則な陣痛で子宮口が全開近くにまでなり、そのまま出産になった…なんて人もいるのだそう。

また、もともとの体質で、痛みに弱い人、強い人が存在します。初産の人は、特に陣痛かどうかの判断がつきにくいですし、且つもともと痛みに強い人は、予備知識が多いほど「陣痛はこんなものじゃないだろう」と我慢してしまいがち。

もしも、「いつもの前駆陣痛と何か違う」「張りがきつい」などといった違和感やママの第六感のようなものを感じた時には、我慢せずに診てもらうことが大切!
何ともなかったときは、一旦帰らされることもありますから、大きなお腹では億劫に感じますし、申し訳ない気分や何となく居心地悪い気持ちはとってもわかります。けれども、お産をする上で、赤ちゃんを一番に守れるのはママだけです。
分娩に入ればもちろん、助産師さんや産科の先生と一緒に赤ちゃんの誕生をサポートしますが、病院に行くまでの陣痛段階は、ママが判断するしかありません。行く途中の車の中で出産、なんてことにならないためにも何かいつもの前駆陣痛と違うなと感じたら、無理や我慢は厳禁です!
産院に電話して受診をしましょうね。

前駆陣痛がきたら出産までどの位?前駆陣痛と子宮口の開きとの関連性

前駆陣痛と出産について説明する専門医

前駆陣痛が繰り返されることによって、産道は柔らかくなり、子宮口が徐々に開きやすくなっていくと言われています。臨月に入ってからは妊婦検診時に毎回内診があって、子宮口の開き具合や赤ちゃんの頭の下がり具合を確認してもらいますので、そこで「子宮口1cm開いているね」などと言われるママもいるでしょう。
前駆陣痛と子宮口の開きはどれくらい関係しているのでしょうか?

ケース1:前駆陣痛が子宮口を柔らかくしている場合

繰り返す前駆陣痛によって、スムーズに子宮口が柔らかくなっている場合には、内診で子宮口が開いてきていると言われることでしょう。陣痛の前に事前に子宮口が開いているとお産のはじめのほうが楽になるとも言われます。

ケース2:前駆陣痛は頻繁でも赤ちゃんはまだ上の方

前駆陣痛は1日に何度も苦しめられるくらいあるのに、子宮口はガチッと閉じているママもいます。ちょっと心配になってしまうかもしれませんが、逆を考えてみてください。それだけ貴方の体はガッチリと赤ちゃんが早く出てきてしまわないように守ってこられたということです。

時期が来れば本陣痛がきて子宮口は開いていきますので心配しすぎのないように。もしできるようであれば、妊婦さんのスクワットやトイレ掃除などの前かがみの姿勢が陣痛促進に効果的ですので、やってみてくださいね。

前駆陣痛が来た=子宮口が開くではない

前駆陣痛には、産道や子宮口を柔らかくしてお産に備える役割がありますが、だからといって、必ずしも子宮口を開くものではなさそうです。これも、個人差。全く前駆陣痛の自覚がないにもかかわらず、健診で子宮口が3cm開いている場合もあります。

極端なケースだと、子宮口がお産の開始基準である4cm以上開いているのに陣痛が来ない!ということもあるようですので、一概に言えませんね。

陣痛が来る時期までに準備を!陣痛の計測の仕方

「これは前駆陣痛じゃないかも?」と思ったら、時間を計ることがとっても大切です。なぜなら、痛みの間隔によって陣痛の進行具合を客観的に知ることができるからです。

スマートフォンのアプリで前駆陣痛の間隔を図る妊婦

何度か計っている途中に痛みが遠のいてしまい「ああ、前駆陣痛だったんだ」とがっかりするかもしれませんが、それも時間を計って初めてわかること。痛みの間隔の記録はお産を進める上で重要な情報といえますね。

スタンダードな計測の方法は紙と鉛筆

計ることは二つ。陣痛の持続時間と、陣痛の間隔です。
まず痛みが起きてきたらその時間を記録。その隣に痛みがおさまった時間を書きます。おさまった時間から痛みの開始時間を引いて、持続時間を計算しましょう。計算結果はその横に記入しておきます。次の痛みがきたら、先ほどと同じように記録していきます。記録したそれぞれの時間の下にどんどん縦に並べて書いていくと見やすいでしょう。

陣痛の間隔は、痛みの開始と次の痛みの開始時間から計算します。これも逐一記録しておきましょう。

便利な陣痛アプリをダウンロードしておこう

紙と鉛筆さえあれば、時間の計測はできますが、痛みの中毎回毎回記録して計算して…と言うのは意外に煩わしいもの。
痛みが強くなってきたら、痛みの中でタクシーの手配や入院の準備などもしなげればなりませんので、案外それどころではないように思います。

そこで「陣痛アプリ」の出番です。iPhone、Androidに関わらず数種類リリースされていますので、気に入ったものをダウンロードしてみましょう。
陣痛の開始時間にポチっ、終了時間にポチっとするだけで、続けて記録をし、持続時間も自動で計算してくれます。記録したものはどんどん残っていきますので、産院に電話するときの状況説明や、受診したときの説明にも使う事ができとても便利です。

出産が終わってからふと見返した時に「こんなに痛みに我慢して長時間頑張ったんだ」としみじみと感じることもできますよ。

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前駆陣痛開始時期は個人差が激しい

前駆陣痛が始まる時期は人によって、お産によって様々です。陣痛が起こる半日前まで何もなかったという人もいるかと思えば、臨月に入ったあたりから毎日不規則な張りが繰り返しあったという人もいます。
また、上の子のお産の時には前駆陣痛が全くなかったのに、下の子の時には毎晩苦しめられた、というママも。前駆陣痛が始まったら出産はもう目の前と思いつつ、何週間も陣痛が来ずに焦ってしまうこともあるでしょう。

時期や程度がバラバラだからこそ、情報も様々でわかりづらいこともあるかもしれませんが、いずれにせよ変わりないのは、出産はもう目の前だということ。
体が陣痛に向けてトレーニングをしてくれているのだと思って、赤ちゃんと一緒に乗り切りましょうね。