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前駆陣痛の間隔・直前の過ごし方

前駆陣痛の間隔など特徴から本陣痛との違いを見分ける方法

前駆陣痛の間隔で本陣痛と見分ける方法を紹介します。陣痛の間隔と痛みの度合いの間隔など詳しい時間の測り方で出産前の「これは前駆陣痛?本陣痛?」を見分けます。3分から5分の一定の間隔なのか、それともバラバラの間隔なのか、出産直前のリラックスできる過ごし方も併せて解説します。

前駆陣痛の間隔など特徴から本陣痛との違いを見分ける方法

前駆陣痛の間隔&時間測り方と本陣痛までにやっておくべきこと

臨月に入り、いよいよ出産ももう目の前。そんなママが気になるものの一つが「前駆陣痛」ではないでしょうか?「最近よくお腹が張るな」とか「なんとなく生理痛のような痛みがある」ことが起きてきたら、それは前駆陣痛かもしれません。産婦人科の先生に、「前駆陣痛が来ているね」と言われているママもいることでしょう。

前駆陣痛とは、いわば陣痛の予行演習のようなもの。本番の出産に向けて、ママの体は準備を始めているのですね。体が準備を始めたら、同時にママも本陣痛までに最後の準備を始めましょう。気になる前駆陣痛の間隔と時間の測り方に加えて、ママの出産準備ラストスパート編を紹介します。

臨月の出産兆候「前駆陣痛」

出産の兆候の一つとされる前駆陣痛ですが、実際の陣痛とは似て非なるものです。

前駆陣痛が辛い臨月の妊婦さん

前駆陣痛って何?

前駆陣痛とは、出産の前に起こる不規則的な子宮の収縮による痛みのことを言います。実際の陣痛(本陣痛)は「規則的な痛み」なのに対して、前駆陣痛は不規則的な痛みです。前駆陣痛が現れるのは、だいたい臨月に入ってから。ただ、程度や期間は人によってかなり開きがあります。

予定日近くまで何の兆候もなく過ごしていたママ。ある朝なんだかお腹が痛いなあと思っていたら、痛みが規則的になってきてそのまま陣痛が開始したというケース(この場合は朝から数時間のお腹の痛みが前駆陣痛だったのですね)。
反対に、臨月に入った頃から毎日毎日不規則的にキューっとよくお腹が張って痛いというケースもあります(こちらは何週間も前駆陣痛があったケースですね)。
このように「前駆陣痛が来たらすぐ陣痛が来る」とは一概には言えないのです。

前駆陣痛の役割は、軽い子宮収縮をさせることで、産道や子宮口を柔らかくすること。お産がスムーズにいくように整えています。痛みのつよさは、まだまだ我慢ができるくらいのことが多いです。軽い生理痛のような痛みだったり、お腹が張ったような痛みだったりします。

前駆陣痛と本陣痛の始まりはそっくり

前駆陣痛の厄介なところは、それが出産の兆候であるといえども、本陣痛がいつ始まるかはわからないというところ。そして、その痛みが前駆陣痛によるものなのか、本陣痛によるものなのか、区別がつきにくいところです。そもそも、前駆陣痛も本陣痛も「子宮が収縮する痛み」ですので、痛みの種類が全く違うというわけではありません。

前駆陣痛には「軽い生理痛のような痛み」「腰痛」「下痢に似た痛み」などがあります。生理中によくある症状と似ていますね。一方で本陣痛も、一般的に生理痛や腰痛などの生理の時のような痛みで始まることが多いとされています。前駆陣痛は別名「偽陣痛」とも呼ばれるほどですから、それだけ本陣痛との区別がつきにくいものなのです。

実際は、痛みが遠のいてしまった時に「ああさっきまでのはまだ前駆陣痛だったんだ」とわかる程度。ですので、初産婦さんはまず、臨月には出産の予行演習と本番の2種類のお腹の痛みがあることを知っておけば大丈夫です。

前駆陣痛はいつから?初産と経産婦で始まる時期の違い
前駆陣痛はいつから?初産と経産婦で始まる時期の違い
前駆陣痛はいつから始まるのか詳しい時期を解説します。前駆陣痛とは出産を控えた臨月のママに起こる本陣痛の予行練習のようなものです。痛みや間隔、症状に違いがあるので紹介します。

前駆陣痛の時間と間隔を記録しよう

前駆陣痛が現れたら、もしくはお腹に張りや軽い痛みが出てきたら、「もうそろそろ出産ですよ」という合図。でも、先ほど述べたように、それが今日なのか、明日なのか、もしくは来週なのか…痛みが現れた時点ではわかりません。「もしかしてこれが陣痛?」もし「これって前駆陣痛かな?」と思ったら、まずは時間を測って記録してみましょう。

本陣痛と前駆陣痛の違いを時計で示す妊婦

何か書くものと時計を用意してくださいね。あるいは、便利な「陣痛アプリ」なるものも最近はいくつか登場しています。いちいち記録をしなくても、ボタンひとつで自動記録・計算をしてくれる優れもの。実際の陣痛中は痛みもどんどん強くなっていくので、こういったものを活用するのもいいですね。

1.痛みの持続時間と強さを測定

痛みが起きてきたらまず時計をチェック。痛みの開始時間を記録しておきます。そして痛みが引いてきたらまた記録。開始から終了までの一回の痛みの持続時間はどれくらいでしたでしょうか?1分?30秒?いやいや、もっとジーンと鈍痛みたいなものが何分か続いたという方もいるかもしれません。

数回記録してみたものを見て、どうでしょう?そう、前駆陣痛の場合は、持続時間がバラバラのことが多いです。痛みの強さもまちまちか、もしくはずっと変わりません。

2.痛みと痛みの間隔を測定

「陣痛の間隔」とよく言われるものを計ります。今回の痛みの開始時間から、前回の痛みの終了時間を引いた時間を指します。数回測ってみて、この間隔がバラバラで不規則あるいは、一定の時間から間隔が狭くなっていかない場合はまだ前駆陣痛である可能性が高いです。いきなり5分間隔で数回続いても、次は10分、3分、5分のようにバラバラであれば陣痛とまでは言えないでしょう。

これって前駆陣痛?本陣痛のはじまりのポイント

先ほど述べたように、前駆陣痛か本陣痛かは痛み始めにはなかなかわかりません。特に初産婦さんは陣痛の経験がないので、「これってどっち?」と迷うママも多いはず。判断するポイントがいくつかあるのでご紹介しましょう。

リラックスしながら妊娠中を楽しむ女性

お産のスタートは陣痛10分間隔

痛みが始まってしばらく、時間間隔や痛みの強さを記録してきたかと思います。もし痛みの間隔が20分、15分、10分と狭くなってきたら、それは陣痛かもしれません。
陣痛が乗ってきて、間隔が10分になった時がお産のスタートです。初産婦さんはここで産院に連絡をします。指示があれば入院となりますので、慌てずにご主人やご家族に連絡を入れておきましょう。

本陣痛は徐々に痛みが強くなる

前駆陣痛と本陣痛の違い、二つ目は痛みの強さです。前駆陣痛の場合は、痛みもまちまちであるか、ずっと一定の強さです。
一方、本陣痛の場合は、徐々に痛みが増していきます。また、痛みの場所も変化していきます。最初は下腹部あたりの痛みだったものが、陣痛が進むにつれて、赤ちゃんが下がってくるのに合わせて腰やお尻に移動していきます。もし痛みの強さが増してきたり、痛みの場所が徐々に下に変わってきたりするようなら、本陣痛の可能性があります。

経産婦はスピード出産!陣痛の間隔とお産の流れ

出産が二回目以降の経産婦さんは、「お産が早い」と言われます。この「早い」とは、時期が早く産まれるということではなく、お産の進行が早いということ。経産婦さんは一度出産を経験しているので、産道も子宮口も柔らかくなりやすいのです。誰も通ったことのない山道より、たくさんの人が踏んだ後のある山道の方が通りやすいのと同じですね。

個人差の大きな分娩ですが、平均時間を見てみると初産婦さんの平均分娩時間が10〜12時間であるのに対して、経産婦さんは4〜6時間。中には、初産の半分以下の時間で産まれたという人も結構いたりと、一般期にはお産にかかるスピードが速くなる傾向にありますので、病院に間に合わないことや痛くて途中で動けなくなることを避けるために、経産婦さんは陣痛の間隔が15分で産院に電話をします。

お産の流れは、「陣痛→子宮口全開→出産」と初産とさほど変わりありません。どこが早くなるかというと、陣痛から子宮口全開までの間。お兄ちゃんやお姉ちゃんが通った道が通りやすいので、赤ちゃんもスムーズに降りてこられるのですね。この出産時間の短さが、経産婦さんのお産がラクだと言われる理由の一つです。

前駆陣痛から本陣痛、本陣痛から出産までの流れ
前駆陣痛から本陣痛、本陣痛から出産までの流れ
前駆陣痛から本陣痛まで、本陣痛に入ってから出産するまで、ここを読めば流れがしっかりわかります。出産の流れや陣痛の様子をお伝えすることで、リラックスした出産をサポートします。

前駆陣痛の痛みの緩和法

前駆陣痛が強い人の中には、夜痛くて眠りにくいという人もいます。前駆陣痛は、夜間ママがリラックスしている時間帯に出ることが多いです。張りや子宮収縮自体は時間帯関係なく起きているのですが、日中は動いていることが多いのでさほど気づかずに過ごせているからなのだそう。胎動が夜間に激しく感じるのと同じですね。すごく辛いわけではないけれども、長引くとしんどい前駆陣痛。痛みの緩和の仕方をご紹介します。

1.シムスの体位で痛みを緩和

前駆陣痛でお腹の張りが強い時には、シムスの体位を試してみましょう。横向きに寝て、足を軽く曲げ、曲げた足の間にクッションを挟みます。楽な姿勢であるとともに、お腹の大きな妊婦さんにとっては呼吸のしやすい体位でもあるので、リラックス効果で痛みが緩和されることもあります。

2.深呼吸でリラックス

痛みがあったり、出産に向けて不安な気持ちがあったりすると、つい人間は呼吸が浅くなりがちです。そこで、深呼吸をしてみましょう。息を吐くほうに意識をすると、リラックスできます。深く呼吸をすると酸素を多く取り込むことができるので、赤ちゃんや子宮にも酸素が多く行き渡りますので一石二鳥です。

3.散歩やストレッチなどで体を動かす

前駆陣痛の特徴の一つに、動いたり体勢を変えたりすると痛みがおさまるということがあります。手軽にできるのが散歩やストレッチです。散歩は出産に向けての体力作りになりますし、ストレッチは股関節を柔らかくしてお産をスムーズにする効果も期待できます。

ただ、「臨月に入ったらしっかり動いて陣痛が来るのを促して」と産院で指導されるように、動くことで赤ちゃんが下に降りてくるのを助ける一面もあります。
ですので、体を動かすことには両面の効果があることを念頭に置いてやってみましょうね。外出するときには、母子手帳をお忘れなく。

4.バランスボールに乗り陣痛緩和

バランスボールに乗ると痛みが緩和されたという声を聞きます。実際、産婦人科でも陣痛室にバランスボールが置かれているのを見かけます。陣痛緩和にも使われているくらいなので、前駆陣痛の段階の痛みにも緩和効果が見られるかもしれませんね。

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こんな前駆陣痛には注意!病院を受診して

子宮収縮である前駆陣痛に加えて、次のような症状もある場合はすぐに受診をしましょう。

こんな前駆陣痛には注意!

1.痛みやお腹の張りがおさまらない
2.破水がある
3.胎動が全く感じない
4.おしるし(血の混じったおりもの)以上の出血がある

前駆陣痛から本陣痛までに起こるその他のお産の兆候

臨月に入ると様々なお産の兆候が見られることがあります。いつ陣痛がくるのかドキドキしているママは、目安にしてみてくださいね。

破水しておなかを抑える出産間際の女性

おしるし

お産が近くなると度々子宮が収縮するようになり、それに応じてすこしずつ子宮口が開いてきます。子宮口が開くと、赤ちゃんが包まれている卵膜と子宮壁の間に隙間ができて、その卵膜はがれることで出血をします。

これがおしるしと言われるもの。薄いピンク色で、おりものに少量の血が混じったような薄いピンク色をしています。出産当日〜三日前くらいに見られることが多いですが、全くおしるしがなかったというママも少なくありません。
すぐに産院に連絡する必要はありませんが、もし出血が多く、様子を見ても長く続く場合は受診をしましょう。

お腹の張り

出産が近づいてくるに従って、お腹が張る回数も徐々に増えてきます。これは、ホルモンの仕業です。これまで妊娠を維持してきた黄体ホルモンは徐々に減少し、代わりに卵胞ホルモンが活発に分泌されるようになります。

陣痛が起きる仕組みはまだはっきりと解明されているわけではありませんが、どうやら今の定説では、この子宮収縮を起こすこの卵胞ホルモンが一気に分泌されることで陣痛が起こるのだそう。
ですので、出産が近づくとこれらのホルモンバランスが変化してくることによって、お腹の張りが多くなってくるのですね。

破水

赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、中の羊水が出てくることを破水といいます。
一般的には、陣痛がきて子宮口が全開になった時点で破水が起こるのですが、2〜3割の割合で陣痛の前に破水が起こります。

ただ、妊娠中にはおりものが増えたり尿漏れがあったりと、破水と見分けがつきにくい状態にあります。動くたびにチョロチョロと自分の意思で止められない流水があったり、透明でアンモニア臭やおりもの以外の臭いがしたりするときは破水の可能性が高いですので、産院に電話して受診をしましょう。

足の付け根や恥骨が痛い

出産が近づいてくると、赤ちゃんは徐々に下に降りてきて、頭をママの骨盤にグッと潜らせスタンバイしはじめます。このことでママの骨盤やその周りの神経が圧迫されて、足の付け根や恥骨付近に痛みが出てきます。

恥骨の痛みは、リラキシンというホルモンの分泌で骨盤が緩んで開いていくために起こるものでもあります。

異常な眠気、だるさ

臨月で疲れやすい状態になっているのももちろんですが、出産に向けて卵胞ホルモンが活発になることで睡眠が妨害され、ママは寝不足の状態になります。
これが臨月の眠気の原因。しんどいですが、ホルモンが出産に向けて切り替わってきている証拠なので、出産兆候の一つと言えますね。

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本陣痛が来るまでに!前駆陣痛の間隔に変化が出てきたら入院準備ラストスパート

前駆陣痛の間隔が狭まってくると本陣痛が来るまであと少し!赤ちゃんを迎える準備も大詰めです。いざ本陣痛が来てから焦らずに済むよう、入院の準備はしっかりしておきましょう。

入院準備に勤しむ臨月の女性

入院の準備を玄関先に置いておこう

多くのママが、遅くとも35週くらいには入院グッズをカバンに詰めているかと思います。37週を過ぎたら、いつでも持って出られるように、その入院グッズは玄関先に置いておきましょう。
もし外出先から病院へ向かうことになったとしても、玄関先にまとめて置いておけば、ご主人やご家族に後から持ってきてもらう場合もわかりやすいでしょう。

入院で必要なものは、産院からもらうリストに細かく書かれており、それに沿って準備を進めれば大抵漏れはないのですが、意外と忘れがちなのが、毎日繰り返し使っているものです。

たとえば、スマホの充電器やコンタクト用品、めがね。予備がなく且つ毎日使っているものは、直前まで家の中で使っていますよね。
こういったものはどうしてもわすれがちになりますので、直前にカバンに入れるものとしてリストアップして目のつくところに貼っておけば安心です。

「本陣痛が来たら…」のシミュレーションをしよう

いざ本陣痛が来たらどう動こうかという事前のシミュレーションはとても大事です。というのも、特に初めての出産の時には、陣痛の痛みと初めてのことの経験で、どんなに落ち着いているママでも少しはパニックになるもの。

  • 病院へ連絡する
  • タクシーを呼ぶ(地域によっては、事前登録で使える陣痛タクシーのサービスもある)
  • 家族や付き添いの人と連絡をとる
  • 自宅を空ける場合、戸締りはしっかりとする

少し挙げただけでもやることは結構あります。夜間と昼間でもシミュレーションの内容は大きく変わってきますので、少なくともこの二通りと、自宅にいる時、外出中の計4パターンを簡単にでも想定しておくとよいでしょう。

特に経産婦さんの場合、上のお子さんをどうするかというところはかなり重要になってくると思われます。通園通学をしている時間に入院する場合、お迎えやその後は誰に頼むのか、夜間なら次の朝までどうするのか…など状況に応じて考えておくと、経産婦さんのハイスピードな出産でも乗り切れるはずです。

連絡先リストの確認も忘れずに

陣痛が来たら誰に知らせますか?ご主人が在宅されている時間帯ならそのまま産院へ付き添ってもらえますが、お仕事の時間帯であれば、自分で連絡する必要があります。
もし立会い出産を希望しているのなら、立ち会ってくれる方(ご両親など)にも知らせましょう。

上のお子さんが学校や幼稚園、保育園に通っている場合、お迎えの手配も忘れずに。ご主人と事前に共有しておけば、陣痛でそれどころじゃない!という場合でも大丈夫ですね。

本陣痛に備えて寝られるときは寝ておこう

実際の陣痛から出産までは「体力勝負!」です。途中でスタミナが切れてしまうと、せっかく来た陣痛が弱まってしまい、出産が長引くこともあります。ですので、寝られるならしっかり睡眠をとっておきましょう。臨月にもなると体は非常に重く、マイナートラブルにも悩まされるのでなかなかぐっすり眠ることができないという方もいるかと思います。

細切れにでも構わないので、積極的に休養を取ることを意識するだけでも違います。「疲れたら休む」を心がけて、なるべく疲労を溜め込まないようにしてくださいね。本番はもうすぐ!そして赤ちゃんとの生活ももうすぐです。今のうちにしっかりと寝て、体力を温存しておきましょう!