母子同室のメリット&デメリット

母子同室は辛い?嬉しい?体験者が語るメリット&デメリット

母子同室のメリットとデメリットとは?出産直後にも関わらず眠れない。体が辛い。でも、赤ちゃんと一緒なのは嬉しい。個室と大部屋、それぞれで母子同室だったママの体験談を紹介します。産後いつから母子同室なのか、夜間に預かってもらうことは可能かなど、母子同室は産院によっても内容が違います。

母子同室は辛い?嬉しい?体験者が語るメリット&デメリット

母子同室は辛い?それとも嬉しい?

出産を終えると、ママと赤ちゃんは3日~1週間(帝王切開の場合は1週間~10日)ほど入院し、体を休ませ、新生児の健康状態を確認します。
この入院期間に、母子を同じ部屋で過ごさせることを「母子同室」と言います。

新生児の健康に問題がない限り母子同室が基本の産院も多いのですが、同室か別室か選べる産院も存在します。

母子同室を希望するべきか、または既に産院の方針で、母子同室が決まっている方に向けて、母子同室のメリットとデメリットを、体験談も含めてご紹介します。

母子同室のメリット

病室で看護師に見守れながら授乳する母親

母子同室のメリットは、産後まもなくから、授乳やオムツ替えなど、赤ちゃんのお世話ができることです。特に、完全母乳育児を希望している場合、母子別室だと、ママは授乳のたびに新生児室まで歩いていかなくてはいけません。日本ユニセフが提唱した『母乳育児を成功させるための10か条』でも、母子同室にし、赤ちゃんには欲しがるときに欲しがるまま母乳を与えることが勧められています(注1)。

体験者が語る母子同室のメリットまとめ

  • 病院にいる間に赤ちゃんのお世話を学べる
  • 母乳育児がしやすい
  • 産まれたばかりの赤ちゃんと一緒にいられる
  • 大部屋の母子同室だと、話が弾む楽しい

母子同室のデメリット

隣で眠る赤ちゃんの顔を覗き込む母親

母子同室のデメリットは、やはり産後すぐから新生児の世話をする必要があるため、出産でダメージを受けた母親の身体の回復が遅れがちになることです。

体験談でも、母子同室を事前に希望した人ですら、デメリットとして「体調面での不安」をあげています。

また、母子同室は、以前は見舞客などからの感染症のリスクが懸念されていました。実際には同室にしても、リスクは上がらないと結論づけられたため、現在は母子同室を推奨する病院は増加傾向にあります。しかし、乳幼児は感染力の強い麻疹や水疱瘡の病気に罹患している可能性もあるため、面会に年齢制限を設ける病院もあります。

体験者が語る母子同室のデメリットまとめ

  • 十分に体を休める暇がない
  • 大部屋だと、泣くたびに授乳室に行くなど気を使う

「母子同室」の内容は産院よって違いあり!

一言に「母子同室」とまとめられるものの、産院によって母子同室の内容は様々です。

母子同室は個室で赤ちゃんと二人きりとは限らず、大部屋の母子同室というのも存在します。個室にしても、大部屋にしても、新生児はキャスター付きの小さなベビーベッドに寝かされ、母親のベッドのそばで過ごします。

母子同室の開始時期は、産後数時間後からというケースもあれば、24時間経過後からなど、一定時間は母体を休ませるための期間を設けている病院もあります。夜間は新生児室で預かってくれる、母親が疲労度によって気軽に預けられる産院もあります。

帝王切開の場合、最低でも産後2~3日は、母親の術後の回復を優先させるのが一般的です。

母子同室を体験したママが語るメリット&デメリット

母子同室を体験したママの体験談をご紹介します。
初産に限らず、経産婦さんや帝王切開で母子同室になった方もいます。

経産婦さんの場合、母子同室のメリットである「病院で赤ちゃんのお世話を学ぶ」必要性がないように思いますが、「育児の勘を取り戻したい」と、二人目以降の出産でありながら、母子同室を希望される方もいらっしゃいました。

個室の母子同室の体験談

個室で赤ちゃんに授乳させる母親

個室で、母子同室の場合、まわりの人に気兼ねすること必要がないというのがやはり大きなメリットです。看護師さんや助産師さんに赤ちゃんのお世話を習ったり、面会に来た家族と楽しい時間を過ごせます。

初産だったので、病院にいるうちに学びたかった

雨面井ゆめ(30代前半)


母子同室になったのは、出産から3時間後程からです。LDRで出産したので産後回復するまでの1時間半ほどは子供も一緒に過ごしましたが、入院室に移動する際、息子はいったん新生児室へ。その後、1~2時間経った頃に息子が入院室に来て、それからずっと母子同室で退院まで過ごしました。

母子同室は入院前から希望を出していました。何かあっても助けてもらえる病院にいるうちに、なるべく長い時間を子供と過ごし、退院後の生活に備えようと考えたためです。入院室は個室のみだったので、誰に気兼ねすることなく子供との時間を過ごせました。

母子同室のメリットは、退院した後も新生児の我が子に自信をもって触れられるという点です。特に第一子の場合、最初は触れるのも怖いものですが、入院中ならサポートを受けながら慣れることができます。

辛かったことは、何といっても夜泣きによる睡眠不足です。産後の体調次第では母子別室にして、体力回復に専念するという選択も必要だと感じます。退院後は否応なく子供と一緒に過ごす方が大多数です。病院での過ごし方に正解はなく、それぞれの事情に合わせて選ばれるのが一番かと思います。

産後5時間後に母子同室スタート

もも(34歳)


長男を出産した際に、先輩ママたちの話を聞いて、できれば産後1日は母子別室が良かったのですが、出産する病院は母子同室という決まりでした。

長男を出産したのは夜の0時で、朝方5時には検査などを終えた新生児の長男が私の部屋に運ばれてきました。母子同室の部屋は個室だったので、その点ではリラックスして産後1週間を過ごすことができました。

母子同室で感じたメリットは、産後1ヶ月経った頃に入院していたときの日記を読み返したときに感じました。初めての赤ちゃんで、母乳のあげ方もわからず、体重も増えず、夜中に何度も体重を計ったり、ミルクを足したりしていました。

当時は、本当に眠くて、産後の疲れがなかなか取れないので辛かったのですが、今ではとても良い思い出です。

産後すぐからの母子同室を希望しました

りんちゃん(29歳)


母子同室になったのは産後6時間後です。基本的には母子同室の病院で、産後2日目からは各自個室で赤ちゃんと一緒という決まりだったのですが、初日からも希望すれば同室が出来るシステムでした。私は産まれた我が子を見たくて、抱っこしたくて希望しました。

面会に来た主人とも個室でゆっくり抱っこしたり、話しかけたりと家族3人の時間を楽しみました。看護師さんも「もし辛かったら夜は預かるからね」と優しく言ってくださり、とても安心できました。

母子同室で良かったのは、やはり赤ちゃんの誕生を楽しみにしていた分、母乳をあげるのもオムツを替えるのも全部楽しみで嬉しかったことです。ただ、夜中もすぐ起きて、なかなかまとまった睡眠がとれないのは少し辛かったですし、泣かなくても様子が気になってあまり眠れませんでした。

体調回復を優先させつつ、良い時間が過ごせました

くるみまま(27)


私がお産した病院は、母体の回復を優先して母子同室は出産した次の日の朝7時からで、夜は21時で寝る時は別々です。
少し体調が優れないときは、そのまま新生児室で預かってくれますし、個室だったので他の方を気にする必要もなく、気兼ねなく赤ちゃんと過ごせました。家族などがお見舞いに来ても、個室なのでとても気が楽でした。

ただ、初産だったので、赤ちゃんのお世話は大変でした。夜は必ず新生児室へ戻ってしまうので夜泣きが大変だったとかはないですが、授乳のタイミングや泣いたらどうしたらいいのか、アタフタしてました。でも産院にいる間は、看護師さんが分からない点を親切に教えてくれたので、とてもいい時間を過ごせたなと思いました。

個室で赤ちゃんの診察をする病院スタッフ

育児の勘を取り戻したくて、母子同室を希望

りんこ(30代後半)


上の子を出産した時は別々でしたが、下の子を出産した病院は母子同室でした。入院して母子同室になったのは出産した3日後で、その後は基本的にはずっと赤ちゃんと一緒に過ごしのですが、体調などによっては新生児室で預かってもらえます。私は少し眠りたい時だけ新生児室で赤ちゃんを預かってもらっていました。

出産前から母子同室を希望しており、それは家に帰ってからの予行練習になると思ったからです。すでに上の子がいるので、赤ちゃんとの過ごし方はだいたいわかっていたものの、その勘を取り戻したいという希望があったため、母子で過ごすことを望んでいました。

お部屋は個室だったので、周りに気を使わずに過ごせて良かったです。
ただ、狙い通り家で過ごす時に予行練習にはなったのですが、やはり最初の頃は体が辛かった部分もあり、赤ちゃんが泣きやまない時はやや後悔しました。

自宅に帰ってからの予行練習になる

田代ルミ(20代後半)


緊急帝王切開での出産でしたので、私が母子同室になったのは出産後2日経ってからでした。出産した産婦人科は、全室個室で母子同室かつ母乳育児推進のところでした。
ですが、出産の翌日はまだ傷口が痛く、自分ひとりでトイレに行くだけでいっぱいいっぱいだったので、母子同室の余裕は全くありませんでした。

母子同室になってからは、基本的に夜間も自分でお世話をしなくてはなりませんでした。初めての夜は色々と不安で子供が寝ていても自分が眠れなかったりしましたが、もし何かあればナースコールですぐ看護師や助産師を呼べたので安心でした。授乳に関していつでもアドバイスがもらえたのも良かったです。

母子同室以外の選択肢を知らなかった

ぴぴまる(20代後半)


母子同室になったのは、産後1日後からでした。病院からは大きな問題がない限り、すぐに母子同室になると聞いていましたので、希望などとらず、自然な流れでした。母子別室という選択肢があることを当時は知らなかったので、特に気にしませんでした。

母子同室でもちろん、はじめての育児で何をするにもドキドキしましたし、赤ちゃんがまったく寝てくれないので困りもしました。でもどうせ退院したら一対一の育児なので。産後すぐ母子同室でわたしはよかったと思います。一人になってはじめて困るより、看護師さんがいて困ったほうが助けてもらえるので、まだ安心です

赤ちゃんに会いたくて、眠れなかった

ぽん(30代後半)


出産した次の日の朝に赤ちゃんが同室になりました。希望を聞かれたりといったことはなく、方針として同室にする病院でした。

赤ちゃんを産んだのが同室になる前日の17時過ぎ、それから次の日までナースステーションでお世話して貰うのですが、身体は疲れているけれど、赤ちゃんに会いたくて次の日が待ち遠しかったです。その日は、出産した興奮もあり、ほとんど眠れませんでした。

朝赤ちゃんと対面して、その日から同室になり、退院までほとんど赤ちゃんと二人の生活でした。慣れない授乳や、オムツ替え、看護師さんから「預かる?」と聞かれたのですが、離れたくないので断りました。でも、実をいうとやっぱり体は疲れていたので、預かって貰えば良かったと後で少し後悔しました。
でも、生まれたばかりの赤ちゃんは、何時間見ていても飽きなかったです。

大部屋の母子同室の体験談

母親と隣のベッドに横たわる新生児

大部屋の母子同室の場合、赤ちゃんが泣くと気を使う人も多く、中には夜中に廊下に出てあやしていたという体験談も見受けられました。

ですが、大部屋でも夜間は預かってくれたり、大部屋のママ達の楽しく過ごせたという方もいるので、一概にデメリットばかりとは言えません。

母子同室の辛さ

まり(30代後半)


私は出産したのが、夜中の1時だったので、次の日の夕方には母子同室になりました。出産前には、母子同室の方が、赤ちゃんが近くにいていいかなと思ったのですが、母子同室は母子同室なりの大変さがありました。

私の部屋は6人部屋だったので、息子が夜中に泣くたびに同室の皆に迷惑をかけないように、授乳室へ息子をつれていきました。入院中、あまり寝ないでずっと泣いている赤ちゃんだったので、ほとんど授乳室で過ごした記憶があります。出産後にまともに体を休めることができず、辛かったです。

しかし、大部屋ということもあり、皆に相談したり、お友達もできたりしたので、今となっては大部屋で母子同室にしてよかったかなとも思います。

身体は辛いけれど、心は大満足

田中沙織(24歳)


出産後4時間くらい経ってから母子同室にされました。病院の方針でもありましたが、子供とできるだけ一緒にいたいと思い、妊娠中から希望していました。個室、大部屋が選べたのですが、個室が満室ということもあり大部屋で過ごしました。

母子同室のおかげで、子どもとの時間を大切に過ごせました。生まれたばかりですが、いろいろな表情を見せてくれる赤ちゃんを見ていると、自然と笑顔になってる自分がいました。また、母としての自覚が更に増しました。すぐに母子同室になったので、親子の信頼関係も早くできたと思います。

オムツや授乳など寝る時間はあまりなくて体は辛かったですが、それ以上に幸せを感じられたので、とてもいい経験をしたと思います。

大部屋の母子同室ですが、情報交換できました

てるよ(30代前半)


産後すぐから母子同室の病院でした。出産後、赤ちゃんの検査をしてもらい何もなければ、大体出産後から4.5時間後くらいで母子同室になります。

助産師さんから、赤ちゃんのオムツの変え方や授乳などの指導を受けました。4人部屋の大部屋なので、日中は騒がしくても特に気にならないのですが、夜中は泣かせてしまうと周りの赤ちゃんもつられて泣いてしまうので、とても気を使いました。

ただ、みんな同じなので日中はお互いに情報交換をしたり、出産について話したりできてよかったなと思います。私は、もともと母子同室、大部屋希望だったので上記のように大変なこともありましたが、個室だったり、赤ちゃんと離れて寂しくなるよりは断然良かったです。

二人目だったので、母子同室は避けたかった

やすよ(30代前半)


里帰り出産で2人目を出産した病院が母子同室でした。退院したら、生まれた赤ちゃんと上の子の育児があるので、入院中くらいはゆっくりしたかったのですが、里帰り出産で選択肢がなく、母子同室の病院となりました。

出産した翌日から母子同室でしたが、基本的に夜間は看護師さんに預けていました。大部屋で2人しかいなかったので気は楽でしたが、隣の方はまだ出産前で、新生児の泣き声は小さくて可愛く、私はうるさく感じませんが、その方にはどう思うかわからないので少し気は使いました。

病院にいる時から授乳など、赤ちゃんのお世話を練習ができるので、初産の方にはとても良いと思います。私は退院する前日だけ夜間も含め24時間同室しましたが、「これから頑張るか!」と気合いを入れることができました。

赤ちゃんを抱っこする母親

早く会いたい!抱っこしたい!

佐藤さやか(20代後半)


出産を終え、赤ちゃんは助産師さんと別室へ行き、私は経過観察のため1時間ほど分娩台にいました。それから問題がなく、希望していた大部屋へ移動しました。
早く産まれた赤ちゃんと会いたかったです。赤ちゃんが戻ってくるまでの3時間がとても長く感じました。

完全母子同室の産院だったので、個室の方が広々としていますが費用が高いため大部屋にしました。産後すぐ子育て開始となるので体が本調子でないのは辛いですが、早期から母子の絆を深められたと思います。

赤ちゃんが寝てくれないと身体を休まる時間があまりとれませんが、泣いた顔もとにかく可愛くて、片時も離れたくないと思いました。

眠れない夜が続き、退院後に倒れました。

エミ(30代後半)


一人目出産時の産院はとにかく新米ママにスパルタ教育を施すことで有名で、お産の翌日から母子同室がスタートしました。

昼間は退院準備の母親教室や親戚のお見舞いの対応に追われてただでさえ多忙な中、3時間おきの授乳生活も始まったために夜もまったく眠ることができません。
さらに私の乳首は赤ちゃんの吸いにくい形になっていたようで、一度の授乳に1時間かかる事もザラで、授乳部屋での授乳が終わって部屋に戻り寝ようとしてもまたすぐに授乳の時間が始まってしまうのです。

加えて私の部屋は相部屋で、うちの子は夜中になるとよく泣く子だったので、同室の方に迷惑を掛けないように廊下に出てあやすこともよくありました。そんな生活を送っていたため退院後には睡眠不足と貧血で倒れてしまい、赤ちゃんのお世話は母親にお願いして母乳でなくミルクで育児をすることになりました。

そんなわけで入院時は無理はせず、辛い時は早めにナースステーションに赤ちゃんを預けて休めば良かったと後悔する結果となりました。二人目のお産の時は、夜間は赤ちゃんを預けられる産院を選びました。

完全母乳を希望していたので、母子同室をお願いしました

にこ(30代前半)


出産後すぐに、分娩室から病室に移る際に、母子同室にしてもらいました。ミルクは与えずに、完全母乳で育てたいと思っていたので、すぐに対応できるように近くにいたかったので、事前にお願いしていました。

産後、貧血がひどく一人では立ち上がれない状態だったので、お世話をするにもナースコールで誰かを呼ばなければなりませんでしたが、それでも、待ちに待って産まれてきた我が子はとても可愛くて、ずっと顔を見ていたい気持ちでした。

部屋は6人部屋で、出産後1日くらいは、赤ちゃんを預かってもらう人が多いようでした。近くに居たい気持ちは大きかったのですが、最初の夜は体力的にもしんどくて、預かってもらい、授乳の時だけ連れてきてもらいました。

2日目からは、一緒に過ごしましたが、体はきつく、授乳も思うようにいかず大変でした。特に、周りが寝静まっている夜は気も使うし抱っこして廊下を歩き回っていました。しかし、おかげで家に帰ってからの不安が少なく、スムーズに育児に慣れていったと思います。

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