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陣痛こない原因と陣痛を促す運動

陣痛がこない原因は?予定日間近、陣痛待ちの過ごし方

予定日が迫っても陣痛がこないと不安を感じてしまいがちですが、そういった不安やストレスも陣痛を遅らせる原因になっているかも?陣痛のこない原因から陣痛がどうやって起きるのかその仕組みに触れ、陣痛を促す適度な運動を取り入れつつリラックスした気持ちで残り僅かの妊娠生活を乗り切りましょう!

陣痛がこない原因は?予定日間近、陣痛待ちの過ごし方

陣痛がこない!陣痛が来ない原因や、陣痛の仕組みを知ろう

出産予定日が近づいても陣痛がこないと気持ちがソワソワしたり、不安になったりしますよね。周りの方から「陣痛はまだ?」「いつくるの?」といった期待の声をかけられる度に、「こっちだって知りたいわ!」と、ついイライラを感じてしまうかもしれません。

陣痛がくるタイミングは人それぞれ、産院でも41週までは自然に陣痛がくるのを待つことが多くあります。また、陣痛を焦る気持が陣痛を遅らせている原因になっている可能性も否定できません。

陣痛がこない原因や陣痛の仕組みなど正しい知識を身につけることで、陣痛待ちの時間をゆったりとした気持ちで過ごしましょう!

陣痛がこないのはどうして?陣痛が起こらない理由

陣痛が来ない理由は妊婦さんによって様々ですが、「赤ちゃんの頭が下がらない」「体力の低下」「イライラや不安」に代表される3つの理由について解説していきます。

赤ちゃんの頭の位置が下がってこない

ママのお腹に手をあて胎動を感じる赤ちゃん

妊娠週数の経過とともに、赤ちゃんの頭の位置は出産に向けて徐々に骨盤の中へ下がっていきます。しかし赤ちゃんの頭があまり下がらない状態が続くと、通常に比べて頭が大きめに成長していくため、より骨盤内に下がりにくくなり、そのままの状態で予定日より1〜2週間過ぎてしまうことがあります。

臨月に入るとよく医師から「運動してください」と言われるのは、軽い運動が赤ちゃんの頭の位置を下げる手助けをしてくれるためです。

体力が低下している

体力が落ちてきた妊娠中の女性

子宮も筋肉でできているため、心や体が弱っているときや、高齢の出産など、体力が落ちていると陣痛が弱くなったり、起こりにくくなったりすると言われています。適度な運動を行い、体力をつける習慣作りが大切です。

イライラや不安も原因のひとつ

陣痛は「子宮の収縮」によって起こり、子宮収縮にはホルモンの分泌が関与していると考えられています。イライラや不安を感じて心や体が弱っていると、交感神経が優位になり筋肉の収縮がスムーズに起こらないこともあるそう。

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出産スタートの合図は?陣痛が起こる時期とメカニズム

「みんなは妊娠何週目で陣痛がきた?」「陣痛ってどんなメカニズムで起きる?」など、陣痛にまつわる疑問を解決します。

正産期は37週0日~41週6日

正しい妊娠期間について学ぶ女性

陣痛が正常に起こる時期は「正産期」と呼ばれる37週から41週です。それより早いと「早産期」、遅いと「過産期」と呼ばれます。
正産期のうち、特に39週から40週までに出産することが多く41週までに95%近くの方が出産します。

予定日を担当の医師から告げられたときからこの日を待ちわびている方は多いですが、実は予定日ピッタリ生まれてくる赤ちゃんは20人に1人。低い割合にビックリした方もいるでしょうが、予定日を過ぎてしまっても「当然のことなんだ」と思いドンと構えて陣痛を待ちましょう!

一般的には経産婦は陣痛開始から娩出までの時間が短い

出産にかかる時間は個人差がありますが、経産婦の方は産道が一度開いているため初産婦の方に比べて、出産にかかる時間が短い傾向があります。平均的な分娩時間は、初産婦さんで11〜15時間くらい、経産婦さんで6〜8時間くらいだそう。

しかし出産にかかる時間が短いからといって、陣痛がくる日数が早いわけではありません。「予定日よりも早く陣痛が来た!」という経産婦さんもいますが経産婦さんでも初産婦さんでも予定日から早まったり遅れたりします。

陣痛はなぜ起きる

陣痛の仕組みを調べる女性

陣痛が起きるメカニズムはまだまだ分かっていないことが多いですが、胎内環境の変化による赤ちゃんの働きかけによってホルモンの変化が起きるのではと考えられています。

陣痛はホルモンの変化

妊婦さんの体には子宮収縮が起きないように妊娠を維持するためのホルモンと、陣痛を積極的に促すホルモンの2種類が備わっています。

37週頃までは子宮収縮を抑制するホルモンが維持されているため陣痛は起こりませんが、赤ちゃんが成熟すると反対に陣痛を促すホルモンが優位になります。このホルモンの変化が、陣痛が起きるメカニズムです。

陣痛スタートは赤ちゃんのタイミング?

陣痛はホルモンの変化によって起きると前述しましたが、実は陣痛を促すホルモンがどのタイミングで分泌され始めるかはまだはっきりと分かっていません。

子宮内の環境は38週頃に最も機能が高まり、その後徐々に低下していきます。子宮内が居心地の悪い場所になることで赤ちゃんが「もうそろそろ外に出たい」と思うときが、陣痛が起きるタイミングの一つとも言われます。

陣痛がこないときの医療措置

妊娠40週までに陣痛が来ない場合、多くの産院では陣痛促進剤などを使って分娩誘発を行います。これは妊娠期間が長すぎると胎盤の機能が低下したり、羊水が減少したりして赤ちゃんへのリスクが出てくるためです。

40週は赤ちゃんと妊婦さんの健康チェックしながら自然待機

お姉ちゃんになる赤ちゃんとおでかけする妊婦

40週を過ぎると妊婦健診は週2回行い、赤ちゃんと妊婦さんの健康チェックを行います。41週0日までは特別な異常がない限り医療措置は行わずに、自然に陣痛が来るまで待つことが多いです。

赤ちゃんの異常はノンストレステストで確認

妊娠後期に入るとノンストレステストを行います。これはストレスがない状態で30~40分程度赤ちゃんの心拍数と子宮の収縮状況を確認します。
陣痛待ちの期間もノンストレステストを行い、赤ちゃんの異常がないか定期的にチェックします。

41週以降は分娩誘発・陣痛待機を検討

誘発分娩の説明をする産婦人科の先生

妊娠41週を過ぎたらトラブルがなくても入院するのが一般的です。妊婦さんやご家族の意向を踏まえて、分娩誘発するか、自然陣痛を待つか検討されます。

分娩誘発を行う場合、子宮口が柔らかくなっているときには陣痛促進剤を使う施設が多いです。まだ子宮口が柔らかくなっていないときには「バルーン」と呼ばれる小さな風船のようなものを子宮に入れて、子宮口が開くように促すこともあります。

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陣痛促進剤の種類・使い方

妊娠41週6日を目処に陣痛促進剤の使用が検討されます。陣痛促進剤を投与してもすぐに陣痛が起きるわけではなく、いつ陣痛が来るかは個人によって異なります。

陣痛促進剤は担当の医師からきちんと説明を受けた後、妊婦さんやご家族が納得をした上で使用同意書にサインをする流れが取られます。事前にしっかりと医師の説明を聞くようにしましょう。

陣痛促進剤のリスク

陣痛促進剤は人工的に陣痛を引き起こすため、リスクが無いわけではありません。投与された陣痛促進剤の量と比例して子宮の収縮も強くなるため、お腹の中の赤ちゃんを圧迫して「胎児機能不全」を起こしたり、「子宮破裂」や「子宮頸管裂傷」を起こす可能性もあります。

しかし医師の管理のもと赤ちゃんと妊婦さんの様子を細かく確認しながら適切な投与量を決めるので、促進剤を使ってもほとんどの方が無事に出産しています。

42週以降は分娩誘発・帝王切開を検討

帝王切開の可能性がある妊婦

妊娠42週以降の出産を「過期産」と言います。胎児に悪影響を与えるリスクが高まるので、日本では一般的に42週を超える前に分娩を行います。分娩誘発や帝王切開などが検討されます。

陣痛が遅れると赤ちゃんへの影響は?

妊娠が長引きすぎると、赤ちゃんに悪い影響が起きてしまいます。特に羊水の減少と、胎盤機能の低下は赤ちゃんにとって重要な問題になることがあります。

羊水が減少する

妊娠が進むにつれて赤ちゃんのおしっこの量が減ってくるため、羊水の量も減少します。羊水は赤ちゃんにとってクッションの役割を果たしていますが、羊水が減ってしまうと陣痛が起きたときにへその緒が赤ちゃんと子宮に挟まれて圧迫されやすくなります。

へその緒は赤ちゃんにとって命綱なので、この状態が続くと赤ちゃんにとって大きなリスクになります。

胎盤の機能が低下

大切なお腹の赤ちゃんを抱える妊婦

胎盤の機能は妊娠38週頃にピークを迎えてどんどん低下します。へその緒を通して赤ちゃんに運ばれる酸素や栄養が行き届かなくなり、胎盤で養われている赤ちゃんに悪影響が出てしまうため、その前に分娩を促すのが一般的です。

赤ちゃんが大きくなりすぎる

赤ちゃんはお腹の中にいる間、どんどん成長します。中には4000gを超える赤ちゃんも。大きくなりすぎると難産や、妊婦さんの膣や外陰部の重度の破傷が起きる可能性が出てきます。

陣痛を促すためにできること7つ

予定日を過ぎると、医師から「いつ陣痛が来てもおかしくない状態ですよ」と言われる方も多いのでそわそわしますよね。そんなときに行える「陣痛を促すための8種類」をご紹介!
運動、マッサージ、食事のコントロールなど自宅で気軽に行えるものが多いので、気持ちをリフレッシュさせるためにも是非試してみてください。

適度な運動が大切!

上の女の子とお散歩中の妊婦

臨月に入ると動くのも辛くなるので余計に運動不足に陥りがちです。しかし陣痛を促すには適度な運動をして体力をつけることは重要です!担当の医師と相談しながら、無理のない範囲で自分に合った運動を毎日続けるようにしましょう。

階段昇降

階段や踏み台の昇り降りはお足の上下運動が骨盤からお腹周りの筋肉を刺激するため、お腹が張りやすい動きだと言われます。自宅や外出先で簡単に行えますし、積極的に試したい運動のひとつです。病院内で陣痛待ちの妊婦さんが階段昇降する姿も時々見かけますね。

臨月は足元が見えないため転びやすくなっています。転倒防止のために必ず手すりを持ちながら行うようにしましょう。

ウォーキング

陣痛を促すために医師からウォーキングをすすめられた妊婦さんもいらっしゃるのではないでしょうか。ウォーキングは子宮口が開きやすくなる、股関節が柔らかくなる、体力をつけて安産効果アップ、骨盤周りの筋肉をつけるなどの効果があります。絶対に何時間以上歩かないといけない…というルールはありませんが、大股でしっかりと手を振って毎日継続して歩きましょう。

臨月はいつ陣痛がくるか分からないので、1人でウォーキングをするときは自宅の周辺を歩くようにして、母子手帳、保険証、診察券、お財布、携帯電話は必ず持参しましょう。

雑巾掛け

お腹の胎動を確かめるママパパ

雑巾掛けの姿勢は腰を落として骨盤を開くため、赤ちゃんの頭が下がり骨盤内に固定されやすくなると言われます。雑巾掛けは家の中ですぐに行うことができ、陣痛を促進する運動をしながら家も綺麗になり、気持ちのリフレッシュにつながるのでいいことずくめですね。

臨月スクワット

雑巾掛けと同様に、臨月スクワットの動きも骨盤が開き、重量がかかるため赤ちゃんの頭が下がりやすくなります。赤ちゃんの頭が骨盤に固定されやすくなると陣痛が促されると言われます。

臨月スクワットはゆっくりと呼吸をしながら、時間をかけて腰の上下運動を行うことがポイントです。
5回を1セットにして、1日3セットを毎日行うようにしましょう。やりすぎると恥骨痛や腰痛を引き起こしてしまうリスクもあります。

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マタニティヨガ

マタニティヨガのうち両足を肩幅に広げ、胸の前で手を合わせた状態で、ゆっくりとお尻を落とすポーズは、陣痛を促す効果があります。その他にも自然な呼吸法や、産道を広げるといった安産力をアップする効果も期待されます。

最近はヨガスタジオや産院、助産院でマタニティヨガのレッスンを取り入れているところが多いので、専門家のもとで正しい方法で行うようにしましょう。

マッサージやツボ押しも効果的

マッサージやツボ押しで体に直接刺激を与えることで、直接ホルモンに作用したり体を温めたりする効果があります。アロマオイルを使えばリラックスタイムとしても楽しめますね。

おっぱいマッサージ

お腹をマッサージする妊婦

おっぱいマッサージを行うと「オキシトシン」というホルモンが分泌されて子宮の収縮が起きるので、陣痛が来やすくなります。入浴中に気軽に行えるので、毎日の習慣にしたいですね。

おっぱいが柔らかくなっていると、産後に赤ちゃんが吸い付きやすくなる、おっぱいが出やすくなるというメリットもあります。

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ツボ押し

陣痛を促すツボには「三陰交(さんいんこう)」と「太衝(たいしょう)」の2種類あります。「三陰交」はくるぶしの頂点から指4本分上にある骨と筋肉の境目です。「太衝」は足の親指と人差し指が繋がる、少しくぼみがある場所です。気持ちいいと感じるくらいの強さで3〜5秒かけてゆっくり押してください。息を吐きながら左右どちらも3回ずつ行うと良いとされています。

「三陰交」と「太衝」をお灸で温めると血流が良くなりさらに効果的です。鍼灸院で施術してもらうのが1番ですが、ドラッグストアで使い捨てのお灸を購入して自宅で行うこともできます。

食生活での体重コントロールも必要

不摂生な食生活の妊婦

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焦らずゆったりした気持ちで待ちましょう

赤ちゃんの早く会いたいという気持ちから「いつになったら陣痛は来るんだろう」と焦ってしまうこともありますよね。しかし焦る気持ちがストレスに繋がり、体を硬直させて陣痛が遅れる原因になっていることもあります。

陣痛を待つ間は、ひとりの時間をのんびりと過ごせる時期。そして赤ちゃんがお腹の中にいる幸せを感じられる最後の時間でもあります。ゆったりとした気持ちで赤ちゃんとの対面を楽しみに待ってあげてくださいね。