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産休期間前の準備&復職にむけて

産休の期間は?働くマタママの権利・産休&復職に向けた準備

産休の期間は一定期間が法律により規定され女性の権利ですが社会人として、また復職の為には産休期間の1ヶ月程度前から段取りを確認したり準備を開始するべき!また産前休業は申請が必要です。産休期間や復職に向けての不安や疑問は出産手当金などサポート体制や労働基準法をチェックしましょう!

産休の期間は?働くマタママの権利・産休&復職に向けた準備

産休の期間(日数)はどれくらい?お給料がない間の出産手当金の申請は…

妊娠してから、会社に産休を申し出る時、気になるのは「休みの日数」と「その間のお金」についてですよね。産休期間はきちんと申請をしていれば妊娠中~出産後の期間併せて合計約3ヶ月半のお休みの確保が出来ます。

また、有給等の申請がない限りお給料がない期間になる休暇の間は、「出産手当金」と呼ばれる手当を受け取ることができます。出産手当金は今までのお給料の3分の2程度ですが、少しでも収入としてもらえるなら収入0よりずいぶんましになりますね。

女性の権利である産休について、その期間やお給料がない間の出産手当金の申請方法等をチェックしていきましょう。

労働基準法による産休の期間、条件をチェックしましょう!

産前休業と産後休業を合わせて産休と呼びます。
労働基準法に従って産休を取るとき、産休の期間、産休を取るための条件や申請する時期はどのようになるのでしょうか?

産前産後休暇の期間と申請&出産手当金の貰える金額
産前産後休暇の期間と申請&出産手当金の貰える金額
産前産後休暇の休暇期間や会社を休み給料が出ない間の生活の支えとなる出産手当金の計算方法や産前産後休暇の具体的な申請方法をチェック:産前産後休暇の期間や職場復帰・副業に向け労働基準法に定められた法律もしっかり押さえておきましょう。

産休の期間(日数)は労基法に定められます

上司と産休の予定について話す女性

産休の日数は、労働基準法によって定められており、出産予定日の6週間前から出産後8週間までの期間、産休として仕事をお休みできます。多胎妊娠(双子など)の場合は出産14週前から育休の申請が可能です。

産前休業は『申請が受理されてから』

産休は出産6週前(多胎の場合は14週前)~出産後8週までを産休とすることが労働基準法で定められています。この期間中は会社がどんなに出てこいと言っても産休中の人に仕事をさせることはできないと、法律で決まっています。

但し、いざ会社に産休を取りたい旨を伝えて、すぐに休めるかというと現実的には難しいでしょうし、そのような注文は勤め先への配慮も足りないと言えます。基本的な社会人のマナーとして、産休に入る1ヶ月前には申請してその間に引継ぎなどを済ませる必要があります。

具体的に例をあげてみましょう。

例:5月1日に出産予定の妊婦さんがとる場合産休がとれるのは6週前の3月20日から。

  • 3月20日の一月前、2月には事前に「産休を取る」ということを会社に伝えます
  • 産休に入る1月で会社での産休手続き、仕事の引継ぎなどを済ませます
  • 3月20日から産休(産前休業)開始~出産後8週間後に産休(産後休業)終了、復職等…

この流れでいけば出産6週前から産休にスムーズに入ることができます。この場合では申請した日から産休に入るためには3月20日の1ヶ月前、2月中旬には勤務先への報告等行動を開始していきましょう!

産休の取得条件

産休を取るための条件は難しいものではありませんが、気を付ける点は正社員と違って契約社員・パートの方には条件が出てきます。
基本として、正社員と変わりなく契約社員でもパートでも産休を取ることは可能です。しかし、『産休期間中に契約が切れる』場合には産休を取ることはできなくなります。

公務員や教員の産休期間や待遇をチェック

公務員の産休期間はどのようになっているのでしょうか?
公務員と公務員以外の方とでは産休に関して適応される法律が違います。公務員には地方公務員法という法律があり、それに沿った産休の制度に準じます。

公務員の場合は出産の8週前から休暇に入ることができるようです。また、給与に関しては特別休暇扱いとされ通勤手当などを除いた100%満額をもらうことができます。産休の日数と受け取れる手当金は公務員と一般職では差がありますね。

また、産休が明けた後の育休に入った場合も一般職の方は1年の育休期間しかありませんが、公務員の方には3年の育休期間があります。しかし、公務員の方でも大体の方は1年で復帰される方が多いようです。
公務員の方の産休・育休については地方によって差があるようなので、各地域の公務員の組合ホームページを確認しましょう。

しかし産休は取りにくい…その理由と実際の産休の取得率

産休が取れるかどうか悩む女性

現在、日本の女性で妊娠・出産を期に仕事を辞めるという方は減りつつあります。夫婦共働き家庭が増えつつあるのが現状ですが、それでも妊娠・出産中だけは休まねばなりません。
それを気にして出産ぎりぎりまで出勤する、出産後すぐに復帰するように急ぐママが多いようです。

厚生労働省の調査では2014年時点で働く女性の育休取得率は86.6%と、これだけ見ると高い割合に見えますが残り2割は産休を取得せずにいる、あるいは制度を利用せずにいる方がいるようです。
やはり、休むと他の社員に迷惑がかかるという気持ちが強いようですが、産休は労働者の権利であり、法律で守られています。無事にわが子を産み、育てるためにも産休制度を利用しましょう。

産休期間や復職について労基法では…

産休期間は出産6週前(多胎は14週前)~産後8週間というのが労働基準法に定められていますが、復職する時期は出産8週後から?というと、そういうわけでもありません。
労働基準法65条2項によると、医師からの許可があり、本人に復職の意思があれば出産後6週が経った時から復職は可能です。

休暇申請をしたのに働きに出される、産後6週未満での就業させられるというのは法律違反となり、会社側に6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられます。お互いのためにも法律を守り、いい環境で出産や復職に臨みたいですね。

それでも職場復帰の不安が残る…できる対策は?

職場復帰をしても、子供が病気をしたりケガをしてしまうと休んでしまったりして度々会社に迷惑をかけてしまうのでは…と不安を感じることもあるでしょう。この不安がもとで復職をあきらめて退職するママも少なくありません。
この不安を少しでもなくすために覚えておいてほしいことが以下。

・一番大事なのは子供である
・家族の協力が得られる環境を作る
・子供は1才~2才頃は病気しやすい
・会社に理解をしてもらうために、まわりに「これからご迷惑をおかけしますが」と挨拶をする
・上司には特に理解をもらうように話をしておく

復職の際、挨拶をするのは社会人として当然のマナーです。でも「また復帰しました!よろしく~!」というのではなく「子供が生まれて病気やケガをしたときはご迷惑をおかけすると思いますが、ご理解ご協力をお願いします」と一言かけておきましょう。
これだけでも周りの考えは少し変わると思います。

◆子育てしながら働く環境を確保しましょう

また、一人の身ではないママが仕事を持つのであれば、生まれた赤ちゃんの保護者として育児環境を整えていきましょう

子育てしながら尚且つ仕事もこなしていくには、自分一人ではどうにもならないことも多々出てきます。子供の病気・ケガでいつもママが休むのではなく、状況によってパパがみたり、おじいちゃんおばあちゃんに協力を申し出るなど少しでも周りの家族の協力が得られる環境を整えておくことをお勧めします。
パパとママ2人では限界があるときも、子育て経験者のおじいちゃんおばあちゃんの協力があれば乗り越えられるかも。

仕事も大切ですが、子供は仕事なんか比にはならないくらい大切な命ある存在です。子供そっちのけで子供が辛い思いをしないように、パパとママの愛情を感じられるような家庭環境を整えてあげてください。
1~2歳じゃ記憶に残らないと思っても親の愛情不足はその後の心の成長に大きく影響します。わが子とのコミュニケーションタイムの確保を忘れないようにしたいですね。

産休期間Q&A

カフェでアルバイト勤務中の妊婦

産休期間のあれこれ、どうしたらいいの?という疑問を解消しましょう!!

契約社員やパート・アルバイト社員の場合も産休は貰える?

基本的に、契約社員でもパートでもアルバイトでも産休の取得は可能です。
ただし産休期間中に契約が切れる、パート更新などが切れてしまうという場合は産休の取得はできません。また、同雇用先での勤務歴が1年未満である場合にも産休の取得はできません。

契約・パート・アルバイトといった職の場合はやめるように言われがちですが労働者の権利として産休の取得はできます。
雇先としっかり相談したうえで決めましょう。妊娠・出産を理由にした解雇というのは法律で違反となるので会社側から無理やり解雇ということが起きた場合は労働組合に相談することができます。

出産予定日より早く出産したときの産休期間の変化

出産予定日より早く出産した場合は、その出産日~8週までが産休となるので予定より少し産休が短くなります。短くなった分の手当金は差額をひかれることがあります。
出産がずれた場合はすぐに会社側に連絡を入れるようにしましょう。

出産予定日より遅く出産したときの産休期間の変化

出産予定日より遅くに出産した場合もその出産日~8週までが産休となります。そのため予定より少し産休が長引くといった形になります。
こちらの場合は伸びた日数分の手当金がもらえることになるので会社に申請をする必要があります。

産休期間が終わるのに保育園が決まらない!

入るのが難しい認可保育園の様子

産休期間が終わるまでに保育園が決まらない!というママはきっと多数いることでしょう。都会であれば0歳から預かりOKな保育園が多いのですがそういう場所は人気が集中して預けられるまでに1年以上かかったり、キャンセル待ちでいつになったら入園できるかわからないということが多いでしょう。
でも産休は産後8週間まで。とても期間が足りません。そういう場合は「育休」を活用しましょう!

育休を活用しよう!

育児休業、通称育休というものをご存知の方も多いはず。つい産休と育休が一緒と勘違いする方もいらっしゃいますがこれは全くの別物です。
育休は産休がおわってから子供が1歳になるまでの間取得できる休暇制度です。ただし、育休には条件があり、

  • 同じ会社に1年以上雇用されていること
  • 子供が1歳を超えてからも引き続き雇用されること(契約が更新される)が見込まれていること

また、以下の条件が満たされた場合は1歳6ヶ月まで育休が取得可能です。

  • 保育所に入所希望をしているがすぐ入所ができない場合
  • 子の養育を行っている配偶者がやむを得ない事情で養育が難しくなった場合

この条件を満たしている場合は育休制度を利用可能です。育休については会社にその制度がある場合はその手続きを。会社側に制度がない場合でも産休と同じように法で守られた制度なので申し出をすることで取得が可能です。産休の場合は子の氏名・生年月日などの情報が分かるものを用意して育休の2週間前までに申し出ることが必須となります。

保育園探しのコツ

まず、保育園を探す場合は妊娠中から複数の保育園を見つけておくことをお勧めします。
また、認可保育園は比較的定員がうまりやすいですが、無認可保育だと空きがある場合が多くあります。

どうしてもの場合は無認可に預けつつ、認可保育園が空くのを待つのも一つの手です。
どの保育園も空きがなくどうしようもない場合は地域のベビーシッターや保育援助制度を利用するというのも一つの手です。

保育園はいつから預けることが出来る?保育園探しと申込み
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保育園にはいつから預けられるのか働くママにとって理想の保育園、保育所を探すコツを紹介します。申し込み手順を忘れずに待機児童にならないための対策や、0歳からの乳児保育についても解説します。

会社からの給料が出ない産休期間中にもらえる給付金の種類や申請方法

出産に伴う手当金について検索する女性

産休中の手当は「出産手当」、その後は「育児給付金」これらの出産手当の申請方法をもっと詳しく掘り下げてみてみましょう!

産前産後休業中のサポートは「出産手当金」、育休中は「育児給付金」

まずは出産手当金、育児給付金についてチェックしていきましょう。

出産後に必要な手続きとは?出生届や給付金の期限と提出先
出産後に必要な手続きとは?出生届や給付金の期限と提出先
出産したらする手続きについて解説します。出生届けはもちろん、お金に関する出産後の給付金の申請も滞りの無いように、今のうちに提出期限や申請の流れを把握しておきましょう。

出産手当金

産休中の手当として受け取れるものです。出産6週前から申請可能で申請する場所は主に勤め先の会社になります。金額は「もらっているお給料の日額の3分の2×休暇日数分」となります。

出産手当金申請手続き

1.会社側に提出する必要がある書類をもらう
2.出産手当金請求の書類の必要個所に医師から出産証明の記入をもらう
3.産後56日して会社に上記やそのほか必要書類を提出する
※会社ではなく管轄の社会保険事務所に提出する場合もある。

1~2ヶ月してまとめて指定口座に振り込みがあります。また、出産日が予定から前後した場合は金額に増減があるため注意が必要です。

◆出産手当金の金額計算方法

出産手当金は事前にある程度の金額を知っておくことができます。その計算方法は…。
給与を日割りした額の2/3×産前産後休業の日数となります。これに実際は社会保険料や通勤費などいろいろな要素が絡んでくるので計算が難しいのですが、以下のツールを使うと非常に楽に計算が可能です。

インターネット上の出産手当金計算ツール

社会保険労務士事務所 オフィスアールワン産前産後休業・自動計算ツール
http://www.office-r1.jp/childcare/

こちらのツールは出産予定日、出産予定人数、勤め先の都道府県、毎月の給与のデータを打ち込むだけで休業期間や出産手当金、社会保険免除額などを計算してくれる便利ツールです。産休後の育休の計算までしてくれるので、出産後の予定立てにお役立ちですよ!

育児給付金

育休中の給付金は、産休がおわってからも、子供が入れる保育園が見つからない場合などに利用され、支給されます。産休終了~子供が1歳になるまでが育休期間となりますが、条件によっては1歳6ヶ月まで延長が可能です。
金額は育休開始時の給料の日額×支給日数×67%(育休開始から6ヶ月経過後は50%)となります。
育児給付金の手続き法は、主に会社側がやってくれることが多いようです。

育児給付金申請手続き

1.会社からの必要書類を産休中にもらう
2.産休中に必要書類を揃え、育休1ヶ月前に会社に提出

例外としてアルバイトなどの人で「雇用保険」に入っていない人は育児給付金がもらえないことがあります。逆に雇用保険に入っているパパが育休を取得することができるので夫婦で相談してから制度を利用するか考えてみましょう。

その他の手当て

ニコニコ顔でママに甘える男の子

出産手当金以外にも支給される手当ても忘れずに申請しましょう。

出産一時金

出産一時金というのは国から出される出産に対する補助金です。この制度は1人につき一律42万円が支払われる制度で、双子やそれ以上の多胎児のばあいは人数に応じて倍になります。
この制度が利用できる条件は『国民保健・健康保険に加入していること』『妊娠期間が85日(4ヶ月)以上』という2つをクリアしていれば受け取ることができます。

◆申請方法・直接支払制度について

出産一時金の申請は出産後に産院から出産証明書をもらって自分で手続きをする方法と、出産する産院で手続きをして産院に直接支払いをする「直接支払制度」のものがあります。
現在では後述の直接支払制度が主につかわれており、産院で出産前に手続きの紙をもらって必要個所に記入・印を押して産院に提出するようになっています。出産費用が42万以下であった場合は差額がもらえるようになっています。
直接支払制度を利用しない場合は一度自費で建て替えた後、出産証明書を持って役場に手続きに行く必要があります。

社会保険料免除

平成26年4月から産休中の社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料)が免除になりました。育休の場合も社会保険料免除制度があります。こちらは事前に届け出が必要なので会社に確認し必要書類の提出をしましょう。

◆社会保険料免除の手続き法

産休の手続きと同時に行われる場合が多くあります。事業主から届け出証を年金機構へ提出するのが主なため、会社に必要な手続きや書類を聞く必要があります。

児童手当

実際の支給がもらえるのは0歳~1歳までの子供が対象となります。支給金額は2016年現在で

0歳~3歳未満

15,000円


3歳~小学校修了まで

10,000円(第1子)/15,000円(第3子以降)


中学生

10,000円

※所得制限世帯(960万円以上)5,000円

注意したいのは、手当がもらえるのは子供が15歳に到達してから最初の年度末までしかもらえないということです。また、児童手当の支給日は基本6月・10月・2月中頃に分けて支給されます。支給日は自治体によってズレがあるようなので確認してみましょう。

児童手当の申請方法

地域によっては若干の違いがありますが、基本は赤ちゃんが生まれて出生届を出す時に同時に行うのが便利です。児童手当は申請した翌月から支給開始となるので、遅れて申請したらその分はもらうことができなくなってしまうからです。

  • 申請する世帯主が健康保険・社会保険の場合…住んでいる市区町村の役所で手続きをします
  • 申請する世帯主が公務員の場合…共済(職場)での手続きが必要です

産前産後休暇は権利です!率先して産休を取りましょう!

産前産後休暇は働く女性からすれば休暇申請に躊躇してしまいがちですが、使って当然の権利です。

出産間際の女性の身体は、寝ても起きても5kgの負担がお腹にずっしりとくっついている状態。普段の女性の身体とは当然違います。出産も男性には耐えられないとされる大きな痛みを伴い、大きなダメージを受けた身体が元の状態に回復には1ヶ月以上の日にちがかかり、産後1ヶ月はなるべく安静を保ちたい期間です。

とはいえ、産後は昼夜の区別なくお世話の必要がある赤ちゃんもいることですので、ママの回復だけに努めることが出来ないのが実情です。産後に無理をしてしまうと精神的、肉体的な疾患にも直結しかねません。
せめて出産前後は「妊娠出産は病気じゃない」という血も涙もない意見はほっといて、女性の権利である産休を確保ししっかり回復に努めるべきなのです。
産休期間はこれから生まれるわが子のための環境づくり、安産への準備期間と思って過ごしましょう!

ただし、産前・産後は、事前に会社へしっかりと挨拶、そして周りへの理解と協力を仰ぐことで出産後の復帰がスムーズになるように最低限のマナーをもって行動し、子育てと仕事の両立の不安を少しでも減らしていけるように頑張りましょうね!