陣痛による腰の痛みの特徴

陣痛で腰が砕けそう!お腹よりも腰が痛む腰痛陣痛の特徴

陣痛で腰が痛む方は珍しくありませんが、中には子宮収縮によるお腹の痛みや張りを感じず、腰にくる規則的な痛みで陣痛に気づき、その後骨が砕けそうな腰痛だけを感じる妊産婦さんも存在します。「出産はお腹よりも腰が痛かった」体験談を参考に、陣痛による腰痛の特徴や対処法を知っておきましょう。

陣痛で腰が砕けそう!お腹よりも腰が痛む腰痛陣痛の特徴

陣痛は「お腹の痛み」とは限らない!腰が砕けそうな腰痛陣痛

陣痛は、よく「お腹の規則的な痛み」と表現されます。
赤ちゃんを外に押し出すために子宮が収縮することで、こうした腹痛は起こると考えられていますが、実は『陣痛=腹痛』とは限りません。

赤ちゃんが骨盤を広げて外に出ようとする際に、腰の痛みを感じ、時には子宮収縮によるお腹の痛みや張りよりも、腰の痛みを強く感じる女性もいるのです!

車で出産!?腰痛が陣痛だと気づかないリスク

陣痛の痛みを見逃す方はまずいませんが、「陣痛=お腹の痛み」と思っていると、「腰が痛いのは陣痛じゃない」「お腹の痛みや張りがあるまで我慢」と必要以上に自宅で痛みと戦い続けるはめになります

ベッドに片手をついて俯く妊婦

実は筆者は「陣痛=規則的なお腹の痛み」という思い込みが強かったのですが、本陣痛の間、お腹の痛みや張りを感じることは結局ありませんでした。その結果、本陣痛の痛みにひたすら自宅で耐え続けていたのです。

以下も、筆者の出産体験談を記しています。
このような状態にならないように、「陣痛=腰が痛い」というケースもあると肝に銘じておいてください。

最後まで「お腹の痛み」がわからなかった

竹上愛子(28歳)


妊娠39週、予定日の3日前は朝から腰痛がありました。夕食後は、布団に横になり、夫がいたので、腰をさすってもらうなどしましたが、だんだんと激痛になってきます。

20時頃、助産師さんの携帯に電話をしましたが、「お腹に規則的な痛みはないんだよね?前駆陣痛かな」とのことで、来院指示はされません。この時は、私も「前駆陣痛ってこんなに痛いのか」「早くお腹の方が痛くならないかな」と納得しました。

しかし、もう本当に叫ぶぐらい腰が痛い。22時に再度電話で「お腹の痛みや波はないけど、腰が砕けそうなくらい痛い。これ以上ひどくなると産科病棟まで歩けない」と訴えて、診察をお願いしました。

夫に支えられてなんとか車に乗り込み、病院に着くと、様子を見た夜間受付の人が車椅子を持ってくるほどでした(自力で歩きましたが)。そして診察してみると、既に子宮口がほぼ全開でした!

すぐに分娩台に上がり、病院到着から20分ほどで赤ちゃんが生まれました。病院が車で5分の距離で本当よかったです。

ちなみに、助産師さんからは1度前駆陣痛といった手前、少し気まずかったのか「電話でとっても冷静だったね」というお褒めの言葉をいただきました。

陣痛による腰の痛みの特徴

妊婦が腰の激痛を手で押さえる

一言で「腰痛」といっても、痛みも種類はさまざまです。
体験談では、腰にきた陣痛は以下のように表現されています。

  • 鈍くて重い生理痛をひどくした痛み
  • ハンマーで殴られる感覚
  • 腰の骨が焼けるように熱い痛み

普段から腰痛持ちだったり、生理痛が腰に来る方もいますが、陣痛による腰痛は、日常的な腰痛とは比べようもないほど激しい痛みです。

また、陣痛には波があり、腰が痛い場合もそれは同様です。強い痛みが来て、その後痛みが弱まる時間が存在します。

陣痛が腰にきやすい妊産婦の特徴

医学的な根拠はありませんが、体験談によると、

  • 普段から腰痛持ち
  • 生理痛が腰に来る

など、陣痛時に腰が痛かったと答えた人の中には、普段から腰痛を抱えている人も多く見受けられました。確かに腰痛陣痛を体験した筆者も、生理痛が腰に来るタイプです。

ただ、中には「普段は腰痛とは無縁。出産時に初めて腰痛を経験した」という方もいます。また、経産婦さんは「一人目は腰が痛かったけど、二人目はお腹が痛かった」あるいはその逆など、出産によって痛む場所は異なっています。

陣痛の痛みが腰に来た!出産時の腰痛に耐えた体験談

ベッドの上でお腹と腰を同時に抑える妊婦

陣痛はお腹よりも腰の痛みがひどかった出産経験者に、痛みの程度や特徴について教えてもらいました。二人以上出産経験がある人には、その違いについても述べてもらいました。

初産で激しい腰痛陣痛を体験

腰をハンマーで殴られるような鈍い痛み

花子(37歳)


妊娠41週に入っても自然と陣痛が来なかったので、入院して陣痛促進剤投与になりました。投与して1日目は軽い下腹部痛だったのですが、2日目の朝から強い下腹部痛に加えて、腰をハンマーで殴られるような鈍い痛みが加わりました。

それから、腰の痛みがどんどん強くなり、下腹部痛は忘れてしまうくらいでした。赤ちゃんが下がってきて、「腰の骨に頭突きをしてるんじゃないの?」と思うくらい、強烈な圧力をおなかの中から感じました。

夫には腰をさすってもらったり、お尻にテニスボールを当ててもらったりしました。もともと、腰の軟骨がすり減っていて、腰痛もちではありますが、普段の痛みなんてなんでもないと思うくらい、強烈な痛みでした。腰が痛み始めてから、1日半以上経って出産に至りましたが、本当に腰が砕けて、腰から出産するんじゃないかと思うくらいの痛みでした。

腰が焼けるように熱かった!

みんみん(28歳)


39週4日での出産でした。初産ということもあり、陣痛に恐怖も多少ありましたが、でも今までに経験ないので『お腹がちぎれるほど痛かったよ』などと言われてもピンとこなくて、楽観的な気持ちで当日を迎えることになりました。

普段から生理痛は重い方で、腰が痛くなりがちだったのでよくカイロを貼って温めていました。出産前日の夜から久々に感じる鈍い腰の痛みで「もしかして陣痛?」と気がつきました。そこからアレヨアレヨと言う間にどんどん腰の痛みが増してきて、それと同時に腰にお灸を何個も載せられていると思うほどの熱さを感じるようになりました。

助産所さんいわく、やはり腰が熱いと言う妊婦もいるそうで、「あまりさするとさらに痛いし熱いから指圧するね!」とグッと押してくれたので楽になりました。

結果は安産で子どもの声を聞くとホッとして腰が痛かったのもどこか吹っ飛びましたが、あの痛みはもうこりごりです。

腰をガンガンされている感じ

きりん(30代後半)


妊娠週数39週に出産しました。陣痛が最初来た時は本当に微弱なもので、生理痛のような感じでした。痛いというよりも腰が重たいような感じでした。
次第に陣痛が強くなってきて、痛みが規則的になってきました。痛みが10分間隔になったタイミングで病院に連絡して、そのまま入院となりました。

陣痛が強い時には腰の辺りがガンガンと痛むような感じで、とてもじゃないけど立つことは出来ません。普段生活していて特に腰痛持ちだったということはありませんが、生理痛の時には腰が重くなる感じはあり、辛い時は腰の辺りを叩いて過ごすことがあるくらいです。

私は無痛分娩だったので、子宮口が5センチ開いた時点で麻酔を入れてもらいました。そのためその後は痛みを感じることはなく、出産となりました。

ベッドの上で腰の痛みに耐える妊婦

いつもの腰の痛みとは種類が違います

畑山祐子(29歳)


妊娠39週5日、初産でした。出産予定日から大幅に遅れるのも嫌だと思ったので、前日にスクワットを軽くして寝ました。翌朝破水をして病院に行き、病院に着いてすぐには陣痛は来なかったのですが、しばらくして定期的な痛みが腰回りに来るようになりました。

もともと腰痛持ちではあったのですが、その痛みとは違い「ズーン」と鈍く痛むような感じでした。段々陣痛の痛みの間隔も短くなり、腰が砕けそうなくらい痛くて夫にずっとさすってもらってました。助産師さんにさすり方のコツを教えてもらってからは、痛みも少し和らいだように思います。

陣痛から8時間後、分娩台に行くことになり、30分ほどで出て来てくれて元気な産声をあげてくれました。痛みは腰をさすってもらうことで大分違います。

最初は重い生理痛のような痛み

にゃんちゃん(33歳)


妊娠40週3日での出産でした。元々、生理痛は腰にくるタイプでとても重く、妊娠中は生理がこないため、気楽に過ごしていましたが、久しぶりの感覚を腰に感じました。「ずーん」というような鈍痛。でも、陣痛は、徐々に間隔が短くなると思っていましたが、ずーっと五分間隔です。

病院に電話をしたところ、「すぐに来てください」とのこと。急いで病院に向かいましたが、それからもお腹ではなく、腰が痛いまま16時間。赤ちゃんの頭が大きくて、ひっかかっているらしく、破水してからさらに2時間、帝王切開に切り替わる直前で計18時間の出産で、4000グラムオーバーの元気な赤ちゃんを無事出産しました。

産まれてきた赤ちゃんを見て、そりゃあ腰も痛いわけだと、納得しました。

二人以上出産した妊産婦の腰痛陣痛

4人目の出産ではじめての腰陣痛

ひまわり(48才)


腰を押さえる妊婦

出産経験4回、4人の子の母です。4人目の出産は、上3人の時とは違いました。
妊娠38週になった日の夜中に、腰の痛みで目を覚ましました。考えてみると、強い痛みが来て、その後痛みが弱くなるという波はあったのですが、上3人のときは腰が痛くなったことはないで、「陣痛ではない」と判断し、朝まで我慢しました。しかし、頭が痛くなり、めまいもしてきたので、病院に行くことにしました。

診察してもらったら、子宮口がかなり開いているということで、そのまま入院になりました。陣痛室に入り、しばらくは頭痛と腰痛がある程度で、やはりお腹は痛くなかったです。テレビを見ていたら突然腰に激痛が走り、すぐに破水。元気な女の子が誕生しました。

出産はその時々違い、陣痛も痛み方が違うんだなぁと実感した経験です。

2人とも「陣痛=腰の激痛」です

加藤藍子(30代後半)


私が第二子を出産したのは39週4日目の時です。その日は夕方から実家で家族そろってテレビを見ていたのですが、やけにめまいがしてテレビ画面がクラクラとゆがんで見えたので、おかしいなと思ったのを覚えています。今思えば、それも出産の前触れだったのかもしれません。

夜になって子どもを寝かしつけた後、少しずつ腰がうずいて痛んできました。私は普段の生理痛も、お腹よりも腰が痛むことが多いです。一人目の際もとにかく腰が痛くてたまらなかったので、これは陣痛だなとピンときました。

徐々に規則正しく痛みが来るようになり、経産婦のため10分間隔になった時点で産院に電話をし、入院の支度を持参してすぐ来院してくださいと言われました。結果的には産院に到着してから3時間ほどでの出産となり、安産だったのはなによりです。

しかしあの腰をハンマーで殴られ続けるような痛みには、自分でもよく耐えたなと思います。二度出産を経験しましたが、二回ともとにかく腰が激痛だったという印象が強く、お腹の痛さはあまり分からなかったというのが正直な感想です。

もともと腰痛もちです。

るる(30代後半)


20代の時に2回ギックリ腰を経験しています。妊娠後期も腰痛がひどく、トコちゃんベルトを常に巻いていました。生理痛はほとんどなく軽い方ですが、生理2日目までは腰に痛みがあるタイプです。

出産したのは37週と3日と少し早めの出産でした。2人の出産を経験しましたが、1人目の時もテレビドラマのようなお腹が痛くてお腹を押さえて苦しむというのはなく、2回とも腰の痛みが強かったです。

2人目の時は腰の下の方、尾てい骨近くまで痛みが走り「まさか陣痛ではない?」と思いながらも1人目の時にも腰痛から始まったため病院へ連絡しました。痛みが増して波もあったので「病院へ来て下さい」と言われその後5時間後に出産に至りました。

今回は腰が痛いと顔を歪める妊婦

一人目と二人目では全く違う

かえぴょんず(32歳)


一人目のときは、腰の痛みをほぼ感じない陣痛だったので、違いに驚きました。
二人目は予定日超過で、5日遅れての出産となりました。朝からなんとなく腰が痛かったものの、陣痛の痛みではなかったし、普段と変わらずにスーパーに買い物に行ったり、子供と遊んだりしていました。

夕方になり出血が見られ、下腹部が痛くなり始めてきました。夕飯を食べ、軽くシャワーを済ませてから病院に電話をし、経産婦ということもあり、すぐに来てくださいと言われ準備をしていたとき、腰に激痛が走りました。主人と病院へ向かう車内でも、下腹部より腰が痛くて、座席に座っていられませんでした。

私は、生理痛は下腹部にしか痛みがこないタイプだったので、腰の激痛に耐えるのが本当に苦しかったです。二人目だったこともあり、病院に着いて30分後には無事出産しました。

「耐えられない」と思った初産と楽な二人目

みおん(30代後半)


上の子の出産の時、陣痛と同時に、腰が割れるように痛くなり耐えられない程でした。病院に到着してから夫が腰を擦ってくれていましたが、腰の骨が折れてしまうかもしれないと思うくらいの激痛で、分娩室にも歩いて行けず、助産師さんに車イスで連れて行ってもらいました。

分娩室に入ってからも赤ちゃんがなかなか生まれず、最終的には吸引分娩での出産でした。出産後は嘘のように腰痛が治まりましたが、後陣痛が酷くお腹が痛くなり、痛み止めの座薬で乗りきりました。

下の子の出産時は破水から始まった出産でしたが、腰痛がまったくなく一人目とはまったく違い驚きました。正直、あの腰痛は二度とごめんなので、助かりました。

分厚いガラスをたたき割るよう

秋野栗子(50代)


40週目になってやっと生まれました。前日に健診を受けて、翌朝、陣痛など何も感じないのに大量に破水してしまいました。急いで病院へ行き、陣痛促進剤を投与することになりました。

最初はお腹がキューンと収縮する感じがしました。けれど波が来るたびに、お腹より腰が痛くなり、終盤は収縮と同時に骨盤が金槌で叩かれるような衝撃が走りました。例えれば、ガラスがピリピリとひび割れるような痛みで、近くに誰もいなくて耐えられなくで、点滴している自分の手でさすっていました。

時々様子を見に来る助産師さんがさすってくれましたが、すぐどこかへ行ってしまい、黙って痛みに耐えるしかありませんでした。もともと、腰痛持ちではなかったのですが、とにかく痛かったです。

その4年後、二人目を出産しましたが、その時はお腹の収縮感の方が強く、あの腰の痛みがまた始まると構えていましたが、まったく違ったお産になりました。

出産後もお腹大丈夫?と心配されましたが

あい(30代後半)


上の子の出産の時は、腰の痛みはそれほど感じなかったのですが、下の子の出産の時は出産前後を通して腰が痛かったです。

妊娠38週で出産しましたが、「陣痛が始まったかな?」と思った時はお腹の方が痛かったのですが、陣痛が進むにつれてだんだんと腰の方の痛みが強くなり、上の子の時はそんなこと思いつきもしませんでしたが、旦那に「腰をさすって欲しい」とお願いをしました。

出産後は毎日、主治医の先生が様子を見に来てくれるのですが、「お腹大丈夫?痛いよね?無理しないでね」と声をかけて下さいましたが、出産後もお腹が痛いと感じたことはなく、腰の痛みが我慢できずにナースコールを何度かしてしまいました。

陣痛で腰が痛い時の対処法

腰をマッサージ

陣痛で腰が痛い時の1番の対処法は、腰まわりをさすること、マッサージをすることです!
陣痛中はかなりの激痛なので、通常の力加減よりも強くないと効きません。テニスボールなどの道具を使うと、効果的にマッサージできるでしょう。

やはりマッサージにはコツがあるようで、筆者は分娩室で看護師さんにさすってもらっていた時が1番痛みが和らぎました。やはりプロは上手です。

しかしながら、陣痛中ずっと看護師さんにさすってもらう訳にはいきません。付き添いの旦那さんなどは看護師さんの手元を見たり、妊産婦さんにちょうど良い力加減などを聞くなどして、産婦さんの負担を和らげてあげてください。

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