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立ち会い出産の良し悪し

立ち会い出産てどうなの?ママパパのメリットとデメリット

立ち会い出産で臨む夫婦は全体の5割以上を占めます。パパになる自覚を目覚めさせるなど良い印象が強いですが、良いことがばかりではなくパパがトラウマになった方やママが恥ずかしい思いをするなど双方が納得するまで話さなければトラブルになることもあります。

立ち会い出産てどうなの?ママパパのメリットとデメリット

感動的な立ち会い出産!実際はどうなの?

皆さんは「出産」と聞くと、どんな印象を持ちますか?出産は命が生まれる瞬間で、とても感動的ですよね。
しかし、デリケートな面も併せ持つ立ち会い出産…「感動」と捉えられるかどうかはその時の環境や人にもより、痛みをこらえて一生懸命頑張る妻の姿に感動する人もいれば、血が苦手で怖く見える人もいます。

頑張って出産をする当事者としては怖いだなんて思われたらムッとしてしまいますよね。しかし、立ち会い出産で感動を共有!とは簡単にはいきません。
人によってはデメリットも発生してしまったという話もあるくらいなので、出産前にしっかり話し合いをしてから立ち会うかどうかを決めるべきでしょう。

立ち会い出産を選ぶ人はどれくらい?立ち会い出産を希望する理由

立ち会い出産について話し合う夫婦

皆さんは立ち会い出産についてどんな意見を持っているでしょうか?厚生労働省が支援する研究「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査」によると、2006年で夫が立ち会う出産は39%に対し、5年後の2011年では59%と増加していて「立ち会い出産をするべき」と考えている夫婦の比率が年々増加の傾向にあります。

立ち会い出産を選ぶ人の割合

では実際問題として、立ち会い出産をしている方はどの位いるのでしょうか?厚生労働省の調べによると、出産を経験した方の約50%の夫婦が立ち会い出産をしています。

立ち会い出産への意見についても、出産を見たところで何も変わらない、何も役に立たずにただ分娩室にいられたら逆に顔を合わせたくなくなる…などの意見もあり、「しない・したくない」という意見も「したい・するべき」とほぼ同程度あり意見は真二つに割れているのが現状です。

立ち会い出産を選ぶ理由

夜も立ち会い出産の議論が尽きない夫婦

一般的には、立ち会い出産をすることで夫にも父親としての自覚が芽生えるのでしたほうがいい、男女の関係から父親・母親の関係になることでより深い愛情で結ばれるなどとも言われています。

しかし、元々はその予定では無かったのに結果として立ち会い出産になってしまったという場合と、出産に立ち会う予定だったけど仕事などで立ち会えなかった場合もあります。必ずしも望んで立ち会いをした、あるいはしない結果とは言いづらいかもしれません。

立ち会い出産経験者の感想

出産を経験したうちの半数の人が立ち会い出産を選択しているようですが、実際に体験をしてみてどんな風に思ったのでしょうか?また、立ち会い出産をしたことによるメリット・デメリットをどの様に感じたのでしょうか?ここでは立ち会い出産を経験した方のご意見をご紹介します。

立ち会い出産をして良かった派!

立ち会い出産した家族

不安な出産…付き添ってくれると何より安心

立ち会い出産を選んでよかった!という妻の意見のなかで最も多かった理由が

「夫が一緒にいてくれるだけでも安心感がある」

妊娠期間中は、お腹の中の赤ちゃんが元気に動いてくれると嬉しく感じるママが多いようですが、いざ出産が近づくと、前駆陣痛から始まるお腹の痛みが徐々に強くなっていくにつれ「無事に出産できるのかな?」と不安は強まっていくばかり…。

そんな風に一人で出産への不安を抱えがちなとき、何もできないとしてもそばに夫がいてくれて、本陣痛・出産の際に手を繋いでいてくれたりするだけでも、女性として非常に安心感を得られるという気持ちはわかる気がしますね。声をかけてくれたり汗を拭いたり…と献身的なパパの姿にママは精神的にも助かるだけでなく、パートナーとしても見直してしまいます!

やっぱり感動!父性を刺激されます

また「これから二人の子を産むのだ」と、夫婦で強く気持ちを共有することが出来るという意見もやはり多いです。出産直後の産声を二人で最初に聞けるのは感動を受ける理由の様ですね!

わが子の誕生する何にも代えがたい瞬間、その場にいる…これは一生の思い出になりますし、立ち会い頑張るママの姿を見たパパは、育児への参加に積極的なイクメン傾向が高いのだとか…?パパ自身も出産に参加しているという共有意識を持つメリットは確かにあるようです。

立ち会い出産をして後悔

出産の方法について夫と話がこじれた妻

何をしていいかわからなさ過ぎて居ない方が良かった…

パパ側に最も多かった意見として苦しむ妻を目の前に、何をしていいかわからず

  • 苦し紛れにその日あった出来事を話し始めたり、その場の空気に合わない会話しかできなかった。
  • 「水分が欲しい」だけなのに、オロオロしてしまい看護師さんや助産師さんを呼んでしまう。

など、ひたすら慌てた挙句、分娩中の妻に「何もしないでいい(怒)」など半ば暴言を吐かれショックを受けた経験のある人もいるようですね。

壮絶な姿は見られたくなかった

恥ずかしいので立ち会い出産は避けたい妻

この他に、妊娠中はホルモンや体の変化により便秘がちになっているママも多く、お腹の赤ちゃんが体外に出るとき排泄物も一緒に出てしまい出産の嬉しさよりも、ぶつけどころのない恥ずかしい思いをした、という意見もあります。

お腹に力が入ってしまう分娩時ですからそれも含めての立ち会いになるわけですが、予備知識があっての立ち会い出産でも後悔を感じる方もいるようです。

汚物にまみれてしまっている自分や我が子を目の当たりにされるのはどうしても許容できない女性の気持ちも分からなくはない分「これからどうやって顔を合わせたら良いのか」という不安に発展する可能性を考えると、生半可な話し合いでの立ち会い出産は出来ませんね…。

ママの本音&パパの本音

立ち会い出産についてもう一度考え直す夫婦

立ち会いをしたい・してくれる気持ちは嬉しいけれど、

  • 分娩に必死で我を忘れる自分の姿を夫に見せたくない。
  • 胎盤や排便などで汚れている状態の自分と我が子を見てほしくない。

というのがママの本音としてあるようです。ただ、これも時間が経つと思い出になるという方も一定数はいるのも事実です。
お互いの理解をしっかりと固めた上で立ち会ってほしいというのがママの本音なのかもしれません。

一方、パパの本音はと言うと

  • 出産以降は妻が女性ではなく母親としか見られなくなってしまう。
  • 出血が多く、血まみれの状態の妻と我が子に加え、臭いがきつい。

という意見もありました。

普段は絶対に見せない姿を見せてしまう事で、

  • 女性として見ていた人が別の人に見える。
  • 出産時は血液が多く出てくるためグロッキーに見えてしまう。
  • 理想と現実のギャップにちょっとしたトラウマを抱えてしまった。

というパパの話も多いですね。
ママがどんな状態で、出産時どういうことが起こり得るかという事をしっかり認識した上で立ち会い出産に臨む必要がありそうですね。

立ち会い出産をきっかけにすれ違わないために

立ち会い出産のデメリットで多いのが、立ち会い出産をしたことがきっかけによるすれ違いです。「立ち会い出産をしていなかったら違う結果になったかも…」と後悔しても後の祭りです。それでは、すれ違いを生まない為にはどうすればよいのでしょうか。

立ち会い出産で生まれる夫婦の溝とは?解決しなければ第三者を

出産についての本音を話し合う夫婦

出産はママにとってもパパにとっても一大イベントです。ママパパ双方が自分の望む形を意見として主張しぶつかってしまうこともありますよね。

どうしても立ち会いたい!立ち会ってほしくない!という意見は、解決するのが難しい問題なのでママパパのどちらかが妥協するしかありません。
この結果どちらかの意見を優先して、どちらかが不満を抱えたまま立ち会い出産に挑むことで、夫婦間に溝ができてしまいます。

病院側の配慮で立ち会い出産はしないと伝えていたのにもかかわらず、強制的に夫を分娩室に入ってきて、結局立ち会い出産になってしまったケースもあるようです。病院と夫双方に対し怒りが生まれたママは出産後もずっと引きずってしまいますよね。

このようなすれ違いを避けるために、お互いの希望をしっかりと擦り合わせをした上で出産に臨みたいですね。夫婦で解決しなければ、両親や友人など第三者を交えて話しをするのも解決の糸口になりますよ。

パパとママが逆の立場ならどう思う?「恥ずかしい」と思うのは当たり前

夫に出産を見られたくない妻

パパは出産の瞬間をママと一緒に共有したいという善意の元、立ち会い出産を希望しますが、ママにとっては見られたくない部分が多いので拒否してしまいます。

ママは出産するとき大量の汗をかき、排泄物も出る可能性があることを知っています。出産の痛みで余裕がなくなる姿をパパに見られたくない気持ちが強くあります。
しかしパパは理解していても、自分が出産するわけではないためイメージが沸き難いです。

感動的な出産でも、パパの事が好きだからこその拒絶なので

  • 陣痛の間だけ立ち会う。
  • お腹より下は見えない位置にいてもらう。

などお互いの妥協点を見つけましょう。
「もし逆の立場ならどう思う?」と投げかけパパに真剣に考えてもらうことも大切です。どこまでなら譲り合えるか双方が納得できるまで話し合いましょう。

立ち会い出産を「怖い」と思う男性は多い

立ち会い出産で無事生まれた赤ちゃん

女性は月経などで血を見る機会が男性に比べて多いですよね。男性は血を見る機会が少ないので、「血」が苦手な方は意外と多いです。
テレビドラマや映画では大丈夫でも、実際に血を見ると貧血を起こす男性もいるほどです。

ママは自分の頑張りを見てもらいたい、可愛い赤ちゃんとの対面を共有したい、と思っていても、パパは「出産が怖い」と感じているかもしれませんよ。

立ち会い出産をして欲しいママはパパの気持ちもしっかりと考えなくてはなりません。

  • 分娩室の前で待っていてもらう。
  • 怖くなったら退室してもらう。

などパパの気持ちに寄り添った答えを出すのも納得のいく出産になりますよ。
無理にパパに立ち会ってもらった結果、出産シーンがトラウマになりママを女性として見てくれなくなるケースもあるので要注意です。

立ち会い出産前の確認事項

バースプランをヒアリングする看護師

立ち会い出産をするときに夫婦トラブルにならないための確認事項を紹介します。

1.夫と立ち会い出産について約束をする

いざ出産が始まってしまうとお互いに余裕がなくなります。あらかじめ、立ち会う・立ち会わない、出産時は何をするかなど具体的な約束を決めておくこと、その約束は人命に関わる病気やケガなどでない限り破らない様にすることでトラブルを防ぎましょう。

2.どちらかが消極的なら無理はしないこと

無理強いして立ち会いうとトラウマになり夫婦仲が悪くなることもあります。パパが育児にも積極的になれないなど今後の生活にも弊害が出る可能性もあるでしょう。
ママパパ双方の不満点を洗い出した上で、その不満点を解消・妥協できる点はないかを考えていきましょう。

3.病院側にも出産時の立ち会いについて話す

病院に立ち会い出産の意向を伝える妻

病院側にも、思わぬ配慮をされてしまいママが希望していた通りにやってもらえない、という心配もありますよね。そんな時のために、あらかじめ出産時に守ってほしい約束をバースプランに記入して病院側へ伝えましょう。
そうすることで出産時にママパパが慌てても助産師さんがバースプランを元にサポートしてくれます。
この他に、病院によってはへその緒をパパに切ってもらうという所もありますので、誰に・どの様に立ち会ってもらう・もらわないを病院に伝えておきましょう。

4.家族にも夫婦の意見を伝えた上で出産に臨む

出産は夫婦だけでなく、お互いの両親やご兄弟姉妹にとっても大きなイベントです。
最初に会うのが自分の両親だった、なんて悲しい出来事を避ける為にも連絡の順序や立ち会う時間などしっかりと計画を立てて、ご家族の理解を得ておきましょう。

立ち会い出産を台無しにしないママとパパの気持ちの捉え方

立ち会い出産をする意思を固めた夫婦

パパも初めての経験でどうしていいかわからない…。上手い立ち回りができないと分娩時には半ば迷惑な存在になってしまうかも知れません。
ママも余裕が無い時なので、思わず声を荒げてしまうこともあるでしょう。
大切な我が子の出産を素敵な思い出にするためのママとパパの気持ちの捉え方を紹介します。

じゃあパパはどんな風に声掛けをすればよかったのか?

出産のように強い痛みが身体を襲っているときは理性的に振る舞いにくいもので、分娩時も例外ではありません。
余裕が無いときに「がんばれ!」と声をかけられても「もう頑張ってる!!」と思う(言う)ママも少なくありません。

出産に集中したいのにこんな下手な声掛けされてイラついて集中できない!むしろ出産の邪魔!!なんていう、パパが聞いたらショッキングな意見もありますね。

パパは声掛けというよりもママのサポートに徹するのが良さそうですね。水分が欲しい時はサッと差し出す、ママが安心するように手を握っている、など献身的な姿勢がママの助けになりますよ。

ママは出産でパパのことまで気が回らない?

無事に出産を終えた妻と赤ちゃん

パパの的外れな応援も、何をすれば分からないけどとにかく励まそうという気持ちの表れです。悪気があっての事ではないのでママはイライラしないようにしましょうね。
結果として実母が一緒にいてくれた方がよっぽど役に立った!何て言わずに、分娩時に暴言を吐いてしまったら後できちんと謝りましょう。

立ち会い出産をする・しないはママパパ納得の上で決めよう

立ち会い出産を強引に進めるのだけはやめましょう。立ち会いたい理由、立ち会いたくない理由はお互いにあります。双方がしっかり理解した上で納得できるまで話し合いましょう。
立ち会い出産が元で夫婦仲が悪くなった、なんてことになると生まれてきた赤ちゃんがかわいそうですよね。

ママには何ができるのか、パパには何ができるのか、それぞれの役目をもう一度考え感動的な立ち会い出産を迎えましょう!