逆子の胎動の位置や特徴

逆子の胎動の感じ方・妊娠後期の胎動の位置や特徴と逆子の心配

逆子の胎動は普通と何が違う?妊娠中期までは逆子は珍しいことではありませんが、妊娠後期に入ってお腹の赤ちゃんが逆子だと不安になってしまうプレママが多いのも事実。逆子の胎動の位置や場所、痛み方など色々な角度から逆子のときの胎動の特徴の解説とともに、逆子対策も併せてご紹介します!

逆子の胎動の感じ方・妊娠後期の胎動の位置や特徴と逆子の心配

逆子の胎動の位置はどのへん?位置や痛みも違うの?

「あ、動いた!」とお腹の赤ちゃんの動きを感じられるようになるのは、おおよそ妊娠20週を過ぎたあたりからです。
今まではお腹の中で、本当に元気に過ごしているのか不安だったというプレママ達も、胎動によって赤ちゃんの様子を知ることが出来てホッとするのではないでしょうか?

しかし、妊娠中期から後期にかけては新たな心配事も出てきます。胎動の位置や痛みの感じ方によって、逆子ではないかと不安になってしまうのです。ほとんどの赤ちゃんは出産前までに、頭を下にするといわれていますが、ごく稀に逆子のままお産を迎えてしまうケースもあるのです。

そこで今回は、妊婦さんが気になる【逆子の胎動】について徹底リサーチ!逆子とはどのような状態を言うのか、また逆子の胎動の位置や痛み、逆子の直し方もご紹介していきます。

逆子で生まれるということ/胎動で逆子か否かは判断出来る?

逆子について勉強中の女性

「赤ちゃん逆子ですね。出産までにもとに戻ってくれるといいですね」と医師から言われると、病気ではないと分かっていても、何だか不安な気持ちもうまれてしまいますよね。そもそも、逆子とはどのような状態のことを言うのでしょうか?

逆子の定義

子宮内で赤ちゃんの頭が下を向かないで、頭が上、お尻が下になっている状態のことを指します。逆子は「骨盤位」と言われ、その状態を4つのタイプに分けることができるのです。

逆子の4つのタイプ

  • 足位(そくい):足先を子宮口に向けて、足を伸ばして立っているような状態
  • 複殿位(ふくでんい):赤ちゃんがひざを折り曲げている状態。体操座りのイメージ
  • 単殿位(たんでんい):体をV字に曲げている状態。両足は頭部側に上げている
  • 膝位(しつい):ひざ小僧を子宮口側に向けている状態。ひざ立ちしているイメージ

逆子は妊婦全体の3~5%

妊娠初期から中期にかけては、子宮内にゆとりもあるので、お腹の中の赤ちゃんはクルクルと日々体勢を変えています。そして、出産が近づくとともに次第に赤ちゃんの頭が重くなって、子宮口を向いてくるのです。

妊娠中期まではたくさんの赤ちゃんが逆子になったりなおったりの状態ですが、出産時まで逆子の状態が続くのは全体の約5%と少なくなります。後期までの逆子は少数派かもしれませんが、誰にでもおこりうることではありますから、あまり心配しすぎないようにしましょう。

逆子の胎動、普通と何が違うの?

バランスボールで体操中の妊婦

胎動はだいたい妊娠20週を目安に感じられるようになりますが、経産婦さんの中には15週ほどで気が付く人もいるようです。赤ちゃんが頭を下にした正常な胎位であれば、足をばたつかせたときにおへそ周辺で胎動を感じることが出来るでしょう。

胎動の感じ方も赤ちゃんの位置も個人差がありますので、絶対にこの位置で胎動を感じなければいけないという定義はありません。しかし、赤ちゃんの手足が子宮壁にぶつかって感じる胎動ですから、逆子と正常な胎位の赤ちゃんでは感じる位置や場所に違いが出てくるのです。

一般的に逆子の赤ちゃんの胎動は、おへそよりも下の位置で感じることが多いようです。

逆子経験ママに質問!どんな胎動を感じましたか?

実際に逆子を経験したママ、また現在お腹の赤ちゃんが逆子の状態である妊婦さんに、どのような胎動を感じているのかリサーチしてみました。

  • 膀胱を思いっ切り蹴られたような胎動を感じる
  • 明らかにおへそ周辺で胎動を感じない!
  • 足の付け根で、ごにょごにょと動くのを感じる
  • 下腹部を蹴られた状態が続くので、お腹が張りやすい
  • 膀胱を蹴られまくっている感覚がして、尿漏れもあった

初産婦さんは胎動を感じるのが初めてなので、位置や場所が普通とは違うことに気づきにくいのかもしれません。しかし、経産婦さんは、1人目とは明らかに違う胎動の位置に、違和感を覚えるという人も多いようです。
先ほど逆子には4つのタイプがあるとお話しましたが、胎位によっても胎動を感じる位置は変わってきます。

単殿位はわき腹の上、足位は膀胱付近、複殿位では骨盤周辺で胎動を感じるなど、同じ逆子でもさまざまなのです。

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逆子のリスクを知りたい!

お腹の中でスクスクと育っているのだから、逆子であろうとも問題はないのですが、それはお腹の中にいるときの話。出産時には逆子であることによりリスクが出てきてしまいます。

リスク1.足や腕が先に出てしまい、引っかかってしまうことがある

ママのお腹に耳を当てる兄妹

本来であれば、一番大きな赤ちゃんの頭が先に出て、その後に肩や手足がするっと出てきます。しかし、足位や膝位は足先やひざが先に、そして横位などの場合は腕が先に出てしまうケースも少なくありません

頭でない部分が先に出てしまうと、どのようなことが起こるかイメージできますか?
足やひざが先に出てしまうと、一番大きな頭部が引っかかってしまったり、腕は出たけれど肩が抜けないという事態を招いてしまう可能性があるのです。
頭が引っかかると赤ちゃんに相当な負荷がかかりますので、非常に危険な状態になることもあります。

リスク2.破水や臍帯脱出など赤ちゃんの命に関わるアクシデントが起きやすい

逆子の出産では、足や手などが先に出てしまうことによって「前期破水」を起こしてしまう可能性があります。

頭が下にある通常の状態では、破水しても子宮の入り口が頭でふさがれるので、羊水が一度に流れ出ることはありません。
0歳と4歳の現役ママである筆者の経験でも、夜用ナプキンで受け止められるくらいの羊水が、陣痛の度に流れ出てきた記憶があります。決して、バッシャーンと一気に流れ出た感じはしませんでした。

しかし、逆子の場合は子宮の入り口がふさがらないために、羊水の減りが早い傾向があるので、注意が必要です。

また、逆子の場合は「臍帯脱出」にも気を付けなければいけません。臍帯脱出とは、赤ちゃんよりも先にへその緒が出てきてしまうため、お腹の中の赤ちゃんにうまく酸素が供給されない状態になってしまうことです。そのため、十分な酸素が行き届かなくなった分、新生児仮死などの重篤な状態になる可能性は高まるのです。

リスク3.母体の負担が大きい

逆子は赤ちゃんだけではなく、母体にも大きなリスクがあります。通常ならば陣痛と共に赤ちゃんの頭が下がってきて、頭による子宮頚部の圧迫で子宮口が開き、どんどんお産が進んでいきます。
しかしながら、逆子の場合は頭で子宮頚部を圧迫することがないため、陣痛が弱くなったり、途中で遠のいてしまうケースがあるのです。

陣痛が長引いたり、一番大きな赤ちゃんの頭がなかなか出てこない状態が続くと、母体の体力が続かなくなってしまいます。出産は赤ちゃんだけが無事に産まれれば良いというわけではなく、母子ともに無事に終えることが最大の目標です。
ですから、逆子は母体にもリスクがあることをしっかりと理解しておきましょう。

逆子だと絶対に帝王切開なの?

「逆子=帝王切開」とイメージされる方も多いのですが、決してそのように決めつける必要はありません。お腹の赤ちゃんの状態や胎位によっては、医師との相談のもと、経腟分娩が可能になるケースもあります。ポイントは「赤ちゃんのお尻の位置」です!一体、どのようなことなのでしょうか?

赤ちゃんのお尻が下、足が上の場合は経腟分娩が可能な場合も

お腹を抱える臨月のママ

赤ちゃんの足やひざなどが先に出る場合は、肩や頭が引っかかってしまう可能性が高いため、経腟分娩が出来ない場合がほとんどです。
しかしながらお尻が下・足は上向きの単殿位であれば、お尻が先に出てきて、その後身体がスポッと抜けやすいので、正常な胎位よりはリスクはあるものの経膣分娩が可能とされることがあります

ただし、やはりハイリスク出産になるため、37週以降・赤ちゃんの体重が十分にあること・心拍が正常なことなど、いくつかの条件が揃った上で、医師が判断していきます。

臨月までに医師と相談しよう

「自然分娩がしたい!」「帝王切開なんていや…怖い…」と思ってしまう妊婦さんの気持ちも、すごくよく分かります。女性にとって、出産は人生の一大イベント!出来るだけ難なく進めたいですが、可能な限りは手術を避けたいものです。

分娩には母体の安全確保も非常に重要な項目となります。逆子の場合は、臨月前の妊娠33週くらいまでに医師に相談をして、どのような方法で出産をするのか決めましょう。
もちろん、自分の気持ちを医師に素直に伝えてもよいのですが、帝王切開は、母子の安全を確保するうえで必要と判断されるから行われるのである以上、最終的には医師の判断に従うことが大切。医師を信頼して、お任せするのが1番です。

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まだ諦めない!逆子の直し方

そのうち直るだろうと思っていた赤ちゃんの胎位・・・、そのまま後期に入り、出産が近づいてきたのに逆子の状態のままなら、正直焦ってしまいますよね。
「おーい!くるっと向きを変えないとだめだよ~」「べびちゃん。頭を下にしてみない?」と話かけてみたり、逆子が直るおまじないをインターネットで検索してみたりと、ママ達も必死になってきます。

妊娠後期になって、胎児の成長と共に子宮内のスペースが小さくなってくると、逆子が直りにくくなるので、妊娠中期までに直すことがポイントです。

以降では、世の中のプレママ達が実践していた【逆子の直し方】をご紹介!正直、試したからといって100%直るわけではありませんが、赤ちゃんがクルッと回転してくれる可能性がある限り、試してみるべきでしょう!ぜひ、参考にしてくださいね。

逆子体操を試してみよう!

バランスボールで逆子を直すママ

まずは、逆子体操を2種類ご紹介しましょう。体調と相談して、無理のない範囲で試してみてはいかがでしょうか?

胸と両ひざを床に!胸膝位(きょうしつい)

  • 床に、胸と両ひざをつけます。イメージは四つんばいになったあとに、腕の力だけをぐにゃんと抜いて胸は床、お尻は高く位置する姿勢です。
  • そのまま、お尻を上に突き上げます。天井からお尻を引っ張り上げられているようなイメージを持ちましょう。このとき、もし体勢がつらいときなら、クッションや枕、座布団などを敷いて、顔をうずめるような姿勢をとると楽になりますよ。
  • 体調と相談の上、10~15分ほど状態をキープ!お腹の張りなどを感じた場合は、すぐに楽な姿勢に切り替えてください。
  • お尻を突き上げる姿勢をキープしたら、そのまま身体の左側が下になるように、横になってください。

ブリッジのイメージで仰臥位(ぎょうがい)

  • 仰向けになります。
  • お尻を床から少し持ち上げます。そのとき、座布団や薄めのクッションなどを、お尻の下に敷くと体勢が取りやすいです。
  • その姿勢を8~10分ほどキープしてください。くれぐれも無理は禁物です!

以上、2種類の逆子体操をご紹介しましたが、試す前に医師に相談することをオススメします。切迫早産で安静指示を受けている人や、体調が優れないときには無理に行うべきではありません。

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冷え対策をしよう

暖かい飲み物でお腹を温めるママ

意外なことに、逆子の原因の1つに「冷え」があると言われています。
身体全体の冷えによって、子宮の内側が冷えてしまうと、赤ちゃんは居心地の良い場所を探して、血流の良い心臓の方に頭を向けてしまうというのです。

「妊娠中は身体を冷やしてはいけないよ!」と昔からよく言われたそうですが、もしかしたら冷えが逆子を招くということが、関係しているのかもしれませんね。

冷たいものは控える!常温か温かい飲み物

夏の妊婦さんは大きなお腹によって、いつも以上に暑さを感じてしまいがちです。そうすると、キンキンに冷えた炭酸ドリンクをたくさん飲んでしまったり、アイスやゼリーなど冷たい食べ物ばかりを口にしてしまうことが多くなるはずです。

しかし、冷たい食べ物・飲み物は身体を冷やしてしまうので、妊娠中は控えるべきです!出来るだけ常温か温かいものを取り入れて、身体の内側からポカポカにしていきましょう。

薄着をしないで、腹部や手足を温めよう

妊娠中は夏であろうと、冬であろうと出来るだけ薄着をしないように!夏はクーラーがガンガンに効いた室内で過ごすことも多いので、デフォルトで腹巻をしたり、ストールや羽織れるカーディガンなどを持ち歩いて冷え対策をしていきましょう。

冬場は、首・足首・手首(3つの首)を温めたり、ヒートテックインナーを着込むなどして、絶対に体を冷やさないようにする対策も必要です。

逆子でも不安に思うことはない!赤ちゃんを信じよう

赤ちゃんが逆子だと不安に感じてしまうプレママもいるでしょうが、お腹の中でスクスクと順調に育っているのであれば、心配しすぎることはありません!
逆子の場合は医師としっかりと相談をして、母子ともに無事に出産を乗り越えられるような方法を見つけていきましょう。お腹の赤ちゃんを信じて、ゆったりとした気持ちで日々を過ごしていくことが大切です。

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