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想像妊娠とは何が原因なのか

想像妊娠とは?脳の誤認による想像妊娠のメカニズム

想像妊娠とはどのような病気なのか、症状や原因、かかりやすい人の特徴、想像妊娠のメカニズムを解説します。想像妊娠にかかっている場合、基礎体温、妊娠検査薬の反応はどうなのか、いつからいつまで症状があり、どうすれば治るのか、特にベビ待ち中の女性は要注意です。

想像妊娠とは?脳の誤認による想像妊娠のメカニズム

想像妊娠とは、妊娠していないのに妊娠しているような症状が出る病気

想像妊娠とは、妊娠していない妊娠しているかのような症状が出る病気のことを言います。
想像妊娠は精神的な不安やストレスを抱えている人に多く、その中でもベビ待ちの女性や逆に妊娠したくないという不安を感じている人など妊娠に強い関心がある人で、神経質な性格の女性がなりやすい傾向にあります。

昔は、親からの「子供はまだか」というプレッシャーから想像妊娠にかかる女性が多かったのですが、最近ではそのような環境が減ってきたことや医学的な進歩により妊娠の診断が早めに出るようになったこともあり、想像妊娠の件数は減少傾向にあると言われています。
しかし一方で、出産の高齢化に伴い、「妊活」という言葉をよく聞くようになったように、妊娠に関心のある女性は多く、ベビ待ちの女性の中には毎月のように想像妊娠の症状が出る人や想像妊娠を経験した女性は少なくありません。

医学的には心身症の一種として扱われる

想像妊娠は、医学的には偽妊娠ともいわれ、妊娠していないにもかかわらず妊娠しているときに多く分泌される黄体ホルモンが分泌され、妊娠しているかのような症状が出ます。精神状態が体に変化を起こす心身症の一種です。

脳が誤認!?想像妊娠の症状とメカニズムとは?

お腹の子を大事にしているが実は想像妊娠の女性

想像妊娠の症状とは、妊娠したときと同じような症状が見られます。想像妊娠でよく見られる症状は下記のようなものがあります。

  • 生理が来ない
  • 胸が張る
  • つわりのような吐き気
  • 眠気やだるさ
  • 微熱
  • イライラ
  • 乳首の黒ずみ
  • 母乳が出る
  • おなかが出てくる
想像妊娠の症状|ベビ待ち女性を襲う精神的プレッシャー
想像妊娠の症状|ベビ待ち女性を襲う精神的プレッシャー
想像妊娠の症状とは?生理が止まったり、微熱が出たり、妊娠初期症状に似た症状が起こる想像妊娠。いつからいつまで続くのか、どうすれば治まるのか、想像妊娠の原因やベビ待ち女性が気を付けたいことを紹介します。

想像妊娠にかかりやすい時期は、生理予定日の前後から始まることが多いようです。また、症状はいつまで続くのかというと、ほとんどの場合は妊娠していないことを自覚すると症状がなくなります。
一般的に妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から判定が可能になるので、その時点で検査をして陰性になり、妊娠していないことを自覚すると、生理が遅れて始まるというケースが多いようです。

中には、検査の結果が陰性であっても、それを信じることが出来ずに妊娠していると強く思い込んでしまうことで、症状が進み、胎動を感じることや出血、陣痛などが起こるというケースも海外では実際に起こっています。
日本では、妊娠初期の段階で必ずエコー検査をするため、このようなケースはないようですが、海外ではエコー検査が任意の場合があり、出産予定日まで想像妊娠であることに気付かなかったということも起こりうるのです。

想像妊娠が起こるメカニズムは?生理が来なくなるのはどうして?

想像妊娠で生理が来なくなるのは、女性特有の黄体ホルモンが関係しています。通常、黄体ホルモンは排卵後に2週間ほど分泌され、分泌が終わると生理がはじまります。
しかし、妊娠していると思い込むことで、脳も妊娠しているという誤認し、妊娠中に多く分泌する黄体ホルモンを分泌します。黄体ホルモンが多く分泌されることで、生理が来なくなってしまうのです。

想像妊娠でお腹が大きくなり胎動を感じる理由は?

想像妊娠によって、お腹がおおきくなり、胎動を感じるという症状があります。なぜ、妊娠していないにもかかわらずこのような症状あらわれるのかというと、便秘が一つの原因ではないかとされています。

腸と脳は神経でつながっているため、脳がストレスを感じると、それが腸に伝わります。その影響で腸の機能が正常に動かなくなり、便秘を引き起こし、ひどくなるとお腹がぽっこり出てきてしまいます。
これを、妊娠したときのお腹の膨れと勘違いしてしまうのです。また、胎動を感じるのはなぜかというと腸の筋肉は収縮運動をしており、この運動を胎動だと勘違いしてしまうようです。

想像妊娠と妊娠の違い~症状・基礎体温・検査薬の反応~

妊娠検査薬に反応が無く想像妊娠を疑う女性

想像妊娠と妊娠の違いは、以下の2点です。

想像妊娠の場合は子宮の中に胎児がいない

妊娠すると分必されるhCGホルモンが想像妊娠では分泌されない

想像妊娠の症状と妊娠初期症状の違い

妊活・ベビ待ちの女性は、妊娠超初期症状などの知識がある場合が多く、体の変化に敏感になっているため想像妊娠になる可能性が高くなります。
想像妊娠になると、妊娠初期症状のような身体の反応が起こりますが、そもそも症状のみで妊娠を判断するのはとても難しいことです、なぜなら、妊娠初期症状は生理前症候群(PMS)とも症状がよく似ているからです。

生理前症候群(PMS)の症状は、生理前の2週間くらいに渡る高温期の間に下腹部痛やイライラ、憂鬱、ひどい眠気、めまい、肩こり、肌荒れ、むくみ、下痢や便秘、食欲が増す、食欲が落ちる、疲れやすいなどの症状が見られます。
このような症状は少しくらいならほとんどの女性に見られると思いますが、PMSであるかどうかという目安は、日常生活に差しさわりが出るかどうかということのようです。日常生活に支障が出るくらいつらいと感じているようなら、早めに婦人科を受診した方が良いでしょう。

妊娠超初期症状はこのPMSの症状や微熱が出て体がだるいなど風邪の症状と見分けが付かないことが多いのです。自分の身体の声に耳を傾けることは大切ですが、生理前の症状に毎月敏感になっていたら精神的にも疲弊してしまいます。妊娠したらこんな症状がある!と過敏になることは避けた方がよさそうです。

想像妊娠と妊娠初期症状の違いとは?想像妊娠の原因と予防
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基礎体温と測ることは想像妊娠の予防にも効果的

妊娠しやすい時期を見極めたり、体調管理にも役立つ基礎体温ですが、想像妊娠の予防という点でも効果的です。
一般的に基礎体温の変化は、生理がはじまってから2週間くらい平熱~低温が続き、その後排卵日がきて、翌日から高温期に入ります。高温期は約2週間です。妊娠をしている場合は高温期が3週間以上続きますが、想像妊娠の場合は2週間くらいで終わり体温が下がります。3週間以上高温期が続く場合は妊娠している可能性が高いでしょう。
基礎体温という妊娠への指針を持つことで、妊娠初期症状や生理前症候群(PMS)の症状に過剰に反応することが防げます。

もし妊娠していないのに高温期が続く場合は、「黄体存続症」という病気の可能性がありますので、病院を受診した方が良いでしょう。

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想像妊娠の場合の妊娠検査薬の反応

妊娠超初期症状があり妊娠検査をするベビ待ちの女性

妊娠検査薬は想像妊娠の場合は、陰性を示します。妊娠検査薬はhCGホルモンというホルモンを検出することで、妊娠しているかどうかを判定するのですが、想像妊娠の場合はこのホルモンが分泌されることはありません。

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想像妊娠か実際の妊娠が調べるのに最も有効な方法とは?

想像妊娠と妊娠初期症状は症状が似ているため、それだけでは判断するのは難しいでしょう。
妊娠しているか想像妊娠なのかの違いは、hCGホルモンが分泌されているかということと子宮の中に胎児がいるかという2点です。
これらを調べるために有効な方法が、妊娠検査薬の使用産婦人科でのエコー検査です。通常は病院へエコー検査に行く前に、自分で妊娠検査薬を試しますよね。

妊娠検査薬は想像妊娠の場合、陰性の反応をします。妊娠検査薬は、hCGホルモンを検出して陽性、陰性の判定を出します。
想像妊娠ではこのhCGホルモンは分泌されないため、検出もされません。
市販の妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後に判定可能というものが多いようです。それ以前であっても反応を示す場合もあるようですが、しっかりとした判定を出すためには生理予定日の1週間以降に検査をするようにしましょう。

想像妊娠になる原因となりやすい人の特徴

プレッシャーのあまり想像妊娠になってしまった女性

精神的なストレスや不安を抱えている人は、想像妊娠にかかりやすいようです。特に、妊娠することに強い関心がある、神経質な女性は想像妊娠にかかる確率が高くなります。

妊娠を過度に望んでいる人

妊活中やベビ待ちは想像妊娠になってしまう可能性が高くなります。子供が出来ない女性は過度に妊娠を期待しすぎて、ちょっとした妊娠の兆候のような症状が出ると一喜一憂してしまい、想像妊娠にかかりやすくなってしまうのです。
こうした気持ちをコントロールするということは難しいと思いますが、想像妊娠は基礎体温をつけることである程度予防が出来ます。また、プレッシャーを感じると、それが体を壊してしまう原因にもなるので、なるべくリラックスして夫婦仲良く過ごすように心がけると良いのではないでしょうか。

妊娠を過度に恐れている人

どうしても妊娠をしたくない女性も想像妊娠になってしまう確率が高くなってしまいます。
妊娠したくないという不安を感じていると、妊娠症状に過剰に敏感になり、ちょっとした体の変化にも不安を感じてしまい、想像妊娠になってしまうことがあります。
こういう場合は、原因を取り除かない限りは想像妊娠しやすくなってしまいます。妊娠を望まないのであれば、ピルを服用するなどして不安を取り除くようにすると良いでしょう。

動物や男性も想像妊娠をする?

想像妊娠しているゴールデンレトリバー

人間以外にも犬や猫、うさぎ、パンダなどの哺乳類は想像妊娠することがあることが分かっています。人間の想像妊娠は精神的な不安やストレスから想像妊娠にかかってしまいますが、動物の場合は違っており、ホルモンバランスが崩れることで起こります。
動物の想像妊娠も人間のように妊娠症状が出ます。想像妊娠の期間が短いと飼い主にはわからないくらいで終わってしまっている場合もありますが、飼い主にもわかるくらい長い場合は動物病院で診てもらった方が良いでしょう。

男性もごくまれにではありますが、想像妊娠をすることがあります。男性が想像妊娠になる場合の多くは、パートナーが妊娠している場合が多いようです。なぜ、男性が想像妊娠してしまうのかは、詳しくは解明されていませんが、パートナーへの思いが強い場合や、父親になることへの不安からホルモンのバランスが崩れ、女性ホルモンが多くなってしまうことで起こると言われています。
男性の想像妊娠の症状も女性と同じように、つわりや頭痛、腹痛などに悩まされるようです。パートナーの女性が出産することで、症状は治まることが多いようです。

想像妊娠は1人で悩まず、誰かに相談しよう

想像妊娠は、妊娠していないという診断が出て、自覚をすれば治る場合がほとんどです。それくらいではあれば、心配することはないでしょう。
毎月のように症状が出てつらい場合や症状が長引く場合は、婦人科を受診して相談してみましょう。それでも症状が治まらないようなら心療内科を紹介してもらって受診してみると良いかもしれません。
想像妊娠の症状がひどい場合は、一人で悩まずに、パートナーや専門家に相談しましょう。