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妊娠検査で心拍確認できる時期

妊娠何週で心拍確認とれる?できた・できないときの流産率

妊娠6週を過ぎると心拍確認できる妊婦さんがほとんど。だからこそ妊娠判明から心拍確認が取れるまでの間はなんだか不安な時期。心拍確認ができれば流産の確率が減ると言われていますが、心拍確認できた場合、できなかった場合の流産率はどれくらいか心拍確認方法や出血した場合の対処法などもご紹介。

妊娠何週で心拍確認とれる?できた・できないときの流産率

妊娠発覚後、心拍確認はいつからできる?/検査方法や流産率

妊娠検査で赤ちゃんの心配確認ができると、流産の可能性が減ると聞いたことがある妊婦さんは多いのではないでしょうか?しかし、心拍を確認できる時期は妊婦さんによって様々です。早い方だと妊娠5週から確認できることもありますし、遅ければ妊娠9週にやっと確認できたという方も。

もうそろそろ…という時期に心拍が確認できないと流産への不安が募ってしまうかもしれません。そこで心拍確認ができる週数や確認方法、流産の確率などについて詳しく説明しますので参考にしてみてください。

心拍確認は妊娠6週以降

心拍確認するママ

日本産科婦人科学会によると、心拍の確認は妊娠6週以降に確認できるとされています。
しかし心拍が確認できる時期には個人差があります。生理周期や排卵日によって、妊娠6週を過ぎても心拍が確認できない妊婦さんもいますので、心拍が確認できなくてもあまり心配しすぎる必要はありません。

心拍確認できると流産の確率が減少します!

全体の妊娠に対して流産の確率は年齢によって分かれており、34歳未満では15%、35~39歳になると17~18%、40歳以上になると25~30%と高くなります。
妊娠週数では6~7週目未満の胎嚢や心拍が確認されない時期の流産が70%を占めていると言われています。心拍が確認できれば流産の危険性は16〜36%まで減少し、妊娠12週頃まで無事に成長できれば流産の確率は1.5%まで下がると言われています。

心拍の確認方法と流産率

経腹エコーするママ

おなかの赤ちゃんの心拍を確認する方法は「経腟超音波法」と「経腹超音波法」の2種類あり、妊娠週数によって検査方法が異なります。
妊娠12週以降に行われる経腹超音波法で心拍が確認された場合の方が流産の確率がぐっと減りますが、逆に言うと12週までは妊婦さんにとってまだまだナイーブな時期だと言えます。

経腟超音波法(経腟エコー)

妊娠初期では赤ちゃんが小さすぎるので、指の太さほどの棒状の機器を直接膣内に入れる「経腟超音波法」で赤ちゃんの様子を調べます。早ければ妊娠5週から心拍確認ができる妊婦さんもいます。ほとんどの妊婦さんは妊娠6週頃には心拍を確認できると言われています。

しかし経腟超音波法で心拍が確認されても、その後の流産率は16〜36%とされているため、妊娠12週を過ぎるまで無理は禁物です。

経腹超音波法(経腹エコー)

妊娠12週を過ぎた頃から行われる「経腹超音波法」は、おなかの外側から機器を当てて赤ちゃんの様子を調べる方法です。経腹超音波法で心拍が確認できると、95~99%の確率で出産まで良好に進むと言われています。

胎児の心拍数

検診にいくママ

おなかの赤ちゃんは成長にともなって心拍数も変化します。妊娠初期の5週目頃は1分間に80回から100回程度が平均。妊娠10週頃になると1分間に170〜180回とピークを迎え、10週以降は減少していきます。

心拍数に異常があるときは?

妊娠初期に危険なのは、正常な心拍数よりも心拍が遅い「徐脈」が見られたときです。徐脈が認められると流産のリスクが高まってしまうため、妊婦さんは安静にする必要があります。
まれなパターンですが正常な心拍数よりも心拍が早い「胎芽頻脈」や、心拍が一定ではない「胎芽不整脈」を発生してしまう赤ちゃんもいます。

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心拍確認ができる妊娠初期の赤ちゃん&妊婦さんの様子

心拍確認ができる妊娠6週頃の赤ちゃんは、急激に体の重要な部位が作られる大切な時期を迎えています。妊婦さんの体にも妊娠に伴って体に変化が出始める時期。つわりを感じる方もいます。

妊娠初期の赤ちゃんの様子

妊娠4週になると、おなかの中の赤ちゃんには中枢神経と心臓が形成され始めます。妊娠5週頃には超音波検査で胎嚢が確認でき、妊娠6週頃になると胎芽も確認できるようになります。妊娠7週を過ぎた頃にはそれまで豆のような楕円の形をしていた赤ちゃんから手や足の形が見え始め、眼、耳、鼻、口も作られ始めます。

胎芽とは?

妊娠10週未満の赤ちゃんは「胎芽」と呼ばれます。胎芽期の赤ちゃんはまだまだ人の形をしておらず、人間としての構造も未熟。骨の形成が始まったり、器官が成熟したりすると「胎児」と呼ばれるようになります。

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妊娠初期の妊婦さんの様子

つわりがあるママ

妊娠2ヶ月になると妊娠の兆候が現れ始め、体が急激に変化する時期です。生理が止まり、基礎体温は高温状態をキープします。早い人ではこの時期からつわりが始まり、胸のむかつきや吐き気などが出る妊婦さんもいます。つわりがひどい場合は無理に食べようとせず、水分補給をしっかりとして食べられるものを口にするようにしましょう。

赤ちゃんは急激なスピードで体の基礎が作られている大切な時期なので、少しでも体の異変を感じ取ったら横になって休むなど、無理をしないように心がけましょう。

初めての妊娠検査は確実に心拍確認できる8週頃に行くのがいいと聞いたけど…?

インターネットの口コミなどで妊娠5〜6週頃に妊娠検査に行っても心拍確認ができないため、妊娠8週頃に行くのがおすすめと書いていることがありますが、それは間違いです。
産院を初めて受診するタイミングはあくまでも生理予定日から1〜2週間後が目安
確かにこの時期ではまだ心拍確認ができない妊婦さんもいるかもしれませんが、妊娠検査薬のチェックだけでは子宮外妊娠など危険な妊娠ではないか確認できません

赤ちゃんが無事に育っているかを医師にしっかりと判断してもらうためにも、早い段階で産婦人科を受診をするようにしましょう。

心拍確認できたら母子手帳をもらいに行こう!

母子手帳をもつママ

母子手帳を交付する時期は産院によって様々ですが、赤ちゃんの心拍確認ができて、妊娠が確定となったタイミングで「次回までに母子手帳をもらってきてください」と医師が指示を出してくれることが多いです。

母子手帳の申請方法は、住んでいる市区町村の窓口に行って「妊娠届」を提出すれば、その場でもらうことができます。妊娠届出書は窓口に置いてあったり、産院にて発行されたりします。
母子手帳は妊娠初期から小学校入学前までの期間、赤ちゃんとママの健康を記録するための手帳です。病院での検査記録や分娩の状況、産後の検査結果、成長の記録など、子どもの大切な成長の記録を残します。

心拍確認できなかった場合/流産の可能性

心拍は基本的に妊娠8週頃までには確認できると言われています。しかし排卵日がずれていた、生理不順や生理周期が長いなど、妊娠週数の数え方が異なっていたという原因から妊娠9週頃に心拍確認できた妊婦さんもいます。

妊娠7週で心拍確認できなかった…

病院

妊娠7週で心拍が確認できなかった妊婦さんもいるでしょう。この時期までには心拍が確認できる妊婦さんがほとんどなので、不安になってしまうかもしれません、しかし医師に問題がないか確認して、「心配いりません」と回答を得られたときは焦ったり心配しすぎたりしないように、心拍が確認できるまで気長に待つようにしましょう。
ですが、日常生活の中で不安や心配な出来事があったときには健診を待たずに受診してもいいでしょう。

流産の可能性

妊娠初期に流産する確率は約15%と言われており、6人に1人ぐらいの割合で流産が起こることになります。
妊婦健診では心拍確認の前に赤ちゃんが入る袋である「胎嚢」が確認されます。胎嚢が確認された後の流産の確率は約24%とされているので確率が低いとは言えません。

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流産の原因

妊娠初期の流産の原因の80%は染色体異常など、赤ちゃん側に原因があります。
おなかの赤ちゃんは細胞分裂をしながら人間の体の形を形成していきますが、もともと染色体や遺伝子に異常があるとうまく細胞分裂できません。その結果人間として育つための大切な器官が作られないため、赤ちゃんは流産につながってしまいます。
テレビなどで転倒、仕事のしすぎや運動などが原因で流産をするシーンを見かけることがありますが、この時期に妊婦さんの行動が原因で流産することはほとんどありません。

流産の兆候

染色体異常によって起こる流産は「稽留(けいりゅう)流産」と呼ばれていますが、特徴は流産の兆候がないことです。妊婦さんに自覚症状があれば気づくことができますが、稽留流産が行ったときも症状がなく、もしも赤ちゃんの心臓が止まっていても胎盤などは子宮に残っているため、つわりが続くケースもあります。また基礎体温も高いままが続く妊婦さんもいます。

出血があったけど…もしかして流産?

健診

妊娠中は子宮粘膜が充血して出血しやすい状態になっています。痛みを伴わない出血は比較的安全だと言われています。しかし流産の可能性がゼロというわけではないので自己判断はしないように気をつけましょう。出血が見られたときは早めに産院で診察してもらうことが重要です。

心拍確認できた!しかし妊娠12週までは慎重に

妊娠7週頃に胎児の心拍確認ができると流産の確率がぐっと下がると言われています。
しかし、妊娠12週頃まではまだまだナイーブな時期。経腟超音波法で心拍確認できた後の流産の確率は16〜36%だと言われておりゼロではありません。心拍が確認できても赤ちゃんが小さいままで育たなかったり、心拍が弱かったりすると流産してしまう可能性もあります。

切迫流産の兆候

安静にするママ

切迫流産とは「流産の一歩手前」という状態で、妊娠22週までの妊娠初期に起こりやすい傾向があります。
出血が続いたり、急に大量の出血があったりして気づくことが多いです。おなかの痛みを感じる場合もあります。切迫流産はサインに早めに気づくことである程度防ぐことができるため、少しでも体に違和感を感じたらすぐに産院で診察してもらいましょう。

切迫流産の原因

流産の原因は赤ちゃんと妊婦さんのどちらにも考えられますが、赤ちゃん側に原因がある場合がほとんどです。心拍が確認できても、妊娠12週までは特に大切な時期。体の不調を感じたら横になるなど、まだまだ無理は禁物です。

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赤ちゃん側の原因

初期流産の原因のほとんどは母体側ではなく胎児側の問題である「染色体異常」と言われています。受精卵に染色体や遺伝子の異常が偶発的に生じ、うまく細胞分裂ができなかったり、大切な臓器を作ることができなかったりして流産してしまいます。

妊婦さん側の原因

流産の原因のほとんどは胎児の染色体異常ですが、まれに妊婦さんの体が原因で流産を繰り返してしまうことがあります。1度流産することはめずらしくありませんが、流産を繰り返してしまう場合は妊婦さんの体質や子宮の形態異常から「不育症」と診断されることがあります。

不育症の原因は様々ありますが、血管に血栓ができやすく赤ちゃんへ栄養を送ることができないため赤ちゃんが育たない「免疫血液凝固異常」、子宮の形がハート型になっており子宮への血液循環が悪くなって赤ちゃんが育たない「子宮奇形」などが考えられます。

不育症かどうかは検査で調べられ、薬物療法や手術などを行うことで80%以上の人が赤ちゃんを出産できていると言われています。

切迫流産の治療方法

安静にする

医師から切迫流産と診断されたときは、妊婦さんは安静に過ごすのが治療方法の基本です。どのくらい安静にしておくかは妊婦さんの症状によっても異なるため、医師の具体的な指示に従うようにしましょう。妊娠初期の場合、投薬治療はあまり積極的には行われません。

なるべく横になる時間を増やし、体を温めたり、リラックスできる環境を整えて、おなかにたくさんの血液を送ってあげましょう。

妊娠して心拍確認ができなくても赤ちゃんを信じて待ってみて

母性本能が芽生え始めている妊婦さんにとって「赤ちゃんを守らなくては」という気持ちが働いて、心拍を確認できないと心配な気持ちが募ってしまいますよね。
しかし赤ちゃんはママのおなかの中で毎日少しずつ、一生懸命成長しています。流産は誰にでも起きる可能性があるものなので、不安に感じてしまうかもしれませんが、その不安が赤ちゃんに伝わってしまうかもしれません。

赤ちゃんの成長を信じて「次の健診では心拍が確認できるはず!」と、どっしりと構えて待ってみるものママになるための心の準備運動のひとつでしょう。健診まではバランスの良い食事を心がけ、夜はしっかり睡眠をとり、異変を感じたらすぐに横になるなどいつも以上に妊婦さん自身の体を大切にして、健やかな日々を送れるように心がけることが大切です。