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胎嚢確認時期と確認できない原因

胎嚢が確認できるのはいつ?胎嚢が確認できない意外な理由

胎嚢が確認できるのはいつ頃でしょうか?検査薬で陽性が出て産婦人科を受診するのはいつがいいのでしょうか?胎嚢が確認できる時期、もし胎嚢が確認できない場合に考えられる原因を解説します。また、胎嚢とは何か、胎芽、心拍とは何か、正常妊娠成立の条件と確定時期についても説明します。

胎嚢が確認できるのはいつ?胎嚢が確認できない意外な理由

胎嚢が確認できるのはいつ?妊娠確定の第一歩

赤ちゃんを望んでいる女性にとって妊娠はとても大きな喜びです。生理が遅れて妊娠を予感し、妊娠判定薬でチェック。陽性反応が出て万々歳ですよね。

でも実は、まだ妊娠が確定したわけではないのです。産婦人科を受診し、尿検査と超音波検査によって、子宮内に胎嚢(たいのう)という赤ちゃんが入っている袋があるかどうかを確認しなくてはいけません。
そして、胎芽と呼ばれる初期の胎児の姿と心拍が確認されてはじめて正常妊娠が確定します。検査薬で陽性反応が出ても、まだドキドキが続いてしまうんですね…。

胎嚢が確認されるのはいつか、胎嚢が確認できる時期と胎嚢の大きさ、胎嚢が確認できないときに考えられる原因について説明します。胎嚢とともに、正常な妊娠確定の条件である胎芽と心拍の確認についても解説します!

胎嚢が確認できる時期はいつ?

胎嚢が確認できる時期について検索する女性

一般的な妊娠検査薬は生理予定日1週間後(妊娠5週目)から判定が可能ですが、胎嚢の確認がとれる時期はいつからなのでしょうか?陽性反応が出て、すぐに産婦人科に行っても確認できるものなのでしょうか?
胎嚢の確認方法と確認できる時期について説明します。

胎嚢は超音波で確認

妊娠すると子宮内に胎嚢と呼ばれる赤ちゃんが入る袋が作られ超音波で見ると丸く黒い胎嚢が確認できます。
超音波検査の方法は経腹法(けいふくほう)と経膣法(けいちつほう)の2種類あります。
経腹法は超音波の機械をお腹に当てて見る方法で経膣法は超音波の機械を膣に入れて見る方法です。妊娠初期では子宮の中が鮮明に見えることと早い段階から使用できるとの理由で経膣法で胎嚢を確認することが多いです。

妊娠5週目前後に胎嚢を確認できる人が多い

生理の周期が正しければ胎嚢が確認できる時期は妊娠4週後半~妊娠5週目が一般的です。
生理の周期が正しいとは、生理の周期が長かったり、生理不順だったりすると自分が計算した妊娠周期と実際の妊娠周期にズレがあるからです。

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妊娠4週後半~妊娠5週目は生理予定日を1週間過ぎた頃になります。検査薬で陽性反応がでてからすぐに産婦人科を受診しても確認できるということですね。
胎嚢が子宮内に確認されたことによって、子宮外妊娠ではないということでひとまず安心される方が多いです。

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早い人だと5週目くらいからつわりの症状が現れはじめ今まで平気だった特定の食べ物の匂いで気分が悪くなったり無性に食べたくなる物ができたり、だるくなったり眠くて仕方が無くなったりなど体が妊娠しているのを実感します。

妊娠7週目まで胎嚢の確認ができなかった人もいる

妊娠検査薬が陽性反応だったので、すぐに産婦人科を受診したが、胎嚢が確認できなかったという人もいます。ですが、妊娠5週に確認されなかったからといって不安になる必要はありません。
妊娠反応はあるので、医師に「次の週にもう一度見てみましょう」といわれて再受診し、6週には確認される人がほとんどですし、中には胎嚢を確認できたのは7週目だという方もいます。
計算した妊娠周期と実際の妊娠周期にズレが生じていることもめずらしくありません。

胎嚢が確認できない4つの理由

胎嚢について詳しい産婦人科の看護師

超音波で見ても胎嚢が確認されないと不安になりますが、実はめずらしくないことなのです。その原因は以下の4つです。

1.受診する時期が早すぎた

市販の妊娠判定薬は生理予定日の1週間後から使用できますが、待ちきれなくて生理予定日当日にチェックしたり、生理予定日より前に検査のできる海外製の妊娠判定薬を使用し、陽性反応が出たのですぐに病院を受診。
この場合、妊娠4週目すぐに病院を受診したことになりますよね。気になって仕方がないのはわかるのですが、妊娠4週目では胎嚢が確認できないケースも多いです。
再受診になると費用もかかりますし、受診が早かったと頭では理解していても、胎嚢が確認できないと不安に駆られます。あまりに早く病院へ行くのはやめておいた方がよさそうです。

2.妊娠週数の勘違い

意外に多くの人がやってしまいがちなのが妊娠週数の勘違い。そして、妊娠週数の数えるのはいいのですが、自分の生理周期を考慮することを忘れてしまうこと。
妊娠週数は最後の生理の初日から数えますが、生理周期は人によって違うので生理の周期が25日の人と35日の人だと週数は1週間と4日も違います。また生理不順の場合、生理予定日なのに生理が1週間遅れていると思っていても、実際には遅れていないこともあります。5週目だと思って産婦人科に行ってもまだ4週目で胎嚢が確認できないこともあります。

そもそも最後に生理があった日を妊娠0日目として計算するのは28日を妊娠1ヶ月としているからです。この数え方は生理周期が長い場合、不規則な場合には当てはまらないのです。
35日周期で生理がくる女性は28日周期で生理が来る女性より排卵日が7日間遅れているため、超音波で見ると胎嚢が確認できないことがあります。次の週に受診すると胎嚢が確認されることも多いです。

産婦人科では、妊娠初期に超音波検査で胎児の大きさをもとに妊娠週数を再判定し、その結果として出産予定日が変更されることもあります。とくに生理の周期が不順な女性の場合には胎児計測による妊娠週数の判定は重要なのです。

3.子宮外妊娠

子宮外妊娠でショックを隠せない女性

子宮外妊娠とは子宮以外の場所で妊娠してしまうことをいい、妊娠した女性の1%が子宮外妊娠を体験したことがあるとされています。妊娠検査薬は子宮外妊娠でも陽性反応が出るので、胎嚢を確認することは子宮外妊娠の可能性を調べるという意味でも重要です。

子宮外妊娠は6週目頃までに子宮に胎嚢が確認されないことで可能性を疑われます。妊娠5週~6週目にお腹がチクチク痛くなったり、出血などの症状があることも多いのですが、まったく症状がない女性もいます。
子宮外妊娠をすると子宮の後ろ側の腹腔内に出血と思われる液体がたまってしまいますが正常妊娠でも子宮の後ろに少量の腹水がたまることがあるので正確な診断は腹腔鏡検査によって行ないます。

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子宮内妊娠の場合は卵管内に妊娠してしまうことがほとんどなので、卵管で赤ちゃんが成長し、卵管が破裂すると出血や激痛を起こしたりもします。子宮外妊娠は早期の発見・治療が必要です。

4.流産

妊娠の陽性反応はあるのに胎嚢が確認されない原因のひとつに流産があります。妊娠22週より前に妊娠が継続できなくことをいいます。
原因は赤ちゃんの染色体異常がほとんどです。ママが妊娠していると気づかずにアルコールを飲んだことやスポーツクラブで運動をしたことなどが原因で起こることはほとんどありません。

正常妊娠を確定させる「胎嚢」「胎芽」「心拍」とは?

胎嚢、胎芽、心拍について勉強する妊婦さん

妊娠周期が正しければ、一般的に胎嚢が確認されるのは5週目くらいでその約1週間後の妊娠6週目に胎芽や心拍が確認されます。
正常妊娠は胎嚢、胎芽、心拍が確認されたことによって診断されます。心拍まで確認されると8~11週に胎芽から胎児となり、赤ちゃんは手や足の判別ができるようになります。

胎嚢は赤ちゃんのお部屋

ママのお腹の中で赤ちゃんが正常に成長していると妊娠5週目で胎嚢は約16mm、妊娠6週目で約24mmと成長していきます。
胎嚢は毎日平均0.5~1mmずつ大きくなっていきます。胎嚢が平均より小さいからといって成長していないわけではなく個人差や医師の測定の仕方で多少の誤差が出ます。医師に胎嚢が小さいといわれると心配になりますがその後に胎芽と心拍が確認されれば赤ちゃんに問題ないことがほとんどです。

胎芽は胎児の前の呼び名

妊娠6週目頃に丸く黒い胎嚢の中に胎芽と呼ばれる白い米粒のような赤ちゃんの姿が確認できるようになります。
赤ちゃんはまだ成長過程ですが元気に動いているのが超音波でわかります。妊娠6週目頃に胎芽と一緒に卵黄嚢(らんおうのう)と呼ばれる小さな白い丸が胎芽の横に確認できます。赤ちゃんは胎盤ができるまではこの卵黄嚢の栄養で成長していきます。

心拍の確認ができたら妊娠確定

エコー写真で胎嚢を確認する医師

心拍とは赤ちゃんの心臓の拍動(動き)のことです。妊娠6〜9週頃までには、赤ちゃんの心拍が超音波によって確認できるようになります。エコーでは直接胎芽の一部が「チカチカ」と点滅しているように動いているのがわかります。心拍が確認できれば正常妊娠の確定となり、各自治体に母子手帳を受け取りに行きます。

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胎嚢の確認時期は個人差がある。心配せずに待ちましょう

妊娠初期はいきなりの体調が変わりナーバスになることもあります。
妊娠検査薬で陽性反応がでていても、胎嚢が確認されないと不安になりますよね。でも次の週に確認されることも多く、生理周期によって個人差があるのであまり心配しないでください。葉酸を多く含む食材を使用し、バランスの取れた食事を摂るように心がけましょう。

もし何か体調で痛みや気になる症状があった場合には、すぐに病院に連絡し受診することをおすすめします。