Loading

妊娠初期症状おりものの変化

妊娠初期症状のおりものはどう変わる?変化と身体の症状

妊娠初期のおりものはどう変わる?いち早く妊娠兆候を知るにも妊娠超初期と普段の生理前のおりものの状態に違いはあるのかを知り、おりものの症状から見る身体の変化を詳しくチェックしましょう!おりものは女性の身体の健康のバロメーター、おりものが教えてくれる大切なサインを見逃さないで!

妊娠初期症状のおりものはどう変わる?変化と身体の症状

妊娠初期症状のおりものの変化・生理前との違いは?

おりものとは膣内の粘液や膣壁の細胞の一部が混ざり合って出来た分泌物です。生理周期によって量や状態が変化していきます。排卵期は伸びが良く透明で水っぽい状態になりますが、排卵後は細菌が膣内に入らないように量も減り、粘り気のあるドロッとした状態になる人が多いとされています。

妊娠初期のおりものの変化はこのような生理前のおりものの変化とは少し違ってくるようです。妊娠初期のおりものはどのように変化するのでしょうか?

妊娠初期にはおりものが変化する?!

妊娠初期症状のおりものの変化を確認する看護師

妊娠初期のおりものの変化とは妊娠超初期から感じられる最も早い時期の妊娠によって生じる体調の変化の一つだといわれています。
妊娠直後にはすでに身体の中でホルモンバランスの大きな変化が始まっています。そのころから現れる妊娠を知らせるサインだといえます。

普段の「おりもの」の役割

おりもの自体は妊娠に関わらずに女性の子宮から分泌されるものです。子宮の出口である子宮頸管部から分泌されることで、バイ菌やウィルスが膣内に入る事を防ぎ清潔に保つ「自浄作用」の役割を持っています。

また、婦人科系の体の異常や病気を知らせてくれる大切な役割を持っています。子宮や膣に異常が起こるとおりものの色や量、においに変化が見られます。
おりものの急な変化を感じおかしいと感じた時は、病気との関連も考えられるので病院を受診しましょう。

妊娠初期のおりものの変化 量や状態はどのように変わる?

妊娠しておりものが変化し困惑する女性

おりものの変化には個人差もありはっきりとした事は言えませんが、妊娠を経験した人の多くはおりものに変化があったと感じていると思います。
どのような変化を感じているのでしょうか?

変化がおこる時期

妊娠によってのおりものの変化は、まだ自覚症状の少ない「妊娠超初期」から始まる重要なサインとなります。
妊娠初期とは妊娠0週0日~15週6日を指しますが、妊娠0週0日とは妊娠前最後の生理の初日をさしますのでまだ妊娠はしていません。

実際に妊娠を確認できるのは生理予定日の1週間後といわれています。その妊娠0週0日~4週6日を妊娠超初期とよびます。妊娠超初期症状は早い人で妊娠3週目頃から感じることもあるようです。

妊娠超初期症状チェックリスト20~妊娠かな?と思ったら~
妊娠超初期症状チェックリスト20~妊娠かな?と思ったら~
妊娠超初期症状をチェックしよう!妊娠兆候とされる症状20個をリスト化、症状はいつから出るのか、原因や気を付けたいことなど項目毎に詳しく解説、妊娠の有無を早く知る妊娠検査薬や無料アプリもご紹介。

妊娠初期のおりものの量

妊娠するとお腹の赤ちゃんを細菌から守るために、おりものの量は多くなり膣内は酸性に近づきます。黄体ホルモンのプロゲステロンが完全に胎盤が出来るまで活発に働き、子宮内膜内を妊娠に適した状態に保とうとします。
また、おりものの量が減ったという人もいますが、妊娠が安定してくると妊娠を継続させたり、産後の母乳を出す準備にも必要な卵胞ホルモンのエストロゲンが増え、エストロゲンの作用が働きおりものの量が増えるという人が多いようです。

妊娠初期のおりものの「質」

妊娠初期のおりものはサラサラとしたものだといわれています。
妊娠していない状態のおりものは少し粘り気がありますが、妊娠初期のおりものは量が増えるとともに粘り気が少なくなり、個人差はありますが水っぽく比較的サラサラになる事が多いようです。

妊娠初期のおりものの「色」

妊娠初期のおりものの色は妊娠超初期の段階で気が付く人が多いようです。妊娠していない状態でのおりものの色は、透明、うっすら白っぽい、ほんの少し黄色みがあるなどが一般的ですが、妊娠すると薄い白から白、クリーム色から黄色など全体的に色が少し濃くなったと感じているようです。

おりものの色も個人差はあるのですが、妊娠前と比べて少し違った色になる場合があるようです。

妊娠初期のおりものの「におい」

妊娠すると身体のホルモンバランスに変化があらわれます。妊娠していない状態の普段のおりものは、膣内の環境が酸性のため酸っぱいにおいを感じると思います。

妊娠すると酸性が弱まりアルカリ性へと変化するために無臭になったり、においが弱まると感じる人が多いようです

妊娠1ヶ月の体の変化や超初期症状と妊娠中の過ごし方
妊娠1ヶ月の体の変化や超初期症状と妊娠中の過ごし方
妊娠0週から3週にかけての妊娠1ヶ月のママの体に起こる変化や、妊娠を思わせる妊娠超初期症状と妊娠検査薬の使用時期の解説をします。妊娠中のママが気をつけたいことについても食事面を中心に解説します。

こんなおりものは注意が必要!

危険なおりものをノートにメモする妊婦さん

注意すべきおりものの状態として、色やにおい、質などの変化により見分ける事が出来ます。
おりものにより体の異常や病気を知らせてくれる大切なメッセージになりますので、以下の症状がみられる時は病院で診察を受けるようにしましょう。

おりものの「色」の異変に注意!

おりものの色が灰白色・濃い黄色・緑色に変化が見られた場合には感染症の可能性があります。茶褐色や黒色におりものの色が変化した場合にも注意が必要です。

出血が原因で変色してしまったおりものかもしれません。重篤な病気が隠れている可能性があります。また、おりものがピンク色に変化した場合にも不正出血を起こしている可能性が高いので受診が必要です。

妊娠初期のピンク色のおりものの原因として、子宮や胎盤の成長の速度がずれてしまったことによる出血の血が混じった場合や、検診の刺激によっての出血等も考えられますが、お腹の赤ちゃんが危険な状態にさらされている可能性もありますので、落ち着いて病院に連絡しましょう。

「におい」の異変に注意!

おりもののにおいが、魚の腐ったような生臭いツンとした強いにおいに変化した場合、また悪臭や腐敗臭を感じた場合には雑菌が繁殖して感染症にかかっている可能性や、膣内に異物が残っている可能性などが考えられます。
妊娠中の感染症の場合は生まれてくる赤ちゃんにも悪影響を及ぼす可能性があるため早期治療が大切です。

「量」の異変に注意!

おりものの量は女性ホルモンの分泌と深く関わりがあり生理の周期に沿って量が変化します。生理終了後はおりものの量は少ないですが、そこから排卵期に向けておりものの量が増えていきます。
このように周期によって量の変化がみられる場合は女性ホルモンの分泌が正常な証拠なので問題はありません。

ただし、おりものの量が多くなり減らない場合には感染症の可能性がありますので検査が必要です。感染や膣内に異物が残っている場合にもおりものの量が増えますし、妊娠中期以降で、ナプキンが必要なほどに下着がびっしょりと濡れる状態が続く場合や常に水のようなものが出ている場合は破水の可能性があるので早めに受診し確認するようにしましょう。

「状態」の異変に注意!

おりものの状態がクリームのようなおりものや、水のようなおりものであれば心配はありませんが、白くてカッテージチーズのようにポロポロしていたり、酒粕のような粒々の粉状のものが混じっていたり、細かく泡立った状態のおりものならば感染症の疑いがあります。

おりものの変化以外の症状として、陰部に痛みや痒みがあったり腫れなどの症状がある場合には、感染症により炎症を起こしている可能性があるため、早めに受診するようにしましょう。

妊娠初期におりものが変化する原因は?

おりものの変化には卵胞ホルモン「エストロゲン」黄体ホルモン「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが関係しています。
おりものが増える原因として黄体ホルモンの分泌とエストロゲンの作用が重なることでおりものの量が増えるのです。

プロゲステロンとエストロゲンと基礎体温

妊娠をしていない場合のエストロゲンは、排卵が近づくと分泌量が増え、排卵が終わると徐々に減少していくために排卵日付近のおりものに影響します。
また、プロゲステロンは排卵後から量が増え、生理前に急減するために排卵後のおりものに影響を与えています。生理前にはどちらも減少するためにおりものも減ってくるのですが、妊娠するとどちらも分泌量が増加するために、おりものの量が増えたりするなどの変化がみられるのです。

生理前と妊娠初期のおりもの 特徴を見分けよう!

妊娠かどうかをおりものから確認する産婦人科の医師

生理前と妊娠初期のおりものの変化はとてもよく似ていて分かりづらいのですが、一定の期間を経過すると少し違ってきたことに気付く人は多いようです。
おりものは個人差があるためはっきりしたことは言えないにしろ、このような「普段」との違いをサインとしてキャッチできれば、身体の変化にもいち早く対応できるきっかけとできるかもしれません。

生理前のおりものの特徴

排卵期のおりものは透明で水分が多くとろみがあり、一般的ににおいは強くありません。それが黄体期に入り白っぽくドロッとした粘り気のあるおりものに変化し量も減っていきます。

生理前になるとおりものの量はまた増え始め、においもきつくなりドロッとした粘り気のある白濁したおりものになります。おりものの量や色、粘りが一定せずに変化するのが特徴です。

妊娠初期のおりものの特徴

排卵期のおりものは妊娠に関係なく透明で水分が多くとろみがあり、においは強くありません。妊娠しているとホルモンの影響により、排卵後もおりものの量が増えていくようです。またおりものの色が少し濃くなったり、おりもののにおいが弱まったりします。

個人差はありますが、生理前のおりものがいつもと違っていたら妊娠兆候かもしれません。いつもの生理前のおりものの変化をしっかりと観察しておくと、妊娠初期のおりものの変化を感じやすくなるかもしれません。

妊娠中は感染症に気を付けて!病気のおりものの状態をチェック

おりものの状態から感染症の有無を判断する医師

妊娠中は免疫力の低下やホルモンバランスの変化から感染症にかかりやすくなります。感染症の影響でおりものに変化が見られ感染症に気が付く場合もあります。

気になるようなおりものの変化や体の症状が見られた場合にはお腹の赤ちゃんへの悪影響にならないように、早めに病院を受診するようにしましょう。

カンジダ膣炎

ガンジタ膣炎の症状は、痒みよりも先におりものが変化します。カンジタ真菌という細菌は、もともと皮膚や体の中に存在するカビの仲間で、体調の変化などで増殖して起こる症状です。

妊娠中はつわり等で体力が落ち、体温が上がる事で汗をかき蒸れやすくなり、膣内が酸性からアルカリ性になりおりものの量が増えるなど、妊娠中の当たり前の変化が、カンジタ菌にとって増殖のきっかけとなってしまうのです。

おりものの状態

・ポロポロとカッテージチーズのような状態になります。
・粒々が混じっている酒粕のような状態になります。
・目立ったにおいはなく、おりものの量が多くなります

その他の症状

・外陰部の痒みが出てきます。
・外陰部の皮膚が赤く腫れてきます。
・外陰部の皮膚に発疹が現れます。
・炎症の場所によって、排尿痛があります。

妊娠中にカンジタ膣炎になったからといってお腹の赤ちゃんへの影響はありません。しかし、治療せずにそのままにしておくと、出産時に産道から赤ちゃんへ感染する危険性が出てきます。
カンジタ真菌に感染してしまった赤ちゃんは、舌にびっしりと白いカビが生えてしまう鵞口瘡(口腔鵞口瘡)皮膚炎になってしまう場合があります。

予防法として、体力を落とさないように生活することがとても大切です。栄養のあるバランスの良い食事と疲れた時はゆっくりと体を休める事、また、通気性が良く汗を吸収しやすい下着を着用するようにして、熱のこもりやすいガードルや締め付けの強いスパッツ・レギンスは避けるようしましょう。カンジタ膣炎の症状がある場合は、恥ずかしがらずに病院で治療を受けましょう。

トリコモナス膣炎

トリコモナス膣炎は、トリコモナスという原虫が原因となり起こる感染症です。男性は無症状の場合が多いですし、共同トイレの便座やお風呂場、プールや温泉など水の多い場所で感染してしまう場合もあるため、気が付かないうちに感染していた…なんてコトも多いのです。

おりものの状態

・黄色みのかかったクリーム色のおりものに変化します。
・細かく泡立ったようなおりものに変化します。

その他の症状

・排尿時の不快感や痛みを感じるようになります。
・患部に強い痛みを感じるようになります。
・患部に灼熱間を感じるようになります。

トリコモナス原虫が女性の膣内に侵入してしまうと粘膜上に寄生して、膣表面で分泌されるグリコーゲンを餌にしてどんどん増殖し、膣内のバランスを保っている他の常在菌の活動を抑制し炎症を引き起こします。
下着に付いたおりものの変化で気が付く事がほとんどですが、我慢できないほどの痒みや灼熱感が現れる場合があります。

妊娠初期にトリコモナスの症状が現れた場合は、妊娠前から感染していた可能性があります。抵抗力や体力の低下、妊娠中の体の変化により活動していなかったトリコモナスの原虫が活発に動き出すことも考えられるので、気がついたら治療するしかありません

妊娠初期の内服薬の投与は胎児奇形を起こしてしまう可能性があるため、膣から投与する膣錠のみの治療になりますので、必ず妊娠していることを伝えましょう。妊娠中期に入るとお腹の赤ちゃんの命にかかわる危険性が高くなります
また、後期では前期破水の原因や出産時の赤ちゃんへの感染などのリスクもたかくなります。

トリコモナスの原虫は自然治癒では全滅することはないとされてます。症状がみられる場合は必ず病院へ行って、完治できるように治療しましょう。

細菌性膣炎

細菌性膣炎とはカンジタやトリコモナスなどの特定の病原体によっておこる膣炎とは違い、膣内の常在菌の乳酸菌がなくなり、代わりに酸素を嫌う悪玉菌が増えた慢性の状態をいいます。

ホルモンのバランスの変化により自浄作用が低下すると、大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌などの様々な一般細菌が通常以上に増加してしまい、外陰部と子宮をつなぐ膣内で増殖して炎症を起こしてしまうのです。

元々膣内で生息している常在菌が原因となることから「非特異性膣炎」とも呼ばれ、膣炎の症状をさほど伴わない、さらに奥の方への感染につながるものも含め「細菌性膣症」と呼ばれます。

おりものの状態

・おりものから生臭い悪臭がすることがあります。
・おりものの色が灰色っぽく変化します。
・おりものの量がふえます。

その他の症状

痛みや痒み、排尿時の違和感や微熱などの症状もありますが、自覚症状が現れないことも多く感染者の約半分は無症状だといわれています。しかし、痛みや痒みなどの自覚症状がない場合でもいつもと違うと感じた時には病院を受診しましょう。

女性であればだれでもかかる可能性がある女性特有の病気ですが、妊娠中に細菌性膣炎にかかるとお腹の赤ちゃんを包んでいる3層の膜のうち、絨毛膜と羊膜に炎症が起こる病気「絨毛膜羊膜炎」になりやすく、早産の確率が何倍にも高くなってしまうといわれています。
ストレスをためずに清潔で規則正しい生活を送ることが予防にもつながります。

おりものが教えてくれる身体の変化

妊娠を心待ちにしている人にとって妊娠検査薬よりも早く、おりものの変化で妊娠の可能性を見つけられるのはとてもうれしい事だと思います。おりものは身体の変化や、病気や異常などを知らせてくれる身体からの大切なサインなのです。
普段からおりものの状態を観察しておけばすぐに身体の変化などの大切なサインに気が付くことが出来るかもしれません。

妊娠により免疫力の低下やホルモンのバランスの変化から感染症にかからないとは言い切れません。お腹の赤ちゃんを守るためにも、おりもののからの大切なサインを見逃すことのないようにしましょう。