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帝王切開の痛みの期間と対処法

帝王切開の痛みはいつからいつまで?術後の痛みの期間

帝王切開は、いつからいつまで痛みがあるの?どのくらいで回復するの?不安でいっぱいですよね。備えあれば憂いなし。痛みとその対処法を知っておくことで不安を解消し、寝方などを工夫して産後の痛みを軽減させましょう。

帝王切開の痛みはいつからいつまで?術後の痛みの期間

帝王切開の痛みはいつからいつまで?期間と対処法

年々増えている帝王切開での出産は、陣痛がないから自然分娩より痛くないだろうと思わる方もいますが自然分娩とは違う痛みが伴います。
帝王切開の痛みは、主に麻酔をする時の痛み、次に、切開と出産時の痛み、術後の麻酔が切れたときの痛み、抜糸の痛みなどです。こんなに痛みがあるの?どれだけ痛いの?いつまで痛みが続くの?と不安になるママもいますよね。

それぞれがどのような痛みで、いつまで続くのか、そんな痛みについての不安を解消します。痛みには、個人差があります。個人差を考慮して、痛み止めの活用法、痛みを和らげる寝方など回復するまでの対処法を紹介します。

帝王切開とはお腹を切開して直接赤ちゃんを取り出す手術

帝王切開の術後の痛みを知りたい妊婦

帝王切開とは、お腹を切開して、子宮から赤ちゃんを直接取り出す出産方法です。主に、逆子などの理由から事前に予定されている「予定帝王切開」と、緊急に行われる「緊急帝王切開」の2種類があります。
予定帝王切開の場合は、一般的に前日入院して、説明を受けられます。出産の時間が決まっているので、比較的準備しやすいですよ。

緊急帝王切開の場合は、何らかの事情で母子の安全を考慮して緊急で行われます。緊急のため身内の許可が取れ次第、最小限の説明の後すぐに手術に入ります。
切開の方法も異なり予定帝王切開の場合は横に、緊急帝王切開の場合は縦に切開することが多いようです。
お腹を切開して2~3分で赤ちゃんが生まれ、その後縫合して30分から1時間で終了します

帝王切開の痛みは産後2週間ほどで和らぐ

出産後の痛みが徐々に和らいできたママ

帝王切開の痛みは、麻酔をするときから産後数日まで続きます。個人差がありますが出産後1日~2日がピークでその後2週間ほどで和らいできます。
痛みには、以下の5種類があります。

麻酔の痛み

麻酔には、主に2種類あります。局所麻酔と全身麻酔で、それぞれ痛みが異なります。局所麻酔は、手術をする部分だけ痛みを感じないようにする麻酔です。これは、腰や背中のあたりに長めの針を刺して麻酔をするため腕にする注射よりも痛みを感じる人が多いです。
麻酔科の医師にお願いするほうが、痛みが少ないと言われています。痛みに弱い方は、できるだけ麻酔科の医師がいる病院を選びましょう。

また、局所麻酔の前に皮膚麻酔をすることで、針を刺すときの痛みを和らげることができるそうです。痛みに弱い方は、相談してみましょう。
一方、全身麻酔は点滴によるものですぐに効いてきます。全身麻酔は「緊急帝王切開」の場合が多いようです。
痛みとは別に、麻酔による副作用で低血圧になり、吐き気をもよおす人もいるようです。

手術中の痛み

麻酔が効いているため特に痛みはありませんが中には出産時に皮膚を引っ張られている感じがする人もいるそうです。
また、麻酔の効きが悪く切開の際の痛みを感じる人もいるそうです。この場合は医師に相談してみてください。痛み止めや麻酔の追加などで対処してくれる場合があります。

麻酔が切れてからの痛み

お腹が痛くて座り込んでしまった女性

手術後2、3時間で麻酔が切れるためその後激痛があり痛みのピークとも言われます。はじめは傷口が痛み動くとさらに痛みが強くなります。
しだいに「後陣痛」と呼ばれる子宮が戻ろうとすることによる痛みが伴いはじめます。これが激痛で力を入れることも動くこともできないくらいの痛みです。

抜糸の痛み

最近は溶ける糸を使用することが多いので、その場合は抜糸の必要はありません。溶けない糸を使用した方は抜糸をしますが痛みはそれほどありません。人によってはつっぱる感覚があるそうです。

術後の痛み

傷口の痛み後陣痛の痛みともに2日目、3日目と少しずつ和らいでいき赤ちゃんのお世話もできるようになります。

ほとんどの方が痛みは1ヶ月もすれば無くなりますが中には数年程度生理前や天候によって痛みが出る人もいるようです。

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帝王切開の痛みと痛み止めの活用法

術後の痛みを和らげる痛み止め薬

痛み止めには内服薬のほかに座薬や筋肉注射などがあります。また局部麻酔の中でも硬膜外麻酔をした場合、硬膜外腔というところに短い管を残すのですが、術後2、3日はその管から麻酔を入れ、痛みを和らげることもできます。

痛むのはしょうがないと我慢せず痛み止めを処方してもらいましょう。術後すぐは痛み止めが効かないこともあり、その場合は医師に相談してください。
痛みが強くなる前に飲むほうが効くので早めに飲むことをおすすめします。

母乳をあげるのにお薬を飲んでも大丈夫?と不安になる方もいらっしゃると思いますが、そのことも考慮した処方をしてくれますので安心して大丈夫です。

なるべく動くようにすることで、術後の痛みを早めに和らげることができるため我慢せずうまく活用しましょうね。

帝王切開後の痛みを和らげる寝方・起き方

寝方を工夫して出産後の痛みを軽減する女性

仰向けだと皮膚がひっぱられる感じがすることがあります。横向き、うつ伏せが痛みを感じ難い寝方です。同じ姿勢を続けていると痺れてくるのでクッションを使うなどして無理のないよう適度に寝返りをして寝方をかえましょう

痛みを強く感じるのは起きるときです。腹筋を使うと痛みが激しくなるため無理に起き上がろうとせずにベッドのリクライニングをうまく活用したり、看護師さんに支えてもらったりして、ゆっくり起きると痛みを軽減させられますよ。

帝王切開後の痛みの原因は後陣痛

出産後2~4日間は強い痛みを感じることがあります。これは、傷口の痛みというよりも「後陣痛」という子宮が収縮するときの痛みで子宮が元に戻ろうとする生理現象によるものです。
切った傷口は、引っ張られているような違和感や少しの痛みがある方から、ズキズキ痛む方まで個人差があります。

強い痛みが落ち着いた後は生理痛のような痛みが伴います。子宮は、約1ヶ月かけて元の大きさに戻るのでこの痛みが2週間くらい続く人もいます。

帝王切開の痛みを軽減するためにできること

とにかくゆっくり慎重に動くことです。お腹に力を入れたり、激しく動いたりすることで強く痛みます。あまりお腹に力を入れなくていい体制を保ちつつ、ゆっくり動くと痛みを感じ難くなります。

痛みを我慢してじっとしているよりも痛み止めを飲み、少しずつ体を動かすほうが血栓予防になり子宮の戻りも早めてくれるので結果的に痛みが早く和らぐことになります。
特に腰あたりを温めたり、アロマを用いたりすることでも痛みが軽減します。

切開方法により痛みに違いがある

帝王切開の手術について説明する看護師

帝王切開には縦切開と横切開があります。切開の方法でも痛みが異なるようです。お腹には腹直筋があるのですが縦切開だと左右に切り分けられるため横に切断するよりも痛みが出にくいと言われています。

見た目の綺麗さでは横切を希望する人もいるようですが痛みに弱い方は、縦切開の方がいいかもしれません。ただ切開の方法は「予定帝王切開」なのか「緊急帝王切開」なのかでも異なります。
「緊急帝王切開」の場合は、安全を優先して縦切開が多いです。

痛みは一人目よりも二人目の方が強いとも言われているので一人目を帝王切開で出産していると、子宮破裂などのリスクを考えて、帝王切開をすすめられることが多いようです。ただ必ずということはないようですので医師と相談してみましょう。

帝王切開も立派な出産方法!自信を持って臨みましょう

帝王切開は、年々増えている出産方法です。5人に1人は、帝王切開とも言われています。それにもかかわらず普通分娩よりも痛みが少ないというイメージを持たれています。
痛みがあるからといって不安がらず、適切な対応をすることで体への負担を軽減させられます。また、痛みには必ず終わりがあります。怖がらず自分らしい出産をしてください。

緊急帝王切開で出産された方の中には、自然分娩で出産できなかった自分を責めてダメな母親だ、と思う方もいるようですが帝王切開も立派な出産です。あなたが命懸けで出産したことに変わりありません
出産のことで、自分を責めるとその後の育児にも影響が出ると言われています。決して責めずに母としての誇りを持ち育児に臨みましょう。