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妊娠8ヶ月体の変化と胎児の様子

妊娠8ヶ月、赤ちゃんの様子と体の変化|妊婦さんの健康管理

妊娠8ヶ月の胎児の様子、妊婦さんの体調変化から見る健康管理方法は?お腹がどんどん大きくなる妊娠8ヶ月、胎児は出産に向けて赤ちゃんらしい体型になり胎動も力強くなります。ママは重たくなるお腹の影響で後期つわりや動悸が起こり運動不足に…妊娠8ヶ月の妊婦さんの体重増加の目安など解説

妊娠8ヶ月、赤ちゃんの様子と体の変化|妊婦さんの健康管理

妊娠8ヶ月の妊婦さんのからだの変化と体重管理、お腹の張り

妊娠8ヶ月の妊婦さんのからだの変化と体重管理、お腹の張り

妊娠8ヶ月目から、いよいよ『妊娠後期』に入ります。この時期の妊婦さんのからだには、どのような変化が見られるでしょうか?
体重増加の目安と体重を適性値に管理するポイント、お腹の張りについても見ていきましょう。

体の変化の様子

出産に向けて体は大きく変わっていきます。ホルモンの影響等から、味覚が変わることもあります。

動悸や息切れが頻繁に起こる

動悸や息切れ

血液量が妊娠する前と比べて1.2~1.5倍に増えていますので、血圧が高くなり、ちょっと体を動かすだけでも動悸や息切れを感じるようになります。
このような症状を防ぐためにも、体調が悪いときは無理をせず、体を充分に休ませることが必要です。

また、血液の増加に合わせて鉄分量もしっかりと摂取していないと、鉄欠乏性貧血になってしまい、めまいや立ちくらみを起こすこともあるでしょう。不足しがちな栄養を補給するためにも、妊娠中でも安心して服用できるマルチビタミンや鉄分、カルシウム等のサプリメントを利用するのも良いですね。
どのようなサプリメントを選んで良いか分からないときは、定期健診時に担当の医師に相談したり、薬局の薬剤師に相談したりしましょうね。

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後期つわりが見られることも

後期つわり

大きく成長した子宮に胃が圧迫され、むかつきや吐き気、胃痛などの症状が感じられることもあります。また、胃の圧迫のために、お腹が空いているのに食事をするのが辛くなることもあります。このような症状を『後期つわり』と呼び、胎児が子宮口に下がる妊娠9ヶ月目まで続くことも少なくありません

妊娠8ヶ月目は胎児の体が大きく成長する時期ですので、胃に不快感を覚えても、食事をまったくしないというわけにはいきません。無理をしない程度に少量ずつに分けて、低脂肪かつ低塩分の栄養豊富な食事を食べるようにしましょうね。

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便秘や痔が悪化する

便秘や痔が悪化

妊娠8ヶ月ともなると、お腹も大きくなってひとつひとつの動作が大変になり、どうしても動きが緩慢になってしまいます。結果、慢性的な運動不足になりやすく、便秘症状が悪化することも。お腹を圧迫しないように注意しながら、ストレッチやヨガのポーズを自宅でしてみるのも良いかもしれませんね。

また、大きく成長した子宮が直腸を圧迫することでも便秘症状が悪化します。排便時にいきみすぎて切れ痔になることもありますので、普段から水分を多めに摂取したり、食物繊維が豊富な食材を積極的に摂りいれたりするようにしましょう。

痔になったときは、症状を長引かせないためにも、外用薬や内服薬による治療を受けることがオススメです。痔は妊婦に良く見られる症状ですので、産婦人科医でも定期健診時などに相談に乗ってくれます。適切な医薬品を処方してもらうことができますよ。

甘いものが食べたくなる

甘いものが食べたくなる

普段は甘いものが苦手な方でも、妊娠後期になると味覚が変わって、急に甘いものを食べたくなるということがよくあります。これはお母さんが摂取する糖分が、赤ちゃんの栄養として優先的に胎盤に送られるために、お母さん自身の体が糖分不足するために見られる現象です。体が糖分を欲している反応でもありますので、無理に我慢したりせず、適度に甘いものを食べる分には問題ありません。

ただし、食べ過ぎには注意しましょう。妊娠後期は体重が増えやすい時期でもありますので、本能のままに甘いものを摂取していると、急激に体重が増加して、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病に罹患するリスクも高まってしまいます。
また、ホルモンの影響から、妊娠中は普段よりも虫歯にかかりやすくなっています。甘いものを食べたあとは、しっかりとデンタルケアを行いましょう

特に洋菓子には注意が必要です。シュークリームやクッキー、ショートケーキなどの洋菓子は、糖分が多いだけでなく脂肪分も多く含まれるため、高血圧の一因になってしまいます。甘いものを食べたいときは、脂肪分が少ないゼリーや和菓子、フルーツなどを選択するようにしましょうね。

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体重増加の目安・体重管理のポイント

体重増加の目安・体重管理のポイント

体重が増加し過ぎると難産になるリスクが増加するだけでなく、赤ちゃんの体調や成長にも良くない影響を与えてしまうため、体重の増加率を適性にキープすることもお母さんの務めです。

体重の増加率は妊娠前のBMI値から割り出します。妊娠前の体重を身長(m)の2乗で割った数値がBMI値となり、この数値が妊娠前はやせ型だったか肥満型だったかの指標となります。

BMI計算式

BMI=妊娠前の体重(kg)÷{身長(m)×2}

妊娠前の体型により、妊娠8ヶ月にどの程度体重が増えているべきかの目安は違います。妊娠前にやせ型~標準型だった方は+5~8kg、肥満型だった方は+3~5kgが理想ですので、太りすぎていないかこまめにチェックしましょう。

妊娠前のBMI値と妊娠8ヶ月の体重増加率

  1. 25以上【肥満型】・・・・・・+3~5kg
  2. 18.5以上25未満【標準型】・+5~8kg
  3. 18.5未満【やせ型】・・・・・8kgくらい

1週間に500g以上増えるのはNG

基本的には、1週間に体重が200g~300g増えるのが理想的です。この時期の赤ちゃんの体重も1週間に200gほど増えていますので、赤ちゃんの成長に合わせた体重増加が望ましいですよね。
1週間に500g以上増えてしまったときは、食事を見直して、太りすぎないように注意しましょう。

玄米や雑穀などよく噛むものを食べる

ご飯が好きな方は、白米ではなく玄米にして、よく噛んでゆっくりと食べるようにするなどの工夫をしてみましょう。しっかり噛むことで満腹感も得られますので、食べ過ぎを防ぐこともできますよ。

また、一度に食べる量を減らして、1日に5~6回食事を取る方法も、太りすぎないポイントです。こまめに食事をしますので満足感が得られやすく、一度に食べる量を減らしますので胃にかける負担も減らせます。

お腹の張り

切迫早産になることも

体は出産に向けて変化していきますので、お腹が張ることや軽い痛みを感じることがしばしばあるでしょう。

横になって30分~1時間程度で治まる痛みなら問題はありませんが、2時間以上も張り感や痛みが続くとき、痛みの周期が規則的になってきたときは切迫早産の疑いもありますので、なるべくすぐにかかりつけの産婦人科に行きましょう。
出血や破水が見られると、さらに切迫早産の可能性が高まります。夜間や土日であっても、病院に行き、専門的な診察と治療を受けなくてはいけません。

妊娠8ヶ月の胎児の成長

妊娠8ヶ月目には、胎児はどの程度まで成長しているのでしょうか?また、胎動の様子やこの時期ならではの特徴についても見ていきましょう。

8ヶ月の間の大きさの推移

胎児イメージ

妊娠8ヶ月目に入ったころの体長は400mm前後、体重は1,000g程度ですが、妊娠8ヶ月目の終わりには体長は420~440mm、体重は1,500g程度にまで成長します。体長は出産時とほぼ同じ、体重は出産時の約半分くらいとなります。

妊娠9ヶ月~臨月の間に体脂肪をより一層蓄え、赤ちゃんらしいまるまるとした体型に変化していくのです。

作られる器官や胎動の様子

肺から気道、鼻の穴を使った呼吸もスムーズになり、羊水を吸いこんでは吐きだす訓練も行っています。また、まぶたを開閉して光を感じることもできるようになりますので、お母さんのお腹を通して外のまぶしい明りに反応することもありますよ。

また、脳のしわが深くなりますので、感情や記憶といった高度な機能も発達していきます。もしかしたら、生まれたあとに、何かの拍子でお腹の中にいたときの記憶がよみがえり、「お腹の中はこうだった」などと胎内記憶を思わせる発言をするかもしれませんよ。

胎動の感じ方

赤ちゃんの体長は出産時とほぼ同じ程度まで成長していますので、お母さんのお腹の中で、今までほど自由には動けなくなっています。そのため、胎動を感じる回数は徐々に減少したように感じるように。
ですが、赤ちゃんの筋力や骨密度は上昇していますので、数少ない胎動には力強さを感じるようになります。胎動が強すぎて、激しい痛みとして感じることもあるかも?!

全く胎動を感じなくなった、逆に明らかに胎動が弱くなってきたなどはお腹の赤ちゃんの危険信号である可能性も!急いで病院へ行き、様子を見てもらいましょう。

各週に見られる母体の変化、赤ちゃんの成長

妊娠8ヶ月目の各週にも、お母さんの体にはどのような変化が見られるのか、赤ちゃんはどのような成長を辿っていくかの特徴があるのでしょうか?週ごとの成長の様子を見ていきましょう。

エコー写真を見ている妊婦

妊娠28週

赤ちゃんの体長は380mm~410mm、体重は1,000~1,200gほどになります。呼吸をスムーズに行うだけでなく、体温を自分で調整できるようになります。

赤ちゃんは生まれたあとの生活に対応できるように成長していきますが、お母さんにとっては『後期つわり』が厳しい時期でもあります。常に胃に圧迫感を覚えたり、吐き気や嘔吐、むかつきなどに悩まされたりする方も増えてくるでしょう。

妊娠29週

赤ちゃんの体長は400mm~430mm、体重は1,100~1,300gほどになります。赤ちゃんによって成長に個体差がありますので、定期健診時に小さく感じられたとしても特に気にする必要はありません。定期健診は赤ちゃんの成長に問題がないか、お母さんの体に異変や不安点がないかをチェックする場でもありますので、2週間に1度は必ず受診するようにしましょうね。

妊娠30週

赤ちゃんの体長は410mm~430mm、体重は1,200~1,400gほどになります。体の器官や感覚器などはほとんど完成していますので、誕生に向けて着々と体脂肪を蓄えていく時期でもあります。

出産予定日まであと10週間です。赤ちゃんの名前を考えたり、出産前後に必要な手続きの準備なども進めたりしておきましょう。

妊娠31週

赤ちゃんの体長は420mm~440mm、体重は1,300~1,500gほどです。体が大きくなっていますので、今まで胎動を頻繁に感じていた方も、そろそろ胎動の間隔が減少していきます。頭部が子宮口の方を向き、出産に向けて体位を調整し始めます。

頭部が子宮口に治まると、お腹の圧迫も少し楽になり、後期つわりに悩まされていたお母さんも少しは症状が楽になることがあります。とはいえ、お腹が大きく前に出ていますので、足元が見づらい状態になっています。体が楽になったからと言って気軽に出かけるのではなく、常に足元に気をつけて、慎重に行動していきましょう

赤ちゃんの状態が心配…。逆子やダウン症、大丈夫?

心配な妊婦

妊娠8ヶ月目の健診で、『逆子』や『ダウン症』の可能性を示唆されることもあります。それぞれどのような症状なのか、また、どのような治療や処置を受けることができるのか見ていきましょう。

逆子

赤ちゃんの頭部が子宮口の方向を向いている状態(お母さんとさかさまの状態)が正常な状態ですが、頭部が上を向いていたり横を向いていたりする状態を『逆子』と呼び、自然分娩が難しい状態として判断します。

赤ちゃんの体が小さなときは、子宮内を自由に動き回ることができますので、頭部が上向きになったり下向きになったりコロコロと位置が変わります。ですが、赤ちゃんの体がある程度大きくなると、子宮内を自由に動き回ることはできなくなり、頭部が上や横を向いているなら、出産時までそのままの状態で過ごす可能性も高くなるのです。

一般的に、妊娠32週を過ぎて逆子の状態になっているなら、正常な頭の位置に戻すのは難しいと言われています。妊娠8ヶ月目に逆子であることが診断されたなら、医師の指示のもと、逆子体操などに挑戦してみるのも良いでしょう。また、帝王切開も視野に入れ、心づもりをしておく必要があるでしょう。

ダウン症

四肢の長さや首の周りのむくみ、心臓の疾患等から、ダウン症の可能性が指摘されることもあります。ダウン症は先天性の疾患ですので、根本的な治療を行うことができませんが、療育によって社会適応力を高めることができます。

また、ダウン症児は先天性白内障や難聴、心疾患などを抱えていることが多く、出生後にいくつかの手術を受けなくてはならなくなる可能性もあります。生まれて見るまではどの程度の障害があるのかは分かりませんが、ダウン症児である可能性が濃厚なときは、手術や療育について医師に尋ねて知識を得ておくのも必要なことと言えるでしょう。

妊娠8ヶ月目にしておきたい手続きや買い物

妊娠8ヶ月目にしておきたい買い物

妊娠8ヶ月目は、体が動かしにくく気持ちの上でも余裕がないことも少なくありません。ですが、体調が良いときは、出産前後に必要になる手続きや買い物を済ませておくようにしましょう。

出産育児一時金

赤ちゃん1人当たり42万円が支給される制度が『出産育児一時金』です。双子の場合は84万円、三つ子の場合は126万円が支給されます。出産予定日前後でなくても、妊娠85日以上で出産している場合には、『出産育児一時金』が支給されます。

お母さんが勤務している場合は、勤務先の健康保険担当者に手続き方法について問い合わせましょう。また、専業主婦の場合は配偶者の勤務先の健康保険担当者に、配偶者が自営業の場合は自治体の国民健康保険の窓口に問い合わせましょう。

ベビーウェアやおもちゃ

おむつやおしりふき、粉ミルクなどの消耗品はインターネットでも購入できますが、赤ちゃんの服やおもちゃは現物を見て選んであげたいと思う方も多いのではないでしょうか?

気分が良いときはデパートや赤ちゃん用品専門のショップに出向き、赤ちゃんに似合いそうな服や気に入りそうなおもちゃを購入するのも良いですね。ただし混雑していると気分が悪くなることもありますので、あまり長居しないように注意して下さいね。

出産まであと2ヶ月弱!

今のうちにお出かけを

妊娠8ヶ月はお腹がどんどん膨らみひとつひとつの動きが徐々に大変になってくるために、運動不足に陥りがち。
動作が緩慢になるので、2週に1度の妊婦健診も移動や準備が大変に感じることもあるでしょうが、時間の自由がきくのもあと2ヶ月弱です。体調が許す限り積極的に外出をしておきましょう。運動不足解消を外出で補ってもいいかもしれませんね。

ですが、体も出産に向けて準備を整え始めていますので、急な体調変化も十分にあり得ます。大事に至らないような行動範囲と母子手帳や保険証などの所持品を必ず携帯しましょう。