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4Dエコーの特徴とメリット

4Dエコーの時期や料金、ダウン症や性別の診断は可能?

4Dエコーの特徴と、エコー検査を受けるメリットとデメリット、2Dエコーや3Dエコーとの違い、撮影に適した時期や料金などについて説明します。また、自分が通う産院に4Dエコーがない場合はどこで受けたらいいか、エコー動画以外のオプションサービスなどの最新情報についても解説します。

4Dエコーの時期や料金、ダウン症や性別の診断は可能?

4Dエコーの特徴 – 4Dエコーって受けたほうがいいの?

近年では、妊娠すると出産まで何度も経験するおなじみのエコー。目では見えないお腹の中の赤ちゃんの様子がわかる、便利な検査装置です。最近では4Dエコーといってお腹の中の様子が立体的に、動画として見られるエコーを取り扱う産婦人科も増えてきました。

しかし、そもそもエコーには、どのような種類があり、何のために行われるのでしょうか。
自分の通う産院で4Dエコーがなくても、受けた方がいいのか、また受けることは可能なのでしょうか?
4Dエコーと2D・3Dエコーの違い、メリットや料金、受けるのに適した時期や実際の準備を紹介します。

出典:www.youtube.com

4Dエコーとは?診断時期や料金の確認必須

私たちが普段エコーと呼んでいる診察方法は、正確には「超音波診断装置」といい、お腹の上にあてたプローブから発せられる高い周波数の音波により羊水を振動させ、赤ちゃんの体や体液に反射して返ってきた音波の違いを計測し、画像化することで検査や診断をするものです。
産婦人科では、お腹の赤ちゃんの成長の様子や健康状態をみたり、妊婦の子宮、胎盤の状態や位置、卵巣、筋腫や子宮頚管などを確認するために、1980年代から一般的に使用されるようになりました。

エコー検査には、2Dエコー、3Dエコー、4Dエコーと3種類存在しますが、いずれもお腹の赤ちゃんや妊婦さんに影響はないとされています。

4Dエコーの最大の特徴は「動画」であること

最近、産院で盛んに導入され一般的になってきた4Dエコー。4Dエコーを端的に説明すると、赤ちゃんの体の表面を立体的に描きだす3Dエコーに、時間の概念を加え動画として映し出したものです。赤ちゃんが動いている様子をリアルタイムで見ることができる、という特徴があります。

4Dエコー装置は今も日々進化を遂げていますが、最新のものだと、従来なら赤ちゃんの体勢により影になってしまって見えなかった部分まで映し出すことが可能になっています。

出典:www.youtube.com

4Dエコーのメリット:思い出を残せること

話題の4Dエコーですがどのような点が従来の点より優れているのでしょうか?

赤ちゃんがお腹にいる実感がわく

4Dエコーの一番のメリットは、普段は見ることのできない、お腹の中の赤ちゃんが動いている様子を見ることができるという点です。元気に動き回る赤ちゃんを見ると、安心すると同時に、とてもかわいく思えてうれしいですよね。
赤ちゃんの成長とともに、指しゃぶりやあくびをしていたり、手足を動かしたり、時には笑っている様子が見られることもあります。また、最近の4Dエコー画像ははっきりと見えるので、顔の造作や誰に似てるかまでわかることもあり、パパやママにとっては感動的で楽しいひとときです。

記念になる

多くの産院では、4Dエコーの画像や動画をDVDやメモリーに保存してくれるサービスを行っているので、検診に来られなかったパパやおじいちゃん・おばあちゃんに見せることもできます。また、将来、生まれてきた本人が大きくなったときに見せてあげることもできますよね。
4Dエコーは、今しかないこのときを映像で残しておきたい、という記念に受けるママが多いようです。

赤ちゃんの外見的な特徴がわかりやすい

3D・4Dエコーでは赤ちゃんの外見の様子がよりはっきりと見えるので、口唇口蓋裂といった先天性異常を2Dエコーよりも発見しやすいです。また、あくまで可能性の診断に過ぎませんが、ダウン症の胎児の外見的な特徴として手足の短さや耳の形、首の腫瘍があげられます。現代では2Dエコーで胎児に気になる点があった場合に、4Dエコーで再検査をすることもできるようになり、障害の早期発見というメリットがあります。

4Dエコーのデメリット:気分が悪くなる人も…

お腹の赤ちゃんを大切に想う妊婦

産院にもよりますが、ほとんどのところで4Dエコーは別料金となるので、お金が余分にかかってしまうこと。産院によっては4Dエコーの設備がないところもあります。
また、4Dエコーは赤ちゃんの体の表面しかわからないので、内臓など体内の検査はできません。4Dエコーの画像や動画は、あまりに鮮明で胎児の表情までわかるほどなので、人によっては不気味に感じることもあるようです。

2D・3D・4Dエコーの違い

4Dエコーは2Dや3Dのエコーと何が違うのでしょうか?
2Dも3Dも4Dも、プローブから発せられた超音波のはねかえりにより得た情報をもとに画像にしている、というしくみは同じです。

2Dエコー

よく見るおなじみの、白黒で写っているエコー写真は2Dエコーによるものです。2Dエコーの場合は、一方向の超音波からの情報だけが表現されているので、平面的な画像になります。しかし、3Dや4Dエコーでは外見のみを映し出すのにくらべ、2Dエコーでは体の内部の様子も映し出せるので、胎児の内臓などの器官に問題がないかを調べられます。

3Dエコー・4Dエコー

3Dエコーは、4Dエコー同様に、複数のいろんな角度からの超音波の情報をもとに赤ちゃんの体の表面を立体画像としてに映し出したものです。それを静止画で見たものが3Dエコー、時間の概念を追加して動画として見たものが4Dエコーとなります。

2Dエコーではお腹の中の赤ちゃんの、内臓器官の状態まで分かるのにくらべ、3Dや4Dエコーでは体の表面のみを映し出すため、体の内臓機能が正常に成長しているかどうかは診断できません。
従って、4Dエコーがある産院の妊婦検診では、最初に2Dエコーで赤ちゃんや母体の状態をチェックした後に、4Dエコーを行うのが一般的です。

出典:www.youtube.com

4Dエコーはいつからできる?撮影に適した時期は?

2Dエコーでは妊娠初期から経膣で、また妊娠12週ほどになると、お腹の上からエコーを行うことができます。
4Dエコーの場合は、妊娠12週頃から出産直前まで行うことが可能ですが、鮮明な画像を得るためには羊水が多い時期が好ましいため、一般的には妊娠15週から30週くらいの間が最もよい時期といわれています。ほとんどの産院では、お腹の赤ちゃんの静止画や動画をエコーで撮影するのは、一番きれいに撮れるこの時期に行います。妊娠30週を過ぎると、羊水の量に対して赤ちゃんが大きくなり過ぎるので、エコーに映りにくくなります。

4Dエコーによるダウン症の判断は「可能性」レベル

エコー検診が待ちきれない妊婦

ダウン症の赤ちゃんにはいくつか共通の外見的特徴があり、2Dエコーの後に、4Dエコーでダウン症の疑いのある特徴を確認できることがあります。
まず、ダウン症の赤ちゃんで最も特徴的なのが、後頭部のむくみです。赤ちゃんの首の後ろに水がたまってむくみの原因となりますが、そのむくみの部分を計った検査数値はNT(“Nuchal Translucency”)と表記され、ダウン症のスクリーニングに利用されます。NTの値が高い(厚い)ほどダウン症の確率が高くなりますが、値が高ければ即ダウン症、というわけではなく確率が上がるだけなので、NTが高くても生まれてみたらダウン症ではなかったという赤ちゃんもたくさんいるのです。

大腿骨(太ももの骨)の長さもダウン症診断の判断材料に使われます。大腿骨が基準値より短い場合には、ダウン症や四肢短縮症が疑われます。その他にも、頭の大きさや心臓の状態、鼻骨の成長遅滞など、エコー検査によりダウン症の可能性を確認できることがあります。

しかし、2D・4Dエコーはあくまでもダウン症の「可能性」を示唆するものであり、エコー検査によってダウン症と診断することはできません
エコー検査でダウン症が疑われる場合には、羊水検査や血液検査などの出生前診断を受けることでより正確な診断が可能ですが、それも100%とはいえず、最終的には生まれてみなければわからないというのが現状です。

4Dエコーの料金・サービスは差が激しい

気になる4Dエコーの料金ですが、自分が通っている産院でできるのか、別の産院にエコーだけをしに行くのかでも変わってきます。自分が通っている産院に4Dエコー設備がある場合でも、通常の検妊婦検診料金に含まれているところもあれば、別料金のところもあるようです。料金は産院によりまちまちで、1,000円程度のところから5,000~6,000円かかるところまで、大きな差がみられ、導入している4Dエコーの機械によっても値段が変わってくるようです。双子の場合には二人分撮らなければいけないので、当然、料金は高くなります。

また、母子手帳とともに各自治体からもらえる妊婦健康診査受診票(補助券)は、通常の妊婦検診の費用に対して適用されるもので、4Dエコーには使用できません。
4Dエコーで撮影した画像や動画をDVDやメモリーカードに保存してほしい場合には、DVD代やメモリーカード代が別途かかることもあるので、事前に確認しておきましょう。

4Dエコーでの性別判断は逆に難しい!?

元気な赤ちゃんなら男の子でも女の子でも、とは言っても、やっぱり赤ちゃんの性別は気になりますよね。性別の判断は、早ければ12週~18週頃からわかることもありますが、赤ちゃんの位置により出産ぎりぎりまでわからない場合もあります。
4Dエコーならよりはっきりとした画像が見られるので、性別の判断もしやすいと思われがちですが、一概にはいえず2Dエコーの方がわかりやすいという意見もあります。また、赤ちゃんの位置により判断ができないのは4Dエコーも同じです。

しかし、エコー検査は基本的には性別判断のためではなく赤ちゃんの発育状態をチェックするためのものであり、またエコーによる性別判断が100%正しいとは限らないことから、産婦人科学会では、性別の告知は避ける方向にあるようです。
実際には通っている産院や先生のポリシーにもよりますが、赤ちゃんの性別を知りたいか知りたくないかは、エコー検査を受ける前に伝えておいたほうがよいでしょう。

4Dエコーを受ける場合はどんな選択肢がある?

エコー検査をするために医師と相談する妊婦

4Dエコーを受けたいと思った場合、どのように行動すればよいのでしょうか?通っている産院に受けられる場合は良いのですが、そうでない場合は別の産婦人科を受診する必要があります。

自分の通う産院で受ける

最近は妊婦さんへのサービスの一環として、4Dエコーを導入する産院が増えています。普段、自分が通っている産院に4Dエコーがあるようなら、毎回、検診のたびに4Dエコーをするかもしれません。また、定期検診時は2Dエコーのみで、4Dエコーをするのは1、2回だけ、または、希望すればやってくれるという産院もあります。
4Dエコーの費用も、通常の検診代に含まれているところもあれば、別料金になるところもありますが、普段から通院している妊婦さんには割引料金で受けさせてくれるのが一般的です。

エコー外来を受診する

自分が通っている産院に4Dエコーがない場合には、別の病院のエコー外来を受診することもできます。最近では、最新の4Dエコーを導入して、さまざまなサービスを提供している産院が増えています。自分の住んでいる地域で4Dエコーをやっている産院があるか、ネットなどで調べてみましょう。
エコー外来は通常、完全予約制です。費用は、病院により、またエコー装置の種類によりまちまちです。4Dエコー外来ではエコーのみをサービスとして行うので、時期的に可能であれば妊娠中に何度でも受けられます。ただし、あくまでも赤ちゃんのエコー動画を見て楽しむためのサービスなので、赤ちゃんの発育の診断や、性別判断は行いません。

その他のオプションサービス

エコー外来を行っている産院の中には、びっくりするようなサービスを提供しているところもあります。
例えば、エコー動画配信サービス。4Dエコーで撮影した映像を動画配信し、スマートフォン・携帯電話・パソコン・タブレット端末などから閲覧が可能になるサービスで、家族や友人など、許可された人なら誰でも動画を共有できるのが魅力です。これなら遠く離れたおじいちゃん・おばあちゃんも、赤ちゃんの誕生前から一緒に成長を楽しめますね。
また、この動画は、ヤフーが提供する子供の成長記録共有アプリ「母子手帳Kazoc(カゾック)」と連携しているので、赤ちゃんがお腹にいるときからデジタル版成長記録を作れるという、画期的なサービスです。

この他に、3D・4Dエコーの画像を使って、胎内の赤ちゃんを立体化してフィギュアを作成してくれるサービスなどもあります。一生に一度の記念に、活用してみてはいかがでしょうか。

4Dエコーを受ける時の注意点

4Dエコーを受けたいと考える妊婦

実際に4Dエコーを受ける際の準備や注意点をご説明します。

4Dエコーを受ける時はトイレを我慢

通常の妊婦検診では、検診前にトイレに行って排尿しておくように言われることが多いですが、4Dエコーを撮影する際には、膀胱に尿がたまっていたほうがより鮮明な映像が撮ることができます。4Dエコーの前には少なくとも2時間前からトイレに行かず、尿をためておいたほうがいいようです。

顔が見えるとは限らない・複雑な気持ちになることもある

技術の進歩とともにより鮮明な映像が見られるようになっている4Dエコーですが、そのときの赤ちゃんの位置や向きによっては、正面からはっきりと顔が見られるとは限りません。また、機械のあて方や向き、角度などにより、エコーの画像は変わってくるので、実際の赤ちゃんの顔と違うこともあります。
4Dエコーではかなりはっきりと胎内の赤ちゃんの顔や表情まで映るので、人によっては不気味に思ったり、気分が悪くなる人もいるようです。受ける前にネットなどで他の赤ちゃんの4Dエコー動画を見てみて、本当に自分の赤ちゃんの動画が見たいか、見ても大丈夫な性格かよく考えてみましょう。

付き添いは入れる?

産院によっては、診察室の広さの関係上、付き添いの人は入れないところもあります。また、男性の入室は不可、というところも。せっかくパパも来たのに、一緒に見られなかった、ということのないよう、事前に確認しておきましょう。

サービス内容の確認は事前に!

4Dエコーそのものはどの産院で行ってもあまり違いはありませんが、付属するサービス内容は産院によってかなりの違いがあります。一回のエコーでどのくらい時間をかけてもらえるのか、4Dエコーの動画は保存して持ち帰りは可能か、記憶媒体はDVD、SDカード、USBメモリーのどれか、メモリー代は別料金になるのか、プリントはどのサイズのものが何枚もらえるか、など、気になることは事前に聞いておくといいでしょう。

4Dエコーで思い出づくりを!

数年前まではごく限られたものだった4Dエコーも、いまや一般的になり、体験する妊婦さんも増えてきました。でも4Dエコーはあくまでも赤ちゃんの様子をリアルタイムで見て楽しむためのもので、絶対に受けなくてはいけないものではありません。
4Dエコーを受けるメリットとデメリットをよく考えあわせた上で受けてくださいね。生まれてくる赤ちゃんにも、将来、大きくなったら見せてあげられる4Dエコー。家族みんなのハッピーな思い出づくりに役立つといいですね。