母乳が足りないサイン&対処法

母乳が足りないサインに気づかせてくれる9つの特徴

母乳が足りないかなと不安な方へ。母乳が足りない時に赤ちゃんが出すサインをご紹介します。母乳が足りない時に考えられる原因とその対処法を覚えておくと役立ちます。もしかしたらと感じたら、母乳が足りない時の対処法を試してみましょう。

母乳が足りないサインに気づかせてくれる9つの特徴

母乳が足りない時の対処法/母乳不足のサインと原因

赤ちゃんが一生懸命お母さんの母乳を飲んでいる姿は、とっても可愛らしいですね。ただ、母乳は、赤ちゃんがどれくらいの量を飲んだかわからないので、お母さんからすると、「母乳、ちゃんと足りているかな?」と不安になってしまいます。

今回は、赤ちゃんの母乳が足りない時の対処法・母乳不足のサイン・母乳不足の原因など、母乳育児をされているお母さんたちが悩みがちな問題について、詳しくご説明していきます。

母乳育児をしていると、お母さんの体も大変ですが、子供が母乳を飲む期間は、長い子育ての中でほんの一時です。母乳を通じた赤ちゃんとの触れ合いの時を楽しんでください。

母乳が足りない時のサイン

母乳だけで過ごしている赤ちゃんにとって、母乳は無くてはならないものです。お母さんからもらう母乳の量が足りない時は、赤ちゃんの方から何らかのサインを出しています。ただ、赤ちゃんは、まだ言葉で伝えることが出来ませんので、赤ちゃんの出しているサインを見逃してしまう場合もあります。赤ちゃんからの母乳不足のサインを見逃さないようにしましょう。

1.母乳を飲んだ直後に泣く・機嫌が悪い

泣く赤ちゃん

赤ちゃんは、母乳の量に満足してお腹いっぱいになっているとご機嫌になってくれます。そのままよく眠ってくれる赤ちゃんもいますし、機嫌良くお布団に一人で横になってくれる赤ちゃんもいます。

一方、母乳を満足行くまで飲むことが出来なかった場合、母乳を飲むのを終わった後すぐに泣き出したり、機嫌が悪くなったりしてしまします。母乳を飲ませた後は、赤ちゃんがご機嫌かどうか観察してみましょう。

2.おしっこの回数が少ない

赤ちゃんのおしっこの回数が少ないということは、体に入ってくる水分の量(すなわち母乳)が少ない可能性があります。赤ちゃんは、平均して一日に6~8回おしっこをします。母乳不足かなと不安な方は、赤ちゃんのおしっこの回数を一度チェックしてみましょう。

育児日記をつけている方もいるかもしれません。育児日記に赤ちゃんのおしっこ・うんち・授乳の回数をメモしておくと、赤ちゃんの成長の様子がよくわかるだけでなく、赤ちゃんの母乳不足のサインや体調の変化にも気づきやすくなります。

3.赤ちゃんが母乳を飲み込む音があまり聞こえない

母乳を飲む赤ちゃんに耳を澄ます母親

赤ちゃんが母乳を飲んでいる時に、母乳を飲み込む音が聞こえない場合は、十分に母乳が出ていない可能性があります。

赤ちゃんが母乳を飲む力は、意外と強いです。赤ちゃんがしっかり母乳を飲んでいて、母乳も十分に出ている場合、「ごくごく」という母乳がのどを通る音が聞こえてきます。

テレビをつけながら授乳をしている方は、一度、静かな部屋で赤ちゃんに母乳を与えてみて、母乳を飲む音がするかチェックしてみましょう。

4.赤ちゃんの吸う力が弱い

授乳しながら吸う力が弱いと感じる母親

赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸う力が弱いと、長い時間授乳をしていても満足するまで母乳を飲むことができず、母乳不足になってしまうことがあります。産院で入院中に「飲む力が弱いかな」と言われた場合は、気をつけるようにしましょう。

体重が少なめの赤ちゃんは、母乳を吸う力が弱いこともあります。初めてのお子さんの場合は、比較する対象がないのでわかりにくいかもしれませんが、授乳していて「吸われているな」という感じがあまりしないようでしたら、吸う力が弱いかもしれません。

体重が増えていくにつれて赤ちゃんの吸う力も強くなりますし、吸うことにもなれてきます。いつまでたっても吸う力が弱いようなら心配なので、かかりつけ医に相談してみましょう。

5.授乳中に体勢を変えたがる

授乳しながら動く赤ちゃん

赤ちゃんの首が座り、少し自由に体を動かすことができるようになると、授乳をしている時に、赤ちゃんが体勢を変えたがることがあります。そんな様子が見られる場合、赤ちゃんにとって飲みにくい姿勢で授乳をしているため、うまく飲むことが出来ず母乳が足りてない可能性があります。

出産後に助産師さんから、授乳の仕方を教えてもらいますね。その際に、「横抱き」・「斜め抱き」・「縦抱き」・「ラグビー抱き」などの授乳の時の抱き方が紹介されます。お母さんにとっては横抱きが楽であっても、赤ちゃんにとっては飲みづらい体勢かもしれません。

授乳姿勢をマスター!赤ちゃんもママも快適な基本の抱き方
授乳姿勢をマスター!赤ちゃんもママも快適な基本の抱き方

6.お昼寝してもすぐ起きてしまう

お昼寝をしても、すぐに起きてしまう場合は、母乳が足りていないのかもしれません。赤ちゃんの時期は、おっぱいやミルクを飲むことと寝ることを繰り返して、一日を過ごしています。母乳が十分に足りている赤ちゃんは、満足してよく寝てくれるでしょう。逆に、母乳が満足するまで飲めないまま寝てしまうと、お腹がすいてすぐに起きてしまうことがあります。

7.体重の増加率が悪い

ベビースケールに載せられた赤ちゃん

赤ちゃんの体重が順調に増えていない場合は、母乳が不足している可能性があります。赤ちゃんは、月齢にもよりますが、1日平均18~30gずつ体重が増えて行きます。自宅にベビースケールがある方は毎日計測出来ますが、そうでない方で、赤ちゃんの体重の増加量が気になる方は、週1回程度の割合で計測してみると良いです。

ショッピングモールやデパートなどのベビー休憩室にベビースケールが置かれている場合も多いですので、近くにベビースケールが完備されたベビー休憩室がある施設があるかチェックしてみましょう。

赤ちゃんの体重、月齢別の目安|増えない・増えすぎの原因
赤ちゃんの体重、月齢別の目安|増えない・増えすぎの原因

8.うんちの回数が少ない

おしっこと同様に、赤ちゃんのうんちの回数が少ない場合も、母乳が足りていないサインのことがあります。回数が少ないだけでなく、数日うんちが出ていないなど便秘の場合も、母乳不足を心配してください。

赤ちゃんのうんちの回数には個人差がありますが、1日に3~8回程度うんちをします。一般的に、月齢があがるにつれて、回数が減っていきます。

おしっこと同じように、うんちの回数も育児日記につけておくとわかりやすいです。育児日記は、助産師さんや小児科医に、赤ちゃんの母乳不足について相談する時の参考資料にもなります。

9.授乳が終わったすぐ後にまた母乳をほしがる

授乳が終わったばかりなのに、少し経つとまた赤ちゃんが母乳をほしがる時は、母乳が足りてないのかもしれません。

最近の育児マニュアルには、おっぱいは赤ちゃんが欲しがる時は、いつでもあげるようにと書いてありますが、さすがに、間をあまり空けずに母乳を飲む場合は心配になります。

母乳が足りない原因

母乳の出方は人それぞれです。出産後すぐに十分な量がでる方もいれば、なかなか思うように出てくれない場合もあります。お母さんの母乳が十分に出ない場合には、様々な原因が考えられます。人によっては、いくつかの原因が混ざっていることも考えられます。

乳腺が詰まっている

乳腺解剖図

母乳の量が少なくなった時に、考えられる原因の一つが乳腺の詰まりです。痛みなどを伴うことも多いので、早めに気づく方もいるでしょう。

乳腺が詰まると、体に悪い影響を及ぼしますので、早めに解消しておきましょう。乳腺炎になると抗生物質を処方され、薬の服用中は授乳を中断されるように医師から指導されることもあります。

バランスの悪い食生活

食生活の乱れは、母乳不足の原因となります。規則正しく食事をとるとともに、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

水分の不足

水分を十分に摂取していないと、母乳の出が悪くなってしまいます。食事だけでなく、水分も十分にとるようにしてください。暑い季節は自然と水分を多くとりますが、寒い季節は水分不足には特に気をつけてください。

生活習慣の乱れ

机に顔を伏せて眠る女性

睡眠不足など生活習慣が乱れていると、母乳の出る量が減ってしまうことがあります。産後は、ただでさえ体が疲れやすくなっていますので、少しいつもより遅く寝るだけでも、体へのダメージは意外と大きいです。

育児ストレス

育児ストレスや疲れなど精神的な疲労も、母乳の出を悪くする可能性があります。赤ちゃんのお世話は、予想以上に体力と気力を使います。産後すぐは、気が張っている方でも、少し経つと疲れやストレスが溜まってくることがあります。疲れているなとかストレスが溜まっているなと感じたら、早めに休むようにしましょう。

冷え

授乳中の方にとって、冷えは母乳の出が悪くなることがあるので大敵です。冷えは、冬だけのものではありません。夏の時期にもエアコンのかかっている部屋にいることが多い方は、冷えには十分に注意してください。

母乳が足りない時と体調不良などの見分けた方

赤ちゃんの機嫌が悪く泣いてばかりいると、「おっぱいが足りていないのかな?」と心配になってしまいます。ただ、赤ちゃんはおっぱいが欲しい時以外にも泣くことがありますので、赤ちゃんが、何が原因で泣いているのか注意深く観察してみましょう。

母乳不足かなと勘違しやすい赤ちゃんが泣くことの多い原因と、母乳不足との見分け方をご紹介しておきます。

  • 風邪・・・発熱している、顔が赤い
  • 便秘・・・お腹の周りが固くなっている
  • 乳幼児湿疹やあせもなどで体が痒い・・・湿疹がみられる、体をかいている
  • 暑い・寒いなど、環境が不快・・・汗をかく、手足が冷たい
  • 抱っこして欲しい・・・抱っこするだけで泣き止む、お母さん以外の人の抱っこでもOK

母乳が足りない時の対処法

お母さんから出る母乳が足りていない場合は、対策を施し少しでも赤ちゃんに多くの母乳を飲んでもらうようにしたいものです。

乳房マッサージと睡眠

マッサージをする

おっぱいをマッサージして乳腺を開通させてあげましょう。おっぱいマッサージは、妊娠中からしておくと有効です。

母乳マッサージのやり方は?おっぱいをスムーズに出す方法
母乳マッサージのやり方は?おっぱいをスムーズに出す方法

母乳外来に通う

母乳外来では、おっぱいマッサージをしてくれるだけでなく、授乳に関する様々な悩みを聞いてくれます。専門家に相談すると、母乳で悩んでいた気持ちが楽になるかもしれません。

授乳回数を増やす

吸う回数が多い程、赤ちゃんも上手に吸えるようになりますし、おっぱいも刺激されて沢山出るようになります。赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら、どんどん吸わせてあげましょう。

食生活や生活習慣を整える

食生活や生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。時に、睡眠には十分に注意して、早寝早起きをしてください。食事の支度や買い物をする余裕がない場合は、時には宅配サービスなどを活用するのも良いです。

水分は十分にとる

進んで水分をとるようにしましょう。カフェインが気になる場合には、カフェインレスの緑茶やコーヒーを飲むようにしてください。外出する時には、水筒を持ち歩き、こまめに水分をとるようにしましょう。

授乳の体勢を変えてみる

赤ちゃんがゆっくりと母乳を飲めるように、飲みやすい抱き方も見つけてあげましょう。体が大きくなると、好みの体勢が変化する可能性もありますので、色々と試して見てください。授乳クッションを利用してみると、赤ちゃんにとってもママのとっても楽な姿勢が見つかるかもしれません。

母乳が足りない時はミルクでカバー

哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん

母乳が足りないと感じることがあれば、まずかかりつけの小児科医に相談してみると良いでしょう。また、お住まいの自治体で子育て相談窓口がある場合は、活用してみるのも良い方法です。

赤ちゃんの様子などから、母乳が足りていないと判断された場合には、ミルクで母乳の不足分を補うことになります。母乳だけで育った赤ちゃんの中には、哺乳瓶をくわえることを嫌がることもありますが、徐々に慣らして行きましょう。哺乳瓶の口を変えてみると意外とすんなりくわえてくれることもあります。

母乳がたりない!ママが神経質になり過ぎないことが大切!

お母さんが母乳を出そうと頑張り過ぎると、逆にストレスを感じ母乳が出にくくなってしまうことがあります。お母さんが神経質になりすぎることなく、「母乳が足りなければ、ミルクがある!」くらいの気持ちで過ごすと良いでしょう。

もちろん、授乳時間は赤ちゃんとお母さんの大切な触れ合いのひとときです。たとえ、あまり母乳が出なくても、赤ちゃんに吸わせてあげてください。

母乳が足りないかもと気に病むより母乳を与える時間を楽しみましょう

お母さんの母乳が足りなくなってしまう原因は、色々とあります。母乳を赤ちゃんにどれくらい飲ませればよいかということは、目安はありますが、正解はありません。

赤ちゃんとお母さんが一緒になって試行錯誤をしながら、母乳が少しでも多くの母乳を赤ちゃんが飲んでくれるようになると良いですね。

赤ちゃんもお母さんのおっぱいを飲んでいる時間が大好きです。お母さんも授乳している時間だけは、家事のことを忘れて、赤ちゃんの様子を見守ってあげましょう。

おすすめコンテンツ