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断乳で痛いおっぱいをどうする?

断乳でおっぱいが痛い!痛み緩和&正しいおっぱいケア方法

断乳で痛いおっぱい、どのようにケアしたら良いの?断乳時におっぱいのケアが不足していると、眠れないほどの痛みを引き起こし、発熱を伴う乳腺炎になる恐れも…。断乳直後におっぱいが痛い時の対処法、痛みを和らげる搾乳や冷却方法、事前のできる断乳準備など、断乳時の正しいおっぱいケアを紹介。

断乳でおっぱいが痛い!痛み緩和&正しいおっぱいケア方法

断乳でおっぱいが痛い!忘れがちな断乳時のおっぱいケア

母乳で育てている方にとって心配事の多い断乳ですが、断乳をするとおっぱいはどうなるかご存知ですか?「飲ませなければ自然に止まる」と思っている方も多いと思いますが、ここに落とし穴があります!

実は授乳をやめてから母乳が出なくなるまでには1ヶ月以上の時間がかかる場合があります。断乳の方法やタイミング、体質によっては、おっぱいが岩のように固くパンパンに腫れ上がってしまい、かなりの痛みを伴うケースも…。

断乳後はおっぱいを上手に圧抜きしながらケアをしないと乳腺炎で発熱したり次の出産時に母乳の出が悪くなるなどの弊害が出てきます。
今回は、断乳後のおっぱいが痛む原因と痛い時の対処法をご紹介します。

心当たりある?こんな断乳はリスクが高い!

体質によっては断乳すると眠れないほどの痛みを伴う方もいます。おっぱいが欲しくて激しく泣く赤ちゃんを抱いてあげることもできないほど痛み。こんな事なら飲んでほしいと思いますが、1度断乳した以上、耐えるしかありません。なぜ断乳するとおっぱいは痛くなるのでしょうか。

急な断乳はリスク高!授乳量は減らしておく

断乳のリスクを軽減する方法を考え付いたママ

出産後の体は乳首に刺激を与えると母乳を作るホルモンが分泌され、母乳がでるというメカニズムになっています。赤ちゃんに毎日飲まれることで、体は母乳を作ることを学習します。
1日に何度も飲ませていた母乳を急に止めたとしても、体のスイッチは簡単には切り替わらず、いつも通り母乳を作り続けてしまいます。その結果、母乳が溜まりおっぱいが張ってしまいます。

「断乳決行日までは好きなだけ飲ませる」方法をとった場合、おっぱいにとっては急な断乳と言えます。服薬など致し方がない事情もあるかもしれませんが、そうではないのなら断乳を計画したら、少しずつ飲ませる回数や時間を減らし母乳の分泌を減らしておいた方がよいでしょう。

断乳後のおっぱいケア不足は乳腺炎を発症させる

断乳後のおっぱいケアに不安があるママ

断乳後のおっぱいトラブルの発生は、断乳後3日間が最も多いとされています。しかし、中には断乳後しばらく経ってから痛みを感じることもあります。これはおっぱいケアがきちんとできていなかったケースがほとんどです。

おっぱいトラブルの内、最もリスクの高い症状が『乳腺炎』です。痛みも無くなってきたから大丈夫だろうと搾乳を辞めてしまったり、忘れてしまったりして母乳をしっかりと出し切っていないと起こります。出し切れていない古い母乳を残したままだと、乳腺を詰まらせてしまいます。

1度乳腺炎になると発症しやすくなり、乳腺が詰まっていると次回の母乳の出が悪くなると言われています。次の子供も母乳育児をしたいと考えている場合は特にきちんとケアをしておきましょう。

おっぱいがよく出る体質は特に注意!

母乳の出る量は体質によって異なります。母乳がよく出る体質、特に『溜まり乳』タイプの方の方はトラブルが起こりやすい傾向があります。


母乳の出の良い方は断乳をする場合、あらかじめ母乳外来などに相談して、時期を決めても良いですね。また、病院ではおっぱいを止める薬や炎症を鎮める薬を処方してくれるので、痛みのひどい場合は受診しましょう。

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おっぱいが痛い時の対処法・正しいおっぱいケア方法

断乳時の痛みをそのまま放置をすると乳腺炎やしこりの原因となりますので、きちんと対処をして痛みを和らげるようにしましょう。

搾乳は圧抜き程度、期間を開けて絞る

正しい断乳方法をネットで調べるママ

断乳したら、体にも「おっぱいを作らなくていい」と思わせなくてはいけません。断乳を始めた2日間は張りが軽く和らぐくらい圧抜き程度の搾乳をします。断乳3日目にはすっきりする程度の搾乳をし、その後は期間を空けながら搾乳をします。搾乳が1週間おきになると母乳の分泌は減少します。

母乳が溜まる、詰まるのが心配だからと必要以上に搾乳をしてしまうと、母乳は引き続きどんどん作られてしまい、逆効果です。

搾乳方法~おにぎり搾り~

乳房全体を手のひらでおにぎりを握るように包み、外側から内側に向かって母乳を絞り出す「おにぎり絞り」で1日1~3回搾乳します。断乳開始4日目以降からは搾乳の回数を徐々に減らしていきましょう。

乳輪付近に刺激を与えると、体は母乳を吸われているという錯覚を起こし、母乳をかえって作らせてしまいかねません。乳房をつかんで内側に向けてギューっと長く絞るようにしましょう。ギュッギュッといった細かく絞ると赤ちゃんに飲まれているのと同じ状況になるのでゆっくり長く絞るようにします。

痛い・熱を持つ時は冷やすのが効果的

断乳が上手くいかずおっぱいに熱があるママ

おっぱいが腫れて痛い時や熱を持っている時は冷やすことが効果的です。
冷却シートは貼ったまま眠れて便利ですが、すぐに温まってしまうので、痛みが強い時は保冷剤をタオルにくるんで冷やすと効きやすいです。
他にも体を冷やす湿布を自作できます。作るのが面倒な時はキャベツの葉っぱを当てるとい方もいるようです。

断乳時のおっぱいケアは最重要!ケアの方法としないリスク
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断乳時には、おっぱいのケアが必要不可欠。きちんとケアをしないと怖い乳腺炎などのトラブルに見舞われることがあります。正しいおっぱいケアでトラブルを防ぐため断乳時の圧抜きやおにぎり搾りの方法を解説。

じゃがいも湿布

じゃがいも1個と小麦粉1カップ、酢2~3滴でできる簡単な湿布です。保冷作用が長く持続するため気持ちが良く、赤ちゃんの口に入っても食品なので安心だと紹介されることの多い湿布です。

  1. 皮をむいたじゃがいもをすりおろし水分を軽く絞る。
  2. 1に小麦粉を入れ、さっくりと混ぜる。
  3. 酢を垂らし、耳たぶくらいの柔らかさにする。
  4. 布に伸ばして、ガーゼをのせたら完成。

直接胸に当てて冷やします。4~5時間でパリパリの乾燥状態なります。乾燥したら交換をしましょう。
服が汚れることも多いので汚れても良い服にしておくことをおすすめします。

ペパーミント冷湿布

冷水を入れた洗面器にペパーミントのエッセンシャルオイルを3~6滴たらしてタオルを浸して軽くしぼったら「ペパーミント冷湿布」の出来上がりです。エッセンシャルオイルを用いることで皮膚からハーブの成分を取り入れる効果が期待できます。

痛みを感じる時や搾乳後などに乳房全体にかぶせて冷やしてあげると張りが楽になります。
人によっては肌に合わず刺激を感じるので、反応を見ながら使用し、刺激を感じるようであれば、使用は中止しましょう。

ハーブティーは断乳時も強い味方

断乳に効果的なハーブティー

母乳育児中におすすめされることも多いハーブティーですがペパーミントティーやセージ茶など母乳の分泌を抑えるお茶もあるので飲んでみてはいかがでしょうか。

ペパーミントは授乳期には控えているママも多いハーブですが、カフェインも含まれていないので、断乳を計画したら、授乳しながら母乳の出を少しずつ減らしていく時にも活用できます。
おっぱいケア向けのハーブティーを販売しているお店もありますので断乳前に用意しておくのがおすすめです。

我慢できない痛みは病院や薬に頼ろう

断乳の相談を受ける女性医師

あまりに痛い場合は病院に相談をしても良いでしょう。ひどい乳腺炎になると高熱が出て、結局、病院を受診する必要がでてきたりしますので、「これはマズイかも…」と思ったら、早めに対処してもらった方が良いかもしれません。

病院では応急処置として葛根湯を処方されることもあります。葛根湯には炎症を鎮めてくれる効果があるため乳腺炎になると使用されますが、本来は血行を促進する作用があるため断乳時には向いていない薬でもあります。
あくまで応急処置として使用している場合があるので、自宅にあるからと自己判断で飲むことは控えましょう。

痛くならないための予防法|断乳を計画した準備したいこと

夜間の授乳が辛くて断乳を決意する方は大勢います。夜にしっかりと眠りたくて断乳を決意したのにおっぱいが痛くて夜も眠れない状態は辛いものです。
どのようにしたらおっぱいトラブルを起こさずに断乳できるのでしょうか。断乳を計画したら、少しずつ事前準備を進めておきましょう。

食事量は控えめ、内容は授乳中と同じ

断乳のために食事を控えめに摂るママ

脂肪や糖分の摂りすぎや高カロリーの食事は母乳のつまりやしこりの原因となってしまうので、食事内容に注意しましょう。授乳中には食事に気を使っていた方も断乳すると、ついつい食べたくなりますが断乳が完了するまでは和食中心の食事を心がけるとトラブルの予防となります。
食べる量にも注意が必要です。母乳を飲ませていた時と同じ量を食べると母乳の分泌を促してしまうので、1~2ヶ月は少なめの量にしましょう。

水分摂取は少なめにする

母乳育児中は、水分をたくさん摂るようアドバイスをされた方も多いでしょう。おっぱいは血液なので、多量のおっぱいを作るため、そして水分が体外に出ていってしまうため、水分補給は必要不可欠だったのです。しかし、断乳後も必要以上に水分を摂ってしまうと母乳の生成を促す結果となります。

断乳を実施する際は、真夏など暑い時期はなるべく避けると良いでしょう。もしも断乳を行う場合は飲み過ぎに注意をしながら水分量を調整しましょう。

お風呂で湯船につからない

断乳中のためシャワーで体を流すママ

体を温めると母乳は作られやすくなるため、断乳中は血行のよくなることは避ける必要があります。お風呂は体を温めて血行を良くしてしまうので断乳を始めたら浴槽に浸かることは控え、シャワーだけにしましょう。シャワーを浴びながら搾乳を行うのがおすすめです。シャワーからあがったらすぐにおっぱいを冷やすようにしましょう。

1週間程度は浴槽に浸かることは控え、おっぱいの張りの状況を見ながら、判断しましょう。赤ちゃんが吸わなくなったとしてもおっぱいのケアには時間がかかります。徐々に普段と同じようにしていくと良いでしょう。

母乳外来の予約をしておく

産婦人科や助産院などの母乳外来でマッサージをしてもらうと楽になります。有名な桶谷式の断乳では2日間は圧抜き程度で3日目に母乳マッサージを行ってしっかりと絞ることを勧めています。桶谷式の母乳マッサージを行ってくれる助産院もあります。

おっぱいの張りが強く硬くなると自分では搾乳やマッサージがしづらくなり、痛くて自分で行うのが難しくなります。きちんと絞らないとしこりが残ってしまう恐れもありますので、心配な方はこうした専門機関を頼りましょう。自分ではうまくできない部分なども適度に搾乳をしてくれ、自宅でのセルフマッサージのアドバイスもしてくれます。

予約がとれなかったり、近所に施設がない場合もあるので、断乳をする際には予約や相談をしておくと断乳時のおっぱいケアがスムーズになります。

夜間の搾乳はしない

夜間の搾乳をさける断乳中のママ

母乳を作るホルモンの分泌は夜中にピークを迎えるので、夜間の搾乳は控えましょう。断乳する予定の3~4ヶ月前から夜間断乳を取り入れた寝方をしておくと、母乳の生産があらかじめ減るので断乳時に少し楽になります。

夜間断乳では授乳をしないと眠れないという思いこみがなくなり、別の方法で眠る方法を身につける準備にもなるので事前に行っておくといいでしょう。

いつまで続くの?断乳完了の目安は?

断乳完了の目安をメモに取るママ

断乳をしてから1ヶ月~6ヶ月ほどで母乳は作られなくなります。最も辛いのは断乳開始から3日間だと言います。初日からおっぱいがガチガチに固まり搾乳も難しいほど硬くなるなど体質の方もいれば、少し張るだけで痛みを感じない方もいます。個人差が大きいので、自分のおっぱいの様子を注視してください。

毎日しっかり絞らず、だんだんと日にちを空けながら搾乳をすると白い母乳ではなく、透明な汁に変化します。透明になったら断乳完了です。

事前準備&適切な対処で断乳完了!

断乳というと、泣く赤ちゃんをなだめる大変さが強調されがちですが、母乳を作る役目を終えたおっぱいのケアも忘れてはいけません。泣きじゃくる赤ちゃんを抱えながら、パンパンに張ったおっぱいの痛みに耐えなければいけないような断乳はとても大変です。昔と比べ、食生活や環境の変化に伴い、痛みを感じる方も増えています。

赤ちゃんの泣き声と自らの痛みに負けて、挫折しそうな瞬間も訪れるかもしれませんが、1度断乳を中止してしまうと次回の断乳決行が困難さを増します。断乳を決意したら、しっかり事前準備をし、痛みが強いときは搾乳や冷やせば少しずつ痛みは和らぐはずです。正しい知識と丁寧なケアで、断乳を成功させましょう。