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断乳時のおっぱいケア解説

断乳時のおっぱいケアは最重要!ケアの方法としないリスク

断乳時はおっぱいケアが必要不可欠です。きちんとケアをしないと、乳腺炎などの怖いトラブルに見舞われる危険性が…。断乳時はシャワーや食べ物など生活に気を付けながら圧抜きやおにぎり搾りなどただしいおっぱいケアでトラブルを防ぎましょう!痛みや張りが強く困ったときは母乳外来を頼ってね!

断乳時のおっぱいケアは最重要!ケアの方法としないリスク

断乳のケアはおっぱいのために必要不可欠です

断乳を考えているママ、断乳に突入したママ、おっぱいのケアのこと、考えていますか?
断乳するとき、どうしても「どうやって赤ちゃんをなだめるか」に気が向いてしまいがちですが、ママ自身のおっぱいのケアも必要不可欠です。そうしないと、乳腺炎など、思わぬおっぱいトラブルに見舞われる危険性が。おっぱいのケアも忘れずに、スムーズに断乳を乗り切りましょう!

断乳時のおっぱいケアは3つのステップを踏んで

断乳ケアを怠り辛い表情のママ

断乳は、母乳が出ているのに授乳をやめることです。ケアをして張りや痛みに対処すると同時に、少しずつ母乳が作られる量を減らしていきましょう。そのためには、ステップを踏んだケアが効果的です。

ステップ1.断乳1日目~3日目のケア

断乳1日目~3日目、特に1日目は、ほとんどのママが強いおっぱいの張りと痛みを感じます。赤ちゃんに吸ってもらうと楽になることはわかっていますが、断乳を始めたのなら、ぐっとガマンして搾乳しましょう。
搾乳するときのポイントは次の通りです。

・おっぱいが張ってつらいときだけ搾る
・1日に1回~3回程度に分けて搾る
・軽く搾る程度にとどめ、搾りすぎないようにする
・乳輪のあたりやおっぱいのつけ根を刺激しすぎないようにする

おっぱいが張ると本当に痛くてつらいものです。時には岩のようにゴリゴリになってしまうこともあります。ですが、搾りすぎは禁物。乳輪のあたりやおっぱいのつけ根の刺激にも気をつけましょう。新たな母乳が作られてしまうことになります。

搾るときは、おっぱい全体を両手でそっと包み込むようにして、軽く内側に押しながら搾るようにしましょう。それでもおっぱいが張って痛いときには「圧抜き」が効果的です。

圧抜きで軽くおっぱいを刺激!

圧抜きは、母乳を搾るのではなく、おっぱいを少しだけ刺激して楽にする方法です。服の上からできます。母乳が漏れて服を濡らさないように、念のため母乳パッドを当てて、次のように行いましょう。

圧抜きのやり方

・両手首をおっぱいの外側(脇の下のあたり)に当て、中央に向けて30秒くらい軽く押す
・次に親指と人差し指で乳首の外側をつまむように軽く押す
・少しずつ指の位置を動かし、リズミカルに乳首の周り全体をまんべんなく押す

時間は5分程度が目安です。母乳が出てきた場合は、50ccくらい出たところで終わりにしましょう。

圧抜きするときのポイント

・楽になるからといって、やりすぎないようにする
・強く押さないようにする
・乳首を刺激しないようにする

1日に何度も行ったり強く押しすぎたりすると、かえって新たな母乳が作られることになりかねません。おっぱいが張ってどうしようもなくつらいときのみ行うようにしましょう。

ステップ2.断乳4日目~6日目のケア

断乳4日目ごろになると母乳の量も減り、張りもずいぶん楽になってくるでしょう。そうしたら、おっぱいにある母乳を全部搾り出すような気持ちで搾乳していきます。

このときのポイントは「おにぎり搾り」で搾乳することです。両方の手のひらでおっぱい全体を包むようにして、外側から内側に向けて、大きなおにぎりを握るような気持ちで搾り出します。

おにぎり搾りのポイント

・乳腺は、乳首を中心にして放射状に張り巡らされています。そのすべての乳腺にある母乳を搾るようにイメージして行います。
・体が温まると母乳がよく出て搾りやすくなるので、入浴時に行うこともおすすめです。

それ以降は、張りを感じたときに搾り出すようにします。

ステップ3.断乳1週間後と、それ以降のケア

断乳から1週間が経過したら、ステップ2と同じように、おにぎり搾りで残る母乳をしっかりと搾り出しましょう。1週間経っているので、おっぱいが張ることはほとんどないかと思いますが、まだ母乳が作られていることがあります。

全部搾り出したら、以降は1週間ごとに搾るようにしましょう。これを繰り返して母乳が出なくなれば、おっぱいケアは終わりです。期間は個人差がありますが、1ヶ月~2ヶ月程度で終了する人が多いようです。
もしもわずかながらでも出る場合は、入浴時などに搾って出し切るようにしましょう。

おっぱいトラブルを避けて上手にケアする5つのポイント

ママの水分補給にピッタリのハーブティー

どうしても張ってしまうおっぱいですが、できるだけ張らないように気をつけて、トラブルを回避していきましょう。そのポイントをお伝えします。

1.入浴はシャワーで

断乳して3日目くらいまでの入浴は、シャワーでさっとすませるようにしましょう。
湯船につかると体が温まり、母乳の出が良くなります。すると、自然と張ってきてしまいます。寒い季節の場合、シャワーはつらいかもしれませんが、数日のことなので頑張りましょう!

2.甘い物や脂肪分の多い食べ物を控える

甘い食べ物や脂肪分の多い食べ物は、母乳をどろっとさせてしまいます。すると乳腺が詰まりやすくなり、乳腺炎のリスクも高まります。
乳腺炎になってしまうと痛みもひどくなり、自分でケアすることも難しくなってしまいます。

授乳を終えると必要なカロリーもダウンするので、この機会にヘルシーな和食に切り替えもおすすめです。

3.水分摂取を控える

母乳を作るためには水分が必要でしたが、断乳後も同じように水分を摂っていると、同じように母乳が作られることに。

ただし、夏場は熱中症にも気をつけなければなりません。何が何でも控えるのではなく、それまでの水分量よりも控え目にすることを心がけるとよいでしょう。

4.母乳の分泌をおさえるハーブティーなどを飲む

ペパーミントやセージのハーブティーには、母乳の分泌をおさえる働きがあります。母乳が作られなければおっぱいは張らないし、痛くもなりません。水分を摂るときは、こういったハーブティーにしてみてはどうでしょうか?

5.母乳外来でチェックしてもらう

自分でケアをして「もう、母乳は出なくなったかな」と思ったら、念のため母乳外来を受診してチェックしてもらいましょう。
自分ではすっきり搾ったつもりでも、プロの手にかかると古い母乳が出てくることも。しっかり搾り出してもらえば、安心して断乳を終了できますよ。

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張りが強くて痛みが強いときの対処法

断乳ケアのポイントを抑えるママ

断乳1日目~3日目くらいまでは、おっぱいが張って痛むことは覚悟しておいたほうがよいかもしれません。そんなときの対処法をご紹介します。

冷やす

冷やすと、楽になります。保冷剤をタオルにくるんで当てても良いですし、熱冷まし用のシートを利用すると簡単です。冷やし過ぎが気になる場合は、ちぎったキャベツの葉を当てるという方法もあります。キャベツの葉っぱの温度位がちょうど良いのでしょうね。

湿布をする

湿布にも、張りと痛みをやわらげる効果があります。手作りできる湿布を2つ、ご紹介しましょう。

ジャガイモ湿布

1.ジャガイモ1個分の皮をむいてすりおろす。
2.すりおろしたジャガイモに、小麦粉大さじ4、酢3滴を垂らして混ぜる。
3.耳たぶくらいの固さに練ったものをキッチンペーパーに塗る。
4.半分に折りたたみ、痛みのあるところに貼る。

ペパーミント湿布(精油)

・ペパーミントの精油を用意する。
・冷たい水を洗面器に入れ、ペパーミントの精油を5~6滴、垂らす。
・おしぼりタオルをひたして軽く絞る。
・おっぱい全体にかぶせるようにする。
・楽になるまで、何度かタオルを交換する。

専門家に診てもらう

あまりにも張って痛すぎて「自分では、どうにもならない」というときは、無理をせずに専門家に診てもらいましょう。まずは出産した病院、母乳外来のあるクリニック、おっぱいケアに力を入れている助産師さんに相談を。
どこに行っていいかわからない場合は、まずは「母乳外来」で病院検索をしてみましょう。

おっぱいのケアが大切なワケ

断乳のコツをメモするママ

母乳は、もともとは血液で作られています。おっぱいに母乳が残ったとしても、再び血液となって体に吸収されていくといわれています。そう考えると、断乳でのおっぱいケアは必要なさそうですが、体はなかなか理屈通りには動いてくれないもの。
体質も母乳の出方も母乳の質も人それぞれですから、次のような理由でケアが必要です。

1.張りや痛みを軽減するため

あまりにも強い張りや痛みは、赤ちゃんの抱っこにも支障をきたします。
おっぱいが欲しくて泣く赤ちゃんを抱っこしてあやしてあげたくても、痛みのためそれどころではなくなってしまいます。

2.しこりを残さないため

乳腺が詰まり、硬いしこりができることがあります。基本的にしこりは、マッサージなどのケアで解消できるのですが、まれにしこりが消えずに残ってしまうことがあります。
しこりは乳がんとの見分けが難しく、検診で引っかかってしまうことも。それに、しこりがあると自分でも気になりますよね。手厚くケアをして、しこりを残さなければ安心です。

3.乳腺炎を回避するため

母乳が乳腺に詰まって炎症を起こした状態が、乳腺炎です。
おっぱいが張ったり痛んだりしたときにきちんとケアをすることで防げますが、実際にどんな症状が出るのかも知っておきましょう。

乳腺炎の主な症状

・おっぱいにしこりができ、熱を持つ。
・おっぱいが岩のように張り、軽く触れるだけでもひどく痛む。
・発熱、悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などを生じる。
・黄色っぽい母乳が出る。

このような症状が出ると赤ちゃんのお世話も大変ですし日常生活にも支障が出てきます。
そればかりか、細菌感染して化膿してしまう危険性もあるといいます。めったにないとは言われていますが、最悪の場合は手術をしなければならないことも。
おっぱいのケアでこれらのリスクを回避できるのであれば、それにこしたことはありません。

4.次の出産で乳腺を開きやすくするため

きちんとケアをして母乳を出し切っておかないと、次の授乳に影響があるともされています。乳腺が詰まることで開きにくくなってしまうのだそう。乳腺炎など、トラブルにつながるリスクも高くなるようです。上の子の授乳がスムーズでトラブル知らずでも、きちんとケアをしなかったために、次の子の授乳はうまくいかなかったというママの声もあります。

今きちんとケアをすることが、やがて生まれてくる子の授乳にも影響するのですね。次の出産を考えているママは、ぜひ念入りなケアをしておきましょう。

こんな症状があったら受診しましょう

胸の痛みについて医師に相談する女性

断乳中、次のような症状が出たら、出産した産婦人科や母乳外来を受診しましょう。赤ちゃんのためにもママの体のためにも、無理は禁物です。

痛くて自分ではどうにもできないとき

ゴリゴリに硬くなり、熱を帯びたおっぱいを自分でほぐすのはかなり大変なことです。痛みがひどいと、どうしても力を入れられませんし、どのくらいマッサージをすればよいのかも判断がつきかねます。

そんなときは、専門家にお願いするのがいちばんです。マッサージ中の痛みには耐えなければなりませんが、施術後は驚くほど楽になります。自分でなんとかしようとして、かえって症状を悪化させないように気をつけましょう。

しこりが消えない

先ほどもお伝えしたように、しこりが残ってしまうと乳がんと紛らわしかったり、何となく気になったりします。自分では解消できなくても、専門家のマッサージでほぐれることもあります。
受診して、しこりの状態を確認してもらいましょう。必要であれば乳がん検診も受けておくと安心です。

母乳が止まらない

断乳してから母乳が止まるまでの期間には個人差がありますが、もしも半年経っても母乳が止まらないという場合は、一度受診してみましょう。何かしらの病気で母乳が止まらなくなっていることも考えられます。

スムーズな断乳時のためにもおっぱいケアを

断乳するときのおっぱいケアは、赤ちゃんのためにも自分の体のためにも必要なこと。出産してからずっと、赤ちゃんの成長を支えてくれたおっぱいに感謝しながら、ケアをしてあげてくださいね。

ケアをしっかりしてスムーズに断乳ができれば、その後の育児も楽しくできますよ!