赤ちゃんの寝る時間お悩みQ&A

赤ちゃんの寝る時間はどれくらい?気になる特徴や傾向

赤ちゃんが寝る時間を新生児期から1歳まで月齢毎に紹介します。睡眠時間が遅い、早いで赤ちゃんの発育にどのように影響するのかママが気になる疑問を解決します。朝と夜の区別を付ける方法や生活リズムを正す発育に良い理想の睡眠時間に近づけることができるコツもありますよ!

赤ちゃんの寝る時間はどれくらい?気になる特徴や傾向

赤ちゃんの寝る時間はどのぐらい確保すべき?月齢別平均睡眠時間と眠りの特徴

赤ちゃんが寝る時間はどのぐらいで、何時に寝かして何時に起こしたらいいのか。生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいとおむつ以外はほとんどねんねというようによく寝ます。成長の著しい新生児の赤ちゃんは、1日の80%が睡眠時間となっています。

ママの手を握り眠る赤ちゃん

昼夜問わずに睡眠をとっているのは、昼夜の認識がないからですが、月齢とともに昼と夜の区別がつくようになり、睡眠のリズムが一定になります。規則正しい生活のリズムをつけるためにも、寝かしつけの時間を同じにしたり、朝起こしたりなど、月齢に合わせた睡眠時間を取れるように調整しましょう。

1日のほとんどを寝て過ごす新生児期

新生児期の赤ちゃんはほとんど寝ていますね。良く眠る赤ちゃんとあまり寝ない赤ちゃんなど個人差があります。

また、この頃の赤ちゃんはレム睡眠が長く眠りが浅いのでちょっとの音や刺激ですぐに目を覚ましてしまいます。赤ちゃんの睡眠には個人差がありますが、授乳して眠って、またお腹がすいたら泣いてというサイクルを2~3時間おきぐらいに繰り返しています。
長い子では22時間ぐらい、だいたい1日18時間ほど眠っています。

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生後1ヶ月~生後2ヶ月の1日の平均睡眠時間は15時間前後

生後1ヶ月~生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間はだいたい15時間前後とされています。これもまた個人差がありますがこの頃の赤ちゃんの睡眠の特徴は、ほんの小さな物音や刺激でも起きてしまうということです。

よく泣くという赤ちゃんは、いつ寝ているの?と心配になってしまいますが、赤ちゃんは必要な睡眠時間を自分で確保出来ているので心配する必要はありません。
夜中の授乳などでママの方が睡眠不足になる時期なので、赤ちゃんが寝ている間にママも一緒に寝て睡眠を取る事がとても大切ですね。

生後3ヶ月~生後5ヶ月には睡眠時間が少しずつまとまってくる

首が座って来る頃です。赤ちゃんが少しずつまとまって眠るようになります。
赤ちゃんが一日に眠る睡眠時間は13時間から14時間とされています。この頃から、生活リズムがつきやすくなるので昼間は太陽を浴びるために外で過ごしたりして身体を動かすなど、積極的に活動することで昼夜の区別が付くようになります。

レム睡眠が減り、ノンレム睡眠の時間が増えてきます。そうすると数時間連続して眠る赤ちゃんが増えます。次第に体内時計が整ってきますね。といってもまだまだ睡眠リズムは不規則です。

生後6ヶ月~1歳頃には昼夜の区別がつくようになる

生後6ヶ月頃になると、昼夜の区別がつくようになります。一日の睡眠時間が11時間から13時間となり、お昼寝の時間も午前に1回、午後に1回ずつと定着してきます。この頃になると、夜泣きをする子が増えてきます。

夜泣きの多くの原因は、生活リズムがまだ定着していないことと言われています。そのほか、日中の疲れ過ぎや夢を見たりなどさまざまな原因が考えられますが、ママが出来ることは朝起きる時間と寝る時間、授乳や食事、入浴などの生活リズムを毎日一定に送れるようにしてあげることです。夜泣きは月齢とともに治まってきますから、もう少しの辛抱です。

赤ちゃんもママも睡眠不足になりがちですから、赤ちゃんが寝られる時はママも一緒に寝るなどの工夫で乗り切りましょう。

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赤ちゃんの寝る時間お悩みQ&A

可愛いバンザイ寝で眠る生後3ヶ月の赤ちゃん

Q:赤ちゃんの早寝早起きって何時のことですか?

A:だいたい朝は7時頃、夜は20時頃と考える親御さんが多いです。お風呂後は湯冷めの心配もあるので、入浴後や夕食後に少しゆっくりしたら就寝というのが今後のためにも良いでしょう。赤ちゃんが寝てからママやパパが少しくつろぐ時間がとれるのもメリットです。

Q:どうして早寝早起きが大事なのですか?

A:生活のリズムが大事なのですが、睡眠は体温のリズムに影響があります。
寝ている間は体温が低く、起きると上昇します。朝起きるのが遅いと、なかなか体温が上昇せずに頭がぼーっとしてしまいます。活動意欲が出るのに時間がかかることで、入園後、入学後に困ることがあるので今のうちに、生活リズムを整えましょう。その一歩が早寝早起きなのです。

Q:昼寝の時間が一定ではないのですがどうしたら良いでしょうか?

A:昼間の寝る時間が毎日同じではないことは、あまり問題ではありません。
とくに夜に寝られるようなら大丈夫です。しかし、夜なかなか寝付けずに寝る時間が遅くなってしまうのなら昼寝の時間を短くしたり、午後の早い時間帯に寝かせるなど工夫が必要になってきますね。

赤ちゃんの睡眠不足の影響

寝ている妹を愛おしそうに撫でる女の子

赤ちゃんの睡眠不足は、その成長発達にさまざまな悪影響が生じる可能性があります。心身の成長の発達に加えて運動神経、知能の発達など多方面に影響が考えられますから気を付ける必要があります。

体の成長が遅れる可能性がある

身体の成長が遅れてしまいます。赤ちゃんが寝ている間には、成長促進作用があると言われている成長ホルモンが分泌されます。夜間の睡眠が妨げられることで、成長ホルモンの分泌が減少すりと身体の成長がゆっくりになってしまいます

免疫力、抵抗力の低

免疫力が低下してしまいます。赤ちゃんが睡眠不足になると、抵抗力がなくなります。色々なものを撥ね退ける力が低下しますから、疲れやすい、風邪を引きやすいなど身体への影響があります。

情緒不安定になることも

自律神経の働き、バランスが崩れてしまいます。自律神経を司る交感神経系と副交感神経系ですが、起きている時は交感神経系が優位になり、眠っている時は副交感神経系が優位になります。
睡眠不足の状態では、交感神経系優位の状態が長いために血圧や脈拍が高くなりやすく、インシュリンの働きが弱くなり、血糖値が上昇します。

また、交感神経系が優位になり興奮するとノルアドレナリンが多く分泌されて、イライラしやすく切れやすいといったように情緒不安定になってしまいます。

肥満傾向になる

肥満傾向になってしまいます。交感神経系が優位になり血糖値が上がりやすくなると赤ちゃんの肥満につながりますので注意が必要です。

睡眠と成長ホルモン

寝付きの悪い赤ちゃんをあやすママ

赤ちゃんが睡眠不足になると、運動能力や知能の発達が遅れてしまいます。成長ホルモンは、身体の骨や筋肉などの組織の成長を促進させるだけではなく、運動神経や知能の発達にも影響があります。
そのために、成長ホルモンの分泌が減ることで、運動神経、知能の発達、記憶力の低下、活動意欲の低下などにつながり、全体的な成長が周囲よりも遅れてしまうということが考えられます。

安眠を促す赤ちゃんのお世話のコツは?

赤ちゃんが寝入るのを優しく見つめるママ

赤ちゃんが夜にぐっすり眠るためにママが出来ることがいくつかあります。まずは、朝早くに起こすことから始めてみるのも良いですね。
朝しっかりと起きてご飯を食べる、授乳をするということが、日中の過ごし方に変化が出てきますから朝の寝起きがとても大切です。
適度に疲れるということが、夜ぐっすりと眠れるということにつながるようです。

早寝早起きで生活リズムを整える

赤ちゃんの睡眠時間を重視して、早寝早起きが生活リズムを整える上で一番大切ですね。そして、お食事や授乳、昼寝時間や入浴時間などを定着させることで次第に生活リズムが整ってきます。昼夜の区別をつけることを心がけると良いですね。半年を過ぎても昼夜の区別がつかない赤ちゃんは、朝早く起きて朝日を浴びさせることで活動スイッチが入り生活リズムが整ってきます。

日中は積極的に体を動かし過ごす

昼間は積極的に活動し、日光を浴びながら遊んだり散歩に出かけたりと身体をたくさん使ってあげましょう。たくさん遊んでエネルギーを発散させてあげることが、赤ちゃんの安眠につながります。
また、入浴はシャワーだけで済ませるのではなく、しっかりと湯船につかりましょう。

ミルクや離乳食の時間を一定にする

授乳や食事の時間を一定にするよう努力して、赤ちゃんの月齢に合わせた授乳や離乳食にしましょう。

赤ちゃんの健やかな成長のため 赤ちゃんの寝る時間を上手に調整してあげましょう

赤ちゃんの性格や特性によっても異なりますが、赤ちゃんはすぐに起きてしまうといったように眠りが浅いのです。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、浅い眠りがレム睡眠、深い眠りがノンレム睡眠です。赤ちゃんの50%がレム睡眠状態だと言われています。

それにしても、赤ちゃんの生後1年間というのは身体も知能も急速に発達していきます。この成長発達にかかせないのが成長ホルモンですね。
この成長ホルモンを正常に分泌させるためにも、赤ちゃんの睡眠がいかに重要であるかがよく分かりました。
赤ちゃんの安眠を実現できるように、ママの工夫がとても必要になってきます。デリケートになる必要はありませんが、赤ちゃんにとって睡眠が非常に大事であるということは理解をしておきましょう。