赤ちゃんのダニ刺されの対処

赤ちゃんがダニに刺されたかも…症状と対処法

赤ちゃんがダニに刺されてしまったら大変です。ダニが繁殖する時期に入る前に、ダニと虫刺されの違い、ダニに刺されないための対策を知っておきましょう。赤ちゃんがダニに刺されてかゆそうにしているのは見ていても辛いですよね。赤ちゃんをダニから守るための方法です。

赤ちゃんがダニに刺されたかも…症状と対処法

ダニに刺されて可哀想な赤ちゃんの対処法

布団で一日の多くの時間を過ごす赤ちゃんですが、突然赤い発疹のようなものが出たときはビックリして「何かの病気かな…」と疑うかもしれません。でもそれはダニに刺されたのかもしれませんよ!
ダニに刺されたときの症状をよく知ることでダニに刺されたとき、いち早く気づくことができます。赤ちゃんが発疹をかきむしると症状が悪化することもあるので、詳しく把握して適切な対処をしてあげましょう!

ダニ刺されの主な症状はかゆみと腫れ

ダニに刺された時の対処法

では、ダニに刺されるとどのような症状が出るのでしょうか。
蚊の虫刺されと勘違いする時もありますが、いくつか特徴があるので紹介します。ダニは6月~9月の間に刺すので、その時期に虫刺されのような跡を見つけたら、まずダニを疑いましょう。

強いかゆみ

ダニに刺されると強いかゆみが現れます。自分でかくことのできる月齢の赤ちゃんはしきりにさわったり、新生児や月齢の低い赤ちゃんはぐずったり体をゆすったりします。
あやしても泣き止まないようなら露出していない部分に虫刺されがないかチェックしましょう。

腫れ

刺されたところが0.5~1cmほど腫れ上がります。
蚊に刺されたときよりも赤く腫れるのが特徴です。刺されてすぐは目立ちませんが、しばらくして腫れてきます。全体に赤く腫れるなら、それはダニではありません。

また左右非対称で数個かたまって刺されるという刺し跡の特徴があります。一週間ほど跡が消えないので、蚊の虫刺されとは明らかに違うのがわかりますよね。

ツメダニ、イエダニに刺された時の特徴

家の中にいる、ツメダニ・イエダニに刺されたときの症状や特徴をご紹介します。

ツメダニ

刺されて数時間後から2日後にかゆみがでるので、刺されてすぐに気づかない場合もあります。

イエダニ

刺されてすぐかゆくなるのが特徴です。

ダニはかまれた部分のみが腫れるという特徴があり、全体的に腫れる場合はダニ以外の虫刺されを疑いましょう。

2箇所に噛み跡がある場合は、ダニではなくトコジラミなので間違えないようにしましょう。
蚊やノミは露出している部分をさしますが、ダニは露出してない服を着ている部分を刺します
対処法を間違えないようにしましょうね。

水ぶくれがとびひになる前に皮膚科へ!

ダニのいない布団ですやすや寝る赤ちゃん

ダニに刺されて水ぶくれのようになった部分をかきむしってしまうと、傷口から黄色ブドウ球菌や溶連菌が入り込み細菌が繁殖することによりとびひが発生してしまう可能性があります。
とびひを起こす前に早めに治癒しないと、どんどんひどくなり長期化してしまう可能性があります。

薬を飲んでもかゆみが引かずずっと機嫌が悪い・・なんてことになったらママも大変ですよね。

応急処置でダニ刺され跡を清潔に保つ

赤ちゃんは当然のことながら自分で対処ができません。
ダニに刺されてしまったら酷くならないようにまず、応急処置をする必要があります。

とびひは発疹が破れて傷跡にあったとき、そこから細菌が入り繁殖することによって起こります。
なので清潔に保ち、細菌が入らないようにすることが大切です。

1.流水で洗う

流水やぬるま湯で患部をやさしく洗い清潔にしましょう。洗うお母さんの手も先に清潔に洗っておきましょうね。
熱いお湯は言うまでもなくNGです。あくまでもやさしく洗ってあげましょう。

2.優しくふき取る

濡れタオルやガーゼでやさしくふき取ってあげましょう。患部をこすってつぶしてしまわないように注意しましょう。
赤ちゃんが引っかいてつぶしてしまわないように、赤ちゃんのつめが伸びすぎていないかも確認しておきましょう。

3.皮膚科へ!

かゆみ止めを塗るのがいいのですが市販のものは合わないものもある上にステロイド配合の問題もあります。とびひになってしまっている場合は抗生物質などを処方してくれる場合もあります。
皮膚科で薬の相談をするのが一番いいでしょう。
休日などでなかなか病院にいけない場合はかきむしり防止にパッチや傷テープ等で保護しておくといいでしょう。

赤ちゃんの行動に注意!ママが赤ちゃんにしてあげられること

ダニに刺された部分を見てもらう赤ちゃん

赤ちゃんはもちろんやってはいけないことがわかりません。
かゆければかくし、痛ければ泣きます。赤ちゃんの行動で傷口が酷くならないようにママがしてあげられる赤ちゃんのための予防方法です。

赤ちゃんの爪に注意!

赤ちゃんの爪を短くすることはもちろんですが、ケアする人の爪も気をつけておきましょう。
触れるときはやさしく爪で触らないことを心がけましょう。

絶対にこすらない!

ダニに刺されたあとは非常にデリケートでつぶれやすく、またつぶれた後はとびひが心配になりますので絶対にこすらないようにしましょう。
また赤ちゃんに触らせない、という工夫も必要です。

気になることがあれば病院へ

繰り返しになりますがとびひにしてしまうと、完治までにかなりの時間がかかってしまいます。
刺されたのを発見したら早急に対処してあげましょう。とびひになってしまってもその時点で病院にいけばこれ以上広がらないようにかゆみ止めや抗生物質を処方してくれますので、連れて行くのが遅くなったから・・・と躊躇することなく皮膚科に連れて行きましょう。

小児科に連れて行く方がいますが、皮膚科がベストでしょう。これから先皮膚科とも長い付き合いになるのでいったことがない方はこれを機会にかかりつけの皮膚科を作っておくといいでしょう。

赤ちゃんのためのダニ予防

ダニ刺されをゼロにするのはなかなか難しいかもしれません。ただし、どんどん繁殖していってしまうものなので予防をしておく必要があります。
ただし、簡単には除去できないのでいくつかのポイントを押さえて対応しましょう。

室内の湿度と温度を下げる工夫を

エアコンの中身に興味がある赤ちゃん

室内の温度と湿度が高い状態がダニにとって繁殖しやすい環境となります。
できるだけ風通しを良くして、送風して室内の温度と湿度を下げるようにしましょう。
特に布団の下を頻繁に風通しするように心がけると効果的です。

赤ちゃん快適エアコンの使い方|夏の冷え対策&冬の乾燥対策
赤ちゃん快適エアコンの使い方|夏の冷え対策&冬の乾燥対策
赤ちゃんの部屋にエアコンをつけるとなると夏は冷え、冬は乾燥が気になりますね。一年を通して冷暖房として使用するエアコンですが赤ちゃんが快適に過ごすためには設定温度はもちろんお部屋の空気管理が大切です。

できるだけ布団を天日干ししよう

毎週この日は布団を干す日と決めて定期的に干すようにしましょう。
干した後は掃除機で吸う事をお忘れなく!ダニを死滅させることはできませんが、布団の湿気を飛ばしダニを増やさないという効果はあります。

カーペットは避けてクッションフロア等を活用しよう

カーペットもダニが繁殖しやすいです。
子供が小さいうちはゴミやチリ等も多い上に赤ちゃんの顔に近い位置にあるため避けたほうがいいでしょう。傷防止ならクッションフロアなど、ダニが繁殖しにくいものを選びましょう。

天日干しより効果がある予防法

天日干しはダニの繁殖予防になりますが、死滅させることはできません。
ダニを死滅させる方法はどのようなものがあるのでしょうか。

コインランドリーで高温乾燥

ダニ対策としてコインランドリーを使うママ

50℃の熱だと20分~30分で死滅します。60℃だと一瞬で死滅します。
なので、コインランドリーの大型乾燥機だとそれだけの熱量があるので、洗いから乾燥までしてもよし、乾燥のみで使用してもいいでしょう。ただし、自宅で掃除機にてダニの死骸を吸い取る必要があります。

日常的に使える布団乾燥機がおすすめ

ダニ対策にお勧めするのは布団乾燥機です。これなら日常的に布団の湿気を取ることができる上にダニ撃退モードのある機種を購入すれば50℃以上にすることができるため、セットすれば後は放っておくだけ。
掃除機で最後に吸う事をお忘れなく!布団乾燥機一台あればダニの撃退にかなり活躍してくれます。

手軽ですし、冬にはぬくぬくの布団が楽しめる上に、室内干しのモードがついているものもあるので、これを使えば室内の湿度が上がりすぎることもありませんね。

日頃からダニ防止対策を!

日頃からダニ防止対策を怠らないようにしましょう。ダニ・ダニの死骸はアレルギーの原因にもなります。そんなものが赤ちゃんの布団に潜んでると思うとぞっとしますよね。天日干しなどの対策で日頃から防止策を実施しておきましょう。
そうすることによってダニに刺される6~9月に被害に遭わずにすみます。

また、万が一刺されてしまったら応急処置をちゃんとするようにしましょう。とびひになってしまった場合、菌によっては抗生物質が効かないものもあります。
とびひがとびひをよび、かなり長い間悩まされる赤ちゃんもいるようです。保育所に通っている赤ちゃんなら余計に気になりますよね

ダニが活動的になる時期はプールの時期とも重なるので、その夏はプールはお預け・・・なんてことになったらかわいそうですよね。
まずはダニに刺されたらどうなるかという基本知識をしっかりと家族で共有すること。そして、刺されたらすばやく応急処置をし、できるだけ早く皮膚科に行きましょう。