赤ちゃんの外気浴の時期

赤ちゃんの外気浴の始め時は?正しい外気浴の月齢や時間帯

赤ちゃんの外気浴はいつから始めるのが良いのか?適切な時期や季節による時間帯、外気浴をする目的や意味などを紹介します。ママも子育てにつきっきりで外に出ていないとストレスも溜まりますよね。リフレッシュも兼ねて赤ちゃんを外気浴に連れていきましょう!

赤ちゃんの外気浴の始め時は?正しい外気浴の月齢や時間帯

外気浴はメリットいっぱい!外気浴の時期・赤ちゃんへの影響

赤ちゃんを出産して少し母体が落ち着いてくると、室内にこもりっぱなしではストレスもたまってきてしまいますよね。2、3週間が経つころであれば特に「そろそろいいかな?」と、可愛い我が子を連れ出して、気分転換したくなるもの。でもちょっとそこまで買い物に、と外に連れ出すのはちょっと待って!

赤ちゃんを外の空気に触れさせるのはとても大切ですが、2、3週間の新生児にはちょっと刺激が強すぎるかもしれません。太陽の熱は大人が思う以上に強くアレルギーややけどなど思わぬ症状がでることもあります。

赤ちゃんをいつからどのくらいの時間、外に連れ出してあげればいいのか、外の空気に触れ始める時期やその方法はどうすればいいのか、など赤ちゃんにもたらす効果やその意味まで、適切な時期に外の空気に触れさせる「外気浴」をご紹介します。

外気浴は赤ちゃんが外界にふれるビックイベント

ママと夏の外気浴を楽しむ赤ちゃん

「外気浴」とはあまり聞きなれない言葉ですが、これは「がいきよく」といって、赤ちゃんにとっては生まれて初めて外界に触れるビックイベントです。
徐々に免疫がつきはじめてくる生後1ヶ月頃から、少しずつ外の空気に慣れさせてあげることをいいます。外気浴を正しく行っておかないとお家から出ることを怖がって外に出るたびにぐずついてしまったり、免疫がうまく形成されず病気がちになってしまうこともあります。

また、家族以外の人やものの存在を認識し、少しずつ外の世界を理解するというのも目的のひとつですが、一番の目的はやはり我が子をたくましく成長させるということ。

しかし、冒頭でも触れたように、外にはいろんな外敵が潜んでるため、正しい方法をしっかり理解してからはじめることが大切です。

外気浴ってどのように始めるのが正しい?

ベビーカーで外気浴中に寝た赤ちゃん

お日様にあててあげるのは一見身体によさそうなものですが、直接それも長時間日にあてるのは避けましょう。

私たちのお母さんが子どもを育てていた頃は、生後間もない頃から積極的に外に連れ出していたようですが、気温の上昇と同じように紫外線の強さも上昇してきている今の時代では赤ちゃんに刺激が強過ぎるため、まずは5分程度窓を開けることから始めましょう

少し外の空気になれてきたら、今度はお庭やベランダに5分程度、1日に2、3回抱っこをして出してあげてください。

赤ちゃんの体調があまりよくない場合は、無理をしなくても大丈夫です。赤ちゃんが外の空気に触れることを楽しんでいるかどうかも大切なことなので、調子がよさそうかどうかを見て外に出してあげてください。

完全に外出できるのは3ヶ月を過ぎた頃から。天候のいい時にベビーカーや抱っこ紐などを使ってお散歩してみましょう。

外の空気に触れることは、ママはもちろんのこと、赤ちゃんにとっても十分に気分転換になるので、なるべくストレスを感じさせず行ってあげてください。

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外気浴は身体が丈夫になるだけでなく様々なメリットがある

ママの抱っこが心地良過ぎて寝る赤ちゃん

外気浴の目的はたくましく成長させることと冒頭で触れましたが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず身体へ与えるメリットとして、お部屋と外との気温差を感じることで、体温調節ができるようになります。それに伴って、新陳代謝も活発になり、外のウイルスに打ち勝てるほどに抵抗力が高まっていきます。

身体が丈夫になり、病気になり難い身体が育くまれるという点が外気浴の最大のメリットと言えるでしょう。

外気浴は心も育んでくれます。皮膚が感じる温度感はもちろんのこと、様々な匂いや音、手にする感触や目にするものなど、新しい刺激を感じ取ることで子どもの本能を呼び起こしてくれます。

お友達ができるのはまだ先かもしれませんが、少し大きくなって人見知りが激しくならないよう、早いうちからいろんなお子さんや大人に出会わせてあげるというのも意識してあげてください。人と触れ合うことで嬉しい楽しいといった感情も養ってくれます

そのようにして好奇心も高まり、健やかな心に成長させてくれるのです。

さらに、五感を使うことは子どもにとってはとても体力を使う行為なので、夜泣きが本格化してきているお子さんも、ぐっすり熟睡してくれるようになりますよ。

外気浴を行う時間は何時が適切?寒さの厳しい冬はどうする?

雪だるまで作ったキャラクターに夢中の赤ちゃん

外は刺激が多いためむやみに外に出すのは危険というのは再三お伝えしていますが、それではいつ外に出してあげればいいのか悩んでしまう方もいらっしゃると思います。時間帯は午前9時から10時ころであれば、日も当たりすぎず、気温もちょうどいい頃なのでおすすめです。また夕方4時ころも紫外線や気温も落ち着いてくる頃なのでよいでしょう。

では、これから訪れる冬の時期はどのように乗り越えていけばいいのでしょうか。

確かに日差しは和らいできますが、なんといっても寒さには勝てません。風邪をひいて高熱をだしてしまわないか、肺炎になってしまわないか、なにかと心配ですよね。さすがに0度を下回る日は、外気浴はお休みしましょう。少し気温が高まるお昼頃にしっかり防寒をして外気浴してあげてください

ただし、無理は禁物!外気浴は必ずしなくてはいけないものではありません。大人でも悲鳴をあげるほど寒い日もあるでしょう。そんな日は、無理をして外に出さず、窓を開けて軽く風を浴びるくらいにしてあげてください。

外気浴って日光浴となにが違うの?

パパと一緒に外気浴する赤ちゃん

ここまで外気浴についてご説明してきましたが、一般的に使われる「日光浴」という言葉の意味と、何が違うのでしょうか。

日光浴はその名の通り「日光を浴びる」行為のことで、それに対し、外気浴は「外の気を浴びる」ということ。外気浴でも日光にあててあげるのでなにも違いはないのでは?と疑問に思う方もいるかと思いますが、外気浴は日に当てることがメインではなく、あくまで、外気に触れること全般のことをいいます。

それぞれの目的を知ると、その違いはさらに明確になることでしょう。

外気浴は、あくまで外になれさせ、外出できる身体に鍛え、成長させるためのものと先にもご説明しましたが、日光浴は、日光にあてることで新生児に欠乏しがちなビタミンDを体内で合成させ、骨を丈夫にするために行う、という行為をさします。

日光浴が骨を丈夫にするということは、まだ医学的には完全に証明されているものではありませんが、いずれにしても、赤ちゃんのために何を目的として行うべきものなのかという点を、しっかり理解しておきましょう。

外気浴に連れ出すときは両手が自由になるグッズが便利

車でおでかけする赤ちゃん

まだ赤ちゃんを外に連れ出し慣れていないと、連れ出すときになにを持参しておけばいいのか気になりますよね。

まず、抱っこひもやベビーカーなど、両手が自由になるようなアイテムを使うのはマスト。アイテムを遣わず、抱っこしたままですと、人にぶつかったり、何かを渡されたときに赤ちゃんを落としてしまいかねません。そうなってしまわないよう、アイテムを揃えておきましょう。

念のためおむつやおしりふき、タオルも持っていきましょう。

持ち物はその程度で大丈夫。赤ちゃんと二人、ゆったりとした時間を過ごせるよう、ママもなるべく楽に出かけられることを意識しておきましょう。

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母と子の絆も強くする外気浴の方法

ママとベランダで外気浴する赤ちゃん

外にお出かけするときはぜひめいっぱいお子さんとの時間を楽しみましょう。赤ちゃんにとっては、すべてが初めて目にするものばかり。草木の手触りや香ってくる匂いについて、かわいいね、きれいだねなど、どんどん話しかけてあげてください

もちろん赤ちゃんが意味まで理解しているわけではありませんが、話しかけてあげるうちに、赤ちゃんも同じようにあーあーあーと声出しを始めることも。そうやって、母と子のコミュニケーションを増やしてあげると、なんとなくですが、聞いてくれているんだ、理解してくれているんだという風に赤ちゃんもリラックスして外気浴を楽しんでくれるでしょう。

また、話しかけているうちに、徐々に言語発達の基礎も築き上げられるので、見たり聞いたり話しかけたりを積極的におこなってみてください。

外気浴はママのリフレッシュにもなる

外気浴はいろいろと気を回すことも多いので緊張するかもしれませんが、逆に外に連れ出すのを恐れて、お家にこもりっぱなしというのは困りものです。ここでお伝えした注意点さえ気をつければ問題ありません。
我が子のためにと張り切って頑張るのも素敵ですが、外気浴はママにとっても大切なこと。外の新鮮な空気を思いっきり吸っていろんなものに目を張り巡らせてみましょう

我が子と見るなにげない風景は、以前みていたものとは違って見えるはず。
今まで見ていたようで見えていなかったもの、気づかなかったことに触れて、1日1日をより有意義に過ごしてみてくださいね。